魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

文字の大きさ
546 / 1,528
第14章 下部組織は基本押し付け

第541話 川での貿易の欠点は川登の面倒さ、

しおりを挟む
 王に合うの事態は簡単だった。…賄賂握らせた。こう言う”困窮地域”におけるわいろは結構効く。それを渡して、素早く通してもらった。
「でもこれは?」
「一応練兵場に運ぶつもりだ。でないとこいつを運び込めないからな、こいつの説明がすべてを握る。」
 我々が着いたのは、練兵場と言われた、ただの広場だ。但し意外と久が無く、外にあけっぴろげだ。…ぐ、体育館を建築したい、この無駄設計をやめさせたい。
「…急いできたが?オーキド殿。」
「は、ヘイか。今回は様々な提案を持ってまいりました。こちら、わが承認仲間の…。」
「イーハと申します。今回はオーキド殿とこの国の力になりたいと思い。こちらの”ゴーレム車”をお持ちしました。」
「これがか?」
 官僚含め、人々が集まる。
「これが…でも確か息きは禁止されていた筈では?」
「はい、その通りです。」
 実はこっちがすべての大本の製造元で、他の地方にあるのはこのゴーレム車のコピー品だ。なので、これが大本である。だがそれは言わない。
「ただし、バラバラにされたパーツを、持って来て、組み立てました。こうすれば、この地にゴーレム車の恩恵がえらてます。」
「…さすがだな、これを売るのか?」
「それもあります。が、これの通行と、今後のこのゴーレム車に関して、王に助言したいことがあります。」
「…イーハ、オーキド、こちらに来い。後、騎士団長。それを運び込め。貴重なゴーレム車だ。それを基に。」
「はっ!」
 実は、これのレプリカはたくさんあるが、実際に成功したのは、精密にパーツのは狩れる”ダンマス製”に買着る。それも結構ゆがみが絡むので、かなり取り付けが甘い。こちらはそれに疑似ゴムや板バネなどを付け、タイヤを補強したタイプだ、ただ、そう言われる間に…ある部屋に通される。来たのは王都、宰相らしい二人のみだ。
「今回の提案とは?」
「できれば、あのゴーレム車を生産する許可と…後、東の山の一部、ごく少数だけを開発する許可が欲しいのです。できれば…。」
 その言葉に、王と、一緒に来た宰相らしき…。
「…ゴーレム車の話は聞いておる、改造すれば人でも引け、動物でも引けること。そして、ゴーレムに魔法が欲しい事だ。」
 …結構知っているな、実はザガートン大陸南部では馬と牛を使った、馬車、牛車が少数確認されている、北部の承認からゴーレム車がもたらされたが、ゴーレム車だけで、ゴーレムを作れる。魔法使いが一緒でないためだ。その為、代用品としての馬、牛が流行ってきている。
「…はい、パーツも無ければ、魔石もございません。」
 そのうえ、そのゴーレムを長時間動かす糧としての”魔石”が大量に欲しがられている、ある意味ゴーレムが重要資源として価値が存在している。だからこそ、この国で大量に買った魔石は…。
「それにあの東の山をゴーレム車は越えれません。」
 そしてゴーレムはひたすらに重い。うちの中抜きゴーレムでも重さが無いと、車の荷重に負けるため、一定以上の重さが欲しい。何より…あの台車地味に重いのだ。
「分かっておろう?あれにこの国での意味はない。」
「いえ、ございます。これこそが商機だと思います。」
「どういう事だ?」
「川のぼり、それで意味が通じるでしょう。」
「あ…。」
「むしろここでゴーレム車を大量に…。」
 川のぼり、ここは川を使った商業ラインが有名である、川上にいるので、船を作り、川下に物を運ぶ。ただしこの後が問題となる。この逆方向に物流は存在しない。商人が一人歩いて帰るしかない。その為、この国は北側の木を対岸の国か、川下の国に送る。この対価は”金貨”以外機能しない。なぜなら運べないからだ。その物流を変える。それがこの提言だ。
「それを隣国に持って行けば儲かっただろうに、うちでは小商いもいい所だぞ。」
 やはり、この王は…地味にやりにくい。そう、この話一軒こっちに有利だが、普通に考えれば隣国に持ち込む方が規模も大きい、これはここが川の上流に位置する都市で、同じ個所でも対岸の南の国とは人口、規模が10倍以上もの差がある。当然普通に考えてこの話を持ち込むには。
「それには中央の谷が邪魔なので、迂回路が欲しいので…。」
「フン、私を試す気か、それなら…南の黄金街道を通せばいい。」
「いえ、この国が最適でございます。」
「どういう意味だ?」
「この国を栄えさせるものとして、ある二つの提案をお持ちしました、一つは川登の拠点としてこの西の国と条約を結び、往来の許可を…そしてもう一つは東の森から通じるゴーレム車用の秘密洞窟の仕様…又はトンネル許可です。」
「どういう意味だ?」
「今も確か山向こうの軍隊の状況を確認に向かってらっしゃいますよね。」
「ああ、そうだが?」
「当然、秘密通路か、山の上からの密偵という事になります。また、この手に持つだけの反油では、この王国に物を持ってい来る利権は徐々に薄まります。そこで、街道を整備し地下を通ずるトンネルを開通させ、それを川下に売りつけます。当然川下の商品を持ち運べる環境さえ整えば、ここは一台流通地となり、通行税のさらなる上昇が見込めましょう。」
「夢の産物だな。」
「いえ、こちらをご覧ください。」
「…これは?」
「我が商会員に書かせた、大雑把な隣国ザガートンの地図と主要都市、そして草原諸国の東3国との地形図です。」
 出したのは、この周辺の国の地図だ、当然用意しないと地政学的利点の説明はできないだろう。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

処理中です...