平和は訪れない!!

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3日目!!修羅場は(いら)ないです

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人の幸福のために自分の幸福を与える
自分の幸福のために人の幸福を奪う
幸福は自ら掴みとらないといけない
だけど、自分の幸福は人からもらっている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

皆さんこんにちは、お兄さんにも紹介されたと思います、長日華那です
やっと出番が来ました!!これも作者さんのおかげ!!ありがとう作者さん!大好き!!(メタイ)
お兄さんの紹介だけではちょっと足りなかったので、ほんのちょっとの間時間取ります!!
今年で中学3年生になりました。彩奈ちゃんと同じ学校で、なんと!!三年連続同じクラスです!!これは運命を感じます!
彩奈ちゃんとは長い付き合いで、いわゆる幼馴染ってやつですかね。なので、お兄さんとも小さい頃のお知り合いで、よく遊んでました。なにせ、家隣ですので
しかし、最近なかなかお兄さんと喋れません。なんと表せば良いのでしょうか、恥ずかしいとか、そんな感じではなくて。んーー、分からないや
身長は157位です
低いです、もっと伸びて欲しいです。身長についてあまり語りたくないです、ここで終わらせていただきます。

それにしても、最近はだるい気分です。一人っ子ですので、兄弟もいませんし。両親共働きなので、家に帰ればいつもひとりです。あまり口には出したくないんですが、正直言って寂しいです。両親とも出張の日とかありますが、その時は彩奈ちゃんの家に泊まってたりしてます。その日でしかお兄さんと遊べませんし……いや、あれですよ、本当は普通に遊べるんですけど……その、なんと言いますか…………

「ねぇ華那ちゃん」
「ん?どうしたの彩奈ちゃん」

華那ちゃんはいつも幸せそうで羨ましいです、何かあるのでしょうかね

「昨日兄貴帰ってこなかったんだけど」
「へー、珍しいね、お兄さんにしては」
「しかも私1人残してだよ?メモくらい書けつーの」
「あはは……きっと急用なんだよ!」
「あいつに急用もクソもあるか!」

幸せじゃなかった
まだお兄さんと喧嘩してますよ
喧嘩?んー、喧嘩と言えるのでしょうか。まあいいや、喧嘩で!
彩奈ちゃんは本当にお兄さんのことが嫌いらしいです。何があったのでしょう、小学校のころは嫌いとかそんな感じじゃなかったのに
小学校のころなんて、風呂まで一緒に入っちゃって…………羨ましいですよぉ…………
あーー!!何でもないです忘れてください!!

「じゃあ彩奈ちゃん1人なの?」
「うん、1人」
「じゃ、しゃあご飯どうしてるの……」

恐る恐る聞きました。彩奈ちゃんはご飯なんて作れないからです
私より下手です!!あの食べ物を食べてしまった人は拒絶反応が起こり、最悪死に至ります!!

「ご飯はね、カップ麺で補ってるよ」
「か、カップ麺で足りるの?」
「足りる足りる、全然行けるよ」
「栄養が……」
「いいのいいの!」
「でも、寂しくならない?」

1人は寂しいです、私にとって。でも、1人の方が落ち着くという人もいます
やっぱり人それぞれですかね

「いや、寂しくないよ?むしろ楽しいくらいだよ」
「……なんで?」
「そりゃ、くそ兄貴いないし、せいぜいするよ」
「昔はベッタリだったくせに…………」
「昔の私は狂ってたんだよ。もう昔の自分殺したいよ」
「ホントは?」
「ホントは?って?」
「…………ホントは寂しいんでしょ?」
「そんなことないよ、寂しくない寂しくない」
「私だったら寂しいよ…」

1人いました。1人の方が楽しいという人
やっぱり人それぞれですね

「でもお兄さんどこに行ったんでしょうね」
「さあ、どうでもいいよアイツのことなんて」
「でも気にならない?」
「まあ、気になるっちゃ気になるね」
「探してみる?」
「はー?嫌だよ、なんで探さないといけないのよ」
「違うよ!!ほら、いわゆるストーカーってやつだよ」
「なるほどねー、ちょっと面白そうかも」
「でしょでしょ、探してみよう!」

我ながらいい思いつきです!!ちょっとストーカーって言い方悪かったですけど。でも、ただ単に行動を見るだけです!!
それがストーカーだって?知らないですよそんなの!気にしたら負けです!

「じゃあとりあえず放課後で探そ」
「あ、彩奈ちゃん」
「ん?」
「お兄さんスマホ持って行ってる?」
「うん、持って行ってると思うよ」
「なら楽勝だね」
「???」




「お、部長、今日部活休むね」
「華那ちゃんが部活休むなんて珍しいね。なんの用で休むの?」
「ちょっと言い難いです……」
「そっかそっか、じゃあ休んでいいよ、顧問に歯医者って伝えておくよ」
「ありがと!」

なんて言えばいいか分かりませんでした、嘘つくの苦手ですし……
私は音楽部という部活に入っています
吹奏楽部とは違うものです
音楽部はその名の通り、音楽全般のことをやっています。歌を歌ったり、楽器演奏したり。楽器は自分の得意なものをやっています。なんの楽器でもいいわけです
そのため、部員が50名と、非常に多いです
私はピアノをやっています。1ヶ月ごとに行われる学校集会でピアノを演奏しないといけないので、毎日部活に行ってましたが、今日はお兄さん探すので休みました
学校集会について疑問に思ってる人も少なくないと思いますが、私たちの学校は他の学校にはないものを取り組んでいますので

「彩奈ちゃん、お待たせ」
「おお、いらっしゃい」

とりあえず家で探すことにします
彩奈ちゃんはなぜ家で探すのか分かっていないようです
昼休みの会話で……
「今日は家で探そ」
「え、家でどうやって探すの、兄貴家にいるわけじゃないし」
「え、いや、あれだよほら!スマホで、あの、なんて言うのかな」
「???」
「とりあえず家行くから!!その時に!!」
こんな感じで、まったく話が通じませんでした
私の説明も悪かったと思いますよ!説明なんてしてませんでしたが!!

「で、どうやって探すの?」
「パソコン使いマース!」
「ほほう、華那ちゃんパソコン持ってるんだねぇ」
「ま、まあね!」

パソコンは便利です、色んなことができます!
でも今のほとんどの人はパソコンでゲームしてます、もうちょっと活用してほしいです!

「お兄さんのスマホのメールアドレスと電話番号さえ分かれば1発だよ!」
「へぇ、それで場所分かるの?」
「うん、お兄さんのスマホの電源が入ってたら探知できるよ」

そうです、問題は電源が入っているかどうかです
入ってなかったらおしまいですので

「うぉ、華那ちゃんすげー、打つのはや!!」
「へへ、それほどでもないけどね」
「いや速いよ、人じゃないよ!!」
「大袈裟だよ」
「だって、メールアドレス2秒くらいで打ち終わったじゃん!!おかしいよ!チートかよ!」
「でももっと速い人いるよ」
「なんでだよ!てかどこで鍛えてきたの!?」
「暇な時はいつもパソコンでいろいろやってるからね、自然と身につくんだよ」
「それでこんなに身につくのね……」
「なんで引いてるの!ほら戻って!」

皆さん普通ですよね!
毎日パソコンやってたら、速くなるのは普通だよね!!

「あ、特定できた……」
「え……速い…………」
「うん……なんか、なんとも言えないね……」
「おもんないの」
「せっかく言葉変えて言ったのに、ストレートで言わないでよ」
「あれ、華那ちゃんもそう思ってた?」
「うん、正直……」

お兄さんのスマホ…………なんの保護もされてなかった……心配だよ
普通ならなんか守ってるはずなのに

「ここって……結構近いところにいるよ」
「うぉ、ホントだ、ちっかい」
「…………新しいアパートのとこだ」
「知り合いのとこで泊まってるのかな?」
「ちょっとスマホに乗っ取ってみる」

なんも保護されていないお兄さんのスマホを乗っ取るのは簡単です

「カメラ起動しないと」

これでお兄さんのスマホから全体の様子が見えます
手に取っていればいいですが

「あ、ゲームしてる」
「おお!!分かるのか!すげー!」
「これでカメラ起動して、よし!」

移ったのはテレビでした
テレビ見ながらゲームなんて、どんだけ暇なんですか

「華那ちゃん、声とか聞こえないの?」
「ん?聞きたい?」
「まあ、そっちの方が状況わかり易いし」
「じゃあ、ちょっと待ってね」

今更思ってしまいました
これ、犯罪ですよね…………
ど、どうしましょ!お兄さんにバレたら……!!ど、どうしょ!!
バ、ババ、バレなければいいんだもんね!よし!バレないように慎重にいかないと!!

「これで聞こえるようになったよ」
「ゲームの音しか聞こえない……」
「仕方ないよ……」

これでは音声機能が意味無いですね
どうしましょう、ゲームの音だけ下げれたりしないんですかね……

「あ、誰か帰ってきたみたい」
「ホントだ、ドアの開く音が」

だれでしょうか、知り合いですかね

「ちょっと会話聞いてみない」
「ん、いいよー」

彩奈ちゃんが気になってるので会話を聞くことにしました
わ、私はお兄さんが心配で、その聞いて、どんな状況にあるか確かめたいだけです

『ただいまです』
『お、おかえりー』
『では、やりましょう』

「ぶーー!?」

や、やる!?な、なななな!?
どどどどどうしよ!?

「華那ちゃん何考えてんの」
「なな、なんでもないよ!!ほら、続き!」
「絶対変なこと考えてたでしょう、ほれほれー」
「やめてよ!!ほら、聞こ!」
「はいはーい」

『なんでだよ、やりたくねーよ』
『ちっ、つまんないの』
『つまらなくて結構。いやー、今日1人くそ暇やったわ。でも俺のために部活休んで大丈夫なのか』
『な!?知也先輩のために休んだわけじゃないからね!?』

「ちっ」
「華那ちゃん?どうしたの?」
「いや、なんでもない」

『ひど、俺のために休んでくれたと思ったのに、地味にショック』
『そんなわけないでしょ……』
『じゃあなんで休んだの?』
『……………知也先輩が寂しがってるだろうなって……』
『ほらやっぱり、俺のためじゃない、可愛いなぁ』
『な、撫でないでください!!』
『ほう、嫌なのか?もう撫でないぞ?』
『むぅー!!いじわる!』
『ふはは!!おりゃー!』
『わしゃわしゃすんなぁー!!』

「ぶっ殺すぞ」
「華那ちゃん、何があったの?」
「いや何でもない」
「さっきから独り言やばいよ?」
「気のせいだよ、独り言あまり言わないもん」
「でも……舌打ちとか、死ねとか…………普通に聞こえたんだけど」
「ん?そんなことないよ」
「………………あ!!顔見れたよ!ほら」
「……………………」
「あれ……これ、なんか見覚えない?」
「ん?こんなやつの顔なんて分からない」
「華那ちゃん口調!!いやさ、結構容姿は変わってるんだよ。ほら、あの人!」
「誰だよ」
「図書委員の!!冬刖先輩!」
「あー、そんなやついたな」
「ロリ顔で有名だった」
「確かにちょっと似てるかも」
「まあ、まだ確定してるわけでもないし、続き聞くか」
「………………」

『じゃあ夜ご飯作るので、風呂沸かしといてください』
『はやくね』
『はやくないです、いつもこんな時間です』
『そうなのかー』
『そうなのだー』
『よし、自重』
『はい』

「楽しそうに過ごしてるねー」
「そうね」
「あれれー、華那ちゃん嫉妬?」
「そんなわけない」
「そうかなー」
「もうこんな時間だ!私帰らないと」
「あ、ホントだ。はやいねー、なんか」
「まだ明日ね!!」
「うん、まだ明日ねー!!」

なぜかもう見たくないと心が叫んでて、心が痛いです
決してお兄さんのこと好きではないんですけど……なぜか……心がモヤモヤして、嫌な感じがしてしまいます……

「さて……どうしましょう」

家に帰ってもやっぱり1人でした。両親とも数日間出張ということで、いつも1人です
最近やることもありませんし…………

「冬刖……!!」

心のモヤモヤがいつの間にか嫉妬に変わり
嫉妬が殺意へと変わる

「あーあ、冬刖先輩も馬鹿なことしますねぇ。本来ならこんなことしたくありませんが、仕方ありません








お兄さんは皆のものですから」
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