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第22章 勇者大下の冒険
第1010話 貰った対価は緊急速報でした
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帰った私達はワタ、フェルミィを体に戻して休息させてミラージェと、留守の間に起きたことを確認する。実は多頭展開には欠点がある。頭を分けた分だけ、頭の周りも遅くなる。
ステータスが指数関数的に能力が向上するというと分かりやすいだろうか。5が二人と10が一人なら…計算速度は10が一人の方が早くなる。これがあるので、多頭は
頭が良くなる半面…分け方次第では馬鹿になる。最低限度を割り振らないとその低い方に頭がつられるのだ。そうでないなら体にしまって、パーツの一部として使う方がいい。
そう言訳で戻ってもらい、サンテに今までの報告書をまとめて…。
『井原!緊急会議だわさ!』
「どういう事だ?」
オフィスにいる時に鳥海の声が伝わってくる、こういうときはコアがつなげたんだろう。
「ホワルカナンに勇者発見だわさ!」
「は?」
『魔人から、エージェントの謝礼として情報貰っただわさ。どうも勇者が誕生して、ギルドが目を掛けているだわさ。…こっちに情報が流れてこないから…極秘だわさ!』
「…少し待て、そっちに向かう。ミラージェ、行くぞ。」
「は。」
事の始まりは乙女ゲーの薔薇と白い月イベントの一か月ほど前にさかのぼる。ホワルカナンに勇者が現れた。という情報だけだ。今回は裏含め5人のメンバーが全員
揃っている。
「勇者…リンベルト?」
「そうだわさ。情報提供を基に…ミヨちゃん達に頼んで偵察してもらっているだわさ。どうもホワルカナン宰相派の下級貴族の出らしいだわさ。」
画面には5歳程度の小さいお子様が映っている。その脇にはメイドさんだ。本気でこれ…うわ…、
「でも…これだと…。」
「徳永はもう…ギルドに報告済みだわさ。だからては出せないだわさ。だけどこれは勇者を取り込み、スキルを稼いでDPを得るチャンスだわさ。」
ふむ…。
「でも普通の子だのぉ。」
「ですね。私が行くこともないでしょう。」
「勇者か…。ふむ、面白いのぉ。でも意味はないかもしれんのじゃがの。」
全員が勇者に対して乗る気でないようだ。
「まず、ここでギルドから貰った例の特典の話が来る。勇者が魔王を倒す時、その従者も”願いをかなえる権利”が発生する。どんな願いでもだ。」
私が説明する。勇者が現れたというのはそこまで大きい。
「ただし私達の多くは御子柴達含めた勇者から貰ったスキルがある。が、これを公表していない。」
「確かにのぉ。」
「それにだ、勇者をパンダに独占させると、願いでこっちに不利な事が起きるやもしれん。それにだ。そうでないにしても得点にあることが絡むのは分かっている。」
「なんですか?」
「エナリシアが言うには…従者はそれだけでレベル上限が+10される。という事だ。そして転職の一部にはこれらが関係し、…ステータスがかなり上がると。」
その言葉には全員が喉を鳴らす。
「前にはスポット参戦でスキルしかもらえなかったが本当は”レベル上限+10”が肝要な可能性が高い。となると、固定枠でのスポットが欲しいだわさ。」
あまり言われない話でもないか…ダンマスの多くが保身のためか自身の強化を第一に考える。普通のダンジョンの多くが、ダンジョン防衛として”ダンマスの強化”に
予算を吐き、ひたすらダンマスを強化する事例が多い、私達もそうだ。そのレベル上限+10がいかに甘美かよくわかる。
「だけど誰が行くのじゃ?」
「だからこそ…ここでドラン、あんたを使うだわさ。」
「は?」
「追加交渉で、従者権を買う代わりにある程度こっちの上納金を積み増す…という事でどうだわさ?」
「でもそこまでして欲しいかのぉ。儂、一割というだけでも大金じゃと思っておるのじゃが?」
今のところ上納金は固定を予定しており、そこを後で柳田に詰めるつもりらしい。だけどそこを変動制にするのか?
