大好きな人に番が現れたので潔くセフレ離れします

きるる

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翻弄される心身 2※

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腹につかんばかりに反り返ったフェリウスの端正な美しい見た目からかけ離れたようなそれは、赤黒く周辺に彩られた脈は浮き出ている。イリエが見た性交指南書の挿絵の形よりも少し太く長さはかなりある。

雁首と言われる先端部分は挿絵の見本よりもエラが大きく張り、その先口から半透明な液体が次々に溢れ垂れ流しており艷やかにてらてらと光って何とも淫靡だ。

それは無表情で何事にも動じなさそうな雰囲気のフェリウスの印象とは似つかわしくない真逆の象徴に見えたが、長い陰茎と太過ぎない綺麗な反りの屹立を目の当たりにしてしまったイリエは思わずごくりと唾を飲み込んだ。


(勃つくらいには興奮してくれているんだ)


そのことに歓喜が身体全体に痺れ流れ、彼にとって少しは役に立てる存在になれるのだとイリエは内心喜んだ。


「足を開け」
「…は、い」


イリエは言われた通りに震える両脚を更に広げた。何も言い返すことなく、言う通りにするイリエの態度にフェリウスは嘲るように鼻で失笑した。


「…やっすい女」


安かろうが軽かろうが淫売だろうが何でも良い。
体だけでも繋がれるなら。
一時でも一緒に居られるなら。

フェリウスが屹立の切っ先をグズグズに蕩けたイリエの蜜口に充てがった、かと思ったらぐいっと凄い勢いでずぶりと雁首部分がみしみしとめり込んできた。


「!!…っぐ、ぅ、ん、…っは、っ」


あまりの衝撃と引き攣れるような鋭い痛みにイリエは体がビクンと強張り、苦悶の声を漏らしそうになるが、それでフェリウスを萎えさせてしまうわけにはいかない。

咄嗟に口元を両手で押さえ、知らずのうちに衝撃で止めていた息を再開させ、少しでもフェリウスが挿入しやすいように体を弛緩させることに精を出す。

かなりの痛みを伴い身体全体が固くなるが、それ以上にフェリウスの一番繊細な部分がイリエのまた繊細な部分と触れ合っているということに得も言われない仄暗い感情が沸き起こって、頭の中がもやがかかったように恍惚となる。


「…初めてでこの扱いに何一つ文句を言わないか」


何されてもどんなことされても、イリエは文句を言うつもりは一切ない。何より己の欲望を優先させているのだから筋違いである。

イリエが何も応えずに体を弛緩させるよう努める姿に苛立つように、再度乱暴にフェリウスの屹立がまたぐいっと入ってきた時だった。

ずぶぶと押し入ってくるフェリウスの熱い杭がイリエの中で脈動する様を感じ、先端の雁首が膣路を抉って進んでいくのを、痛みよりも感度が増長されたかのように悶えるような感覚が滲み噴き出してきた。


「んん…!あ、あっ…!…ふっ…ん、ん」


まるで他に求められるものが無い分、それだけは呑み込んでやろうというイリエの浅ましさを象徴するような蜜壺が継続して収縮を繰り返し、イリエは思わず覆っていた口から喘ぐ声を抑えられなくなった。


「っ、ぁぁ、っ!んぅ!」
「…っ…!何だこれ…、く、そ」
「は、ぁぁっ、っ…っ…!!」


フェリウスの吐き捨てるような言葉と共に耳に届く乱れ始めた彼の息遣いすら快感の種となっていたイリエは入り口の擦れる痛み以上に奥にある快感に意識を集中させる。


「っあぅっ…!」


ずちゅん、とイリエの小柄な体内にこれ以上先がないと言うくらいにフェリウスの先端が最奥を穿ち辿り着いたようだ。

直後、体全体が強く揺さぶられた。
胸を揉みしだかれ、先端を摘まれながら腰をぶつけてくるフェリウスの激しく律動にイリエは目を剥き息は乱れ、蜜壺をこれでもかと擦られる動作に身体中が反応し蹂躙されていく。

フェリウスが高速で腰を動かしながら普段の無表情ではなく、眉を少し顰めながら息を乱しイリエを貪っているその姿に興奮は積もり重ねられ、それが腟内に連動される。


「…ぁぁ、はっ…は、ぁう、んん…!」


蜜壺を擦られ雁首部分が抉るように感度の高い部分に当たる度に足がびくびく震えてフェリウスの腰に絡みつきたくなるが、それをしないように必死耐える。

ぐちゅんぐちゅんと淫猥な音と荒い息が室内に充満し、イリエは快感に身悶えて無意識に少し腰を上げた時だ。フェリウスの雁首がイリエの良い箇所を刮げるように抉ってビリビリッと凄まじい快感が迸り、思わず足がフェリウスの肩付近まで上がってしまう。


「んん!ん、んぅ…、ふ、ふっはっ…!っ!」


イリエは必死に口を覆うが、我慢する度により膣内への集中が高まる感覚に足が震えながらもフェリウスを挟もうと無意識に動き、ぎゅうっと中が蠢き始めた。


「っ、…、搾り取るつもり、か…!」
「ん、んんぅ!っ、っはっ…!」


彷徨っていた足を取られフェリウスの両肩に乗せられた。その事実と速度が小刻みに増す律動、それにより僅かに屹立の向きが変わり感度の高い部分を集中的に何度も擦られた瞬間。


今まで下腹に蓄積され溜まった快感の熱が、イリエの蜜壺内でいっぺんに放出されるように身体中を支配し、ぶわっと抑えきれない痙攣の波が押し寄せ、イリエは目の前が真っ白になる。


「っ…!!!っん、んぅぅぅ…っ!!」


びくびくと足の先から両腿にかけて、小刻みな痙攣と連動する膣内の収縮。イリエの中がフェリウスのものを離すまいとばかりに奥に呑み込もうと誘い込む。


「…く、ぐっ…!」


フェリウスの少し焦るような息遣いと漏れた艷やかな声の直後に最奥を突くような強烈な一突き。その後イリエの痙攣する子宮近くにどくどくという脈動とぶわりと熱い液体が迸った。

ぐっぐっと、フェリウスの腰がめり込むくらいにイリエの蜜口に押し込まれる。

イリエの中はその度に収縮し、吐き出される精を一雫でも取りこぼさないかのように繰り返され、耳に伝わるフェリウスの荒い息遣いに更に蜜壺がぎゅっと搾り取ろうと蠢く。

微かに見えたフェリウスの眉を寄せながらも淫靡な表情。


「…何なの、お前」


呆然とするようなフェリウスの掠れた低音にさえ身体は反応し、もう一度びくりと腰を戦慄かせたイリエはゆっくりと意識を手放した。





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