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二話 悪役令息は忙しい
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時は経ち、僕の15歳の誕生日。
穏やかな木漏れ日の下、パーティー会場は賑わっていた。
そして……
「初めまして、イライ様。レスカ子爵家の長女、リゼッタです」
向日葵のような明るい色のドレスの裾を持ち上げてカーテシーを披露する、サラサラとした亜麻色の髪に澄んだ翡翠の目をした少女。
彼女こそがこの物語のヒロインであるリゼッタ・レスカだ。
主人公の登場に、僕は緊張する。
(原作のイライはここで「成金のくせに地味だな。結婚してやるだけありがたいと思えよ」なんて最低なこと言ったっけ)
前もって用意していた作戦通り、僕は挨拶をする。
「僕がイライ・ロザリンドだ。これからよろしく頼む」
ペコリと頭を下げる。
リゼッタ、そして彼女の兄たちは驚いた顔をする。
上位貴族、特に歴史のある家は頭が固く、レスカ家のような新興貴族を快く思っていない。
そんな古参貴族であるロザリンド伯爵家の跡継ぎから丁重に礼をされたのだから当然だ。
このままではかえって疑いの目で見られるな。
そう思った僕は、主役の恋の当て馬に相応しい悪役令息として、冷たく笑いながら告げた。
「僕らは財力を、君たちは古参貴族との繋がりを、それぞれ欲しいものを手に入れるための契約結婚だ。外で問題さえ起こさなければ、好きにすればいい」
戸惑うリゼッタを置き、睨みつける兄たちの視線に背中を刺されながら、僕は彼らの前を去っていった。
これでリゼッタは僕からの愛情は期待しないだろう。
ごめんねリゼッタ!
君を愛するのはヴァシリの役目なんだ。彼と出会うまで待っていてくれ!
そうして何度か彼女と顔合わせをしていき、学園は長期休暇に入った。
リゼッタは花嫁修業としてしばらくロザリンド家で住み込みで行儀見習いすることになった。
僕は原作でニタニタと笑いながらリゼッタをいじめていたメイドや執事たちを思い出し、後の女主人となるリゼッタを丁重に扱うように使用人たちに釘を刺した。
ロザリンド家にやってきたリゼッタは本当によく働いてくれた。
原作のように「僕は忙しいから自分で考えて動け」と投げっぱなしにせず、社畜時代に培った教育術を駆使してリゼッタに上流貴族としての知恵を教えた。
リゼッタは原作通り賢く勤勉で、僕に色々と質問してはその知識を身に着けていった。
そんな彼女を見ている使用人たちも「いけ好かない成金の娘」ではなく「真面目で一生懸命な令嬢」として、敬意をもってリゼッタに接するようになった。
そんな光景に僕は安心していた。
だが、どうしても彼女を認めない人間もいた。
ある日の昼下がり、中庭の東屋から甲高い声が聞こえた。
「なんですその目は? この伯爵家に長い間仕えてきた私の作った菓子が気に入らないのですか?」
「だ、だって、これは、あまりにも苦くて」
「あなたのような卑しい身分の人間はご存じないんでしょうねえ? これは立派な上級なおもてなしの菓子ですよ? それをそのように悪しざまに言うだなんて……こんな非常識な人に擦り寄られてお坊ちゃまは、可哀そうに」
声のする方を見れば、口を覆うリゼッタをメイド長のモリーが見下ろしている。
モリー。彼女は幼いころから僕の世話をしていたせいか僕に対して母親面するようになり、率先してリゼッタを虐げていたキャラだ。
僕が東屋に近づいていると気づいていないモリーは、さらに続けた。
「だいたいなんなのよ、お前は! お坊ちゃまの貴重な時間を奪って! 金だけでお坊ちゃまを買い取ろうとした卑しい成金女め! どうせこの家を乗っ取るつもりでしょう! 白状なさい!」
そう叫んでリゼッタに掴みかかろうとしたモリーを、僕は突き飛ばす。
「お、お坊ちゃま……なぜ? どうして私にこんなひどい事を……」
彼女の言葉を無視して、僕はテーブルに置いてあった皿を見る。
そこにはクッキーがあり、どうみても食用のものではない草が入っていた。手に取って匂いを嗅ぐとまるで土のような悪臭がした。
こんなものをリゼッタに出していたのか……!?
