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第22章 勇者大下の冒険
第1039話 エナリシアの旅 正拳突き
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「ぉぉぉぉ!」
叫び声をオーガが上げると、それに合わせファルコンヒーロー風の矢を放つ。
「まずは…あの鳥からか!」
ジャンプを使い一気に鳥の目の前に来るとその勢いを使い…拳を振り抜く。…この感触は嫌いだ。が、全力で攻撃できるのは素手だけだから仕方ない。風の矢を体で受け止めてもジャンプで打ち消すとは思っていなかったようだ。
『…行く!』
エナリシアの声で…ダークアローを地面に設置し…ここでも闇魔法の欠点が出てきた。闇魔法は基本”地上で使わないと難しい”である。影を操り、影を移動させたり射出して能力を使うんだけど…空中にいる時は影は地上にできるので、体から離れる。そして”自分には影が少ない”状態になる。無いわけではない…というのは自分の腕の影が体に当たった分だけとかぐらいは確保できる、が…大部分は地上に置いて来ていて…触れていないので操れない。ダークアローで射出した分だけが操れる数だ。後は纏うとかすればできるがついでに水先案内人の体は影ができない。だから…そこの塩梅が難しいのだ。そこからゴーレムを取り出し…そこにエナリシアを憑依させる。お互い分離し…能力の分配をしてもらった。鬼側の腕力はエナリシアに、魔法の方は私にだ!私は浮遊で少しだけホバリングすると魔法の矢を、オーガめがけて打ち下ろしていく。
『ぶっ潰す!』
エナリシアはゴーレムに憑依し、木人に走っていく!40mはでかい。が…密度においては大きい方が強いとは限らない!
ズゥドォォォォォォォオオオォン!
エナリシアの叩きつけた拳は…あの木人を貫通するには至らなかった。が巨大な音を…いや、これは…大きさ的に効いてない。人間が針に刺されて…よっぽど場所ば悪くないと致命傷にならないと一緒で、しかも相手は木が動いている感じの木人に見える。だからか…急所に当たった…気がしない。木人が…顔をゆがめ。エナリシアの攻撃を受け止めたまま、横に薙ぎ払う。が…力はあっても重さのない体はそのまま吹き飛ばされる。これがあるから…スポーツでの体重はそのまま、武器になる。40mの巨体はそれだけで強い。が、あのオーガ達がいる限り!
私は着地すると…風の矢を”近接矢”で剣に変える。この魔法の矢系列の”○○矢“には特殊な仕様があるそれが”矢と書かれた魔法全てに○○矢”の効果を適応できる。但し、消費MPにそのオプション分の消費が加わり、攻撃魔法のレベル倍率分と属性魔法分の火力が乗算される。魔法の矢を使うときは消費を抑える時、風の矢とかで武器化するとかをするときは通常の風の矢に比べ殺傷力と、弾き飛ばす威力が上がる。当然形状は…ん?攻撃魔法のレベルが上がってる。…加算矢と連射矢が使える。と言っても近接矢に重ねて効果があるのは、加算矢の方だ。MPを追加消費して元の消費MPから増額した分の割合%分、火力を加算する。シンプルだが…強い。最大はレベル倍。今は2倍だが全力まで加算し、風の剣を巨大化。そのままオーガ達を薙ぎ払う。それは強い強風となって数体のオーガを弾き飛ばし、ウッドゴーレムもたたらを踏むほどの風圧になった。
「これは!」
『レベルアップ・・・早い。でもない、上でも相当使った。』
確かに魔法の矢でソードを使い敵を切り裂いていた。それがか…。
「…誤算。」
私はわざと下から救い上げるように敵を切り払い上げる。上昇気流が巻き起こり、オーガ達は耐えるが…巻き込まれたウッドゴーレムが体積が広い分、もろに風圧の余波を食らう。が、その顔は渋い。
「これでどこまでやれるか…連中がこれで雑魚を出してこなければいいが…。」
『…どうする?』
「・・・あの40mは思いつかないから…まずは下からやる。」
ここがゲームと…現実との差ともいえる。全長40mの巨大木人とか言う存在は…相手の密度もあり…ステータスも高い。
「…なければ作ればいい!」
「マスター!」
「…すまないな…やっと通路を封鎖して…体をどうにか小さくした。」
出てきたスライムは…人の大きさ程度までは小さくなっていた。
「…今後の課題だなこれは…こういう事だ。」
スライムのワタはダークボックスから土を出すと、それでスライムの外皮を覆い始める。
「あ!」
『やってみる!』
エナリシアは集中を始め、徐々にゴーレムの周りに土が集まり始めた。
『重い!けど!』
それを見た木人も雄たけびを上げて巨大化するゴーレムを潰そうとするのを柴崎は風の剣で押さえつける。そして…頭に素材の知識が浮かぶ。…ただ大きくしただけでは…ゴーレムは体重に耐えれない。土をまとわせながら、構造をくみ上げる。それでも…周囲の土の多さから言っていや!…ダークマターで内部を詰めてその周りを土変化で纏い、疑似的に巨大化させた。重さ以前に土が足りなくて・・・・これでさえ…いや!行ける!
