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やっぱ妹は2次に限る!!
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唾液を他人の机に付ける、垂らす行為は、一種のヤンデレ行為ではないだろうか。好きすぎて自分のモノにしたいという思いから、自分だけのモノをその人に見てほしい、触ってほしい、感じてほしいと思うのは当たり前である
しかしよく考えてみれば、この唾液を人の机に付ける、いや、ベトベトの範囲からするとぶっかけてるか
この唾液を人の机に「ぶっかける」行為は果たしてヤンデレと考えて良いのだろうか。そもそもこんな奴に病むほど好きになるわけが無い
こんな、変態で気持ち悪い、顔も崩壊仕掛けの俺を好きになるやつなんていないさ!!
ではなぜ唾液を俺の机に「ぶっかけた」のか…………ただのイタズラとは考えにくいのだが…………だって、わざわざこんなクソみたいなイタズラのために、誰もいない朝の教室来てぶっかけるか?普通しないだろ、イタズラのためにこんなこと
だとすると……もしかしたら本当に俺のことが………………
何考えてんだ俺、妄想は現実にはならないのわかってて何考えてんだ俺。ほんと俺ってやつは、気持ち悪いな!!
「おいおいともよ、これはいわゆる『あっ、笠沙君!す、好き~、れろー、私の唾液が男の机に、あっ……!!笠沙……君……!!』とかのパターn」
「それ以上言うとお前の初めて奪う」
てか裏声やめろ気持ち悪い
「うわ、お前ホモだったのかよ」
「マジで?え?知也ホモだったの!?」
「なんだと!?俺と同類がいた!?」
へ?こいつら馬鹿なのか?
いや、冗談って分かれよ!!なんでそこで真顔なって真面目に捉えるの!?
てかなに!?同類!?え!?同類ってどういうことや!!?
「違うわ、ホモちゃう、冗談や、俺はシスコンや」
「え」「え」「え」
いや、3人同じタイミングで「え」言うなし、まるで俺がアホな事言ってるみたいじゃないか、やめてよほんと
「知也って、妹いたよな……」
「うん」
「それでシスコンかー……、ごめん、絶交するわ」
「おい在京、俺がリアルな妹には興味無いのは知ってるだろ?」
「ごめん信じられん絶交するわ、ほんと、こういう奴とは思わなかった」
「ひどい!?」
申し遅れた、この方は在京鷹木、私の友達ですわっ!!正確に言うとなってあげてるのですわっ!感謝してほしいわっ!!
ダメだ、この喋り方気持ち悪い
えーと、改めて、在京は「さいきょう」と呼ぶ。そのまんま過ぎて面白くねーって思ってたけど、なんでそんなこと思ってたのか未だに謎である
んで、後ろの鷹木は「たかき」と呼ぶらしい、ほんとそのまんまだなーー
部活は、確か、なんだっけこいつのやってる部活、聞いてくる
「なあ、在京、お前何部やったっけ」
「俺?軽音部だが」
そうそう、軽音部や。でもすごいよな、イケメンで軽音部のドラム担当って。こいつマジでモテてるからなあ、劣等感半端ないな
「で、これどう解決すんだよとも」
「みんなも考えてくれ、これの動機とか」
「普通にあれじゃね、さっき鷹木が言ってたあの、痴女みたいなの」
「うせやん、気持ち悪すぎて吐きそうになる」
ほんと気持ち悪いぞ~^
2次元と現実は違うってはっきりわかんだね
「それか高崎か」
「あー、それ有り得るな、あいつホモだし。よし解決、知也、犯人は高崎や」
「うせやろ、高崎……お前だったのか…………失望したよ……」
「おいおいおい、ちょ待てよ。いくら俺がホモだからといってよ、それはダメだぞ?いいか、そらと鷹木よ、俺は唾液なんてよりも精〇の方をぶっかける派だぞ」
「「「死ね」」」
「ひでー!!」
ホモはカエレ!!
こいつはホモである、名前は高崎広軌
普通に、「たかさき」で、普通に「こうき」と呼ぶ
ほんと普通だな、ともみたいに蒼昊って書いて「そら」って呼ぶようなキラキラネーム付けろよほんと
俺は何様やねんほんと
まあ、それは置いといて
こいつは言うまでもなく正真正銘のホモである
ホモの神と言っても過言ではない。もちろん、女子との関わりはゼロであり、女子の間では危険人物という認識がある
それはもちろんのこと女子の間だけではない。むしろ男子の方がこいつは危険人物として認識している
なにせ、いつ襲われるか分からないからな
で、こいつのやってる部活はー…………文芸部だっけ、いいや、文芸部でめんどくさい
俺らの学校では、月に一度文芸部が書いたショートストーリーが配布される
もちろん高崎のも載ってあるが、ほとんどBLである
腐男子である。
やっぱりあれだな
ホモはカエレ!!
【放課後】
「となると、やっぱり鷹木の方が確率高いな」
「そうなるなぁ」
しかし、オタクで変態の俺を好き~とかいうやつ居るのかよ気持ち悪い
悪趣味だよ、俺を好きになるなんて、もっと自分の可能性を見て、ちゃんと男を見分けるんだ!!
…………………………
え、俺自分で言ってること悲しくね。泣きそうになってきたわ
「まあ、そら、折角だし」
「ん?」
「部屋空いてんだけど、焼いてかない」
「ホモは帰れ、てか部屋でどうやって焼く、アホか」
「ふふふふふ…………」
「な!?ま、まさか!!」
「サウナと紫外線レーザーあるぞー」
「なんで部屋にサウナやねん」
「うそや、そんなもんねーわ、でうち来るか?」
「まあ、せっかくだし、行くわ」
「やりますねぇ!」
「お前ほんと謎だな」
とりあえずホモは帰りましょう
「てか、お前の家どこだ」
「こ↑こ↓」
「帰れ」
帰ってます。
「じゃ、お邪魔しよかな、机の事件も解決したいしな」
「お!すまんな!」
これはありがたいものだ
だけど未だに意味がわからないのは、なぜ唾液なのかということ、もしも俺のことが好きでヤンデレならば、さらに在京の言ってた痴女行為をしていたのなら、(自主規制)とかして…………あれをぶっかけるのではないだろうか…………
さっぱり分からないな!!
さて、家の前だが…………今朝なんか妹がなんか言ってた気がする……帰っては行けない感じのオーラが漂っているのだが…………どうしよこれ……
「どうしたとも、入らないのか」
「いや……なんかな……なんか抵抗があるんだ……」
「なんでだ」
「俺に聞くな、俺にも分からないんだ」
「そんなことはいいんだ、はよはよ」
はよはよって言われてもなぁ……なんか帰るのいやなってきた……
「仕方ないか……」
鍵がかかっているようなので、鍵を使って開けた途端、すごい、なんか、思い空気がドバーッと
なんか汚い表現になった気がするけど、いいや
「ただいまー……」
「お邪魔しマース」
……………………
ん?誰もいないのかな、普通客きたらあいつ、玄関まで来て挨拶するのに
猫かぶって
とりあえずリビングにいる雰囲気だし…………行ってみるか
「おーーい、帰ってきたぞ、返事くらいしろよ」
「あ、お兄さん、お邪魔してます」
「は?え?なんでお前…………そうかそうか理解した。おいクソ兄貴集合や」
「さ、彩奈ちゃん落ち着いて」
「あー、華那ちゃんはゆっくりしててね。あと橋元さんも、久しぶりです、ゆっくりしててください」
すごい作り笑顔!!そんな笑顔で僕の服引っ張らないで!!服ちぎれちゃう!!や、やめて!!!
「うわ!?おいそら助けろ!!」
「がんばれー」
「やめろー!!!死にたくない!!!僕はまだ若いんだー!!!!いやぁぁぁぁぁ!!!」
ありがとう
部屋に連行されたわ
【妹部屋】
「おい、説明してもらおうか」
「…………いや、こっちのセリフだし……」
「あぁん!?今朝言ったよな?友達来るから帰ってくんなって」
「いや……その……」
「お前は耳ないのか?あー??」
いったい!?こいつ!!俺を土下座さして、俺の頭を踏みやがって……!!!
「っ!?…………ごめんなさい」
「ちっ。お前よ、もう2度と前みたいな過ちすんなよ」
「はい……すみませんでした」
前の過ちって……なにしたっけ
何もしてないぞ!!あいつ何なんだよ!!しかも俺を縛り付けたままにして!!
まあ、こんなクソみたいな縄の結び方では俺に敵わない!!
