魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第20章 それは柴崎エナリシア

第911話 融資の依頼は中堅でよく来ます。

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 ドランと別れ、私は金額を出し…薔薇と白い月のある配役に気が止まり、オークションに参加することになった。それが”錬金貴族マリモッサー家”の当主の地位だ。地味に貴族で前回なった奴がいない上にどうもこの役職は学園に錬金術を教える先生の配役で但し俗にいう”モブ貴族”の位置にいる、学校の画面でも背景にちらっと小太りのおっさんが映る。そんな配役だ。なお息子は3での主人公の同じクラスで、錬金術で張り合うライバルの一人だ但し序盤で敗れる。何とも言えない地味さ加減だが。そこの周りの構成人数に目を付けた。今回行くなら、こっちにするようにミヨちゃんたち及び…ミラージェたちに連絡。早速必要枠分だけ購入した。…サンテには予定金額を伝え、確実購入を指示した。で、連絡がきた購入先はオウルは”鍛冶屋”ミヨちゃんはメイド。ミラージェが奥様。フェルミィが錬金工場長、となった。後のメンバーの傘下は…鳥海も参加しないので、知らない。ワタはこっちに残り体の練習だそうだ。エナリシアは勇者に追従しウルフェはダンジョン管理に戻る。
 ただ、各部課に第一階イベントの内容を聞いてもどうも要領を得ないが、ダンジョンに誘われて向かう者の一般人の体ではダンジョンは無理で、むしろ人間の体に慣れるまで時間がかかり、運動も行かせない、レベルも低く、体も動かないので、不自由極まりない状況だったらしい。その為、一般人にはせずこっちに予算を通して、もう少しいい魔法使いとかを買う予定だったという。後参加するのはドランだけだ。部下たちは例の事があるので放置。ドランだけが行ってダンジョン保護を勝ち取る予定らしい。後、この3年の時間を使わないとレベルが強者と言われるだけに追いつかない可能性があるのだ。だからこそ、乙女ゲーなんて参加しないと不味い。
『すいません。マスター、ダンジョンバトルの申請です。』
「だれだ?」
『パンダ同好会、徳永様です。後、黒木様も。』
「…先んじて徳永から受ける。悪い予感がする。」
『分かりました。相手と調整の上で、セッティングを行います。』

「今回…私たちは主人公を手にして…3年間の平和を勝ち取りたいわ。その為にあなた方に同盟として協力して欲しいの。」
 徳永が来て、後ろに柳田が控える中一発目がこれだった。
「…同盟を盾に何が欲しいんだ?」
「主人公アンジェラの地位よ。27億の融資をお願いしたい。」
 金の無心だった。確かにこれを買えるのは私達が旧魔王軍だろう。スキュラは今や借金漬け。借りられる相手は黒木か私達だろう。25億DPは無茶だと思うぞ。
「…私の裁量では無理だ。会議にかける必要がある。その金額だとな。それに鳥海に頼まないのか?」
 ダンマス女子会の理事というか、会長である彼女はダンジョンの古株女子のトップを務めている。鳥海に言わせればこういう活動で、相手に足を引っ張り団体圧力を言う力の代わりに、飛び出ないという枷を与えるという、政治家古来の手法らしい。
「それは頼むんだけど、あっちだと、無茶言うなって言いそうなのよね。互助会の融資枠ではこれは無理だわ。そこで組織同士で話を通したいのよ。だからそっちにね。」
 確かに頭がいいが、要するに借金の願いだ。
「分かった、会議には通して鳥海と相談する。だから一度帰ってくれ。すぐに連絡するからな。」
「よろしく頼むわよ。」
 徳永は去っていった。嵐のような女だ。さて次は黒木だ。

「今回、お前と私達でゲームの侵攻とやらを遅らせて、経験値稼ぎをしたい。だから、資金的に協力して欲しいんだがな。」
 ん?どこかで聞いた流れだぞ、これ。
「…こっちの条約を盾に何が欲しいんだ?」
「娘が主人公のアンジェラをやりたいと言っている、27億の融資をお願いしたい。」
「おい。」
「何だ、急に。」
「い、いやすまない。」
 思いっきり口に出ていたが、考え方が、徳永と一緒じゃねぇか!
「でもその金額は条約や同盟の融資額を超える。流石に会議にかける必要があるぞ。」
「分かっている、だからこそお願いに来た。できるだけ早い方がいいからな。」
 確かに隣人との戦争状態は回避したい、だからと言って25億DPは払い過ぎだ。
「それにだ、ここまで来ると私のポケットマネーでは無理でな。そこにエージェントを送り込んで、どうにか稼がせたい。そうでないと…分かるだろ。」
 そう、実は分かってきたのが…地味に黒木たち、弱いのだ。地元から勝ち上がれるだけの力とテクニックはあるが、それにステータスや資金力が追い付いていない。こっちがパワーだけのブルドーザーなら向こうは小回りの利く軽と言った区分が正しい関係だ。その軽の欠点は軽い分パワー勝負に弱いのだ。こうした資金力勝負とかだ。流石に渡してもポケットマネーで54億出すほどはないぞ。どうする?
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