魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1321話 重要といっても誰もやらない職業がある。

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 そして軽い練習をして、飯も食ったし…
「これからどうする?」
「それに関しては…私は引き受けてる案件がある。それが終わるまでは待つつもりだ。」
 かなりワタに負担を与えてしまったが…これは仕方がない。今の私はわがダンジョンを操作できないからな。
「そこからだよ、急に2年あるうち1年フリーとか言われて…何したらいいんだ。」
「…友達でも作ってきたらどうだ?」
 とたんにユリアの顔が不機嫌になる。
「やる事ねぇんだよ。第一…僧侶とかやる奴いないのかよ。」
「貴重な人材だな。TRPG的にな。」
 よく言う話…TRPGではベテランを一人いれたり…特に損な役回りを引き受けてくれるプロみたいな人間は必ず一人欲しい。これは特に実感するのが初心者だらけの卓の時だ。
皆ヒーローみたいな活躍をしたいから大抵アタッカーになる。ゲームにもよるがタンクができない職業なら前線を形成できるプレイヤーと一緒で必要とされるのがバッファーや
ヒーラーなどだ。特にヒーラーは優先事項だ。人によっては破傷風の話をして退場させたり病院送りにする場合もある。またHPが減ったまま3連戦、4連戦させるマスターも
少なくない。回復薬は重さの関係や資金の関係で数が用意できない場合がほとんどで、ゲーム次第では回復薬自体ないゲームも多い。そういう時には重宝されるがヒーラーだ。
タンクやバッファー。デバッファーは居なくても何とかなるが、ヒーラーはいないとパーティが崩壊しかねない。それ位ヒーラーは重要だ。そして、そのヒーラーの重要性を
理解するのはゲームの戦闘を味わって、苦戦した後だ。4ターンを超えたあたりからヒーラーは戦場の主役になる…ただしGM次第では3ターン以内に戦闘が終わるので、その
さじ加減が難しい…それがヒーラーだ。ただし、この時不満を言う奴は…ヒーラーに向かない。ヒーラーに出番がないのはみんなにけがが無くて…立ち回りがみんなよかったからだ。
出番がある時…しかもきついと感じているなら…それはもうGM含め、ゲーム…卓崩壊の危機がそこにあるからだ。それ位…ヒーラーができる人材は貴重である。
「みんな自分の手で敵を倒したい連中だらけだからな。」
「まあ、それは分かる。 でもさ…。」
「後、飢え的には僧侶って奴になじみがないんだ。諦めろ。」
「そう言う物か?」
「敵が動く前に殲滅させる勇者流戦術もあるからな。」
 意外と多い戦術の一つで…距離の概念と射程があるなら…敵が寄る前に魔法の掃射で敵を倒せばいいという考え方だ。
「でも射程が…そういう事か?」
「分かってくれたな、銃の重要性が。」
 魔法の射程は人間なら…視覚内だ。そこから延びる分は威力減衰が起きる。その威力減衰が少なく射程は威力で保障され、誰が使おうが同じ威力の銃は数さえそろえれば、魔法を超える威力となる。たとえ10%に威力が減衰されてもそれが10発、20発も当たれば話が変わる。ただし…そうは現在なっていない。というのも…教授やドラン、私も銃の
連射機構の知識が無かったからである。なので短髪ライフルが限界だ。なお私も教授も…リボルバーの再現さえできなかった。教授はゲームに関連する知識は凄いが…戦争や殺し合いに関する…銃の機構は形しか知らなかったし、私達も興味ないので知らない。ただし工具のネイルガンなどを分解してもいいと思ったが…それが銃の機構として流用はできないと思った。だから数の暴力を体現するには…現在だと何丁も用意してみんなで撃つ以外ない。
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