613 / 1,528
第15章 オペレーション:ハッピードライブ
第607話 忙しい仕事こそ売り込みのチャンス
しおりを挟む
フェルミィが行軍の料理の下ごしらえをしているときにダンマスSNSにある広告が書かれる、
『現在勇者大陸にいるダンマスの皆さんに、勇者との交流の場所を設けて欲しいとの意見が来ましたので、勇者が一堂に会する”壮行会”を開きます。場所は”魔の森の魔王城”となります。そこでは人間型であるなら服装自由ですので、ふるってご参加ください。』
という物だった。これはミラージェ経由で提言した”対スキュラ対策”だ。この最後の魔王行軍の為に集結する。各地の98名近い今回は勇者名が参加するらしいというのも、音無に頼んで、この”お願い権利と帰還可能かもしれない”という話を喧伝。後になると、戦闘を絞った勇者たちが参加するに至った。また亜人同盟の各員もこの宣伝により参加。こうするころで、スキュラに対するけん制とした。勇者だけなら、ダンマスの数が少ないなら亜人だけが敵として攻撃する可能性があった。そこで、これに呼応させ”魔人連合”も参加することを表明。牽制とした、当然スキュラも”参加声明”を出した。これにより魔人連合の全てのダンマスとエージェントが乗り込むことになった。
「でもなぁ…。」
「働け!」
ジャン含めた俺達は急に増大した”パーティ人数”に対応させるため、パーティ料理を作ることになった。道隆たちはまた別に保存食の制作にかかる。その後2週間かけ勇者たちは従者を連れ、見つかった魔王城(本当は設置)に乗り込み、全員で魔王と戦闘。こうすることで、勇者帰還事業が一段落する。
「でもよ、人数はやばくないか?」
ただ、今回は黒川が連れ込んだ。エージェント共々パンを練り、スープを寸胴で作る作業だ。DPでもいいのだが。これはつじつま合せという観点もある、
「でも…。これでいいの?」
そう、勇者の話と…。その他に入っていないのが”願い事をかなえる奴の範囲”だ、それが”従者と援助者”も含むのだ。そうなると今k内の援助者はリンシュメルトの南。エルシュウッドのネルなど、この大陸の国王たちだ。これも規則があり”人間の王”が欲しいらしくそれも何と用意済み。そうなると予想はつく…。
「分からんけどねぇ。」
実はこの状態で勇者がいなくなっても地味に亜人は何の損もない。その上も売勇者が脱走とか含む”管理コスト”がない事になる。これはブーストした以上に相手に何の損もない状態なのだ。…難しいな、今回は。こっちは料理を作っている先で鳥海達もやってきて、当日の勇者たちに紛れて…従者になる予定だ。
「でもあんた。」
忠道隆と従者の女の子は下ごしらえの準備をしてくれていた。香草と人参で臭みを抜いたパークボアの骨を砕いだものを濃し布にいれ、豚骨スープである。正確にはボアスープだが。今回は飯垣特製のスパイス作成だ。これを高熱で炊いた上に脱水だけを行い、塩を入れつつエキスを濃縮しで、粉状にした。…飯垣曰く”調理塩の失敗品”と呼ばれる濃厚豚骨塩の完成だ。ただ、魔法をこっちで使いながら、
「でもこれ、骨ですよね…。」
「そうなんだけどさ。どこから?」
「うちの地元からですぅ。手を、手をちゃんと動かしてくださあぃ。」
フェルミィが指示を出している、これが失敗と呼ばれるゆえんは、地味にこいつ”焦げる”ので、魔法を使いながらこの重い液体を大きな匙でかき混ぜ液体は撹拌しないといけない。しかも暑くて重い。なので、地方での特産品で作るには”工業機械”が欲しかったのだが。それをSEに頼まないといけない畝いそれだけの予算が、村に無かった。手作業は試みられたものの…婦人会の寄り買いが耐えれる工程ではなかった。だが、こっちではそう言う”調味料”
にはうええいて、高額が期待できるうえにこっちには魔法による短縮が可能だ。その為労力さえあれば、絶品の調味料だ。
「分かってるけどさ、多くない?肉。」
猫耳少女がさばいているのは、パークボアの肉だ。向こうで大量発生させたうえで、狩人たちに狩らせて手に入れた今朝採れたもので、革の処理だけはこちらで行っている、が、肉は現地で裁いて鮮度を上げている、それが、50頭にも及ぶ。
「これもパーティ料理を請け負うイーハ商会の仕事ですぅ。」
「そ、そうなの?」
「これでも300人前の食事のですぅ。」
問題は2週間前にパーティをやったばっかりで前のレシピの多くは使い古しに見えてしまうという、同じ相手のパーティの2回目だが…。
「…それは?」
声のした方を向くと…リューネとその後ろはメイドのコクヨウだ。
「これはぁ。」
私は会釈する。
「この液体は?」
「これはぁ、壮行会のメイン料理の旨味香草串焼きの専用調味料ですぅ。」
ただ、実際は鳥ガラとか、もっといいのがあるのだが…。ついでにマルワール帝国ではムーア村特産”烏骨鶏鶏がらスープ”が最近の流行りだ。こっちはそれに比べると旨いにはうまいが、味が濃くて”しっつ濃い(誤字ではない)”のだ。
「今貰える?」
なんかリューネの目が、らんらんと輝いているのが分かる。
「ちょっと待ってくださいぅ。」
ダークボックスからパークボアの串を用意して、木の小瓶に入れたそれをふりかけ、手で軽くもむと、そのまま鍋を熱している火にあぶる。
「いいわね。」
「今回はぁ、これにぃ甘辛エルフ醤油を使った。たれの2種類を用意する予定ですぅ。」
飯垣のレシピが無いと…困っていたな。ついでに本人曰くは我々の串焼きを見て一度やってみたかった”謎にうまい謎肉串焼き”開発のために作った再現レシピだ。もう一個の甘辛タレは、隠し味に水飴と片栗粉(ジャガイモの粉)を入れてとろみをつける予定だ。お、焼けてきたな。
「どうぞぉ。」
2本作った串焼きを手渡す。それをリューネ達が無言で頬張る。
「む、うまい、濃い、」
「こっちの醤油や塩にはないがつんとした濃い味付けです。母上。」
「肉に血が入っていないのに血の香りがするワイルドな味ね。後で貰える?」
「壮行会の会場でお願いしますぅ。」
こっちは300人前の料理作成中だ。忙しいんだよ。
「…分かったわ。また今度ね。」
さっとリューネが去っていく、例え、鳥海にとって仇敵のようににくかろうが、こうした対応が大人の対応という物だ。
「でも…終わるのか?」
「急ぐですぅ。」
『現在勇者大陸にいるダンマスの皆さんに、勇者との交流の場所を設けて欲しいとの意見が来ましたので、勇者が一堂に会する”壮行会”を開きます。場所は”魔の森の魔王城”となります。そこでは人間型であるなら服装自由ですので、ふるってご参加ください。』
という物だった。これはミラージェ経由で提言した”対スキュラ対策”だ。この最後の魔王行軍の為に集結する。各地の98名近い今回は勇者名が参加するらしいというのも、音無に頼んで、この”お願い権利と帰還可能かもしれない”という話を喧伝。後になると、戦闘を絞った勇者たちが参加するに至った。また亜人同盟の各員もこの宣伝により参加。こうするころで、スキュラに対するけん制とした。勇者だけなら、ダンマスの数が少ないなら亜人だけが敵として攻撃する可能性があった。そこで、これに呼応させ”魔人連合”も参加することを表明。牽制とした、当然スキュラも”参加声明”を出した。これにより魔人連合の全てのダンマスとエージェントが乗り込むことになった。
「でもなぁ…。」
「働け!」
ジャン含めた俺達は急に増大した”パーティ人数”に対応させるため、パーティ料理を作ることになった。道隆たちはまた別に保存食の制作にかかる。その後2週間かけ勇者たちは従者を連れ、見つかった魔王城(本当は設置)に乗り込み、全員で魔王と戦闘。こうすることで、勇者帰還事業が一段落する。
「でもよ、人数はやばくないか?」
ただ、今回は黒川が連れ込んだ。エージェント共々パンを練り、スープを寸胴で作る作業だ。DPでもいいのだが。これはつじつま合せという観点もある、
「でも…。これでいいの?」
そう、勇者の話と…。その他に入っていないのが”願い事をかなえる奴の範囲”だ、それが”従者と援助者”も含むのだ。そうなると今k内の援助者はリンシュメルトの南。エルシュウッドのネルなど、この大陸の国王たちだ。これも規則があり”人間の王”が欲しいらしくそれも何と用意済み。そうなると予想はつく…。
