14 / 43
十四章 ※
しおりを挟む
「んっ、ンぅ、ンン……!」
ぐぷぐぷという音が穴から響く。泡が出てきてとろりと垂れていくのが指の感覚でわかる。
唇を噛み締める玄二に向かい、顔を寄せ囁く。
「玄二、キツい? ちゃんと呼吸しろよ、苦しいぞ?」
「あ、ぅ、だって、声、へん」
「変じゃない。もっと聞かせて。玄二の声、すげー好きだから」
そう促しながら、唇に触れた。
唇をなぞりながら言えば、玄二はゆっくりと赤く濡れた唇をオレに差し出した。噛み痕を癒すように触れるだけのキスをすると、金色の瞳から一滴、涙を流していた。それでも緊張がほぐれたような、穏やかな、オレにだけ向ける笑顔を見せてくれる。
「兄貴ぃ……おねが、い、ある」
「なんだ? 何でも言えよ」
「やっぱ、一緒に、イきたい……だから、もう、シて欲しい」
背中に回していた手を、玄二は股間に伸ばす。
オレのチンポは下着にシミを作ってはっきり形がわかるくらいに勃起していた。もうオレも限界みたいだ。
「ね……? 兄貴も辛そうだし……もう一つになろ?」
「……ああ。そう、しようか」
そうだよな。ずっと待たせてたんだもんな。
玄二がタオルを剥ぐのと同時に、オレは下着を脱ぐ。恥ずかしい話、何度か練習したようにゴムを根元まで装着する。
そこから互いの体に手を伸ばし、密着する。汗ばんだ肌がぴったりと張り付いてくる。玄二は足を広げ、オレを受け入れる準備をしてくれている。
「いい? つらくなったら言ってな?」
「ん……大丈夫、最後まで、して」
はち切れそうな太腿を持って、玄二の尻を広げる。散々ローションで掻き回したからか、ヒクついていて艶やかで、穴だけなのに色っぽかった。
チンポを手に持って濡れたそこに押し当てていく。
ゴム越しに先端にあたる熱い穴の窄みに、オレの心臓は高鳴っていく。
これから、抱くんだ。阿古屋玄二を。
前世でオレの生きる糧だった作品の中で一番好きだった人を。
彼は今、オレを愛して、誰にも見せられなかった傷も弱さも全て晒すほどに信頼してくれている。
前世の親ですら道具としか見ていなかったオレを。
「玄二、好きだ」
死ぬ前から想っていた気持ちを打ち明ける。
今、泣いてしまいそうなほど幸せだ。だから実感させてほしい。
玄二がオレが同じ想いだって、一つになるんだって。
そう逸る気持ちのままにオレは玄二の中に沈んでいく。
「う゛ッ、ンンン……!」
形のいい喉仏を晒すように玄二は仰け反った。
チンポの方は痛いくらいに締め付けられていく。まるで握りつぶされるようだ。
それでも、感動の方がデカかった。
ああ、オレ……ついに玄二と一つになったんだ。
どんなに体や心を傷つけても、誰も触れなかった玄二の中で。
そんな場所でもっと、もっと玄二と一つになっていると感じたくて腰を進める。
「はー……キッツ……」
「あ゛っ、うぅ……! ふうぅ……っ、あにきぃ゛……」
「玄二、今オレ、お前の中に入ってるよ。嬉しい?」
「ンンっ、あにき、オレっ、うれひい」
もう涙を隠すことなく、舌も回らぬままに喜びを言葉にしてくれる。
ゆっくりと中に入っていくうちにドロドロにとろけた熱がオレのチンポを締め付ける。気を付けていないと今にも暴発してしまいそうだ。
「ふー、ぅ……」
「ああ、う゛ンっ、は! あぁう!」
オレのモノが奥に入れば入るほど、玄二の嬌声は大きくなる。
玄二もオレと同じ気持ちなんだと、触れた肌から理解する。
オレが夢見ていた以上の幸せが今目の前にある。そしてその幸せは終わる事がない。
玄二の豊かな胸に顔を埋めながら、感慨に耽る。
ドクドクと早い鼓動が頬に伝わる。目を閉じてその音に集中すると、玄二と溶けあって一つの命になったようで本当に幸せだ。
「あにき……?」
「玄二、オレ、すごく幸せ」
玄二を見上げる。視界がぼやけるのが嫌で何度か瞬きする。
「生きて、オレと出会ってくれてありがとう」
それからは、互いに求めあった。
抱く側なのに泣くなんてダセエ真似しても玄二はオレを受け入れ続けた。
エロい謳い文句にあるように、本当に野獣が獲物にがっついて貪るように。
玄二の中がキュッとなって引き締める気持ちのいい場所を突けば、更に甲高い声で鳴いた。それが可愛くて、オレが今いじめているのに守ってやりたくなって、激しく腰を打ちつける。
パン、パンと肉の打ち合う音が、次第に汁気を帯びてくる。
五感の全てが玄二で埋まっているようで、本当に嬉しかった。
ぐしゃぐしゃに乱れた髪を撫でながら、オレは玄二に聞いた。
「玄二、イケそ? 気持ちいい?」
