21 / 28
今も続く快晴といふ空
今も続く快晴といふ空7
しおりを挟む
文化祭の影響からか校内では、喧騒が絶え間なく続いていた。
彼ら、彼女らの熱が支配する中。
私は部室にた、その喧騒に他人行儀に耳を傾ける。目の前の先輩は、何時ものように、パソコンに夢中で、手持ち草の私はカメラを向ける事しか野暮用が無い。
私は、自身のスマホを向け、先輩の仕事の様子を撮影した。
フラッシュの設定を切り忘れたようで、一瞬の光に渋顔を見せた先輩は不機嫌そうに言う。
「……後輩君、肖像権の侵害だぜ?昔なら打ち首だ」
先輩の表情に価値があるのかは知らないが、そう言うと治先輩は仕事の続きを始めた。
どうやら私は犯罪者らしい。
母の探偵事務所で眠っていた数十年前の書籍に目を通しながら、私は私の罪について少し考えてみた。肖像権の侵害というのは、多分、生涯において私が犯し続ける罪の名前だろう。
人の了承を得たとして、その人間を写し、その人間を表現する。
人がどのような人間であれ、私の作り出した虚像はその人間ではない。
限りなく似た、限りない誰かに過ぎない。
「いえ、天城先輩からの要望なんです。先輩がサボらないように監視と報告をしろと。なのでこうして先輩が真面目に一生懸命である証明をしようと頑張りました」
茜色の栞を振りながら答える。
天城先輩はあの後。私の友人である漣の代わりにキャストを務める事となった。何もかもをそつなくこなす事が出来る彼女は、演劇の才能においてもその能力を生かし切り、その舞台は多くの生徒が待ち望む結果となると目の前の先輩も息巻いている。
そして彼は、完成が近い劇場のパンフレットづくりに奔走しているようだ。
「褒めてください、先輩」
「ハイハイ。__それが、君の機嫌がいい理由かな?」
私は、終ぞ日陰から出る事が叶わなかった小説に栞を挟む。
埃の匂いがかすかに香り、目の前の先輩の目を見る。
「機嫌がいい?」
「悪いのか?」
「__そうですね。いいと言えばいいのでしょう」
頬を付いて先輩を見る。
「何かあったのか?ここ最近」
「強いて上げるとしたら、友達が出来ました」
友達という言葉に大仰な態度を示した先輩に、私は苦笑いで答えた。
得たものだけであればいいが、失った誰かもいる。そんな反応に応えられるほど私の心臓は大きくない。小さく、波打つ心臓は相応の大きさなのだ。
「先輩。少し付き合ってくれませんか?」
私は、笑いながら答える。
私は、煙草の匂いが好きだ。
煙草を吹かす事はしないが、煙草の匂いを沁みつけることを日課としている。
その趣味は、偉大なる父君から受け継いだ嗜好だった。カメラと共に受け継いだ私の趣味嗜好は、父君の嗜好品から借り入れる形で満喫する。
ばれないように、一本ずつ借り入れながら私は煙を嗜む。
古くは祖父の代から受け継いでいる習慣だった。祖父は写真の後に煙草を吸う。紫色の煙が空に昇る姿に、自分の魂が雲になっていく様を見ているようだと彼は語っていた。
「いろいろあった__か」
地平線彼方まで染める蒼が、流れていくように続いた。
海辺の町へと続く電車が、目的地へと扉を開けた。
「__いろいろね」
「__そうですね」
ため息交じりの、息を吐く。
「いろいろありました。本当に」
こじんまりとした駅を出て、私達は目的地へと脚を進めた。
ワイシャツ姿の先輩は、遠目に見える目的地に対して苦言を呈しながらもその距離を縮める努力を怠らない。二度目の私にとっては苦を知る程度で、日差しが少ない今頃であれば苦にならない。沈む太陽を背に、私は伝汗を払う。
「先輩は、友達作りに苦労をしたことはありますか?」
「__どうかな。知人はいるけど。友人かどうかはあやしい」
父君の匂いがこびりついている。
そんな言い訳も、古く錆びていく。
「私もです。だから、友人と呼ぶには__。今まで、少し。__抵抗がありました」
目的地の館は、先日訪れたように整えられた庭先であった。
規制線の一切も見られずに、
「__煙草は体に悪いぞ?」
「先輩、そんなのを機にする人じゃないでしょ?」
「受動喫煙って知っているか?」
「僕は、受動的な呼吸はしませんよ」
呼吸はすべて私の意思に基づいている。
私が生きる理由も、後悔も、懺悔も。その上で成り立っているこの心臓も。すべて私の意思による構成物だ。私は、私の意思で成り立つ。
この場所に来た理由も、それだった。
其処は古くから図書館として使用され、今では廃墟として使われなくなった建物。漣という小さな町にある築五十年を超える趣ある建物。
ここで私は友人を失い、私は、その理由を探した。
この場所に先輩を呼んだのは、とある質問をするためだった。
先輩は、この場所が何処であるのかを理解もしていないだろう。
この場所に意味がある事なども知らない筈だ。
その意味は、私だけが持ち合わせている。
何せ先輩は、井の中が好きな蛙なのだから。
「ねえ、先輩。とある作者は、紫立ちたる雲と表現される様に、煙も紫煙と表記されますよね」
「それは春の景色の事で、夏の意味では」
「夏も春も雲は変わりませんよ」
煙草の煙は、魂を吐き出しているのだとしたら?
煙が含まれたあの空は、人の魂で満ちている筈だ。
晴れ渡る晴天に死者は居ないが、あの入道雲には死体で埋め尽くされている。
「先輩。煙草は体に悪いと言います。体を侵し、貪ります。だから悪い。煙草は寿命を縮める。昔は煙草を有した治療もあったようですが。大抵の場合、タバコは命を削ります」
「__そうだな」
「なら」
私は彼女の自殺を思い出す。
溢れ出た血しぶきと、苦悶の表情と。
その上で彼女は答えた。
__本当に、そうか?
「私の之も、彼女の其れも。自殺に変わりない筈だ」
あの時彼女は何処にはを突き立てた?
腹を切ったのだろうか?いや違う、彼女は灰の隙間を狙うように突き刺していた。人は簡単には死なない。然し彼女は数分の後に息絶えた筈だ。
呼吸器を傷つけられた彼女が、最後の際で言葉を話せるのか?
ならば、私の記憶にあるあの言葉は?
何が、どうして?
私は彼女の遺言を知った?
私は、彼女を理解していたのではないか?
「私はね、先輩。先輩の前で自殺をしているんです。それがゆっくりとした物なのか、瞬間的なモノなのか。変わるとしたらそれだけだ」
彼女の自殺の原因は知らない。
だが、彼女は私に傷を付けたかった。
それは断罪などではなく、警告なのでは?
彼女は、私の自殺を知っていたのではないか_?
私の自殺を止めたかったのではないだろうか?
彼女は、他人の自分への殺意を理解していたのではないか?
