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4日目!!喜べ!修羅場や!( '-' )
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最強は人を制する
最弱は人を妬む
最強は最弱を制し、最弱は最弱を妬み
下剋上を起こす
―――――――――――――――――――――――――――――――――
自の家を出て3日目、もはや帰る気など失せてしまった俺…………
一生ここにいたいと願っている。これがヒモ生活…………なんて素晴らしい響き!!!ヒモ生活!!
す ば ら し い!!!
「もう朝か…………」
癖なのだろうか、六時に起きてしまう。もちろん冬刖はまだ起きていない、グーグー寝てやがる
そして、いつもなら台所へ生き朝飯作るが、ヒモ生活というわけで、作るわけがないです
「寝顔鑑賞するか」
こいつの寝顔結構可愛いぞぉー
俺の超好みの顔してるし、妹より可愛いぞぉ、すべてにおいてな!!
だめだ、妹のこと思い出すと腹が立ってきたぜ!!くそ!サンドバッグよこそ!!
「はわー、本当に可愛い奴め、朝から心ぴょんぴょんさせやがって」
自分のモノにしたいね!!冬刖が妹だったらいいのに!まだ3日しか経ってないけど。いや、彼女曰く
『なにが会ってまだ2日ですか、ずっと前から会ってたじゃないですか』とのこと
だからあれは会ってるとは言えないって、図書館に行って本借りる時に話しかけてるだけやんけ
まあ、こんな事言ってもこいつは理解してくれないのだろう。なにせ、これを言ったら
『そんなこと言うとぶっ殺します』って帰ってくるので、とても怖いです。
「やべ、ツンツンしたくなってきた」
おっと、お〇んツンツンじゃないっすよ?お〇んツンツン丸と一緒にしないでください!!
あ?だからおでんツンツン丸と一緒にすんなつってんだろ!!あ!?☆TA☆TA☆KI☆NO☆ME☆SU☆ZO☆
「おりゃー、ツンツン!」
「ふにゃー…………」
「ぶっふぉ、かわい」
思わずにやけてしまった、ずっと前からにやけてたけど
嫌でもね、本当にこの子可愛いの。ロリコンホイホイだけど、なんか、なんか凄いあれだ、あれだうん、ごめん言葉が出てこない
言葉が出てこないくらいやばいと思ってくれたらいい、うん。
「ふにゃむ…………」
「やべ、俺なんてこんなにドキドキしてんだ」
「ぅぅ…………」
「な、なんなんだこの生き物は…………可愛すぎる!!」
ちょっと理性保てなくなったが…………なんとか……なんとか、耐えれた……
「こいつサキュバスかなにかなのか…………ぜってぇサキュバスの生まれ変わりだろこいつ!!」
それからずっと寝顔見たり、撫でたりしてました。本当にしょうがない変態というのを再び自分で感じれました
ありがとうございます
これで私もロリコンということがわかりました、作者さん後で覚えといてください、殺します(メタイ)
「むにゃにゃ…………」
「ミー……」
「あ、子猫起きた、よーしよし」
「ミー」
「うぉ、すごいなついてくるね、可愛いねぇ」
「ミャー……」
やべー、子猫可愛ええ!!ここは天国か!!こんな癒しのところがあっただなんて!!俺は幸せなもんだな!
全部監禁のおかげだな、そう考えるとなんか喜べないのが現実
嫌になっちまうぜ!!
