平和は訪れない!!

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妹様、やめてくださいよ!!

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今更だが、
妹くれだの、妹欲しいだの、姉いらんから、弟いらんから、妹くれだの
なんなんだ

こいつらの考えてる事は変態だなと改めて思った
何故だ、なぜ貴様らはそんなに妹を欲しがるのか、実にくだらない
現実を見るのだ、実際妹を持つとくそ大変であるぞ
生意気やわ、上目線やわ、もうとにかくうざい
なんていえばいいのかな、すごい邪魔なの、自由時間なくなるの!!こっちのことは好きになってくれないわ、むしろ嫌われるわ、もうなんなの!!


「はぁ……このあと絶対説教やん……」

それにしても俺は何が悪いことをしたのか。してないよな、うんしてないわ、あいつが可笑しいだけだわ
そうです、俺の妹は、何もしてないのに、いきなり怒ってくるのです。実に理不尽な

「そもそもなんで風呂入る必要あるんだよマジで……意味不明すぎるだろあいつ」

これが妹ではなく彼女とかだったら
絶対このあと(自主規制)するシーンであるよな。彼女じゃなくても普通はそうなると思うんだ
いや、決して妹と(自主規制)するとか期待してないからな、勘違いするなお前ら気持ち悪い。なんでそういう考えしちゃうのかな、そういう考えが良くないんだ!妹とやったところで、いいことは無い
吐きそうになったからやめるぞこの話!

「ヤるのかなー……おっと危ない立ってきた」


俺は変態だった



【リビング】

「おーい、上がったぞ」
「あ、華那ちゃんちょっと待ってね」
「う、うん!」

わあ!!すっごい笑顔だね妹様!!見たことないよ!神様でも降りてきたのかな!!

「おいゴラァちょっと俺ん部屋に来い」

地獄の神様が降りてきたね!!やったね!俺、殺されるよ!

「あは、あははは、ごめんね華那ちゃん、うちの妹ったら、こんなこと、あはははは」

てか服引っ張るなって、破れちゃうって

「あ、あははは………………が、頑張ってくださいねお兄さん……」
「うん、お兄さんがんばるよ」
「おいくそ兄貴、華那穢れるだろ、華那に喋りかけんな」
「…………」

腹立つわー!!お前と関係ないだろ!!俺には自由権があるはずだ!!

「ねーから、てめーに自由権など」
「…………」

な!?こいつ、俺の考えてること読んでやがる
無理だ!!勝てない!!



【妹部屋】

まだ臭ってるよ……

「お、おい、何の用だよ」
「お前心当たりねーのか」
「いやさっぱり」

ガチめに心当たりもクソもないんだよなぁ。やっていいことと悪いことはしっかりと見分けるしね、わたくし

「はぁ……ほんとカスな兄貴を持ったもんだ」
「な!?」
「なんだ、間違ったことを言ったか?」
「俺はカスじゃない!!!」
「どの口で言っとんねんお前」

うっ!!ひ、否定出来なくなった!!
そ、そうだよ!!俺はカスだよ!!人間のクズだよ!!

「はぁ……これを見せてやれば自分のやったことわかるだろ」
「な、なんだよ……」

やべぇ!!嫌な予感しかしねー!!なにこれ、今までに感じたことのないこの嫌な予感と地味な殺気!!
くそ!!逃げ出したいけど
縛られてるんだよなぁ!!動けねぇ!!

「で、お前、これはなんだ」
「え、どれどれ……ってなんでてめえそれ持ってんの!?!?」

ちょっと勘弁してくださいよ!!なんでわたしのエ〇同人持ってんだよ!!なんでなんでなんでなんで!!!うわあ!!ダメだ殺される
しかもよりによってあっちの同人取りやがって!!なんであっちの方なんだよ!!別のやつ取れよ!!ふざけやがって!許さんぞ

「おま、返せよ!!」
「は??焼却処分に決まってんだろ」
「な!?お前それはひどいぞ!!」

これを取られたらマジで俺の癒しなくなるんでやめてください妹様
しかも焼却処分なんて、辛すぎますよ妹様やめてくださいよほんとに

「てか何クソ野郎、何妹物のエ〇同人買ってんの?は?お前死にたいのか、なるほど殺してあげる」
「待て待て待て待て、勝手に進めるな、てか何殺そうとしてんだよ!」
「いや、ゴミだから?」
「ゴミだから?じゃねーよ!!俺の何一つ知らねーくせによ!!返せよおら!!」
「は??てかお前近づくな、あと1センチ近づいたらこの本のページ1ページずつ切っていく」
「ぎゃあああああ!!!!!やめて!!!」
「やめて欲しいのはこっちだわ、動きがウジ虫みたいでキモイし」
「お前が縛るからだろ!!!」

ん、待てよ、そのエ〇同人はの隠してた場所は確か……………………
ふふふふふふふふふふふ、怖いね俺の妹

「そんなことよりもよ、クソ妹」
「あぁん?なに、謝罪か、許さんぞ」
「は?日本語でおk」
「あとで燃やす」
「すみませんでした!!!」
「ちっ」
「………………」

呪ってやる!!こいつめ!!悪い目に遭え!!悪い目に遭え!!悪い目に遭え!!

「おいクズ、私を呪っても意味ねーからな。焼却処分なるだけだ。よし、炭にしてくる」
「うわああ!!!ごめんなさい!!!」

ああ!!もう鬱陶しい!!