「__だから、彼女は死んだんだ。私が、死にたい事を分かっていたから」
廃墟ガールズは、廃墟を彷徨う亡霊ではなく。
廃墟ガールズは、自殺志願者の集まりだった。
自殺を止める為の場所であった。
彼女は、私の自殺を止める為に自殺をした。
私は、少なくともそう思いたかった。
「ねえ、先輩?」
私は、私の疑問を答える。
「私は、”天城先輩”よりも死んでいますか?」
限りなく心臓は動き続け。
カメラを構え、先輩を写す私は私の生を肯定する。
それでも私は、その言葉を問いかけ。
目の前の先輩は、言葉が出ない。
冗談ですと、私が笑うまでその沈黙は続くだろう。
__私が、思うに。
私と彼女以上に、天城霧は自殺を望んでいる。
彼ら、彼女らの熱が支配する中。
私は部室にた、その喧騒に他人行儀に耳を傾ける。目の前の先輩は、何時ものように、パソコンに夢中で、手持ち草の私はカメラを向ける事しか野暮用が無い。
私は、自身のスマホを向け、先輩の仕事の様子を撮影した。
フラッシュの設定を切り忘れたようで、一瞬の光に渋顔を見せた先輩は不機嫌そうに言う。
「……後輩君、肖像権の侵害だぜ?昔なら打ち首だ」
先輩の表情に価値があるのかは知らないが、そう言うと治先輩は仕事の続きを始めた。
どうやら私は犯罪者らしい。
母の探偵事務所で眠っていた数十年前の書籍に目を通しながら、私は私の罪について少し考えてみた。肖像権の侵害というのは、多分、生涯において私が犯し続ける罪の名前だろう。
人の了承を得たとして、その人間を写し、その人間を表現する。
人がどのような人間であれ、私の作り出した虚像はその人間ではない。
限りなく似た、限りない誰かに過ぎない。
「いえ、天城先輩からの要望なんです。先輩がサボらないように監視と報告をしろと。なのでこうして先輩が真面目に一生懸命である証明をしようと頑張りました」
茜色の栞を振りながら答える。
天城先輩はあの後。私の友人である漣の代わりにキャストを務める事となった。何もかもをそつなくこなす事が出来る彼女は、演劇の才能においてもその能力を生かし切り、その舞台は多くの生徒が待ち望む結果となると目の前の先輩も息巻いている。
そして彼は、完成が近い劇場のパンフレットづくりに奔走しているようだ。
「褒めてください、先輩」
「ハイハイ。__それが、君の機嫌がいい理由かな?」
私は、終ぞ日陰から出る事が叶わなかった小説に栞を挟む。
埃の匂いがかすかに香り、目の前の先輩の目を見る。
「機嫌がいい?」
「悪いのか?」
「__そうですね。いいと言えばいいのでしょう」
頬を付いて先輩を見る。
「何かあったのか?ここ最近」
「強いて上げるとしたら、友達が出来ました」
友達という言葉に大仰な態度を示した先輩に、私は苦笑いで答えた。
得たものだけであればいいが、失った誰かもいる。そんな反応に応えられるほど私の心臓は大きくない。小さく、波打つ心臓は相応の大きさなのだ。
「先輩。少し付き合ってくれませんか?」
私は、笑いながら答える。
私は、煙草の匂いが好きだ。
煙草を吹かす事はしないが、煙草の匂いを沁みつけることを日課としている。
その趣味は、偉大なる父君から受け継いだ嗜好だった。カメラと共に受け継いだ私の趣味嗜好は、父君の嗜好品から借り入れる形で満喫する。
ばれないように、一本ずつ借り入れながら私は煙を嗜む。
古くは祖父の代から受け継いでいる習慣だった。祖父は写真の後に煙草を吸う。紫色の煙が空に昇る姿に、自分の魂が雲になっていく様を見ているようだと彼は語っていた。
「いろいろあった__か」
地平線彼方まで染める蒼が、流れていくように続いた。
海辺の町へと続く電車が、目的地へと扉を開けた。
「__いろいろね」
「__そうですね」
ため息交じりの、息を吐く。
「いろいろありました。本当に」
こじんまりとした駅を出て、私達は目的地へと脚を進めた。
ワイシャツ姿の先輩は、遠目に見える目的地に対して苦言を呈しながらもその距離を縮める努力を怠らない。二度目の私にとっては苦を知る程度で、日差しが少ない今頃であれば苦にならない。沈む太陽を背に、私は伝汗を払う。