『…この発想は?』
そしてエナリシアにある…格闘もモーションが頭に浮かぶ。
「…拳よ。腹が立った奴をぶんなぐってみたい。それが私の思った…この世界に来た理由よ!いって!」
エナリシアからして巨大になったゴーレムは素材が足りず。腕と足しか巨大化できなかった。しかも内部はダークマターでハリボテだ。が、そのダークマターとゴーレムの拳に力がこもる。親指を内に隠し握り込む。そして自然と流れる足さばき。そして
『風の矢!』
近接矢で作った、皮膜状の風の矢を拳にまとわせる。そして、ゴーレムの足からは踏み込む瞬間にジャンプの魔法を発動させる。但し、ゴーレムは浮きはしなかった。この間、余りにすんなり、まるでいつもやっているかのようにすんなりと、その踏み込んだ足は地面を踏みしめ、その反動を拳に伝えた。その振動がゴーレムから自身に伝わる。筋肉を再現されたその一撃は余りにすんなり…相手の股間を打ち据えた。
『正拳突き!』
その体重が乗った一撃は拳の内に収まった密度、そして加算矢の威力増加も重なり、全員が言い表せないほど重く、そしてその拳の衝撃は…そのままオーカストリムの股間を崩壊させた。幹も根も無いように砕かれた下半身が崩れ落ち、その衝撃は…後ろの壁には…何も起きなかった。余りに強い一点に集約された一撃は周囲に余波さえも出さなかった。ただ、木人の股間を粉々に砕き…そのまま崩れさせた。
「すご・・・いね。」
あまりに綺麗な正拳突きに流石のワタも唖然とした。
「…護身術習っていた時に、一度でいいからこの正拳突きを決めてみたかったんです。が…これは…。」
『正拳突き?何これ?』
「何というか…うん。エナリシアちゃん、後で説明するわ。後、ありがと。」
『わからないけど…よし!』
「こっちはこれを回収する。後のは頼んだ。」
その後は…オーガ部隊は先ほどの一撃を恐れ。そのまま殲滅して終わった。
叫び声をオーガが上げると、それに合わせファルコンヒーロー風の矢を放つ。
「まずは…あの鳥からか!」
ジャンプを使い一気に鳥の目の前に来るとその勢いを使い…拳を振り抜く。…この感触は嫌いだ。が、全力で攻撃できるのは素手だけだから仕方ない。風の矢を体で受け止めてもジャンプで打ち消すとは思っていなかったようだ。
『…行く!』
エナリシアの声で…ダークアローを地面に設置し…ここでも闇魔法の欠点が出てきた。闇魔法は基本”地上で使わないと難しい”である。影を操り、影を移動させたり射出して能力を使うんだけど…空中にいる時は影は地上にできるので、体から離れる。そして”自分には影が少ない”状態になる。無いわけではない…というのは自分の腕の影が体に当たった分だけとかぐらいは確保できる、が…大部分は地上に置いて来ていて…触れていないので操れない。ダークアローで射出した分だけが操れる数だ。後は纏うとかすればできるがついでに水先案内人の体は影ができない。だから…そこの塩梅が難しいのだ。そこからゴーレムを取り出し…そこにエナリシアを憑依させる。お互い分離し…能力の分配をしてもらった。鬼側の腕力はエナリシアに、魔法の方は私にだ!私は浮遊で少しだけホバリングすると魔法の矢を、オーガめがけて打ち下ろしていく。
『ぶっ潰す!』
エナリシアはゴーレムに憑依し、木人に走っていく!40mはでかい。が…密度においては大きい方が強いとは限らない!
ズゥドォォォォォォォオオオォン!
エナリシアの叩きつけた拳は…あの木人を貫通するには至らなかった。が巨大な音を…いや、これは…大きさ的に効いてない。人間が針に刺されて…よっぽど場所ば悪くないと致命傷にならないと一緒で、しかも相手は木が動いている感じの木人に見える。だからか…急所に当たった…気がしない。木人が…顔をゆがめ。エナリシアの攻撃を受け止めたまま、横に薙ぎ払う。が…力はあっても重さのない体はそのまま吹き飛ばされる。これがあるから…スポーツでの体重はそのまま、武器になる。40mの巨体はそれだけで強い。が、あのオーガ達がいる限り!
私は着地すると…風の矢を”近接矢”で剣に変える。この魔法の矢系列の”○○矢“には特殊な仕様があるそれが”矢と書かれた魔法全てに○○矢”の効果を適応できる。但し、消費MPにそのオプション分の消費が加わり、攻撃魔法のレベル倍率分と属性魔法分の火力が乗算される。魔法の矢を使うときは消費を抑える時、風の矢とかで武器化するとかをするときは通常の風の矢に比べ殺傷力と、弾き飛ばす威力が上がる。当然形状は…ん?攻撃魔法のレベルが上がってる。…加算矢と連射矢が使える。と言っても近接矢に重ねて効果があるのは、加算矢の方だ。MPを追加消費して元の消費MPから増額した分の割合%分、火力を加算する。シンプルだが…強い。最大はレベル倍。今は2倍だが全力まで加算し、風の剣を巨大化。そのままオーガ達を薙ぎ払う。それは強い強風となって数体のオーガを弾き飛ばし、ウッドゴーレムもたたらを踏むほどの風圧になった。
「これは!」
『レベルアップ・・・早い。でもない、上でも相当使った。』
確かに魔法の矢でソードを使い敵を切り裂いていた。それがか…。
「…誤算。」
私はわざと下から救い上げるように敵を切り払い上げる。上昇気流が巻き起こり、オーガ達は耐えるが…巻き込まれたウッドゴーレムが体積が広い分、もろに風圧の余波を食らう。が、その顔は渋い。
「これでどこまでやれるか…連中がこれで雑魚を出してこなければいいが…。」
『…どうする?』
「・・・あの40mは思いつかないから…まずは下からやる。」
ここがゲームと…現実との差ともいえる。全長40mの巨大木人とか言う存在は…相手の密度もあり…ステータスも高い。
「…なければ作ればいい!」
「マスター!」
「…すまないな…やっと通路を封鎖して…体をどうにか小さくした。」
出てきたスライムは…人の大きさ程度までは小さくなっていた。
「…今後の課題だなこれは…こういう事だ。」
スライムのワタはダークボックスから土を出すと、それでスライムの外皮を覆い始める。
「あ!」
『やってみる!』
エナリシアは集中を始め、徐々にゴーレムの周りに土が集まり始めた。
『重い!けど!』
それを見た木人も雄たけびを上げて巨大化するゴーレムを潰そうとするのを柴崎は風の剣で押さえつける。そして…頭に素材の知識が浮かぶ。…ただ大きくしただけでは…ゴーレムは体重に耐えれない。土をまとわせながら、構造をくみ上げる。それでも…周囲の土の多さから言っていや!…ダークマターで内部を詰めてその周りを土変化で纏い、疑似的に巨大化させた。重さ以前に土が足りなくて・・・・これでさえ…いや!行ける!
『…この発想は?』
そしてエナリシアにある…格闘もモーションが頭に浮かぶ。
「…拳よ。腹が立った奴をぶんなぐってみたい。それが私の思った…この世界に来た理由よ!いって!」
エナリシアからして巨大になったゴーレムは素材が足りず。腕と足しか巨大化できなかった。しかも内部はダークマターでハリボテだ。が、そのダークマターとゴーレムの拳に力がこもる。親指を内に隠し握り込む。そして自然と流れる足さばき。そして
『風の矢!』
近接矢で作った、皮膜状の風の矢を拳にまとわせる。そして、ゴーレムの足からは踏み込む瞬間にジャンプの魔法を発動させる。但し、ゴーレムは浮きはしなかった。この間、余りにすんなり、まるでいつもやっているかのようにすんなりと、その踏み込んだ足は地面を踏みしめ、その反動を拳に伝えた。その振動がゴーレムから自身に伝わる。筋肉を再現されたその一撃は余りにすんなり…相手の股間を打ち据えた。
『正拳突き!』
その体重が乗った一撃は拳の内に収まった密度、そして加算矢の威力増加も重なり、全員が言い表せないほど重く、そしてその拳の衝撃は…そのままオーカストリムの股間を崩壊させた。幹も根も無いように砕かれた下半身が崩れ落ち、その衝撃は…後ろの壁には…何も起きなかった。余りに強い一点に集約された一撃は周囲に余波さえも出さなかった。ただ、木人の股間を粉々に砕き…そのまま崩れさせた。
「すご・・・いね。」
あまりに綺麗な正拳突きに流石のワタも唖然とした。
「…護身術習っていた時に、一度でいいからこの正拳突きを決めてみたかったんです。が…これは…。」
『正拳突き?何これ?』
「何というか…うん。エナリシアちゃん、後で説明するわ。後、ありがと。」
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