てか俺なんか聞きたいことあった気がするんだけど………………くそ!!妹のせいで思い出せねーー!!なんなんだあいつふざけんなよ!!人の部屋勝手に漁って
ん?人の部屋……勝手に漁って……漁って…………
あーー!!、そうや、聞きたいこと思い出したわ

「おいカス妹、お前俺のエ〇同人持ってて、しかも妹系、つまりは貴様」
「!?」
「俺のーーーーー」
「なにーー!?!?聞こえないな!!!」

言おうとした瞬間、妹の腹パンを食らい、さらには股間を蹴られた
これはクソ痛い
速すぎるだろ

「いっっ~~~!?!?!?」
「もう1回言ってみおら!!!」
「ごめんなさい、殴らないでください、もう言いませんごめんなさい」
「ちっ、ああ!!時間取っちまった、華那ちゃんのとこに戻らないと」
「」

言えない、私にはもう言えない……
言った瞬間蹴られるわ腹パンされるわ頭殴られるわ
てか今も痛いもういや死にたい

…………ええい!!腹立つ!!あいつの部屋漁ってやる!!!妹が悪いんだ!!
そうだ、あいつが悪い!!だから漁る!!!

やっぱり俺はクズ


そう、俺にはクソみたいな妹がいる。名前は笠沙彩奈、前は「かささ」で、後ろは「さな」と呼ぶ
名前は可愛いのにねー、性格がクソすぎて何も言えないんだよなぁ。中3にしてこのウザさ。いや、反抗期かもしれないけど、でも度が過ぎる
小6までこんなクソみたいな性格じゃなかった
まあ、つっても小さい頃からお兄ちゃんと呼ばれたことないし
ずっとクソ兄貴か変態か兄貴しか呼ばれたことない
そう、あいつが幼稚園のときから、俺はそう呼ばれている
そんなに嫌われてるのかな……生きるの辛くなるよ
あーあ、性格さえ良ければなー
彼女などいらない!!妹だけでいい!!
という考えに行くかもしれないのに、顔も可愛いし…………

「はぁ…………」

それにしても、どこから漁ろうかな
ん?縛られてるから動けないだろ?って?
残念、縛られた直後にもう既に解いてある
限界がきたら殴れるようにしたんだ。はっはっはー
解くのだけは得意だからな!!

よし、では定番の
ベッドの下!!

「んーー、何も無いな…………」

妹にしては珍しい、部屋散らかってるのにベッドの下何もないとは……

次は怪しいタンスの中!!

「おらぁ!!って、え、うそだろあいつ」

これは驚きぃ!!
2着!!!
こいつどうしてるのかな!!夏休みとか!!

「少なすぎんだろ…………買ってやるか今度」

俺は優しいって、はっきりわかんだね。



んー、となると一番怪しそうなのは、机の中だな……なんか嫌な予感
…………ダメだ、開いたら殺されるオーラが漂っている…………
ええい!!知るか!!開いてやる!!

「」

…………………………………………
…………………………………………
よし、悪かった妹、うん
そうだよな、お前だってそういう年頃だもんな
……………………
………………
…………
あいつ気持ち悪ぃぃぃ!!!!!
なんでこんなに機械があるの!?は!?
しかも
バイブやん!!えー!?!?もしかして母さんに似た系!?
母さんの場合はリビングに置いてるんだよなぁ、もう訳が分からないぜ。しかも父さん曰く
「私がプレゼントしたものだ」
とか言い出すし、何がしたいねんお前らは
ほんと両親までも変態とか、萎えるぜ!

でも、あの機械の量は…………半端ねーなうん。母さんよりは少ないと思うけど…………これもなかなか……別の引き出しの中にもびっしり詰めてあったし……そんな種類あるもんかねー……

「おいカス、いつまで私の部屋にいるつもり、殺されたいのか」

ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
よかったーーちょうど引き出ししまって!!

「ひっ!?!?す、すみませんでしたー!!!」

今だ!!自分の部屋に行くぞ!!

「いた!?ちっ、死ねよ、ぶつかったし謝れや」
「あれ、兄貴縛ってたのに、なんで??」


あっぶねーー!!!?殺されるところか灰にされるとこやったーー!!!!
でも弱みは把握したぜ
ふふふふ、クソ妹よ、これでお前は俺に逆らえねーな!!ははははは!!
お前がなにか悪いことした瞬間!!俺はお前の趣味をばらす!!世間にな!!
ふはははははは!!

………………はは……はははは……
俺の方がやべえだろ!?
妹物バレたんだぞ!?世間に知らされたら俺人生終わるぞ!?
決してシスコンじゃないのに!!ゲームの中の妹なら大好きだしシスコンだけども!!
いやぁぁぁぁぁ!!!もう死にたいぃぃぃ!!

てかなんであいつ
俺のエロ本の隠し場所分かったんだ……

なぜ、俺の部屋に入って、ベッドの下を漁った…………
ま、まさか……ヤ、ヤンデレとか!?!?
なんだ、これでパンツとか、いろいろ消えていた事件が解決されたじゃないか、めでたしめでたし
ふぅ、やっと解けたぜ
妹はヤンデレだな!!

めでたくねぇ!!!ちっともめでたくねぇ!!てかヤンデレとか、いやぁぁぁぁぁ!!!
ま、まさかあいつホントに俺のこと……
あ、きもい、ないわ、それやったら死んだ方がいい
妹がヤンデレ??ないわ、お前ら期待してんじゃねー、カエレ!!


「もう寝よ、うん」

そうだ、寝て、今日の出来事を忘れよう!!

「待てよ……」

この時間帯だ、華那ちゃんが帰らないということは、泊まるということかな……
やったぜ。

「なるほどなぁ…………なんか期待しちゃうな!!」


おっと危ない下半身が

あー、なんか、なんとも言えねーけど


やっぱ俺って、クズだなー……
まあ、知ったこっちゃない


よし!!全裸待機だ!!
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