26 / 29
今日物語、中盤前!!
しおりを挟む
多数意見を取り入れるのは普通
少数意見を取り入れるのは特別
中間を取るのが最善
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これをすると成功する。あれをすると失敗する
みんなならどれを取る?
一般的に考えると、[これ]を取る方が自分に得するし、何より成功するから、ほとんどの人はこちらではないてしょうか
しかし、成功ばかりすると、失敗したときの対処方法が分からなくなる
つまりは、失敗を知らないということになる。そうなると、いざ失敗してしまうと、先ほども言った通り対処方法が分からなくなる。そうなるとずっと失敗したままになる
なので、[これ]だけを取るのではなく、[あれ]も取ると、自然とバランスよくなり、なぜ成功したのか、こうすればもっとうまくいくのでは?という考えが生まれるのではないでしょうか
以上、作者より
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……もうあきれました、もういいや、俺関係ない
どんだけ字数稼ぎたいんだよ
さすが作者(メタイ)
目を覚めたのは午後過ぎであった
この時間帯で起きるとすごくだるい気分になるのは僕だけかな
なんかね、何もしたくない気分になる。ダメ人間になるんだよ、そのときだけ
「まだ3時かよ、てか7時間も寝たのかおれ。久しぶりにこんなに寝たぞい!」
ちょっとやる気が起きたので、スマホを取り出しゲームをする
だが、それもすぐに飽きてしまう
人間ってそんなものだ。物事にすぐ飽きてしまう
飽きるのはたぶんやり過ぎが原因なんだけど、知らぬ間に飽きていたというのもある
「……4時か、そろそろ来るかな」
冬刖がぬこを連れてくるのだ
久しぶりにぬこに会えるのが何よりも楽しみ
え?1日しか空いてないって?
知らないな、こっちは1か月くらいあってない気分なんや
しかし、遅いなぁ
今日の下校時間3時半のはずなんだけどなぁ
もしかして事故に……!!
そんな不吉なこと考えてたら、ピンポン、とチャイムの音が聞こえた
穴を覗くと、まるで俺の動きを読んでいたかのように
ニッコリと笑っている
ちょっとドキッとした
「おう、やっと来たか、遅いぞ」
「だったら先輩が私の家に来てくださいよ。人に頼んどいてそういう態度取るんですね」
「おうおう、むすっとしちゃって、かわいいなぁ!!」
「むにゃぁぁあぁ!!スリスリするなぁ」
「あ――、柔らかいんじゃぁ^~」
「っ~~~~~~~~~!!」
頬に激痛が走った
こいつのビンタ強すぎかよ
くそ痛いんだけど
「では、ぬこちゃんも渡せましたし、私はこれで」
「そか、ありがとな」
「あーーー、私の猫ちゃんがぁぁぁぁ!!やっぱり返してください」
「は?」
「おりゃ―――、返せ――」
「今更何言ってる、ぬこは俺のだ!!」
「私の!!」
「てかはよ帰れ!!華那ちゃん帰ってきたら俺ら死刑にされるぞ!!」
「今日華那ちゃん部活じゃないですか!!ならまだ大丈夫です!!」
「いきなり帰ってきたらどうする。ほら、念のためだ」
「むぅぅぅ」
「ほれぃ、行った行った」
「まだぬこちゃんを連れていてくださいよ!絶対ですよ!!では、さよなら!」
「わかったよ、じゃあな」
何地味にキレてんだあいつ
わけわからん、なんも悪いことしてないのに
「さぁぬこぉぉぉ!!遊ぶぞぉぉ!!」
「ミー」
ぬこを抱き上げてじゃれ合う
ぬこはメスだから
おっと?意味深じゃないぞ?普通にメスって言っただけだよ
でも、ぬこが人間だったら絶対好きになってたわ
可愛すぎる
(自主規制)したい
………………………
俺動物に何てこと考えてんだ、変態越してるやん
その後、ずっとぬこと遊んでましたとさ
「ただいまです」
「おお、お帰り」
「ミー」
「あ!猫ちゃん!かわいいぃぃぃぃ!!」
「華那ちゃんも好きなんだな、猫」
「はい!でもお兄さん」
「ん?なんだ?」
「なんで猫がいるんですか?」
「あ………」
「しかも、『も』ってなんですか?」
「それは、ほら!世の中猫好きな人結構いるしさ!それで」
「ふ~~ン」
「あはは、華那ちゃんったら、いやだぁ」
「あはは、すみませんでした疑ってしまって。でも、なんで猫がここにいるか言ってませんよね?」
「いや、あの、それは、」
「ん?なんですか?」
「っ!?」
こいつの笑顔くそ怖いんだけど!
世の中にはこんなに笑っていない笑顔ってあるんだね!
勉強になったよ!
「早く答えてくださいよ?」
「いやぁ、これはぁ……」
反応できないのは普通である
こんな状況想定してないし
そもそもこんなことで怒るとは思はなかったし
「冬刖先輩ですよね?」
「な、なにが…」
「私の家に来たの」
「そ、そんなわけないだろ?もうやだなぁ華那ちゃん」
なんだこいつ!!なんでわかった!?
手がかりなんてないのに
「私に嘘つくの?お兄さん」
「う、嘘なんて、華那ちゃんにはつかないよぉ」
「へ~~、じゃあもしもお兄さんが嘘ついたら……わかりますよね?」
「お、おう!!俺は絶対嘘ついてないからな!!」
嘘は最後までつく派です
しかし、それはバットエンドへ向かうこともあるにです!!
「では、監視カメラ確認してきますね」
「!?!?!?監視カメラ!?」
「はい、玄関、部屋、リビング、風呂場、トイレについてます」
「いや、なんで風呂場とトイレにもつけるの」
「万が一のための証拠となるかもしれないからです」
「わからん。てか、なんで監視カメラ……」
「もうお兄さん分かってるくせにぃ」
恥ずかしそうに顔を隠す華那ちゃん
どこにそんな要素があった
なかったよな、皆無だったぞ。
やっぱ何考えてるのかわからんわ
「それはお兄さんが女の人連れてきてないか確かめるためですよ」
急に真顔になったよ!!
すごいな!なんて速さだ!
これが感情を変える力……!!なのか!!
俺何言ってんだ恥ずかしい
そんなことよりいきなり真顔になったら怖い。何が起こるかわからんくなった
「では、確かめてきます」
「!?待った―――!!!」
「ん?なんですか?」
「すみませんでしたぁぁぁぁああぁぁあぁぁ!!!!」
「なんで謝るんですか」
「嘘ついてすみませんでした!!」
「へ~~、言いましたよね私。嘘ついたら……」
「はい!!何でもします!!だから命だけはぁあぁぁ!!」
「…そんな、私変なことしませんよぉ。ほら、頭上げてください」
なんて優しくない笑顔なんだ!!
すごいぞ!!君は女優になれる!!
これからは偽りの名人、偽人と呼ぼう!
………………我ながらださい
「うぅ…」
「そうですね…じゃあ、帰ってきたら…」
「か、帰ってきたら…」
「ふふふふ………………」
こ わ い
こういうの苦手なんだよ
だからリアルのヤンデレはいらないんだよ
「さ、晩ご飯食べましょう」
「……………」
「いただきま~す」
「いただきます…」
「はううぅぅぅ、やっぱりおいしいです!お兄さんの料理!」
「お、おう」
華那ちゃんが帰ってくるまでに晩ご飯の用意してよかった
これが本当の笑顔だぁ
俺が望んでいた笑顔はこれだよぉ
そして残さずに食べてくれるのが何よりもうれしいい
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「それでですが、彩奈ちゃんとはどんな話するんですか」
「あーー、それがまだ決まってなくて」
「そうですか。まぁ、亜沙先輩もいますし、心配ないです」
あれ、俺と亜沙が一緒にいても大丈夫なんだ
ますますわからなくなってきたぞぉ
「それで、いつ行くんですか」
「亜沙が電話かけてきたら」
「ふむふむ」
ピンポン、とチャイムの音が鳴る
「私が出ます」
「おう、あざす」
この時間に誰だろうか、宅配便かな?