「ふぁー……あ、おはようございます知也先輩」
「おお、起きたか、おはよ」
「なんで朝からそんなニコニコしてるんですか、気持ち悪いですのでやめてください」
「もう潤夏ちゃん酷いなぁ!俺はいつもニコニコしてるだろ?」
「…………吐き気しました、ちょっとトイレ行ってきます」
「ひっでぇ」
「ミー」
「なー、冬刖酷いよなぁ!」
「なに猫ちゃんに同意求めてるんですか、ついに馬鹿になりましたか」
「バカとは、ひどいぞ!」
「バカはバカです、ねー猫ちゃーん」
「ミーミー」
「ほら、猫ちゃんも同意してますよ」
「………………お前ほんとバカだな」
「後で覚えてください」
「あ」
と言って、支度しに行った。冬刖には学校という地獄のところへ行かないと行けないからな、残念残念
俺は行かなくていいんで、はい、勝ち組あざす(ただし1週間だけ)
「まだ暇になるよぉ猫ちゃん、遊び相手になってぇ……」
「ミー」
「うぅ、ありがとよ猫ちゃん……」
俺悲しくないか。え、勝ち組のはずなのに、なんでだ
「そういえばまだ名前付けてなかったね、何がいいかなー」
「ミー」
「もうミーちゃんでいいかな……ださいかなー……」
「ミャー」
「どうしよ……」
「ミーちゃんなんて嫌です」
「お前支度はえー」
「普通です」
「そうかな」
「ここは私に任せて」
「じゃあ任せる、どうする」
「んー…………」
「ミー」
「ぬこで良くないですか」
「おい待て、もうちょっと頑張ってみないか」
「もうぬこが良いです」
「待て待て、まだ決めつけるのははやい」
「いいえ!!ぬこでいいんです!!」
「お前それでいいのか!!ぬこだぞ!ぬこ!!いいのか!」
「いいんです!!私の猫ですし!!」
「俺の!この猫ちゃんは俺の!何回言えばいいんだよ!」
「あーもう!!ぬこがいいんです!」
「俺が嫌だ!」
「てか何でこんなので争ってるんですか!!」
「お れ が き き た い!!」
はぁ……猫の名前でこんなに争うことなのか…………
いや、確かに争うかもしれないけど。え、争うのかホントに、ちょみんなに聞きたい
「………………」
「……はぁ…………」
争い終わったあとのこと静粛
なんとも言えない
そもそもぬことか有り得ない
みんなもそう思うよな!自分の猫の名前、ぬこだぞ?
名前呼ぶ時、ぬこーって呼ばないといけないんだぞ?
いや、普通にいいけどさ、なんかいやじゃない?なんかいや、なんか
「もうぬこでいいよ…………」
「最初ならそう言ってくださいよ……朝から疲れたー…」
「お前がぬこなんて言うからや……」
「私のせいにするんですか、酷いですね。そもそも名前なんて付けようと考えたの知也先輩じゃないですか」
「そうだけど、でも俺最初ミーちゃんって言ったし」
「それは私が嫌です」
「俺もぬこが嫌なんだけど?え、なんなの?」
「ふっ、ここは私の家、知也先輩に決定権及び否定権なんてないですから」
「コ☆レ☆ハ☆ヒ☆ド☆イ」
これから私の猫がぬこになるのか…………いや、普通にぬこという響きは好きだけどね
ぬこ大好きだけどね
じゃあ俺はなんでぬこがいやって言った
あれ、マジでなんでだ
もういいや、わかんない!
「もう朝ご飯作りたくないので……カップラーメンでいいです」
「ええーー、作ってよ!」
「子どもですか、いやです、絶対作らないです」
「俺泣いちゃうぞ!俺泣いたらあいつが来るぞ!」
「誰が来るんだよ」
「…………俺泣いちゃうんだからね!」
「泣けよ」
「え……あれ」
「なんですか、泣かないんですか」
「いや、なんか口調変わったなぁって」
「あー、もう敬語もだるくなりましたので」
「………………」
敬語使うのって、だるくなれるの?え、なに
そんなに俺に向かって敬語使うのが嫌いなの?
「でも先輩ですし、仕方ないです」
「なぁ……お前実はエグい性格してたりして」
「そうですよ?」
「認めちゃったよこの子」
「クラスの男子に怖がられてますよ?」
「…………なんて性格してやがる…まさか俺の妹よりエグいだなんて……!!」
「へー、じゃあ知也先輩の妹さんとやらの性格を真似して、それよりもエグい性格でこれから知也先輩を接しますね」
「待て、そうやって詳しく言うな、やるな、頼む、お願い致します、やめてください」
「ふふ、なら私の言うことを聞くのです」
「…………はい」
この子はサキュバスというよりも、悪魔である
あ、そうそう、みんなに聞きたいんだけど
サキュバスと悪魔って、何が違うのかな?
