1,267 / 1,528
第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1259話 工具ベルトは職人の必須工具です
しおりを挟む
そして、ゴーレム回路は魔石の魔法回路と一緒なら、どこかに方程式の書かれた文字があるはずだ。無いなら埋め込みが可能だ。私は道具箱からルーペを取り出してそう言えば初めて…。
「待つのじゃ、それは何じゃ!?」
「建築現場で使う工業用ルーぺだ。」
「いや、ルーペとかあるとは言わんかったじゃろ!」
「…それは不当だな、私の工具ベルトは基本的な最低限度の工事用の物だ。」
「クックック。面白い事になってきた。というかシーフのゲーム的な物と思ったが違うのか?」
「いや、これは私愛用の工具ベルトで、基本汎用型だ。」
全員がこっちを睨んでいる気がする。
「勇者よ、すまないがそこの男を取り押さえて、ベルトは外させるのじゃ。」
「…見学客動かさせるなよ、すまないが・・。」
なんか勇者とメイドさんの二人がこっちを挟む。作業の遅延になるからな。無抵抗に・・。
「何ですか!?この重さは!?」
「それでも愛用の釘とかネジセットが入ってないだけ軽いはずだ。」
外されたベルトを、教授とドランが分解して並べていくと、かなりの広さになった。
「いやこれ…。」
「分かっているだけで、数十点ありますね。いや、知らない物ばかりです。」
「これはのこぎりじゃろ。金づちもあるし、これは?」
「ああ、木の幅修正用のかんなだ。小さい奴でな。大きいのは工具箱に入れるが、その大きさのはショップを回って手に入れた。」
「これは…私も見た事無いな。」
「木に限るのかのぉ?」
ドラン達がそれぞれ思い思いに道具を見て回る。
「私が10年以上かけて集めた工具たちだ。ついでにパターンとかで持ち込みベルトは分けている。」
「ほかにもあるのかのぉ。」
「まあ民家用。鉄筋用。コンクリ用だな。」
民家用は隙間が大きく、…最初から説明すると民家の工事現場の時は場所にもよるが一人で作業を進めないと予算が足りない場合がある。その時は一人で全部をこなすように、道具は最低限度にして木の建築が多いから気に対応した物を多く揃えている。鉄筋用は主に多数の工務店が入るビル系の工事現場用の物だ。手直しが最低限度になるが、石向けや軽さ重視に重きを置いている、コンクリ用は道路工事とかのノミとかの最低限度のもの以外は持ち歩かない。逆に持ち込めば重機に引っかかってこっちが巻き込まれ事故で死にかねないし、大型重機が多いから。そんなに工具はいらない。汎用は緊急招集された時にどの工事が来るかわからない時用に組まれたどれでも対応可能な代わりに重めのセットだ。
「違うのかのぉ。」
「全然違う、今のは汎用だから。どっちにも使えるものを多めに入れている、接着剤も入っているだろ?」
「全然わからんが、基本的な工具はあるのか…初めて見るな。」
それには勇者も、むしろメイドさんも感心していた。
「一応携行バッテリーと電動ドリルとかのそういう電気系もあるのだが、それは電気がない関係で外している、言うなら異世界向け編成だな。」
「で、その四角い透明な板がルーペじゃな。」
「細かい傷や釘の入りとかを見るためのそんなに倍率高くない奴だ。そっちのが測量用の簡易メジャーだ。」
「この紐が?」
「普通に売っているメジャーとかだと曲線に弱いとかあってな。後カラビナつけたりすることもある、その為にローブに目張りが売ってある自作の工具だ。」
「職人だな…。」
「だから一通りの工事なら一人で出来る。電気配線は苦手だがな。だからゴーレムとかの知識は本来ない。」
「で、ゴーレムのどこを見るんじゃ。」
いくつかの工具を拾うとルーペを取り返し、ゴーレム回線の配線を見つめる。
「なんか文字が見えるとか、ゲーム的に配線に何か書かれるとかあれば…。無いな。」
「配線に意味がないのか?」
「少しやってみよう。そう言えばゴーレム回路に巻き込むように集結魔法陣は仕込めるからな。」
それに反応した…教授を私は見逃さなかった。
======================================
今年も一年ご愛顧感謝申し上げます。一月一日は休ませていただき、2日から執筆を再開いたします。お疲れさまでした。
「待つのじゃ、それは何じゃ!?」
「建築現場で使う工業用ルーぺだ。」
「いや、ルーペとかあるとは言わんかったじゃろ!」
「…それは不当だな、私の工具ベルトは基本的な最低限度の工事用の物だ。」
「クックック。面白い事になってきた。というかシーフのゲーム的な物と思ったが違うのか?」
「いや、これは私愛用の工具ベルトで、基本汎用型だ。」
全員がこっちを睨んでいる気がする。
「勇者よ、すまないがそこの男を取り押さえて、ベルトは外させるのじゃ。」
「…見学客動かさせるなよ、すまないが・・。」
なんか勇者とメイドさんの二人がこっちを挟む。作業の遅延になるからな。無抵抗に・・。
「何ですか!?この重さは!?」
「それでも愛用の釘とかネジセットが入ってないだけ軽いはずだ。」
外されたベルトを、教授とドランが分解して並べていくと、かなりの広さになった。
「いやこれ…。」
「分かっているだけで、数十点ありますね。いや、知らない物ばかりです。」
「これはのこぎりじゃろ。金づちもあるし、これは?」
「ああ、木の幅修正用のかんなだ。小さい奴でな。大きいのは工具箱に入れるが、その大きさのはショップを回って手に入れた。」
「これは…私も見た事無いな。」
「木に限るのかのぉ?」
ドラン達がそれぞれ思い思いに道具を見て回る。
「私が10年以上かけて集めた工具たちだ。ついでにパターンとかで持ち込みベルトは分けている。」
「ほかにもあるのかのぉ。」
「まあ民家用。鉄筋用。コンクリ用だな。」
民家用は隙間が大きく、…最初から説明すると民家の工事現場の時は場所にもよるが一人で作業を進めないと予算が足りない場合がある。その時は一人で全部をこなすように、道具は最低限度にして木の建築が多いから気に対応した物を多く揃えている。鉄筋用は主に多数の工務店が入るビル系の工事現場用の物だ。手直しが最低限度になるが、石向けや軽さ重視に重きを置いている、コンクリ用は道路工事とかのノミとかの最低限度のもの以外は持ち歩かない。逆に持ち込めば重機に引っかかってこっちが巻き込まれ事故で死にかねないし、大型重機が多いから。そんなに工具はいらない。汎用は緊急招集された時にどの工事が来るかわからない時用に組まれたどれでも対応可能な代わりに重めのセットだ。
「違うのかのぉ。」
「全然違う、今のは汎用だから。どっちにも使えるものを多めに入れている、接着剤も入っているだろ?」
「全然わからんが、基本的な工具はあるのか…初めて見るな。」
それには勇者も、むしろメイドさんも感心していた。
「一応携行バッテリーと電動ドリルとかのそういう電気系もあるのだが、それは電気がない関係で外している、言うなら異世界向け編成だな。」
「で、その四角い透明な板がルーペじゃな。」
「細かい傷や釘の入りとかを見るためのそんなに倍率高くない奴だ。そっちのが測量用の簡易メジャーだ。」
「この紐が?」
「普通に売っているメジャーとかだと曲線に弱いとかあってな。後カラビナつけたりすることもある、その為にローブに目張りが売ってある自作の工具だ。」
「職人だな…。」
「だから一通りの工事なら一人で出来る。電気配線は苦手だがな。だからゴーレムとかの知識は本来ない。」
「で、ゴーレムのどこを見るんじゃ。」
いくつかの工具を拾うとルーペを取り返し、ゴーレム回線の配線を見つめる。
「なんか文字が見えるとか、ゲーム的に配線に何か書かれるとかあれば…。無いな。」
「配線に意味がないのか?」
「少しやってみよう。そう言えばゴーレム回路に巻き込むように集結魔法陣は仕込めるからな。」
それに反応した…教授を私は見逃さなかった。
======================================
今年も一年ご愛顧感謝申し上げます。一月一日は休ませていただき、2日から執筆を再開いたします。お疲れさまでした。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる