魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第16章 途中退社は残された者がつらい

第630話 有利の裏には不利がある。両方知って初めて運用である。

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「流石にこれは…。ちょっと考えさせてほしいだわさ。」
「リスクが重すぎです。」
 サブファクターの効果を聞いた水木、鳥海の両名の反応がこれである、私たちが、メインダンジョンにこだわりサブマスターをあまり置かない理由がここにある、

 サブダンジョンのダンジョンマスターはまずモンスター枠から選ぶ。通常幹部級だ。そしてサブダンジョンのマスターになると”副経営者”の扱いとなり、配下ではなくなる、なので、”配置換え”による移動の対象から外れる、ついでに給料はこちらから支払い、サブダンジョンの収益はいったん主人側に入れられる。それから再分配される形だ。大抵はというか、サブダンジョンは私以外経営していないのもこの”配置変更不可能”と”サブダンジョン自体が維持費がかかる”という点だ。サブダンジョンのマスターは配下ではないので、配置変更はできない。ので基本ダンジョン以外に移動不可能だ。但しサブダンジョンマスターの配下(最大10名、1枠購入350万DPからコスト倍増)はサブダンジョンマスターの意志で配置変更が可能だ。非常に、高コストだが、人を誘因したり、囮や前線基地として使う分はありだ。ついでに体内ダンジョンのタミさんは”配置変更可能”だ。そして量良い木についてはサブマスターの分だけ領域可能エリア上限が増える。但しこれらはサブダンジョンが陥落すると、消滅する設定がある。滋味にサブダンジョンの配置が頭痛い。

「アチシはちょっとこれはきついだわさ。」
 鳥海が言うには鳥海ダンジョンの切り札である”ミギール”、”レフティ”の二人は鳥海ダンジョンを支える貴重な戦力だ。後は今は多くが隊長である現在は”バードマン”部隊がメイン構成となっている、がこの二人移動力も高く、それでいて軍人の心得がある。この二人を配置変更できなくなるのは痛手である。と判断したらしい、現在の2名は一人は北の国境線の守備、一人は南の国境線の守備となっている、もう一個”西の国境線”は西の辺境公が守っている、このうち3番目の西の国境線を魔人同盟が狙ってきた場合、配置変更ができるのとできないのでは戦力に差が出過ぎるのだ。部下を育ててもいいが。これはあえて欠点を残し、戦闘位置を固定するという戦略的意味合いもある、なので、配置変更が肝となっている以上鳥海がサブダンジョンで固定する対象がいないって事になる、ついでにミヨちゃんと、オウルの両名はこっちのダンジョンの出入り口経由で移動するので、あまり…偵察任務に不便さはない。
「私もです。会議が必要になるので。」
 水木の方はもっと事情が違う。水木は現在本体のダンジョンは”診療所”がゲートになった”王国”全体が水木のダンジョンとなっている、なお接続すればサブダンジョンマスターとしてエルフの男の子がサブますスターになるだろうが、部下がそれしか生産していない。どうも、本人は診療所とそれを支えるスタッフ以外のモンスターの生産を嫌がっていた。こちらから王国にもダンジョンをと説得していたが、新規でモンスターを作りサブマスターにすると、というより、今までダンジョンを作ってきて結構失敗が多かったり、してきた。そうなると、新規でモンスターを作って、そいつと信頼関係ができるまではサブダンジョンマスターはおけないのだという。まあ、実際どういう性格の魂を引くかで正確にいろいろ難があるやつが来かねないのは私もわかっている、その上、ダンジョンの設置の際には王宮で、相談しないといけない。それが、結構地味に頭が悪いらしく…それがあって王子を教育する気になったきっかけらしい、
「…向こうの王様が喜ぶはずだわさ?」
「それが、メリットも理解できないようで…。」
 水木は地味に千鳥万花に来てから医療的にも後衛生的に知識チート革命をしたかったらしいのだが…それが王様の頭に理解できなかったらしい。なので、費用も改革も却下された。異世界チートでありえないこと第一位が”伊勢勝ちチートに理解ある王”になるとは、と水木も泣いていた。これについて水木は地味に南にも聞いていた。そうした所。それは勇者大陸の勇者でも一緒で。仕方なく勇者に金を貸して国の力を借りずに民間承諾でさせて…例を見せてどうにかこぎつけたという物も多い、そう言う意味で奇なりそろっていたリンシュメルトは幸運だったと彼女は言っていた。そんな事があったのか。
「となると…。」
「ダンジョン設置には、アラン王子の成長が不可欠かと、」
 学習に言った実績と、本人にダンジョン経済を見せつけて、どうにか導入を迫りたいのが、水木の考えらしい。ジャンによると魔人連合でもこっちの真似で食料が出たり、魔石と交換する食料などで、食料を到達できるダンジョンがいくつかあったらしい、これはマルワール帝国も一緒だ。そうなると、王国も出来れば…導入したい。がその利益が理解されない。ついでに結構平和なので、できても冒険者とかができるのかも不安なうえに、どうも、”治安低下”の話も出てきているらしい、なので、ダンジョンをおく位置が無いという意味で…サブダンジョンはだめらしい。
「というわけで、しばらくはそっちのウルフェちゃんに頼むだわさ。」
「う…。分かった。説明はしておく、」
 結局,亡はウルフェに、幻はミヨちゃんに、魔はオウルに渡した。私が持たない理由?多頭のサブダンジョンマスターはファクターを追加で得られないが、私達ダンジョンマスターは首が増えた際には”後で決定できるファクター一つ”を得ることができるからだ。そこで同名のファクターを選んでもいいと思うとこれをダンジョンマスターに持たせるのは…無知の極みだろうよ。
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