同じだと思うんだよね、俺。性質が違うだけで
まあ、そんなことはどうでもいいか
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさん」
「では、学校行ってきます、留守番お願いします」
「はーい、行ってらっしゃい」
がちゃんとドアが閉まる音がする。まだ1人になる
1人がこんなに寂しくなるなんてね、昔なんてなかったのに。あれ、これ前も言った気がするけど……もういいや
「なにしよっかな……まだゲームかなぁ」
ぬこと遊ぶかゲームするしかなかった
ぬこもまだ子猫だし、色々遊べないけど、猫じゃらしで遊んでやるか
「ぬこー、ほら猫じゃらしだぞぉー」
「……!!」
「うお、すごい反応してる」
その反応やっぱり可愛いね
ちなみにこの猫じゃらしは昨日買ったもの。暇だったのでさすがに外出た
「おお、追っかけてる追っかけてる、すげー速い」
その速さは目にも止まらないくらい速い
音速あるんじゃね
ちなみに俺の手の動くスピードはマッハ2です。ふっ、これが妄想の力!!
そんなことをしたり、ゲームしたりしてたら、もう昼が回った
1人です過ごすと時間の感じ方が狂ってしまう
自分で適当に料理を作り、食べて、テレビ見て、再びゲームをする
さすがに暇だと思い、外には出たが、何もやることなかったので十分もしない内に帰ってきてしまった
そして今はもう午後4時。今日もひどい時間の使い方をしてしまったなぁと後悔してる
あるよね、終わってから後悔するって。てかいつもだよね
ホント、何でだろうねぇ
「あ、そういや今日冬刖部活行くんだっけ…………帰ってきてくれよぉ、寂しいんだよ!!うわー!!!」
くそ!!1人でこの時間過ごすのかよ!帰ってくるの楽しみにしてたのに!!
「あー、ひまー!!あ、料理して帰ってくるの待と。あいつの喜んでるけど表に出さない顔を写真にして、コレクションだ!」
俺いつの間にこんなことを考えてた!!ただのキモいやつやん!!変態やん!前からだけど!
『ピーンポーン』
「ん?誰だ…………てか俺出ていいのこれ……」
『ピーンポーン』
「え、どうしよどうしよ。そもそもなんで新築のアパートなのに、あの、ドアのあれ、覗く穴、あれ。なんであれがないんだよ!」
俺誰に話しかけてんだよ
『ピンポンピンポンピンポン』
「ピンポンダッシュかよ!良くないよそんなこと!」
特大ブーメランの気がする
気のせいだよね!!
「はーい、ちょっと待ってください」
仕方ないので、ドアを開けて出るしかなかった。もしも冬刖の知り合いだったら、適当に親戚というしかない。心の準備もできていた
「はーい、だれで…………すか……」
「お兄さん、こんにちは」
「よ、よお華那ちゃん」
まさかの予想外の人だった
だれもが思わないだろう。他人の家にいる時にチャイムに出たら、相手が自分の幼馴染なんて
「ど、どうしたの」
「お兄さんこそどうしたんですか、こんなところで」
「いや、その、ほら、うん」
「答えになってませんね。どうしてここにいるんですか」
「…………なんでそんなに聞くんだよぉ……」
「答えてください、なぜこんなところにいるんですか」
「ぎゃ、ぎゃ逆に、どうしてここに来たの」
「私の質問に答えてください、言い訳は聞けませんよ」
「…………」
華那ちゃんは絶対に俺がここいる理由が分かっている
そしてそれについて怒っているのだろう
何にせよ、家を妹1人に任してるんだから。妹は華那ちゃんにとって幼馴染であり親友でもある、さすがに怒っているのだろう
俺もそれについては何も言えなかった
「……理由分かってるだろ、華那ちゃん…………」
「いいえ、分かりませんね」
「なんでそんなに…………言いたくないよ俺」
「へぇ、言わないんですね」
なぜか怖い笑顔を見せてくる華那ちゃん
なんでそんなに怒ってるの!!いいじゃないそれくらい!華那ちゃんも分かってるだろ!妹が俺に対しての扱い!誰もが逃げ出したくなるよ!
「……だってさ…………妹怖いし」
「なんで彩奈ちゃんが出てくるんですか」
「え……いや、妹を1人にしちゃったし……それで怒ってるんじゃないの……」
「そんなことどうでもいいです、そんなこと知ったこったないです」
「え」
「なんで冬刖先輩の家にいるのか聞いてるんです」
「え」
「なんでここにいるんですか」
「え、待って華那ちゃん、ちょっと頭がついていけない」
「中に入らせてください」
「それは無理」
「今日は嫌でも入ります」
「いや、無理」
「まあ、そんなこともあろうかと思いました。ちょっと我慢しといてください」
「は?待て何する」
「腹パンです!」
その瞬間、腹部に鈍い痛みを感じた
拳じゃなくて、ハンマーで腹パンしやがった
痛すぎて倒れ、立ち上がれなかった
「がっ……!!待て……!入るな!!」
なんとか立ち上がり、手を掴み取ったが
振りほどかれた
「ミー!」
「ぬこ…………」
ぬこちゃんが走ってきて、そばに居てくれた
華那ちゃんはそれを無視して、部屋を物色する。なぜ物色するのか分からなかった。なぜこんなことをするのかも分からなかった
こんな子じゃないもの
「いてぇ…………マジで動けねー……」
「普通の部屋ですね、くんくん…………変な匂いもしませんね……」
「………………」
「ミー……」
ガチャっとドアの開ける音がした
「ちょっと知也先輩、ドアは閉めといてくださいって言った……どうしたんですか知也先輩!!」
「うわぁ……お前なんてタイミングで帰ってくるんだよ、タイミング悪すぎだろ」
「誰か中に……!!」
「こんにちは、お久しぶりですね、冬刖先輩」
「長日…………」
「は??」
お前ら知り合いかよ!!!
最弱は人を妬む
最強は最弱を制し、最弱は最弱を妬み
下剋上を起こす
―――――――――――――――――――――――――――――――――
自の家を出て3日目、もはや帰る気など失せてしまった俺…………
一生ここにいたいと願っている。これがヒモ生活…………なんて素晴らしい響き!!!ヒモ生活!!
す ば ら し い!!!
「もう朝か…………」
癖なのだろうか、六時に起きてしまう。もちろん冬刖はまだ起きていない、グーグー寝てやがる
そして、いつもなら台所へ生き朝飯作るが、ヒモ生活というわけで、作るわけがないです
「寝顔鑑賞するか」
こいつの寝顔結構可愛いぞぉー
俺の超好みの顔してるし、妹より可愛いぞぉ、すべてにおいてな!!
だめだ、妹のこと思い出すと腹が立ってきたぜ!!くそ!サンドバッグよこそ!!
「はわー、本当に可愛い奴め、朝から心ぴょんぴょんさせやがって」
自分のモノにしたいね!!冬刖が妹だったらいいのに!まだ3日しか経ってないけど。いや、彼女曰く
『なにが会ってまだ2日ですか、ずっと前から会ってたじゃないですか』とのこと
だからあれは会ってるとは言えないって、図書館に行って本借りる時に話しかけてるだけやんけ
まあ、こんな事言ってもこいつは理解してくれないのだろう。なにせ、これを言ったら
『そんなこと言うとぶっ殺します』って帰ってくるので、とても怖いです。
「やべ、ツンツンしたくなってきた」
おっと、お〇んツンツンじゃないっすよ?お〇んツンツン丸と一緒にしないでください!!
あ?だからおでんツンツン丸と一緒にすんなつってんだろ!!あ!?☆TA☆TA☆KI☆NO☆ME☆SU☆ZO☆
「おりゃー、ツンツン!」
「ふにゃー…………」
「ぶっふぉ、かわい」
思わずにやけてしまった、ずっと前からにやけてたけど
嫌でもね、本当にこの子可愛いの。ロリコンホイホイだけど、なんか、なんか凄いあれだ、あれだうん、ごめん言葉が出てこない
言葉が出てこないくらいやばいと思ってくれたらいい、うん。
「ふにゃむ…………」
「やべ、俺なんてこんなにドキドキしてんだ」
「ぅぅ…………」
「な、なんなんだこの生き物は…………可愛すぎる!!」
ちょっと理性保てなくなったが…………なんとか……なんとか、耐えれた……
「こいつサキュバスかなにかなのか…………ぜってぇサキュバスの生まれ変わりだろこいつ!!」
それからずっと寝顔見たり、撫でたりしてました。本当にしょうがない変態というのを再び自分で感じれました
ありがとうございます
これで私もロリコンということがわかりました、作者さん後で覚えといてください、殺します(メタイ)
「むにゃにゃ…………」
「ミー……」
「あ、子猫起きた、よーしよし」
「ミー」
「うぉ、すごいなついてくるね、可愛いねぇ」
「ミャー……」
やべー、子猫可愛ええ!!ここは天国か!!こんな癒しのところがあっただなんて!!俺は幸せなもんだな!
全部監禁のおかげだな、そう考えるとなんか喜べないのが現実
嫌になっちまうぜ!!
「ふぁー……あ、おはようございます知也先輩」
「おお、起きたか、おはよ」
「なんで朝からそんなニコニコしてるんですか、気持ち悪いですのでやめてください」
「もう潤夏ちゃん酷いなぁ!俺はいつもニコニコしてるだろ?」
「…………吐き気しました、ちょっとトイレ行ってきます」
「ひっでぇ」
「ミー」
「なー、冬刖酷いよなぁ!」
「なに猫ちゃんに同意求めてるんですか、ついに馬鹿になりましたか」
「バカとは、ひどいぞ!」
「バカはバカです、ねー猫ちゃーん」
「ミーミー」
「ほら、猫ちゃんも同意してますよ」
「………………お前ほんとバカだな」
「後で覚えてください」
「あ」
と言って、支度しに行った。冬刖には学校という地獄のところへ行かないと行けないからな、残念残念
俺は行かなくていいんで、はい、勝ち組あざす(ただし1週間だけ)
「まだ暇になるよぉ猫ちゃん、遊び相手になってぇ……」
「ミー」
「うぅ、ありがとよ猫ちゃん……」
俺悲しくないか。え、勝ち組のはずなのに、なんでだ
「そういえばまだ名前付けてなかったね、何がいいかなー」
「ミー」
「もうミーちゃんでいいかな……ださいかなー……」
「ミャー」
「どうしよ……」
「ミーちゃんなんて嫌です」
「お前支度はえー」
「普通です」
「そうかな」
「ここは私に任せて」
「じゃあ任せる、どうする」
「んー…………」
「ミー」
「ぬこで良くないですか」
「おい待て、もうちょっと頑張ってみないか」
「もうぬこが良いです」
「待て待て、まだ決めつけるのははやい」
「いいえ!!ぬこでいいんです!!」
「お前それでいいのか!!ぬこだぞ!ぬこ!!いいのか!」
「いいんです!!私の猫ですし!!」
「俺の!この猫ちゃんは俺の!何回言えばいいんだよ!」
「あーもう!!ぬこがいいんです!」
「俺が嫌だ!」
「てか何でこんなので争ってるんですか!!」
「お れ が き き た い!!」
はぁ……猫の名前でこんなに争うことなのか…………
いや、確かに争うかもしれないけど。え、争うのかホントに、ちょみんなに聞きたい
「………………」
「……はぁ…………」
争い終わったあとのこと静粛
なんとも言えない
そもそもぬことか有り得ない
みんなもそう思うよな!自分の猫の名前、ぬこだぞ?
名前呼ぶ時、ぬこーって呼ばないといけないんだぞ?
いや、普通にいいけどさ、なんかいやじゃない?なんかいや、なんか
「もうぬこでいいよ…………」
「最初ならそう言ってくださいよ……朝から疲れたー…」
「お前がぬこなんて言うからや……」
「私のせいにするんですか、酷いですね。そもそも名前なんて付けようと考えたの知也先輩じゃないですか」
「そうだけど、でも俺最初ミーちゃんって言ったし」
「それは私が嫌です」
「俺もぬこが嫌なんだけど?え、なんなの?」
「ふっ、ここは私の家、知也先輩に決定権及び否定権なんてないですから」
「コ☆レ☆ハ☆ヒ☆ド☆イ」
これから私の猫がぬこになるのか…………いや、普通にぬこという響きは好きだけどね
ぬこ大好きだけどね
じゃあ俺はなんでぬこがいやって言った
あれ、マジでなんでだ
もういいや、わかんない!
「もう朝ご飯作りたくないので……カップラーメンでいいです」
「ええーー、作ってよ!」
「子どもですか、いやです、絶対作らないです」
「俺泣いちゃうぞ!俺泣いたらあいつが来るぞ!」
「誰が来るんだよ」
「…………俺泣いちゃうんだからね!」
「泣けよ」
「え……あれ」
「なんですか、泣かないんですか」
「いや、なんか口調変わったなぁって」
「あー、もう敬語もだるくなりましたので」
「………………」
敬語使うのって、だるくなれるの?え、なに
そんなに俺に向かって敬語使うのが嫌いなの?
「でも先輩ですし、仕方ないです」
「なぁ……お前実はエグい性格してたりして」
「そうですよ?」
「認めちゃったよこの子」
「クラスの男子に怖がられてますよ?」
「…………なんて性格してやがる…まさか俺の妹よりエグいだなんて……!!」
「へー、じゃあ知也先輩の妹さんとやらの性格を真似して、それよりもエグい性格でこれから知也先輩を接しますね」
「待て、そうやって詳しく言うな、やるな、頼む、お願い致します、やめてください」
「ふふ、なら私の言うことを聞くのです」
「…………はい」
この子はサキュバスというよりも、悪魔である
あ、そうそう、みんなに聞きたいんだけど
サキュバスと悪魔って、何が違うのかな?
同じだと思うんだよね、俺。性質が違うだけで
まあ、そんなことはどうでもいいか
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさん」
「では、学校行ってきます、留守番お願いします」
「はーい、行ってらっしゃい」
がちゃんとドアが閉まる音がする。まだ1人になる
1人がこんなに寂しくなるなんてね、昔なんてなかったのに。あれ、これ前も言った気がするけど……もういいや
「なにしよっかな……まだゲームかなぁ」
ぬこと遊ぶかゲームするしかなかった
ぬこもまだ子猫だし、色々遊べないけど、猫じゃらしで遊んでやるか
「ぬこー、ほら猫じゃらしだぞぉー」
「……!!」
「うお、すごい反応してる」
その反応やっぱり可愛いね
ちなみにこの猫じゃらしは昨日買ったもの。暇だったのでさすがに外出た
「おお、追っかけてる追っかけてる、すげー速い」
その速さは目にも止まらないくらい速い
音速あるんじゃね
ちなみに俺の手の動くスピードはマッハ2です。ふっ、これが妄想の力!!
そんなことをしたり、ゲームしたりしてたら、もう昼が回った
1人です過ごすと時間の感じ方が狂ってしまう
自分で適当に料理を作り、食べて、テレビ見て、再びゲームをする
さすがに暇だと思い、外には出たが、何もやることなかったので十分もしない内に帰ってきてしまった
そして今はもう午後4時。今日もひどい時間の使い方をしてしまったなぁと後悔してる
あるよね、終わってから後悔するって。てかいつもだよね
ホント、何でだろうねぇ
「あ、そういや今日冬刖部活行くんだっけ…………帰ってきてくれよぉ、寂しいんだよ!!うわー!!!」
くそ!!1人でこの時間過ごすのかよ!帰ってくるの楽しみにしてたのに!!
「あー、ひまー!!あ、料理して帰ってくるの待と。あいつの喜んでるけど表に出さない顔を写真にして、コレクションだ!」
俺いつの間にこんなことを考えてた!!ただのキモいやつやん!!変態やん!前からだけど!
『ピーンポーン』
「ん?誰だ…………てか俺出ていいのこれ……」
『ピーンポーン』
「え、どうしよどうしよ。そもそもなんで新築のアパートなのに、あの、ドアのあれ、覗く穴、あれ。なんであれがないんだよ!」
俺誰に話しかけてんだよ
『ピンポンピンポンピンポン』
「ピンポンダッシュかよ!良くないよそんなこと!」
特大ブーメランの気がする
気のせいだよね!!
「はーい、ちょっと待ってください」
仕方ないので、ドアを開けて出るしかなかった。もしも冬刖の知り合いだったら、適当に親戚というしかない。心の準備もできていた
「はーい、だれで…………すか……」
「お兄さん、こんにちは」
「よ、よお華那ちゃん」
まさかの予想外の人だった
だれもが思わないだろう。他人の家にいる時にチャイムに出たら、相手が自分の幼馴染なんて
「ど、どうしたの」
「お兄さんこそどうしたんですか、こんなところで」
「いや、その、ほら、うん」
「答えになってませんね。どうしてここにいるんですか」
「…………なんでそんなに聞くんだよぉ……」
「答えてください、なぜこんなところにいるんですか」
「ぎゃ、ぎゃ逆に、どうしてここに来たの」
「私の質問に答えてください、言い訳は聞けませんよ」
「…………」
華那ちゃんは絶対に俺がここいる理由が分かっている
そしてそれについて怒っているのだろう
何にせよ、家を妹1人に任してるんだから。妹は華那ちゃんにとって幼馴染であり親友でもある、さすがに怒っているのだろう
俺もそれについては何も言えなかった
「……理由分かってるだろ、華那ちゃん…………」
「いいえ、分かりませんね」
「なんでそんなに…………言いたくないよ俺」
「へぇ、言わないんですね」
なぜか怖い笑顔を見せてくる華那ちゃん
なんでそんなに怒ってるの!!いいじゃないそれくらい!華那ちゃんも分かってるだろ!妹が俺に対しての扱い!誰もが逃げ出したくなるよ!
「……だってさ…………妹怖いし」
「なんで彩奈ちゃんが出てくるんですか」
「え……いや、妹を1人にしちゃったし……それで怒ってるんじゃないの……」
「そんなことどうでもいいです、そんなこと知ったこったないです」
「え」
「なんで冬刖先輩の家にいるのか聞いてるんです」
「え」
「なんでここにいるんですか」
「え、待って華那ちゃん、ちょっと頭がついていけない」
「中に入らせてください」
「それは無理」
「今日は嫌でも入ります」
「いや、無理」
「まあ、そんなこともあろうかと思いました。ちょっと我慢しといてください」
「は?待て何する」
「腹パンです!」
その瞬間、腹部に鈍い痛みを感じた
拳じゃなくて、ハンマーで腹パンしやがった
痛すぎて倒れ、立ち上がれなかった
「がっ……!!待て……!入るな!!」
なんとか立ち上がり、手を掴み取ったが
振りほどかれた
「ミー!」
「ぬこ…………」
ぬこちゃんが走ってきて、そばに居てくれた
華那ちゃんはそれを無視して、部屋を物色する。なぜ物色するのか分からなかった。なぜこんなことをするのかも分からなかった
こんな子じゃないもの
「いてぇ…………マジで動けねー……」
「普通の部屋ですね、くんくん…………変な匂いもしませんね……」
「………………」
「ミー……」
ガチャっとドアの開ける音がした
「ちょっと知也先輩、ドアは閉めといてくださいって言った……どうしたんですか知也先輩!!」
「うわぁ……お前なんてタイミングで帰ってくるんだよ、タイミング悪すぎだろ」
「誰か中に……!!」
「こんにちは、お久しぶりですね、冬刖先輩」
「長日…………」
「は??」
お前ら知り合いかよ!!!
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