でも違うかな
「あれ、亜沙先輩、どうしたんですk」
「知也お兄ちゃん、華那ちゃん!!彩奈ちゃんが!」
「わっ!ちょっと落ち着いてください!」
「なんだ亜沙、妹がどうした」
「彩奈ちゃんからこんなメールが!」
「ん、なんだなんだ。えーーと
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…ごめんなさい………………
な、なんなんだこれは、ずっとごめんなさいが……続いてるじゃないか…」
「私にもわからないんです、それで彩奈ちゃんに電話したんですけど、出ないんです!」
「……そっか、家にいるかもだから、一回家にいるかどうか確かめてくるわ」
「私も行きます」
「んーー、よし、全員行こう」
家を出て、隣の家へ向かう
たったの数メートルだが、謎の緊張が心に引き寄せてくる
家に近づくにつれて、それは強くなっていた
だからこそ、鍵を急いであけた
ドアを思いっきり開け、家の電気をつける
「彩奈!!」
………………………………
返事がなかった
すぐさま三人で家中を探したが
「どうだ、いたか」
「…………」
「…………」
2人とも首を振った
わかっていたことだ、なんとなく兆しはあった
今までの流れで分かってくる
「お前ら探すぞ」
「はい!!」
「華那ちゃんは東方面、亜沙は反対側頼む。俺は隣町に行く」
「はい」
「じゃあ、手がかりある次第、連絡するように」
妹のことだから、どこにいるか全く心当たりがなかった
小さい時から一緒のはずなのに、本当にわからなかった
「もしもし冬刖か、頼みがある」
『なんですか』
事情を説明し、探すようにお願いしたが、快く受け入れてくれた
ほかにも、できるだけ多くの人を頼んだ。そら、松居さん、鷹木、広軌。彩奈と面識のある人すべて呼んだ
3人だけで探すのは絶対に不可能である
人が多ければ多いほど、見つかりやすくもなる
そして、あいつのことだから、県外に行く可能性もある
その上に、とてつもなく嫌な予感がする
「くそ!彩奈どこだよ!」
妹のことで心配するのは初めてだった
少数意見を取り入れるのは特別
中間を取るのが最善
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これをすると成功する。あれをすると失敗する
みんなならどれを取る?
一般的に考えると、[これ]を取る方が自分に得するし、何より成功するから、ほとんどの人はこちらではないてしょうか
しかし、成功ばかりすると、失敗したときの対処方法が分からなくなる
つまりは、失敗を知らないということになる。そうなると、いざ失敗してしまうと、先ほども言った通り対処方法が分からなくなる。そうなるとずっと失敗したままになる
なので、[これ]だけを取るのではなく、[あれ]も取ると、自然とバランスよくなり、なぜ成功したのか、こうすればもっとうまくいくのでは?という考えが生まれるのではないでしょうか
以上、作者より
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……もうあきれました、もういいや、俺関係ない
どんだけ字数稼ぎたいんだよ
さすが作者(メタイ)
目を覚めたのは午後過ぎであった
この時間帯で起きるとすごくだるい気分になるのは僕だけかな
なんかね、何もしたくない気分になる。ダメ人間になるんだよ、そのときだけ
「まだ3時かよ、てか7時間も寝たのかおれ。久しぶりにこんなに寝たぞい!」
ちょっとやる気が起きたので、スマホを取り出しゲームをする
だが、それもすぐに飽きてしまう
人間ってそんなものだ。物事にすぐ飽きてしまう
飽きるのはたぶんやり過ぎが原因なんだけど、知らぬ間に飽きていたというのもある
「……4時か、そろそろ来るかな」
冬刖がぬこを連れてくるのだ
久しぶりにぬこに会えるのが何よりも楽しみ
え?1日しか空いてないって?
知らないな、こっちは1か月くらいあってない気分なんや
しかし、遅いなぁ
今日の下校時間3時半のはずなんだけどなぁ
もしかして事故に……!!
そんな不吉なこと考えてたら、ピンポン、とチャイムの音が聞こえた
穴を覗くと、まるで俺の動きを読んでいたかのように
ニッコリと笑っている
ちょっとドキッとした
「おう、やっと来たか、遅いぞ」
「だったら先輩が私の家に来てくださいよ。人に頼んどいてそういう態度取るんですね」
「おうおう、むすっとしちゃって、かわいいなぁ!!」
「むにゃぁぁあぁ!!スリスリするなぁ」
「あ――、柔らかいんじゃぁ^~」
「っ~~~~~~~~~!!」
頬に激痛が走った
こいつのビンタ強すぎかよ
くそ痛いんだけど
「では、ぬこちゃんも渡せましたし、私はこれで」
「そか、ありがとな」
「あーーー、私の猫ちゃんがぁぁぁぁ!!やっぱり返してください」
「は?」
「おりゃ―――、返せ――」
「今更何言ってる、ぬこは俺のだ!!」
「私の!!」
「てかはよ帰れ!!華那ちゃん帰ってきたら俺ら死刑にされるぞ!!」
「今日華那ちゃん部活じゃないですか!!ならまだ大丈夫です!!」
「いきなり帰ってきたらどうする。ほら、念のためだ」
「むぅぅぅ」
「ほれぃ、行った行った」
「まだぬこちゃんを連れていてくださいよ!絶対ですよ!!では、さよなら!」
「わかったよ、じゃあな」
何地味にキレてんだあいつ
わけわからん、なんも悪いことしてないのに
「さぁぬこぉぉぉ!!遊ぶぞぉぉ!!」
「ミー」
ぬこを抱き上げてじゃれ合う
ぬこはメスだから
おっと?意味深じゃないぞ?普通にメスって言っただけだよ
でも、ぬこが人間だったら絶対好きになってたわ
可愛すぎる
(自主規制)したい
………………………
俺動物に何てこと考えてんだ、変態越してるやん
その後、ずっとぬこと遊んでましたとさ
「ただいまです」
「おお、お帰り」
「ミー」
「あ!猫ちゃん!かわいいぃぃぃぃ!!」
「華那ちゃんも好きなんだな、猫」
「はい!でもお兄さん」
「ん?なんだ?」
「なんで猫がいるんですか?」
「あ………」
「しかも、『も』ってなんですか?」
「それは、ほら!世の中猫好きな人結構いるしさ!それで」
「ふ~~ン」
「あはは、華那ちゃんったら、いやだぁ」
「あはは、すみませんでした疑ってしまって。でも、なんで猫がここにいるか言ってませんよね?」
「いや、あの、それは、」
「ん?なんですか?」
「っ!?」
こいつの笑顔くそ怖いんだけど!
世の中にはこんなに笑っていない笑顔ってあるんだね!
勉強になったよ!
「早く答えてくださいよ?」
「いやぁ、これはぁ……」
反応できないのは普通である
こんな状況想定してないし
そもそもこんなことで怒るとは思はなかったし
「冬刖先輩ですよね?」
「な、なにが…」
「私の家に来たの」
「そ、そんなわけないだろ?もうやだなぁ華那ちゃん」
なんだこいつ!!なんでわかった!?
手がかりなんてないのに
「私に嘘つくの?お兄さん」
「う、嘘なんて、華那ちゃんにはつかないよぉ」
「へ~~、じゃあもしもお兄さんが嘘ついたら……わかりますよね?」
「お、おう!!俺は絶対嘘ついてないからな!!」
嘘は最後までつく派です
しかし、それはバットエンドへ向かうこともあるにです!!
「では、監視カメラ確認してきますね」
「!?!?!?監視カメラ!?」
「はい、玄関、部屋、リビング、風呂場、トイレについてます」
「いや、なんで風呂場とトイレにもつけるの」
「万が一のための証拠となるかもしれないからです」
「わからん。てか、なんで監視カメラ……」
「もうお兄さん分かってるくせにぃ」
恥ずかしそうに顔を隠す華那ちゃん
どこにそんな要素があった
なかったよな、皆無だったぞ。
やっぱ何考えてるのかわからんわ
「それはお兄さんが女の人連れてきてないか確かめるためですよ」
急に真顔になったよ!!
すごいな!なんて速さだ!
これが感情を変える力……!!なのか!!
俺何言ってんだ恥ずかしい
そんなことよりいきなり真顔になったら怖い。何が起こるかわからんくなった
「では、確かめてきます」
「!?待った―――!!!」
「ん?なんですか?」
「すみませんでしたぁぁぁぁああぁぁあぁぁ!!!!」
「なんで謝るんですか」
「嘘ついてすみませんでした!!」
「へ~~、言いましたよね私。嘘ついたら……」
「はい!!何でもします!!だから命だけはぁあぁぁ!!」
「…そんな、私変なことしませんよぉ。ほら、頭上げてください」
なんて優しくない笑顔なんだ!!
すごいぞ!!君は女優になれる!!
これからは偽りの名人、偽人と呼ぼう!
………………我ながらださい
「うぅ…」
「そうですね…じゃあ、帰ってきたら…」
「か、帰ってきたら…」
「ふふふふ………………」
こ わ い
こういうの苦手なんだよ
だからリアルのヤンデレはいらないんだよ
「さ、晩ご飯食べましょう」
「……………」
「いただきま~す」
「いただきます…」
「はううぅぅぅ、やっぱりおいしいです!お兄さんの料理!」
「お、おう」
華那ちゃんが帰ってくるまでに晩ご飯の用意してよかった
これが本当の笑顔だぁ
俺が望んでいた笑顔はこれだよぉ
そして残さずに食べてくれるのが何よりもうれしいい
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「それでですが、彩奈ちゃんとはどんな話するんですか」
「あーー、それがまだ決まってなくて」
「そうですか。まぁ、亜沙先輩もいますし、心配ないです」
あれ、俺と亜沙が一緒にいても大丈夫なんだ
ますますわからなくなってきたぞぉ
「それで、いつ行くんですか」
「亜沙が電話かけてきたら」
「ふむふむ」
ピンポン、とチャイムの音が鳴る
「私が出ます」
「おう、あざす」
この時間に誰だろうか、宅配便かな?
でも違うかな
「あれ、亜沙先輩、どうしたんですk」
「知也お兄ちゃん、華那ちゃん!!彩奈ちゃんが!」
「わっ!ちょっと落ち着いてください!」
「なんだ亜沙、妹がどうした」
「彩奈ちゃんからこんなメールが!」
「ん、なんだなんだ。えーーと
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…ごめんなさい………………
な、なんなんだこれは、ずっとごめんなさいが……続いてるじゃないか…」
「私にもわからないんです、それで彩奈ちゃんに電話したんですけど、出ないんです!」
「……そっか、家にいるかもだから、一回家にいるかどうか確かめてくるわ」
「私も行きます」
「んーー、よし、全員行こう」
家を出て、隣の家へ向かう
たったの数メートルだが、謎の緊張が心に引き寄せてくる
家に近づくにつれて、それは強くなっていた
だからこそ、鍵を急いであけた
ドアを思いっきり開け、家の電気をつける
「彩奈!!」
………………………………
返事がなかった
すぐさま三人で家中を探したが
「どうだ、いたか」
「…………」
「…………」
2人とも首を振った
わかっていたことだ、なんとなく兆しはあった
今までの流れで分かってくる
「お前ら探すぞ」
「はい!!」
「華那ちゃんは東方面、亜沙は反対側頼む。俺は隣町に行く」
「はい」
「じゃあ、手がかりある次第、連絡するように」
妹のことだから、どこにいるか全く心当たりがなかった
小さい時から一緒のはずなのに、本当にわからなかった
「もしもし冬刖か、頼みがある」
『なんですか』
事情を説明し、探すようにお願いしたが、快く受け入れてくれた
ほかにも、できるだけ多くの人を頼んだ。そら、松居さん、鷹木、広軌。彩奈と面識のある人すべて呼んだ
3人だけで探すのは絶対に不可能である
人が多ければ多いほど、見つかりやすくもなる
そして、あいつのことだから、県外に行く可能性もある
その上に、とてつもなく嫌な予感がする
「くそ!彩奈どこだよ!」
妹のことで心配するのは初めてだった
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
わたしのことがお嫌いなら、離縁してください~冷遇された妻は、過小評価されている~
絹乃
恋愛
伯爵夫人のフロレンシアは、夫からもメイドからも使用人以下の扱いを受けていた。どんなに離婚してほしいと夫に訴えても、認めてもらえない。夫は自分の愛人を屋敷に迎え、生まれてくる子供の世話すらもフロレンシアに押しつけようと画策する。地味で目立たないフロレンシアに、どんな価値があるか夫もメイドも知らずに。彼女を正しく理解しているのは騎士団の副団長エミリオと、王女のモニカだけだった。※番外編が別にあります。
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
幼馴染の許嫁
山見月 あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる