1,369 / 1,528
第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1361話 ゴブリンが石投げるだけでは城は落ちない
しおりを挟む
「その恰好…。」
「…丈夫。それ大事。」
エナリシアの格好は普段来ているスラックススーツに毛皮のニーソックスなどの補強材を付けた物だ。それに背中に大きめの槍籠を背負い、槍を大量に入れていた。
「大量の槍ですね。」
「投げる。」
「ああ。」
本来のエナリシアは基本無口で必要なこと以外は喋ろうとしない。
「ここじゃ。」
待機している馬車の一つに乗ると…
『ここから、戦闘になります。判断に応じた戦況の変化もあります。よろしければ”はい”と答えてください。』
意識がすっ飛ぶはずの馬車からこのメッセージ。物見遊山で穂終わりそうにない。
「儂は構わん。」
ドランの言葉に、全員が頷く。
「では…はい、行きましょう。」
『ミッション開始します。』
その言葉で、全員の意識が途切れた。
「おい、起きてくれ、取りあえずここで様子を見ているが…どうする?」
私達が起きると、そこは森の中だった。見たこともない。視界の端には…それでも100体はいるであろうゴブリンとスケルトンの群れが、見えていた。
「…これは?」
「説明すると、予定外だった。本当は戦闘は終わってるはずで、補給物資を届ければいいはずだったんだよ。だが…裏門まで敵が回って来てやがる。まだ終わってないんだ。」
「…敵?」
「でござますね。」
エナリシアが馬車から出て…身をかがめて…少し進んでいった。
「…なんだ?」
「…不意は打てるけど…数で囲まれる。城壁の上にも人がいたけど少ない、状況は不利。」
案外勘違いされがちだが…エナリシアの動きは基本。盗賊みたいなものだ。狩人ではあるがトラップに対する知識が多く、常に警戒などを担当していた。そして何より意外と
獣の群れとの戦闘経験が多く、柴崎さんが言うには戦闘に置ける状況判断はかなり的確らしい。強行突破は問題があるとみている。
「突破できるか?」
「問題は敵ではない。味方が城門を開くことが出来んことだ。そして…味方はいない。」
「城門?」
「開けば敵に内部に入られるから、全滅させるまでは開けない。それに城門に近づき過ぎれば…こっちが見方から攻撃されると思ってくれ。」
「これでは見学に来た意味がないではないかのぉ。」
ドランは不満そうに…いや、目は笑ってる。
「エナリシア、陥落しそうか?」
「…それはない。ゴブリンが石を投げて城門にいる人間に攻撃してるだけ、門をたたいてる奴もいるけど、その位。こっちから入るにはそいつらと戦って追い払わないと。」
「少し時間あるな。やれることをやる。」
この世界はゲームじゃない、リアルだって事を見せてやるとしよう。
「…丈夫。それ大事。」
エナリシアの格好は普段来ているスラックススーツに毛皮のニーソックスなどの補強材を付けた物だ。それに背中に大きめの槍籠を背負い、槍を大量に入れていた。
「大量の槍ですね。」
「投げる。」
「ああ。」
本来のエナリシアは基本無口で必要なこと以外は喋ろうとしない。
「ここじゃ。」
待機している馬車の一つに乗ると…
『ここから、戦闘になります。判断に応じた戦況の変化もあります。よろしければ”はい”と答えてください。』
意識がすっ飛ぶはずの馬車からこのメッセージ。物見遊山で穂終わりそうにない。
「儂は構わん。」
ドランの言葉に、全員が頷く。
「では…はい、行きましょう。」
『ミッション開始します。』
その言葉で、全員の意識が途切れた。
「おい、起きてくれ、取りあえずここで様子を見ているが…どうする?」
私達が起きると、そこは森の中だった。見たこともない。視界の端には…それでも100体はいるであろうゴブリンとスケルトンの群れが、見えていた。
「…これは?」
「説明すると、予定外だった。本当は戦闘は終わってるはずで、補給物資を届ければいいはずだったんだよ。だが…裏門まで敵が回って来てやがる。まだ終わってないんだ。」
「…敵?」
「でござますね。」
エナリシアが馬車から出て…身をかがめて…少し進んでいった。
「…なんだ?」
「…不意は打てるけど…数で囲まれる。城壁の上にも人がいたけど少ない、状況は不利。」
案外勘違いされがちだが…エナリシアの動きは基本。盗賊みたいなものだ。狩人ではあるがトラップに対する知識が多く、常に警戒などを担当していた。そして何より意外と
獣の群れとの戦闘経験が多く、柴崎さんが言うには戦闘に置ける状況判断はかなり的確らしい。強行突破は問題があるとみている。
「突破できるか?」
「問題は敵ではない。味方が城門を開くことが出来んことだ。そして…味方はいない。」
「城門?」
「開けば敵に内部に入られるから、全滅させるまでは開けない。それに城門に近づき過ぎれば…こっちが見方から攻撃されると思ってくれ。」
「これでは見学に来た意味がないではないかのぉ。」
ドランは不満そうに…いや、目は笑ってる。
「エナリシア、陥落しそうか?」
「…それはない。ゴブリンが石を投げて城門にいる人間に攻撃してるだけ、門をたたいてる奴もいるけど、その位。こっちから入るにはそいつらと戦って追い払わないと。」
「少し時間あるな。やれることをやる。」
この世界はゲームじゃない、リアルだって事を見せてやるとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる