魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

文字の大きさ
887 / 1,528
第20章 それは柴崎エナリシア

第879話 新しい法律のある世界は後付け規制はかなりある

しおりを挟む
 一応鳥海さんにギルドカードのメールで連絡を取ったらあり得ないほどの長文で返された。マジ説教のレベルだった。そして、とっとと決めろとの発言だった。トリアの方も任務地に行くにもう少しかかるので。一日休みを取って会議室・・・フェルミィのコレクションに会議室は三つ作った。一つは広いだけの安い部屋”公民館”である。中は木の板とちょっとした高い場所だけ作り、それだけしかない家である。が、これが意外と根強い人気である。ダンジョンのルーム扱いなので、意外と使い勝手はいいらしい。次は普通に黒曜石と安っぽいレザーでで作ったパイプ椅子と一枚天板しかないので一枚天板を使った会議用テーブルを使った”会社の会議室”だ、なお付属品で黒板は…一枚無垢板の普通の樹木板を用いた。。チークとして貝粉ではなく灰を固めた炭を使ったものを用意。これの個別販売も行っている、ただこれは人気がない。黒板使わなくてもいいという意見と、三つめの方の人気があるからだ。三つめは総レザー張りの豪華な毛皮の毛を中に詰めたソファーとサイドテーブルを使ったラグジュアリーな会議室”社長の応接間”である。これは特にダンジョンに見栄を切る黒川ほか複数のダンマスから要求が多い。今回は会議が長そうなので、社長の会議室を作り、そこで4人が顔を合わせることになった。
「4人のファクターを決めないと不味い…ですか。」
「そうなのよー、鑑定だと今ファクターがない状態なのよー。」
「それはまずいである。勘ぐられる恐れがあるのである、」
「分かっている、」
 脳内会議を外に出した感じだが、並ぶと圧迫感凄い。おっさん一人と、クール警備所。小悪魔警備所そしてアクエリアスのワタは外見が幼女だ。
「とりあえず方針は決まっている、そしてもう一つの計画もある、ファクターはそれを見越したものにしてくれ。」
 そう、偽装工作用に今までオルトロスの首(自分の首のダンジョンマスターのみを対象にした同盟)は表に立たない組織であった。まあ自分の首の間だからそこまで不便はないが、これに実はランキングにかかる分の余分な出費が引かれる、これが結構多い。実際フェルミィのダンジョンはそこまで大きくないがミラージェは本人が稼いだ分即ち”商会利益”がランキング対象として…結構ランキングが個人限定で高いのだ。それを隠したとして、結構高い金額のDPが取られている。その経費を削るチャンスと共にイーハ商会の主、ミラージュが別のダンジョンマスターだとして公表して…ダンジョンマスターの数を水増ししようという考えだ。ダンマスの数が5人(うち1名は秘匿)ではスキュラに並ぶ少数ダンジョンマスター組織だ。これは地味にまずい。実際はこれに3人が追加されるがタミさんの存在は公表できない。あとの二人であるミラージェとフェルミィ、そして今度追加されるワタのファクターあったりする。だからこそ考える、何のファクターか
「まず決まっているのは二つ。私が…金銭関連で」
「私がぁ匠系だよねぇ。」
 これはすっぱり決まった。こういう称号というかファクターネームに憧れてしまう者だ。
『あと二つ、』
「どうしたサンテ?」
『二つの制限が上司より宣言され、実行されました、上位ファクターの扱いの追加です。まず上位ファクターを持つ同盟の新規ファクター決定においていかなるダンジョンマスターとも同じ名前のファクター名は設定できません。そしてもう一つは追加設定一つ毎に”修復されたダンジョンコア”一つを要求します。』
 …なんだそれ。
「その修復されたダンジョンコアとは?」
『インスタンスダンジョンや、ダンマスを倒したときに出る、ダンジョンコアの残骸です。破壊状態に応じたDPが修復に必要で一個当たり700億DPを要求します。』
「いくつある?0ならどうしようもないが。」
『現在8つあります。』
 …結構きついな。というより、これらはあれか今まで破壊したインスタンスダンジョンのコアか…。
「また今回の件で皆様の分4つ迄は交換で対応するそうです。また同じダンマス同盟内での上位2回目以降はコア2個と一個ずつ増えます。」
 優しいように見えて、これは規制だ。私たち以上は広げるなよって事だ。修復できるコア数は交換4つしても後4つ、後はインスタンスダンジョンを探して破壊しないとファクターの強化はできない。又私達でもう一個上位を組むならもっと規制するという意味だ。当然これらはメンバーのダンマスもやりたいだろう。かなりきついな。」
 そうなると、もっと考えないと。組み合わせは作りたい。

 で、鳥海の持っていた国語辞書を基に話をした結果こうなった。

ミラージェが”買”のファクター。そしてフェルミィが”売”のファクターだ。そしてワタが商の下位であると思われる”店”のファクターだ。
 商売系のファクターが地味に分散して纏まらずにしかも取られていないのが分かった。これはチャンスだ。
『では、3つのファクターを制定します。買のファクターの効果は”基本ダンジョンショップの購入金額半額”です。そして売のファクターの効果は”ダンジョンのDP変換効率2倍”です。そして店は”店番設定可能”です。』
 うち二つは理解できる、基本ダンジョンショップはダンジョンのルームや後は魔素栄養や変身や人化などの基礎的ダンジョンオーブなどの販売だこれが半額は特に変身が購入出来たりする上では大きい。がショボいといればショボい、そしてDP変換効率は俗にいう”売値二倍”という効果だ。これも微妙に近いのは貝に対して売りが1/10であることが多く、そう言う意味では大した収益にならない。しかもこれと”モンスターの死骸”は別扱いで値段が決定されている。これはある検証スレで発覚している、これがダンマスの職人減少に一躍買っている、
「最後の店番はなんであるか?」
『これはダンジョンコアがダンジョン内のルーム販売に追加された”ダンジョンショップ”でのみダンジョンコアの幻影が店番を行い物を販売できます。』
 微妙だがダンジョンをまじめに経営している限り、無敵の店員がいる販売ショップに人員をさかなくていいのが利点だ。が、微弱と言えば微弱だ。
「利点はあるの?」
『利点はまずこの販売は全てダンマスの持っているアイテムからランダムになります。このショップの拡張は各店舗ごとに行う事が可能です。』
 …もっとやる気がなくなる内容を。…使い道はあるのか?
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

処理中です...