僕は怒りを抑えながらモリーに問いただす。
「こんなものをリゼッタに出していたのか? これはどう見ても雑草だろう」
「ッ……それの、なにがいけないのです? そこにいる女にはぴったりじゃありませんか」
「前にも言ったはずだ。リゼッタはこの家の女主人となる存在。だからこそ丁重に扱えと」
「あの時は言いませんでしたが、そんなこと出来るわけありません! どうしてこの家に、こんな卑しい女をいれないといけないのです! だからこそこのモリーが、伯爵家を代表して身の程をわからせたのですよお坊ちゃま!」
彼女の目は真剣だ。
心の底からリゼッタを見下しているのだろう。
僕はリゼッタを支え、その場を去っていく。
「モリー。君はあくまでメイドだ。ロザリンド家の一族を代表する立場じゃない。主の意思に反した使用人は、ここにはいらない」
「はあ!? わ、私をクビにするおつもりですか? あなたのおむつを替えて差し上げた私を!」
いつの時代のことを言ってるんだ。
こいつ、図に乗らせたら絶対この毒親根性振り回してどんどん勝手なことしていくんだろう。
もう完全に縁を切らないといけない。
僕はモリーに何も言わずに、リゼッタを医師の元に連れて行き、早めに彼女の実家に帰らせることにした。
僕は菓子を吐かされ、ベッドに眠るリゼッタに問うた。
「モリーにあんなことをされたの、初めてじゃないだろう?」
「……はい」
僕の予想通り、彼女は何度かモリーに呼び出されては嫌味を言われたり、目立たないようないじめを受けたといった。
「どうして僕にすぐに言わなかった」
「『このような事で騒ぐようではロザリンド家、ひいては貴族社会ではやっていけない』と……私、それで、皆様に認められたくて」
自分が貴族じゃないくせに何言ってんだあのババア!
そう怒鳴りたい気持ちを抑えて、僕はリゼッタを見た。
青ざめた顔をした、華奢な少女。それでも勤勉で芯の強さを持っている。
だからこそ嫁いだ先でどんなに虐げられようと耐えてきたんだ。
そんなリゼッタに、僕は言う。
「リゼッタ。耐えるだけが誇りを示す行動じゃない。侮辱されれば、毅然と歯向かうことだって必要なんだ。使えるものを使って報復に出る事だって、同じだ。いざと言う時に牙を向けることだって、人間には必要なんだ」
「イライ、さま」
「……今回の件は僕の監督不足だ。正式な謝罪はレスカ家が来た時にさせてくれ」
僕はそう言って寝室を去っていった。
レスカ家が来る前に、僕は屋敷にいる使用人を呼び出した。勿論、モリーもだ。
彼らにモリーがしたことを洗いざらい話し、彼女の生殺与奪をレスカ家に任せると言った。
モリーは勿論暴れて拒否したが、屈強な男性に捕らえられ、連れていかれた。
程なくしてレスカ家が現れた。
リゼッタは虐げられたヒロインではあるが、実家との関係は良好で、彼女の二人の兄は妹を溺愛していた。
僕は頭を下げて今回のことを謝罪した。
殴られたり罵倒されることも覚悟していたが、彼らは僕に同情的だった。
曰く、リゼッタからの手紙で僕が彼女に良くしてくれていたことを知っていた、からだそうだ。
原作とは違いヒロインと良好な関係を築けたことに、僕は嬉しくなった。
そして、この事件の加害者であるモリー。
レスカ家は彼女の処分をすぐに決めた。
紹介状なしの追放。
慰謝料として借金を背負わされることがないのが救いと思いきや、それはモリーのような生来使用人として働いてきた人間からすれば死刑宣告であった。
使用人とは主との信頼関係があってこそ成り立つ存在。
だからこそ使用人に成りたての少年少女を除いて、転職する際には前の家からの紹介状が必須となる。
使用人以外の職業に就くとしても、モリーは歳を取り過ぎている。
それを知っているモリーは僕に縋る。
「お坊ちゃま……何とか言って下さい! 私、お、お金払いますから! だからどうか、紹介状を……!」
「彼らは君の手が触れた金など汚らわしくて欲しくないといった。君が成金だと卑しんだ彼らは受け取るべき金とそうでない金をちゃんとわかってるんだ」
僕にそう言われるとモリーは膝を落として床に倒れた。
「今日中に荷物をまとめて出て行ってくれ。さようなら、モリー」
そう言って僕は他のメイドにモリーの始末を任せて去っていく。
彼女の末路を見た使用人たちは、もう決してリゼッタに対して無礼は働かないだろう。
幸い、婚約関係はまだ続いたままだ。
「このままいけば、大丈夫なはずだ」
僕は顔を上げ自室に戻った。
穏やかな木漏れ日の下、パーティー会場は賑わっていた。
そして……
「初めまして、イライ様。レスカ子爵家の長女、リゼッタです」
向日葵のような明るい色のドレスの裾を持ち上げてカーテシーを披露する、サラサラとした亜麻色の髪に澄んだ翡翠の目をした少女。
彼女こそがこの物語のヒロインであるリゼッタ・レスカだ。
主人公の登場に、僕は緊張する。
(原作のイライはここで「成金のくせに地味だな。結婚してやるだけありがたいと思えよ」なんて最低なこと言ったっけ)
前もって用意していた作戦通り、僕は挨拶をする。
「僕がイライ・ロザリンドだ。これからよろしく頼む」
ペコリと頭を下げる。
リゼッタ、そして彼女の兄たちは驚いた顔をする。
上位貴族、特に歴史のある家は頭が固く、レスカ家のような新興貴族を快く思っていない。
そんな古参貴族であるロザリンド伯爵家の跡継ぎから丁重に礼をされたのだから当然だ。
このままではかえって疑いの目で見られるな。
そう思った僕は、主役の恋の当て馬に相応しい悪役令息として、冷たく笑いながら告げた。
「僕らは財力を、君たちは古参貴族との繋がりを、それぞれ欲しいものを手に入れるための契約結婚だ。外で問題さえ起こさなければ、好きにすればいい」
戸惑うリゼッタを置き、睨みつける兄たちの視線に背中を刺されながら、僕は彼らの前を去っていった。
これでリゼッタは僕からの愛情は期待しないだろう。
ごめんねリゼッタ!
君を愛するのはヴァシリの役目なんだ。彼と出会うまで待っていてくれ!
そうして何度か彼女と顔合わせをしていき、学園は長期休暇に入った。
リゼッタは花嫁修業としてしばらくロザリンド家で住み込みで行儀見習いすることになった。
僕は原作でニタニタと笑いながらリゼッタをいじめていたメイドや執事たちを思い出し、後の女主人となるリゼッタを丁重に扱うように使用人たちに釘を刺した。
ロザリンド家にやってきたリゼッタは本当によく働いてくれた。
原作のように「僕は忙しいから自分で考えて動け」と投げっぱなしにせず、社畜時代に培った教育術を駆使してリゼッタに上流貴族としての知恵を教えた。
リゼッタは原作通り賢く勤勉で、僕に色々と質問してはその知識を身に着けていった。
そんな彼女を見ている使用人たちも「いけ好かない成金の娘」ではなく「真面目で一生懸命な令嬢」として、敬意をもってリゼッタに接するようになった。
そんな光景に僕は安心していた。
だが、どうしても彼女を認めない人間もいた。
ある日の昼下がり、中庭の東屋から甲高い声が聞こえた。
「なんですその目は? この伯爵家に長い間仕えてきた私の作った菓子が気に入らないのですか?」
「だ、だって、これは、あまりにも苦くて」
「あなたのような卑しい身分の人間はご存じないんでしょうねえ? これは立派な上級なおもてなしの菓子ですよ? それをそのように悪しざまに言うだなんて……こんな非常識な人に擦り寄られてお坊ちゃまは、可哀そうに」
声のする方を見れば、口を覆うリゼッタをメイド長のモリーが見下ろしている。
モリー。彼女は幼いころから僕の世話をしていたせいか僕に対して母親面するようになり、率先してリゼッタを虐げていたキャラだ。
僕が東屋に近づいていると気づいていないモリーは、さらに続けた。
「だいたいなんなのよ、お前は! お坊ちゃまの貴重な時間を奪って! 金だけでお坊ちゃまを買い取ろうとした卑しい成金女め! どうせこの家を乗っ取るつもりでしょう! 白状なさい!」
そう叫んでリゼッタに掴みかかろうとしたモリーを、僕は突き飛ばす。
「お、お坊ちゃま……なぜ? どうして私にこんなひどい事を……」
彼女の言葉を無視して、僕はテーブルに置いてあった皿を見る。
そこにはクッキーがあり、どうみても食用のものではない草が入っていた。手に取って匂いを嗅ぐとまるで土のような悪臭がした。
こんなものをリゼッタに出していたのか……!?
僕は怒りを抑えながらモリーに問いただす。
「こんなものをリゼッタに出していたのか? これはどう見ても雑草だろう」
「ッ……それの、なにがいけないのです? そこにいる女にはぴったりじゃありませんか」
「前にも言ったはずだ。リゼッタはこの家の女主人となる存在。だからこそ丁重に扱えと」
「あの時は言いませんでしたが、そんなこと出来るわけありません! どうしてこの家に、こんな卑しい女をいれないといけないのです! だからこそこのモリーが、伯爵家を代表して身の程をわからせたのですよお坊ちゃま!」
彼女の目は真剣だ。
心の底からリゼッタを見下しているのだろう。
僕はリゼッタを支え、その場を去っていく。
「モリー。君はあくまでメイドだ。ロザリンド家の一族を代表する立場じゃない。主の意思に反した使用人は、ここにはいらない」
「はあ!? わ、私をクビにするおつもりですか? あなたのおむつを替えて差し上げた私を!」
いつの時代のことを言ってるんだ。
こいつ、図に乗らせたら絶対この毒親根性振り回してどんどん勝手なことしていくんだろう。
もう完全に縁を切らないといけない。
僕はモリーに何も言わずに、リゼッタを医師の元に連れて行き、早めに彼女の実家に帰らせることにした。
僕は菓子を吐かされ、ベッドに眠るリゼッタに問うた。
「モリーにあんなことをされたの、初めてじゃないだろう?」
「……はい」
僕の予想通り、彼女は何度かモリーに呼び出されては嫌味を言われたり、目立たないようないじめを受けたといった。
「どうして僕にすぐに言わなかった」
「『このような事で騒ぐようではロザリンド家、ひいては貴族社会ではやっていけない』と……私、それで、皆様に認められたくて」
自分が貴族じゃないくせに何言ってんだあのババア!
そう怒鳴りたい気持ちを抑えて、僕はリゼッタを見た。
青ざめた顔をした、華奢な少女。それでも勤勉で芯の強さを持っている。
だからこそ嫁いだ先でどんなに虐げられようと耐えてきたんだ。
そんなリゼッタに、僕は言う。
「リゼッタ。耐えるだけが誇りを示す行動じゃない。侮辱されれば、毅然と歯向かうことだって必要なんだ。使えるものを使って報復に出る事だって、同じだ。いざと言う時に牙を向けることだって、人間には必要なんだ」
「イライ、さま」
「……今回の件は僕の監督不足だ。正式な謝罪はレスカ家が来た時にさせてくれ」
僕はそう言って寝室を去っていった。
レスカ家が来る前に、僕は屋敷にいる使用人を呼び出した。勿論、モリーもだ。
彼らにモリーがしたことを洗いざらい話し、彼女の生殺与奪をレスカ家に任せると言った。
モリーは勿論暴れて拒否したが、屈強な男性に捕らえられ、連れていかれた。
程なくしてレスカ家が現れた。
リゼッタは虐げられたヒロインではあるが、実家との関係は良好で、彼女の二人の兄は妹を溺愛していた。
僕は頭を下げて今回のことを謝罪した。
殴られたり罵倒されることも覚悟していたが、彼らは僕に同情的だった。
曰く、リゼッタからの手紙で僕が彼女に良くしてくれていたことを知っていた、からだそうだ。
原作とは違いヒロインと良好な関係を築けたことに、僕は嬉しくなった。
そして、この事件の加害者であるモリー。
レスカ家は彼女の処分をすぐに決めた。
紹介状なしの追放。
慰謝料として借金を背負わされることがないのが救いと思いきや、それはモリーのような生来使用人として働いてきた人間からすれば死刑宣告であった。
使用人とは主との信頼関係があってこそ成り立つ存在。
だからこそ使用人に成りたての少年少女を除いて、転職する際には前の家からの紹介状が必須となる。
使用人以外の職業に就くとしても、モリーは歳を取り過ぎている。
それを知っているモリーは僕に縋る。
「お坊ちゃま……何とか言って下さい! 私、お、お金払いますから! だからどうか、紹介状を……!」
「彼らは君の手が触れた金など汚らわしくて欲しくないといった。君が成金だと卑しんだ彼らは受け取るべき金とそうでない金をちゃんとわかってるんだ」
僕にそう言われるとモリーは膝を落として床に倒れた。
「今日中に荷物をまとめて出て行ってくれ。さようなら、モリー」
そう言って僕は他のメイドにモリーの始末を任せて去っていく。
彼女の末路を見た使用人たちは、もう決してリゼッタに対して無礼は働かないだろう。
幸い、婚約関係はまだ続いたままだ。
「このままいけば、大丈夫なはずだ」
僕は顔を上げ自室に戻った。
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