「そこはからくりだわさ。あっちの領域の収益の10%とか言い出せばいいだわさ。こっちの領域分の収益はそっちのポケットでいいだわさ。」
「でもそこまでして若造を守る意味が分からんのぉ。」
俊三さんも否定的だ。
「まず、アチシ達の売名だわさ。まず今のドランは”中立”だわさ。ここで勇者に興味がない場合…逆におかしくなる駄わさ。」
「そうか?」
「アチシ達は勇者を手にしたことがあるだわさ。向こうに訓練して突き返したとはいえ…だわさ。」
「そうじゃのぉ。」
「でも、ドランは外見上は違うだわさ。そこで勇者由来のスキルを見られたら。不味いだわさ。で、それがこっちに利益誘導する事で…こっちは利益だけを貰うだわさ。」
「本音は?」
私としてもこれは…建前にしか見えない。
「本気で言うと、取りに言ってるふりをするだけだわさ。本気で欲しいのは黒川たちだわさ。だからある程度供与して、こっちの味方が強くなってもらうって算段だわさ。」
ステータスが指数関数的に能力が向上するというと分かりやすいだろうか。5が二人と10が一人なら…計算速度は10が一人の方が早くなる。これがあるので、多頭は
頭が良くなる半面…分け方次第では馬鹿になる。最低限度を割り振らないとその低い方に頭がつられるのだ。そうでないなら体にしまって、パーツの一部として使う方がいい。
そう言訳で戻ってもらい、サンテに今までの報告書をまとめて…。
『井原!緊急会議だわさ!』
「どういう事だ?」
オフィスにいる時に鳥海の声が伝わってくる、こういうときはコアがつなげたんだろう。
「ホワルカナンに勇者発見だわさ!」
「は?」
『魔人から、エージェントの謝礼として情報貰っただわさ。どうも勇者が誕生して、ギルドが目を掛けているだわさ。…こっちに情報が流れてこないから…極秘だわさ!』
「…少し待て、そっちに向かう。ミラージェ、行くぞ。」
「は。」
事の始まりは乙女ゲーの薔薇と白い月イベントの一か月ほど前にさかのぼる。ホワルカナンに勇者が現れた。という情報だけだ。今回は裏含め5人のメンバーが全員
揃っている。
「勇者…リンベルト?」
「そうだわさ。情報提供を基に…ミヨちゃん達に頼んで偵察してもらっているだわさ。どうもホワルカナン宰相派の下級貴族の出らしいだわさ。」
画面には5歳程度の小さいお子様が映っている。その脇にはメイドさんだ。本気でこれ…うわ…、
「でも…これだと…。」
「徳永はもう…ギルドに報告済みだわさ。だからては出せないだわさ。だけどこれは勇者を取り込み、スキルを稼いでDPを得るチャンスだわさ。」
ふむ…。
「でも普通の子だのぉ。」
「ですね。私が行くこともないでしょう。」
「勇者か…。ふむ、面白いのぉ。でも意味はないかもしれんのじゃがの。」
全員が勇者に対して乗る気でないようだ。
「まず、ここでギルドから貰った例の特典の話が来る。勇者が魔王を倒す時、その従者も”願いをかなえる権利”が発生する。どんな願いでもだ。」
私が説明する。勇者が現れたというのはそこまで大きい。
「ただし私達の多くは御子柴達含めた勇者から貰ったスキルがある。が、これを公表していない。」
「確かにのぉ。」
「それにだ、勇者をパンダに独占させると、願いでこっちに不利な事が起きるやもしれん。それにだ。そうでないにしても得点にあることが絡むのは分かっている。」
「なんですか?」
「エナリシアが言うには…従者はそれだけでレベル上限が+10される。という事だ。そして転職の一部にはこれらが関係し、…ステータスがかなり上がると。」
その言葉には全員が喉を鳴らす。
「前にはスポット参戦でスキルしかもらえなかったが本当は”レベル上限+10”が肝要な可能性が高い。となると、固定枠でのスポットが欲しいだわさ。」
あまり言われない話でもないか…ダンマスの多くが保身のためか自身の強化を第一に考える。普通のダンジョンの多くが、ダンジョン防衛として”ダンマスの強化”に
予算を吐き、ひたすらダンマスを強化する事例が多い、私達もそうだ。そのレベル上限+10がいかに甘美かよくわかる。
「だけど誰が行くのじゃ?」
「だからこそ…ここでドラン、あんたを使うだわさ。」
「は?」
「追加交渉で、従者権を買う代わりにある程度こっちの上納金を積み増す…という事でどうだわさ?」
「でもそこまでして欲しいかのぉ。儂、一割というだけでも大金じゃと思っておるのじゃが?」
今のところ上納金は固定を予定しており、そこを後で柳田に詰めるつもりらしい。だけどそこを変動制にするのか?
「そこはからくりだわさ。あっちの領域の収益の10%とか言い出せばいいだわさ。こっちの領域分の収益はそっちのポケットでいいだわさ。」
「でもそこまでして若造を守る意味が分からんのぉ。」
俊三さんも否定的だ。
「まず、アチシ達の売名だわさ。まず今のドランは”中立”だわさ。ここで勇者に興味がない場合…逆におかしくなる駄わさ。」
「そうか?」
「アチシ達は勇者を手にしたことがあるだわさ。向こうに訓練して突き返したとはいえ…だわさ。」
「そうじゃのぉ。」
「でも、ドランは外見上は違うだわさ。そこで勇者由来のスキルを見られたら。不味いだわさ。で、それがこっちに利益誘導する事で…こっちは利益だけを貰うだわさ。」
「本音は?」
私としてもこれは…建前にしか見えない。
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