一瞬で解いてやったわ。
「ふぅ……くそ!!あの野郎!絶対許さん!!」
……それにしても、妹の部屋久しぶりに入ったなー、いつぶりだろ、小学生の頃だから、5年かな
はは、年月が過ぎるの早いものだ
そして性格が変わるのも速すぎるものだ
「んーー」
見回りを見回す限り、ダメっぽいとこはないみたいだ……
特に変なものは置いてないんだなって確信したけどね
ちょっとなんか臭いけど
なんかゴミ箱から臭ってくる……おえ、吐きそ
ダメだ、驚く
【男部屋】
「すまんそら、長くなった」
「いいんだ、お疲れ様。」
疲れたも何も、ほんと嫌になりますよぉ
「なあ、お前ん家の姉と交換してくれね?」
「え!?いいのか!?!?」
うお!?こいついきなり乗ってきやごった!!!てか床ドンされそう、こわい気持ち悪い
「是非交換してくれ!!」
「あ……うん、交換しよ、うん、いつか」
「いつでもいいわ!!約束だからな!?俺は覚えるぞ!!」
「うん…………」
必死すぎんだろ、どんな姉だよ怖いわ
なんか、妹で良かったかな……
いや全然良くねー!!!絶対姉の方がいいだろ!!ホント交換 したろ!!
「それで、唾液の件だけどさ」
「うん」
やっと本題
何分かかったと思ってんだ
20分だぞ、ほんとここまでが長かった!!!
「俺が思うに、結構前から教室着いてて、そして犯行をしたのではないかと」
「なるほどなそら、確かに、誰かと一緒にいたら普通にバレるしな」
てかそれ先生が言ってたし。確かにこのような行為は一人じゃないとできない
「だから、最初に教室着いた人に聞き込み調査する、明日」
「それで男子だったら笑うわ」
「それな、草しか生えん」
「草生えて泥吐くわ」
「草」
草生えて泥吐くって、どうなってんだ
根元豆食べたのかな!!なるほど満足!!
俺強い!!
「あのー」
おっと、そういや鍵閉めてたな
開けに行った
「どうぞー」
「し、失礼しまーす」
「お、華那ちゃん、どうしたの」
「その、旅行のお土産あげようと思ってまして」
「お!さんきゅ!!」
「いえいえ、あ、そ、そちらの方もどうぞ」
「お、ありがとな」
「は、はい!それでは、失礼しました」
と言って、走っていった
……………………
いやー、華那ちゃんは可愛くていい子だねー、あの子が妹だったらもう何してもいいわ
「長日だっけ?意外といいな」
「俺の将来の嫁」
「え」
「マジ、取ったらぶっ殺す」
「う、うん」
そう、華那ちゃんは俺の嫁。
唯一現実で癒してくれる。優しいし可愛い、もう完璧じゃないか
名前は長日華那である
長日は「ながか」、華那はそのまま「かな」と呼ぶ
俺とは一応幼馴染みには入る
と思う
何よりも天然ぽいとこがいい!!
妹と同じ中3である
中3は部活最後に向けてみんな頑張ってるけど、華那ちゃんはなんもしていないらしい
そう、帰宅部だからだ
仲間が増えたぜ!!!やった俺!!
「もうこんな時間か、帰るわ」
「おう、今日はありがとな」
そうこうしているうちに、そらの家の門限が迫っていた
てか高校生になってなお門限があるとは、珍しいな
「いいってことよ、まだ明日な」
「はいよー」
「お邪魔しましたー」
ふぅ、明日で犯人分かるのかー……なんか知りたくない気持ちが現れてきた、なんだこの気持ちは…………
「おいカス、風呂入って集合や」
「え」
「はよしろ」
いや急すぎるだろ妹。いきなり風呂入れ集合とあ行くか?
「なんで風呂入る必要あるの、メシどうするの」
「飯はいつでもいいだろ、はよしろ」
「襲うの!?」
「死ね殺すぞ」
「ごめん……」
さすがにやりすぎましたねー!!
でも、なんでだ。集合だったら集合したらいいのではないか、いちいち風呂入るなんて面倒臭い!!
風呂に入る意味な、ほんと
仕方ないね、どうせ入るんだし、今入っとくか
そういや妹友ちゃんまだ帰ってないのに、集合したら一人になっちゃうじゃない、考えろよクソ妹、傷付けたらしばくからな
「はぁ…………やだなー、死にたくないなぁ……こんな出来の悪いクソみたいな妹にやられるとか……」
このあと風呂上がったらやられるんだろうな、ほんと想像しただけで鳥肌立つわ
だって何されるか分からんもん
あいつのなん考えてる事はほんとに意味不明だからね。耳にスパゲッティ入れて鼻から出せとかいきなり言い出したり、もう変人かよ!!!!
現実と2次の違いってほんとすごいわ!!!!偉大ね!
でも、妹でも、2次元であれば大歓迎だし。性格とか気にしないし…………2次限定だな
やっぱり、妹は
2次に限る
しかしよく考えてみれば、この唾液を人の机に付ける、いや、ベトベトの範囲からするとぶっかけてるか
この唾液を人の机に「ぶっかける」行為は果たしてヤンデレと考えて良いのだろうか。そもそもこんな奴に病むほど好きになるわけが無い
こんな、変態で気持ち悪い、顔も崩壊仕掛けの俺を好きになるやつなんていないさ!!
ではなぜ唾液を俺の机に「ぶっかけた」のか…………ただのイタズラとは考えにくいのだが…………だって、わざわざこんなクソみたいなイタズラのために、誰もいない朝の教室来てぶっかけるか?普通しないだろ、イタズラのためにこんなこと
だとすると……もしかしたら本当に俺のことが………………
何考えてんだ俺、妄想は現実にはならないのわかってて何考えてんだ俺。ほんと俺ってやつは、気持ち悪いな!!
「おいおいともよ、これはいわゆる『あっ、笠沙君!す、好き~、れろー、私の唾液が男の机に、あっ……!!笠沙……君……!!』とかのパターn」
「それ以上言うとお前の初めて奪う」
てか裏声やめろ気持ち悪い
「うわ、お前ホモだったのかよ」
「マジで?え?知也ホモだったの!?」
「なんだと!?俺と同類がいた!?」
へ?こいつら馬鹿なのか?
いや、冗談って分かれよ!!なんでそこで真顔なって真面目に捉えるの!?
てかなに!?同類!?え!?同類ってどういうことや!!?
「違うわ、ホモちゃう、冗談や、俺はシスコンや」
「え」「え」「え」
いや、3人同じタイミングで「え」言うなし、まるで俺がアホな事言ってるみたいじゃないか、やめてよほんと
「知也って、妹いたよな……」
「うん」
「それでシスコンかー……、ごめん、絶交するわ」
「おい在京、俺がリアルな妹には興味無いのは知ってるだろ?」
「ごめん信じられん絶交するわ、ほんと、こういう奴とは思わなかった」
「ひどい!?」
申し遅れた、この方は在京鷹木、私の友達ですわっ!!正確に言うとなってあげてるのですわっ!感謝してほしいわっ!!
ダメだ、この喋り方気持ち悪い
えーと、改めて、在京は「さいきょう」と呼ぶ。そのまんま過ぎて面白くねーって思ってたけど、なんでそんなこと思ってたのか未だに謎である
んで、後ろの鷹木は「たかき」と呼ぶらしい、ほんとそのまんまだなーー
部活は、確か、なんだっけこいつのやってる部活、聞いてくる
「なあ、在京、お前何部やったっけ」
「俺?軽音部だが」
そうそう、軽音部や。でもすごいよな、イケメンで軽音部のドラム担当って。こいつマジでモテてるからなあ、劣等感半端ないな
「で、これどう解決すんだよとも」
「みんなも考えてくれ、これの動機とか」
「普通にあれじゃね、さっき鷹木が言ってたあの、痴女みたいなの」
「うせやん、気持ち悪すぎて吐きそうになる」
ほんと気持ち悪いぞ~^
2次元と現実は違うってはっきりわかんだね
「それか高崎か」
「あー、それ有り得るな、あいつホモだし。よし解決、知也、犯人は高崎や」
「うせやろ、高崎……お前だったのか…………失望したよ……」
「おいおいおい、ちょ待てよ。いくら俺がホモだからといってよ、それはダメだぞ?いいか、そらと鷹木よ、俺は唾液なんてよりも精〇の方をぶっかける派だぞ」
「「「死ね」」」
「ひでー!!」
ホモはカエレ!!
こいつはホモである、名前は高崎広軌
普通に、「たかさき」で、普通に「こうき」と呼ぶ
ほんと普通だな、ともみたいに蒼昊って書いて「そら」って呼ぶようなキラキラネーム付けろよほんと
俺は何様やねんほんと
まあ、それは置いといて
こいつは言うまでもなく正真正銘のホモである
ホモの神と言っても過言ではない。もちろん、女子との関わりはゼロであり、女子の間では危険人物という認識がある
それはもちろんのこと女子の間だけではない。むしろ男子の方がこいつは危険人物として認識している
なにせ、いつ襲われるか分からないからな
で、こいつのやってる部活はー…………文芸部だっけ、いいや、文芸部でめんどくさい
俺らの学校では、月に一度文芸部が書いたショートストーリーが配布される
もちろん高崎のも載ってあるが、ほとんどBLである
腐男子である。
やっぱりあれだな
ホモはカエレ!!
【放課後】
「となると、やっぱり鷹木の方が確率高いな」
「そうなるなぁ」
しかし、オタクで変態の俺を好き~とかいうやつ居るのかよ気持ち悪い
悪趣味だよ、俺を好きになるなんて、もっと自分の可能性を見て、ちゃんと男を見分けるんだ!!
…………………………
え、俺自分で言ってること悲しくね。泣きそうになってきたわ
「まあ、そら、折角だし」
「ん?」
「部屋空いてんだけど、焼いてかない」
「ホモは帰れ、てか部屋でどうやって焼く、アホか」
「ふふふふふ…………」
「な!?ま、まさか!!」
「サウナと紫外線レーザーあるぞー」
「なんで部屋にサウナやねん」
「うそや、そんなもんねーわ、でうち来るか?」
「まあ、せっかくだし、行くわ」
「やりますねぇ!」
「お前ほんと謎だな」
とりあえずホモは帰りましょう
「てか、お前の家どこだ」
「こ↑こ↓」
「帰れ」
帰ってます。
「じゃ、お邪魔しよかな、机の事件も解決したいしな」
「お!すまんな!」
これはありがたいものだ
だけど未だに意味がわからないのは、なぜ唾液なのかということ、もしも俺のことが好きでヤンデレならば、さらに在京の言ってた痴女行為をしていたのなら、(自主規制)とかして…………あれをぶっかけるのではないだろうか…………
さっぱり分からないな!!
さて、家の前だが…………今朝なんか妹がなんか言ってた気がする……帰っては行けない感じのオーラが漂っているのだが…………どうしよこれ……
「どうしたとも、入らないのか」
「いや……なんかな……なんか抵抗があるんだ……」
「なんでだ」
「俺に聞くな、俺にも分からないんだ」
「そんなことはいいんだ、はよはよ」
はよはよって言われてもなぁ……なんか帰るのいやなってきた……
「仕方ないか……」
鍵がかかっているようなので、鍵を使って開けた途端、すごい、なんか、思い空気がドバーッと
なんか汚い表現になった気がするけど、いいや
「ただいまー……」
「お邪魔しマース」
……………………
ん?誰もいないのかな、普通客きたらあいつ、玄関まで来て挨拶するのに
猫かぶって
とりあえずリビングにいる雰囲気だし…………行ってみるか
「おーーい、帰ってきたぞ、返事くらいしろよ」
「あ、お兄さん、お邪魔してます」
「は?え?なんでお前…………そうかそうか理解した。おいクソ兄貴集合や」
「さ、彩奈ちゃん落ち着いて」
「あー、華那ちゃんはゆっくりしててね。あと橋元さんも、久しぶりです、ゆっくりしててください」
すごい作り笑顔!!そんな笑顔で僕の服引っ張らないで!!服ちぎれちゃう!!や、やめて!!!
「うわ!?おいそら助けろ!!」
「がんばれー」
「やめろー!!!死にたくない!!!僕はまだ若いんだー!!!!いやぁぁぁぁぁ!!!」
ありがとう
部屋に連行されたわ
【妹部屋】
「おい、説明してもらおうか」
「…………いや、こっちのセリフだし……」
「あぁん!?今朝言ったよな?友達来るから帰ってくんなって」
「いや……その……」
「お前は耳ないのか?あー??」
いったい!?こいつ!!俺を土下座さして、俺の頭を踏みやがって……!!!
「っ!?…………ごめんなさい」
「ちっ。お前よ、もう2度と前みたいな過ちすんなよ」
「はい……すみませんでした」
前の過ちって……なにしたっけ
何もしてないぞ!!あいつ何なんだよ!!しかも俺を縛り付けたままにして!!
まあ、こんなクソみたいな縄の結び方では俺に敵わない!!
一瞬で解いてやったわ。
「ふぅ……くそ!!あの野郎!絶対許さん!!」
……それにしても、妹の部屋久しぶりに入ったなー、いつぶりだろ、小学生の頃だから、5年かな
はは、年月が過ぎるの早いものだ
そして性格が変わるのも速すぎるものだ
「んーー」
見回りを見回す限り、ダメっぽいとこはないみたいだ……
特に変なものは置いてないんだなって確信したけどね
ちょっとなんか臭いけど
なんかゴミ箱から臭ってくる……おえ、吐きそ
ダメだ、驚く
【男部屋】
「すまんそら、長くなった」
「いいんだ、お疲れ様。」
疲れたも何も、ほんと嫌になりますよぉ
「なあ、お前ん家の姉と交換してくれね?」
「え!?いいのか!?!?」
うお!?こいついきなり乗ってきやごった!!!てか床ドンされそう、こわい気持ち悪い
「是非交換してくれ!!」
「あ……うん、交換しよ、うん、いつか」
「いつでもいいわ!!約束だからな!?俺は覚えるぞ!!」
「うん…………」
必死すぎんだろ、どんな姉だよ怖いわ
なんか、妹で良かったかな……
いや全然良くねー!!!絶対姉の方がいいだろ!!ホント交換 したろ!!
「それで、唾液の件だけどさ」
「うん」
やっと本題
何分かかったと思ってんだ
20分だぞ、ほんとここまでが長かった!!!
「俺が思うに、結構前から教室着いてて、そして犯行をしたのではないかと」
「なるほどなそら、確かに、誰かと一緒にいたら普通にバレるしな」
てかそれ先生が言ってたし。確かにこのような行為は一人じゃないとできない
「だから、最初に教室着いた人に聞き込み調査する、明日」
「それで男子だったら笑うわ」
「それな、草しか生えん」
「草生えて泥吐くわ」
「草」
草生えて泥吐くって、どうなってんだ
根元豆食べたのかな!!なるほど満足!!
俺強い!!
「あのー」
おっと、そういや鍵閉めてたな
開けに行った
「どうぞー」
「し、失礼しまーす」
「お、華那ちゃん、どうしたの」
「その、旅行のお土産あげようと思ってまして」
「お!さんきゅ!!」
「いえいえ、あ、そ、そちらの方もどうぞ」
「お、ありがとな」
「は、はい!それでは、失礼しました」
と言って、走っていった
……………………
いやー、華那ちゃんは可愛くていい子だねー、あの子が妹だったらもう何してもいいわ
「長日だっけ?意外といいな」
「俺の将来の嫁」
「え」
「マジ、取ったらぶっ殺す」
「う、うん」
そう、華那ちゃんは俺の嫁。
唯一現実で癒してくれる。優しいし可愛い、もう完璧じゃないか
名前は長日華那である
長日は「ながか」、華那はそのまま「かな」と呼ぶ
俺とは一応幼馴染みには入る
と思う
何よりも天然ぽいとこがいい!!
妹と同じ中3である
中3は部活最後に向けてみんな頑張ってるけど、華那ちゃんはなんもしていないらしい
そう、帰宅部だからだ
仲間が増えたぜ!!!やった俺!!
「もうこんな時間か、帰るわ」
「おう、今日はありがとな」
そうこうしているうちに、そらの家の門限が迫っていた
てか高校生になってなお門限があるとは、珍しいな
「いいってことよ、まだ明日な」
「はいよー」
「お邪魔しましたー」
ふぅ、明日で犯人分かるのかー……なんか知りたくない気持ちが現れてきた、なんだこの気持ちは…………
「おいカス、風呂入って集合や」
「え」
「はよしろ」
いや急すぎるだろ妹。いきなり風呂入れ集合とあ行くか?
「なんで風呂入る必要あるの、メシどうするの」
「飯はいつでもいいだろ、はよしろ」
「襲うの!?」
「死ね殺すぞ」
「ごめん……」
さすがにやりすぎましたねー!!
でも、なんでだ。集合だったら集合したらいいのではないか、いちいち風呂入るなんて面倒臭い!!
風呂に入る意味な、ほんと
仕方ないね、どうせ入るんだし、今入っとくか
そういや妹友ちゃんまだ帰ってないのに、集合したら一人になっちゃうじゃない、考えろよクソ妹、傷付けたらしばくからな
「はぁ…………やだなー、死にたくないなぁ……こんな出来の悪いクソみたいな妹にやられるとか……」
このあと風呂上がったらやられるんだろうな、ほんと想像しただけで鳥肌立つわ
だって何されるか分からんもん
あいつのなん考えてる事はほんとに意味不明だからね。耳にスパゲッティ入れて鼻から出せとかいきなり言い出したり、もう変人かよ!!!!
現実と2次の違いってほんとすごいわ!!!!偉大ね!
でも、妹でも、2次元であれば大歓迎だし。性格とか気にしないし…………2次限定だな
やっぱり、妹は
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気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
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山見月 あいまゆ
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私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
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