「うんっ、ぅ゛ん! あにき、すき! いっしょっ、いっしょ、イきたい!」
目尻に雫を溜めながら何度も頷く玄二に、再び抱き着いた。
もう記憶しておく余裕もないくらいに、快楽に身を任せて腰を打っていく。いつの間にか繋いで指を組み交わした手が、オレの手をぎゅっと掴んでいることから玄二の絶頂が近いことを感じる。
「もうすぐだよ、ね、一緒にイこうな?」
「んっ、っぐ、あ、ぁ゛あああああ――ッ!!」
鼓膜だけでなく全身が震えるのを感じながらオレは玄二の中に欲望の全てを放った。玄二も同じように自分の腹筋に向かってびゅるると勢いよく射精していた。
しばらく意識が飛んでいた。
玄二の胸の上で寝っ転がって、幸せで窒息しそうな中で玄二の心音に聞き入っていた。
そのままどれだけの時間が経っただろう。
「すげえ、幸せ」
かすれた声が上の方から響いた。
見上げると玄二の笑顔があった。
抱く以前より心惹かれ、愛おしい存在となった彼が、オレに笑っている。
「オレもだよ玄二。お前の中にいるんだな……」
「そうだよ?」
「ホント……最高だ……天国だよ」
「そうだな……それくらい幸せだ」
どちらともなく腕を絡ませて、一つになったまま抱き合った。
もう誰にも邪魔できない。どれだけ傷つけようとしてもオレが玄二に触れさせない。
今なら誰にだって勝てる。そんな気さえして来た。
ぐぷぐぷという音が穴から響く。泡が出てきてとろりと垂れていくのが指の感覚でわかる。
唇を噛み締める玄二に向かい、顔を寄せ囁く。
「玄二、キツい? ちゃんと呼吸しろよ、苦しいぞ?」
「あ、ぅ、だって、声、へん」
「変じゃない。もっと聞かせて。玄二の声、すげー好きだから」
そう促しながら、唇に触れた。
唇をなぞりながら言えば、玄二はゆっくりと赤く濡れた唇をオレに差し出した。噛み痕を癒すように触れるだけのキスをすると、金色の瞳から一滴、涙を流していた。それでも緊張がほぐれたような、穏やかな、オレにだけ向ける笑顔を見せてくれる。
「兄貴ぃ……おねが、い、ある」
「なんだ? 何でも言えよ」
「やっぱ、一緒に、イきたい……だから、もう、シて欲しい」
背中に回していた手を、玄二は股間に伸ばす。
オレのチンポは下着にシミを作ってはっきり形がわかるくらいに勃起していた。もうオレも限界みたいだ。
「ね……? 兄貴も辛そうだし……もう一つになろ?」
「……ああ。そう、しようか」
そうだよな。ずっと待たせてたんだもんな。
玄二がタオルを剥ぐのと同時に、オレは下着を脱ぐ。恥ずかしい話、何度か練習したようにゴムを根元まで装着する。
そこから互いの体に手を伸ばし、密着する。汗ばんだ肌がぴったりと張り付いてくる。玄二は足を広げ、オレを受け入れる準備をしてくれている。
「いい? つらくなったら言ってな?」
「ん……大丈夫、最後まで、して」
はち切れそうな太腿を持って、玄二の尻を広げる。散々ローションで掻き回したからか、ヒクついていて艶やかで、穴だけなのに色っぽかった。
チンポを手に持って濡れたそこに押し当てていく。
ゴム越しに先端にあたる熱い穴の窄みに、オレの心臓は高鳴っていく。
これから、抱くんだ。阿古屋玄二を。
前世でオレの生きる糧だった作品の中で一番好きだった人を。
彼は今、オレを愛して、誰にも見せられなかった傷も弱さも全て晒すほどに信頼してくれている。
前世の親ですら道具としか見ていなかったオレを。
「玄二、好きだ」
死ぬ前から想っていた気持ちを打ち明ける。
今、泣いてしまいそうなほど幸せだ。だから実感させてほしい。
玄二がオレが同じ想いだって、一つになるんだって。
そう逸る気持ちのままにオレは玄二の中に沈んでいく。
「う゛ッ、ンンン……!」
形のいい喉仏を晒すように玄二は仰け反った。
チンポの方は痛いくらいに締め付けられていく。まるで握りつぶされるようだ。
それでも、感動の方がデカかった。
ああ、オレ……ついに玄二と一つになったんだ。
どんなに体や心を傷つけても、誰も触れなかった玄二の中で。
そんな場所でもっと、もっと玄二と一つになっていると感じたくて腰を進める。
「はー……キッツ……」
「あ゛っ、うぅ……! ふうぅ……っ、あにきぃ゛……」
「玄二、今オレ、お前の中に入ってるよ。嬉しい?」
「ンンっ、あにき、オレっ、うれひい」
もう涙を隠すことなく、舌も回らぬままに喜びを言葉にしてくれる。
ゆっくりと中に入っていくうちにドロドロにとろけた熱がオレのチンポを締め付ける。気を付けていないと今にも暴発してしまいそうだ。
「ふー、ぅ……」
「ああ、う゛ンっ、は! あぁう!」
オレのモノが奥に入れば入るほど、玄二の嬌声は大きくなる。
玄二もオレと同じ気持ちなんだと、触れた肌から理解する。
オレが夢見ていた以上の幸せが今目の前にある。そしてその幸せは終わる事がない。
玄二の豊かな胸に顔を埋めながら、感慨に耽る。
ドクドクと早い鼓動が頬に伝わる。目を閉じてその音に集中すると、玄二と溶けあって一つの命になったようで本当に幸せだ。
「あにき……?」
「玄二、オレ、すごく幸せ」
玄二を見上げる。視界がぼやけるのが嫌で何度か瞬きする。
「生きて、オレと出会ってくれてありがとう」
それからは、互いに求めあった。
抱く側なのに泣くなんてダセエ真似しても玄二はオレを受け入れ続けた。
エロい謳い文句にあるように、本当に野獣が獲物にがっついて貪るように。
玄二の中がキュッとなって引き締める気持ちのいい場所を突けば、更に甲高い声で鳴いた。それが可愛くて、オレが今いじめているのに守ってやりたくなって、激しく腰を打ちつける。
パン、パンと肉の打ち合う音が、次第に汁気を帯びてくる。
五感の全てが玄二で埋まっているようで、本当に嬉しかった。
ぐしゃぐしゃに乱れた髪を撫でながら、オレは玄二に聞いた。
「玄二、イケそ? 気持ちいい?」
「うんっ、ぅ゛ん! あにき、すき! いっしょっ、いっしょ、イきたい!」
目尻に雫を溜めながら何度も頷く玄二に、再び抱き着いた。
もう記憶しておく余裕もないくらいに、快楽に身を任せて腰を打っていく。いつの間にか繋いで指を組み交わした手が、オレの手をぎゅっと掴んでいることから玄二の絶頂が近いことを感じる。
「もうすぐだよ、ね、一緒にイこうな?」
「んっ、っぐ、あ、ぁ゛あああああ――ッ!!」
鼓膜だけでなく全身が震えるのを感じながらオレは玄二の中に欲望の全てを放った。玄二も同じように自分の腹筋に向かってびゅるると勢いよく射精していた。
しばらく意識が飛んでいた。
玄二の胸の上で寝っ転がって、幸せで窒息しそうな中で玄二の心音に聞き入っていた。
そのままどれだけの時間が経っただろう。
「すげえ、幸せ」
かすれた声が上の方から響いた。
見上げると玄二の笑顔があった。
抱く以前より心惹かれ、愛おしい存在となった彼が、オレに笑っている。
「オレもだよ玄二。お前の中にいるんだな……」
「そうだよ?」
「ホント……最高だ……天国だよ」
「そうだな……それくらい幸せだ」
どちらともなく腕を絡ませて、一つになったまま抱き合った。
もう誰にも邪魔できない。どれだけ傷つけようとしてもオレが玄二に触れさせない。
今なら誰にだって勝てる。そんな気さえして来た。
32
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】双子の兄が主人公で、困る
* ゆるゆ
BL
『きらきら男は僕のモノ』公言する、ぴんくの髪の主人公な兄のせいで、見た目はそっくりだが質実剛健、ちいさなことからコツコツとな双子の弟が、兄のとばっちりで断罪されかけたり、 悪役令息からいじわるされたり 、逆ハーレムになりかけたりとか、ほんとに困る──! 伴侶(予定)いるので。……って思ってたのに……!
本編、両親にごあいさつ編、完結しました!
おまけのお話を、時々更新しています。
本編以外はぜんぶ、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】お義父さんが、だいすきです
* ゆるゆ
BL
闇の髪に闇の瞳で、悪魔の子と生まれてすぐ捨てられた僕を拾ってくれたのは、月の精霊でした。
種族が違っても、僕は、おとうさんが、だいすきです。
ハッピーエンド保証な本編、おまけのお話、完結しました!
おまけのお話を時々更新するかもです。
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
トェルとリィフェルの動画つくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのWebサイトから、どちらにも飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新するかもです。
BLoveさまのコンテストに応募するお話に、視点を追加して、倍くらいの字数増量(笑)でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる