魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1208話 異世界の木こりは武闘派なのか?

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 ドランと別れた翌日から…考えていた。最低でもあと3週間は暇だ。そして…一人でダンジョンに潜るのか?いつもはそこで様々な考えが頭をよぎりそして行動に移せてきたが…ふむ。なにも思いつかん。もしかしたら多頭に慣れ過ぎてミラージェたちに無意識に頼っているのかもしれん。まずは…外に出て、市場を回って甘いものをかき集めるか…後ギルドで小銭稼ぎだ。

大通りに出てくると、最近ギルドがにぎわっていた。ついでにギルドと言っても上のワークスギルドみたいに商人にお伺いを立てて様々な注文とかを書いていある
ハローワーク+市場みたいな作りではなく、クエストという形で伝票が置かれていてそこに短期求人が張ってあるだけだ。いやあ…その多くはダンジョンでの採取
とかだ。後は…探索依頼だな。どうも各派閥において冒険者(プレイヤー)に頼むと有利と分かって…探索と報酬が提示されている。後は…
「…?」
 私は一つの伝票を持って…空いている受付に着いた。
「何でしょう。」
「この仕事依頼について聞きたい。」
 私が持ってきた伝票は木材の買取依頼だ。しかも結構大量だ。
「これはスラム街の一部を買い取り、ソルト商会が新規店舗を立ち上げる際に必要だそうで、丸太が4000本ですね。一本金貨4枚となります。ただし状態で減額もありうるので、できるだけ大きい木を丁寧に持って来て下さい。又丸太加工されていない木材は対象外となります。」
「丸太加工なんて冒険者ができないだろ?」
「加工は、ギルド奥の解体場で行ってください。」
「加工場があるなら…見学可能か?」
「はい、解体場は裏手です。」
 ソルト商会は…エナリシア達がいたところの商会だ。という事は例の風呂屋プランが進んだって事か?

 そしてそのまま、外に出ると…少し試したいことがあってゴーレム回路を取り出し、ニャオがやったシャドウゴーレムの作成を行う。この際に自分と重ねて発動。
自分の体を影で包んでそれにゴーレム回路でゴーレム化すると、…シャドウゴーレムスーツの完成だ。
「まずは歩け!」
 が!ががががあぁぁぁ!
「と、止まれ!」
 歩いてもらってすぐに止まったがダメだこれ。凄い揺れる、しかも頭の方がより揺れる。だから歩くたびに頭がシェイクされる。
「仕方ない、作成しなおして‥。」
 今度はシャドウゴーレムに加護を影で作り、そこに木こり道具を持たせて一緒に歩いていくことにした。形の維持はあるものの歩く方やパワーは魔石の消費と
なるので、体力使わない。ただし補充専用に一日欲しいので連続して使えないのが欠点だ。そしてモンスターを倒すべく気配を探りながら歩いて、山の奥に向かった
のだが…。
「まず敵の反応があるが敵がどこだかわからん。」
 敵はいる…と思う、視線を感じる。が…となると…
「トレントか?」
 トレントは、実は微妙に厄介なモンスターだ。よくある話で食虫植物はどうして虫に気づかれずに捕食できるのか、という話がある。これと似た感じでまず知性
がないから殺気がない。ゴーレムもないが足音で気が付く。だが植物に関してはそのままじっと待っているので、それも機能しない。殺気がないから気配感知が
機能しない。動くまで分からんのがつらい。いや、相手が攻撃当てるまで分からん。それがトレントの辛い所だ。しかも、ウォーキングプラントみたいに歩いて
移動する…その時でさえ音さえない。はっきり言って植物系は不意打ちが得意な種族だ。ただし…扱う側は問題で、栄養が満たされたトレントはまず動かんから
これをダンジョンモンスター以外だとまったく機能しない。動かない。そして何より…周りの木と区別つかん。木に種類があるのは分かる。がどう見ても雑木林で
どの木がトレントか判る方がおかしい。魔力の反応も…動かない間は木と一緒なので、区別もつかん。厄介だ。只まあ…攻撃方法も
「は?」
 と思って降雪垂れていると、木々の間を動く木のお化けがいた。正確には二回り背が低い…2mぐらいの大きさで成木みたいなサイズした、木のような生き物だ。
ドランからレベル1だけスキル譲渡で貰って向こうが持っていた鑑定を貰った。これを使わないといけない。…が薄暗いが鑑定してみるか。

ウードラTIPS:木獣生命体。木に擬態したワームの一種。内部を複数のワームが動かして生物みたいな動きを取れる。天敵である世界樹から逃げるために進化した。
ただしリーダーウードラはなく、全部のウードラの思考はリンクしており、全部焼き尽くさないといけない。ただし、栄養は足から土の栄養を食うか、口から生き
物を食うのかどっちか。

 …うっわ。何この生き物。中身に頭がないから木の特性でよく動く。…これはガワの木を叩きわれば行けると思うが、木を切る奴だと刃が折れる。どうする?というか、気が付いてないな、うろついているだけで奇襲は出来そうだが、音はしてるが気配はない。という科目重なるジャンルがあるとは思わんかった。が、取りあえず武器は…ないな、土魔法の土の矢で攻撃をするか。

ドゴン!

 …普通の木より軽くて脆い。それがぼろッと落ちると…その中には…こみ上げるものがるが、うねうねした何かが詰まっていた。これは邪悪と言われていても・・・つい連射した。いや、生理的嫌悪感でつい連射した。後悔してない。覚えてないんだ。本当に、気が付いたら、消滅して、何かが落ちていた。走って傍によると
それは…どう見ても丸太だった。え?マジ?
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