「分からんけどねぇ。」
実はこの状態で勇者がいなくなっても地味に亜人は何の損もない。その上も売勇者が脱走とか含む”管理コスト”がない事になる。これはブーストした以上に相手に何の損もない状態なのだ。…難しいな、今回は。こっちは料理を作っている先で鳥海達もやってきて、当日の勇者たちに紛れて…従者になる予定だ。
「でもあんた。」
忠道隆と従者の女の子は下ごしらえの準備をしてくれていた。香草と人参で臭みを抜いたパークボアの骨を砕いだものを濃し布にいれ、豚骨スープである。正確にはボアスープだが。今回は飯垣特製のスパイス作成だ。これを高熱で炊いた上に脱水だけを行い、塩を入れつつエキスを濃縮しで、粉状にした。…飯垣曰く”調理塩の失敗品”と呼ばれる濃厚豚骨塩の完成だ。ただ、魔法をこっちで使いながら、
「でもこれ、骨ですよね…。」
「そうなんだけどさ。どこから?」
「うちの地元からですぅ。手を、手をちゃんと動かしてくださあぃ。」
フェルミィが指示を出している、これが失敗と呼ばれるゆえんは、地味にこいつ”焦げる”ので、魔法を使いながらこの重い液体を大きな匙でかき混ぜ液体は撹拌しないといけない。しかも暑くて重い。なので、地方での特産品で作るには”工業機械”が欲しかったのだが。それをSEに頼まないといけない畝いそれだけの予算が、村に無かった。手作業は試みられたものの…婦人会の寄り買いが耐えれる工程ではなかった。だが、こっちではそう言う”調味料”
にはうええいて、高額が期待できるうえにこっちには魔法による短縮が可能だ。その為労力さえあれば、絶品の調味料だ。
「分かってるけどさ、多くない?肉。」
猫耳少女がさばいているのは、パークボアの肉だ。向こうで大量発生させたうえで、狩人たちに狩らせて手に入れた今朝採れたもので、革の処理だけはこちらで行っている、が、肉は現地で裁いて鮮度を上げている、それが、50頭にも及ぶ。
「これもパーティ料理を請け負うイーハ商会の仕事ですぅ。」
「そ、そうなの?」
「これでも300人前の食事のですぅ。」
問題は2週間前にパーティをやったばっかりで前のレシピの多くは使い古しに見えてしまうという、同じ相手のパーティの2回目だが…。
「…それは?」
声のした方を向くと…リューネとその後ろはメイドのコクヨウだ。
「これはぁ。」
私は会釈する。
「この液体は?」
「これはぁ、壮行会のメイン料理の旨味香草串焼きの専用調味料ですぅ。」
ただ、実際は鳥ガラとか、もっといいのがあるのだが…。ついでにマルワール帝国ではムーア村特産”烏骨鶏鶏がらスープ”が最近の流行りだ。こっちはそれに比べると旨いにはうまいが、味が濃くて”しっつ濃い(誤字ではない)”のだ。
「今貰える?」
なんかリューネの目が、らんらんと輝いているのが分かる。
「ちょっと待ってくださいぅ。」
ダークボックスからパークボアの串を用意して、木の小瓶に入れたそれをふりかけ、手で軽くもむと、そのまま鍋を熱している火にあぶる。
「いいわね。」
「今回はぁ、これにぃ甘辛エルフ醤油を使った。たれの2種類を用意する予定ですぅ。」
飯垣のレシピが無いと…困っていたな。ついでに本人曰くは我々の串焼きを見て一度やってみたかった”謎にうまい謎肉串焼き”開発のために作った再現レシピだ。もう一個の甘辛タレは、隠し味に水飴と片栗粉(ジャガイモの粉)を入れてとろみをつける予定だ。お、焼けてきたな。
「どうぞぉ。」
2本作った串焼きを手渡す。それをリューネ達が無言で頬張る。
「む、うまい、濃い、」
「こっちの醤油や塩にはないがつんとした濃い味付けです。母上。」
「肉に血が入っていないのに血の香りがするワイルドな味ね。後で貰える?」
「壮行会の会場でお願いしますぅ。」
こっちは300人前の料理作成中だ。忙しいんだよ。
「…分かったわ。また今度ね。」
さっとリューネが去っていく、例え、鳥海にとって仇敵のようににくかろうが、こうした対応が大人の対応という物だ。
「でも…終わるのか?」
「急ぐですぅ。」
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる