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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1348話 ゲームには略奪を推奨するものもある、
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とりあえず、近くの宿屋に泊まり、港町を確認すると現在において人気が何故かない。性格にはNPCは居て、定型文を垂れ流すことはしていても…それだけだ。だがこれは
「まずは冒険者ギルドじゃ、」
「行こうか。」
焦る気持ちを抑えて…ギルドに入ると依頼の掲示板を見る…
「これは…。」
「どう違うのか?」
「儂もわからん。ここに来るのが初めてじゃ。」
よく考えてみたらドラン達は初めての港町だ。が…。
「でも依頼自体がないのぉ。」
そう、それはもっと予想外の斜め下の方向に展開していた。なんと依頼自体全部なくなっていたのだ。こうなると、カウンターで聞いてみるか…。
「聞きたいのだが、冒険者として路銀を稼ぎたいのだが…依頼がない…のはどういう事だ?」
「現在依頼はございません。」
「稼ぐにはどうしたら?」
「現在依頼はございません。」
…これは…。
「冒険者ギルドはなぜこれでもおるんじゃ?」
「現在依頼はございません。」
「帰るぞ。」
これは予定の数倍深刻な事態となっているな。
「と言ってもどこに行くんじゃ?」
「この町には有名な地下闘技場があるんだ。」
ゲーム内の逸話で、王様でさえ遊びたいがために、本来の姫様を取り返すと王位を譲ってくれて、その業務をさせられる代わりに地下闘技場に入り浸るのだ。
「一応勝敗を掛けて小銭を得ることは出来る。只まあ…本当に意味がないし…法則性もないからな。私は好きではない。」
そう言いながら、地下闘技場…は?
「これは…。」
「これもゲームの弊害か…。」
何かが起きたのは事実だろう。
「これが?」
「そう思う…。」
リンベルト君も、メイトリーさんも唖然としながらゆっくりとボロボロになった階段を降りて行った。内部は荒れ果て、景品所は黒焦げにされ…コロシアムは門が開け放たれたままで、人一人いない…ではなく、全員がむごたらしく殺されていた。
「ゲームの弊害?これがかのぉ?」
「少し吐き気がする。内部を調べて生存者を確認後、宿屋まで帰るぞ。」
そう、これもゲームの弊害である…。これは変な事が起きたと思う。危惧していた内容でもあった…。
「まずは冒険者ギルドじゃ、」
「行こうか。」
焦る気持ちを抑えて…ギルドに入ると依頼の掲示板を見る…
「これは…。」
「どう違うのか?」
「儂もわからん。ここに来るのが初めてじゃ。」
よく考えてみたらドラン達は初めての港町だ。が…。
「でも依頼自体がないのぉ。」
そう、それはもっと予想外の斜め下の方向に展開していた。なんと依頼自体全部なくなっていたのだ。こうなると、カウンターで聞いてみるか…。
「聞きたいのだが、冒険者として路銀を稼ぎたいのだが…依頼がない…のはどういう事だ?」
「現在依頼はございません。」
「稼ぐにはどうしたら?」
「現在依頼はございません。」
…これは…。
「冒険者ギルドはなぜこれでもおるんじゃ?」
「現在依頼はございません。」
「帰るぞ。」
これは予定の数倍深刻な事態となっているな。
「と言ってもどこに行くんじゃ?」
「この町には有名な地下闘技場があるんだ。」
ゲーム内の逸話で、王様でさえ遊びたいがために、本来の姫様を取り返すと王位を譲ってくれて、その業務をさせられる代わりに地下闘技場に入り浸るのだ。
「一応勝敗を掛けて小銭を得ることは出来る。只まあ…本当に意味がないし…法則性もないからな。私は好きではない。」
そう言いながら、地下闘技場…は?
「これは…。」
「これもゲームの弊害か…。」
何かが起きたのは事実だろう。
「これが?」
「そう思う…。」
リンベルト君も、メイトリーさんも唖然としながらゆっくりとボロボロになった階段を降りて行った。内部は荒れ果て、景品所は黒焦げにされ…コロシアムは門が開け放たれたままで、人一人いない…ではなく、全員がむごたらしく殺されていた。
「ゲームの弊害?これがかのぉ?」
「少し吐き気がする。内部を調べて生存者を確認後、宿屋まで帰るぞ。」
そう、これもゲームの弊害である…。これは変な事が起きたと思う。危惧していた内容でもあった…。
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