「先輩は、友達作りに苦労をしたことはありますか?」
「__どうかな。知人はいるけど。友人かどうかはあやしい」
父君の匂いがこびりついている。
そんな言い訳も、古く錆びていく。
「私もです。だから、友人と呼ぶには__。今まで、少し。__抵抗がありました」
目的地の館は、先日訪れたように整えられた庭先であった。
規制線の一切も見られずに、
「__煙草は体に悪いぞ?」
「先輩、そんなのを機にする人じゃないでしょ?」
「受動喫煙って知っているか?」
「僕は、受動的な呼吸はしませんよ」
呼吸はすべて私の意思に基づいている。
私が生きる理由も、後悔も、懺悔も。その上で成り立っているこの心臓も。すべて私の意思による構成物だ。私は、私の意思で成り立つ。
この場所に来た理由も、それだった。
其処は古くから図書館として使用され、今では廃墟として使われなくなった建物。漣という小さな町にある築五十年を超える趣ある建物。
ここで私は友人を失い、私は、その理由を探した。
この場所に先輩を呼んだのは、とある質問をするためだった。
先輩は、この場所が何処であるのかを理解もしていないだろう。
この場所に意味がある事なども知らない筈だ。
その意味は、私だけが持ち合わせている。
何せ先輩は、井の中が好きな蛙なのだから。
「ねえ、先輩。とある作者は、紫立ちたる雲と表現される様に、煙も紫煙と表記されますよね」
「それは春の景色の事で、夏の意味では」
「夏も春も雲は変わりませんよ」
煙草の煙は、魂を吐き出しているのだとしたら?
煙が含まれたあの空は、人の魂で満ちている筈だ。
晴れ渡る晴天に死者は居ないが、あの入道雲には死体で埋め尽くされている。
「先輩。煙草は体に悪いと言います。体を侵し、貪ります。だから悪い。煙草は寿命を縮める。昔は煙草を有した治療もあったようですが。大抵の場合、タバコは命を削ります」
「__そうだな」
「なら」
私は彼女の自殺を思い出す。
溢れ出た血しぶきと、苦悶の表情と。
その上で彼女は答えた。
__本当に、そうか?
「私の之も、彼女の其れも。自殺に変わりない筈だ」
あの時彼女は何処にはを突き立てた?
腹を切ったのだろうか?いや違う、彼女は灰の隙間を狙うように突き刺していた。人は簡単には死なない。然し彼女は数分の後に息絶えた筈だ。
呼吸器を傷つけられた彼女が、最後の際で言葉を話せるのか?
ならば、私の記憶にあるあの言葉は?
何が、どうして?
私は彼女の遺言を知った?
私は、彼女を理解していたのではないか?
「私はね、先輩。先輩の前で自殺をしているんです。それがゆっくりとした物なのか、瞬間的なモノなのか。変わるとしたらそれだけだ」
彼女の自殺の原因は知らない。
だが、彼女は私に傷を付けたかった。
それは断罪などではなく、警告なのでは?
彼女は、私の自殺を知っていたのではないか_?
私の自殺を止めたかったのではないだろうか?
彼女は、他人の自分への殺意を理解していたのではないか?
「__だから、彼女は死んだんだ。私が、死にたい事を分かっていたから」
廃墟ガールズは、廃墟を彷徨う亡霊ではなく。
廃墟ガールズは、自殺志願者の集まりだった。
自殺を止める為の場所であった。
彼女は、私の自殺を止める為に自殺をした。
私は、少なくともそう思いたかった。
「ねえ、先輩?」
私は、私の疑問を答える。
「私は、”天城先輩”よりも死んでいますか?」
限りなく心臓は動き続け。
カメラを構え、先輩を写す私は私の生を肯定する。
それでも私は、その言葉を問いかけ。
目の前の先輩は、言葉が出ない。
冗談ですと、私が笑うまでその沈黙は続くだろう。
__私が、思うに。
私と彼女以上に、天城霧は自殺を望んでいる。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
しかもジュリーの母親、エリカも現われ、ランの家は賑やかになった。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる