魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

文字の大きさ
505 / 1,528
第13章 新入社員と改革のススメ

第502話 魔法の強化は、常に強化に耐えれるかの方が課題だ。

しおりを挟む
 こちらも向こうと一緒で、取りあえず資金やDPを蓄えつつミヨちゃん偵察部隊を偵察隊として、ザガートン南部に派遣。情報だけ収集させることにした。ギルドとかち合う事が無いようにに警戒をしなくては…。
「でだ…残ったのがこの課題だ。」
 そう、結構順送りにしているが、狩人の生存能力と、火力アップの件だ。こちらは、糸の技術をはやらせて、それで装備品を作ることにした。ただ材料は難航した。弓に使うには接着具合が足りず、守の素材の方は、制作に毛皮を消耗する。そうなると無駄が多い、一応言っておくと、モンスターは素材をダンジョンに吸収させると死体からの損傷割合に応じたDPを還元する。その為、血抜きの為に捨てられた血でさえ量に応じたDPになる。が、この死体、加工して価値をあげたら…当然その価値に比例したDPを得る。通称モンスター紐はダンジョンで作成すると。毛皮一枚で作成すると、大体…250DPの毛皮に対して、12500DPとなった。加工に手間がかかる上に上部債もないが、鑑定によると性格がモンスターに近くなるという効果があるそうだ。逆に怖いわ!そうなるとこれも狩人強化に使えない。その他の素材だと弓の減としては全く使えなかった。
「これは…どうしようもないじゃろ、こうなると、飲食とか、別アプローチをした方がいいのではないのかのぉ。」
「どういう事だ?」
 まあ、ドランがこうして、暇つぶしに来ることも多いが、結構情報交換自体はしている、水木ともだ。そうでないとモンスターの生成のリストがおっかない事になるからだ。
「飲食とか、狩人自身を強化してはどうじゃ?」
「そう言うものか?」
「よく食事の改善はそのまま、発展を促すというからのぉ。」
「そこからいってみるか…。そっちのアプローチから…か…。」
「それかもっとファンタジーな解決法を探る事じゃな。」
「ん?」
「魔法があるのじゃろ?付与魔法のあるのじゃろ?道具の開発はどうじゃ?」
「確かに…でもな…。」
 そう、付与魔法は中位魔法。中位職業でなくては覚えれない…人間にはとても貴重な技術である。

 ただ、付与魔法は確かにいいアプローチになる、機能限定した道具の配布。魔法の規制が叫ばれる中、これなら突破できると思いたい。ただ付与魔法の効果について、地味に問題になる事が発覚した。強化割合に計算式が存在した。

強化ステータス割合=エンチャントされた物体との接触面積割合×付与した人物の付与レベル%

 である。付与した布がある場合、その布と本人の接触割合に応じて増減する。が、これにもトラップがある。ステータスがアップすると、その分疲労しやすくなる。STRアップの布で発現した事だ。これが非常に…問題となった。筋力も上がるが、その分疲労しやすくなる。テストはジャンが行っている。…周りにテストしていい人間がもういないからである。そうしたところ、全身タイツ状のSTRアップ布は。大体5倍の力が出る凄い者だった。但し疲労は100倍。重い物を持って下ろせば即筋肉痛の激痛が来る。しかも体の呼吸に使う筋肉も疲労し、不随意筋も動く力が強化され…疲労に加担する。どうもこのSTRアップ…すべての筋力をアップさせる効果がある、非随意筋込みで。こうなるとこれ、強化しすぎると人間が死ぬ恐れが出てきた。例えば心臓は筋肉の塊だ。ここの筋力を増強させると、血流が速くなり、早く”酸素”を消費してしまう。また、不随意筋も静脈的に動いて栄養がまわされている。この不随意筋に筋力がアップされると、むろん酸素の消耗が速くなり…血中酸素が足りなくなり、死ぬ可能性がある。…なんか強化魔法が怖くなってきた。翌2倍10倍とか書かれるが、あれ起動したら、筋肉の”柔軟性”が耐えれなくなって筋肉が引きちぎれないだろうな?なので、この布は廃棄した。ついでに損傷すると効果が減るので。それも非常に問題になった。切られる、焼かれるで消耗すれば、急激に筋力が低下し…動けなる恐れが出てきた。改良しないとまずい。
「一応検証はしておったのじゃが、こういう恐怖があったのかのぉ…。」
「龍族は巨大だから、包むほどの素材が無いのが運がよかったのだろう。」
「検証はやはり色々せねばならんのじゃ。」
「でも、これだと付与魔法は危ない事になる。」
 VIT,INT,MND、AGI…肉体的な物は全て筋力での消費を加速しうるし、頭脳的な物は精神的…即ち脳の能力や感覚を刺激するだろう。となると、強化分疲労する。となると、地味に使えない。単に人にかけるだけなら、一時的なので、そこまででもないが、付与魔法の多くは維持に”最大MP”を用いる。なので、戦闘が終われば解除しないと延々と回復しない。しかも術者と、対象が一定距離離れると自動で勝手に解除される。微妙なところで扱いにくい。その為、付与魔法案は立ち消えとなった。

 ついでに検証したところ、VITは長時間付与で吐き気を催し、INTは自動MP消費+頭痛、MNDは思考鈍化。、AGIはSTRと一緒の急激な疲労となった。立っているだけで疲労する。という意味らしい。ただ…2週間後に結果を聞くと何故か、太ももと腕が太くなり、飯がうまくなり、鑑定してみると、少しだけINT,MNDも恒常的アップが確認された。意味不明にもほどがある。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

処理中です...