大好きな人に番が現れたので潔くセフレ離れします

きるる

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繁縁の親友と好物 2※

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「……でも良かった」


イリエはここでララに知られたことは逆にちょうど良かったのだと思っていた。


「いくら自分の欲を優先させたとはいえ、世間に堂々と公表できないものでしょ?勿論覚悟はしていたけど、一人で全部抱え込むのがちょっとだけ息苦しかったんだ。だからララに話せたことで凄く楽になった」
「…何のための繁縁なんだってーの」
「ふふ。そうだね。ありがとう、ララ大好きよ」


イリエの言葉にララは不貞腐れたように顔を背けるが、耳が仄かに赤くなっている。普段は舌鋒で相手を打ち負かす強者だが、内実とても人情家で情に厚いのだ。

そんなララがイリエは昔から大好きだった。だからこそ大事な繁縁で繋がる親友に伝えられたことは僥倖だったのかもしれない。


「今後、何時、何処で飽きられるか、…その前に番が現れるか、わからないから。その時は潔く諦めるから慰めてね」
「…はいはい」
「今日は私が奢るよ」
「…まじか」


酒好きのララの瞳がきらんと光る。いつもより上物の大好物の蒸留酒を頼み上機嫌で飲んでいた。


*************************


それから数日後、フェリウス達が食堂に訪れ会計際にあめ玉の包み紙をお金と一緒に渡してきた。

前回二回性交をしたが、二週間も経っていない。沢山すれば何度も来なくて済むとフェリウスは言っていた。


(もしかして二回じゃ足りない、とか?)


二回性交した翌日の仕事は流石にきつかった。家でストレッチをし始めてはいるが、どれだけ効果があるかはやってみないとわからない。三回以上するなら流石に翌日仕事が休みの方が有り難いのだが、こちらからお願いしている立場でそれを言うのはどうしても気が引ける。

イリエは帰りに薬局で栄養ドリンクを買って帰った。効き目はないだろうが、翌日への体力だけはせめてつけておきたい。

帰宅した後、賄いと共に食べるスープを作る。
イリエはちょっと試してみたいことがあった。

シャワーを浴びさっと食事を済ませた頃、チャイムが鳴る。


「こんばんは。お仕事お疲れ様です」
「ああ」
「どうぞ」


初めてフェリウスが玄関先で言葉を返してくれたことにイリエは思わず頬が緩む。

その後は無言で入ってきたフェリウスに、飲み物を数種類用意する。座ったフェリウスは今夜はコーヒーのブラックを飲んでいる。そして他の飲み物を片付けている時に珍しく彼から話しかけてきた。


「良い匂いがするな」
「スープのことでしょうか。賄いと一緒に食べようといつもスープだけ作っていて。今日はベーコンとほうれん草とキノコのクリームスープです」


それを聞いたフェリウスがちらりとだけ台所に視線を向けた。


「良かったら召し上がりますか?」
「いや良い」
「わかりました」


被せるように返事をしたフェリウスに、イリエはそれ以上勧めることはなく、避妊薬を持って今日も目の前で飲み込んだ。


その夜の行為は二度。
一度目は荒々しく、二度目は翻弄するように時間をかけてイリエを苛んだ。それでもストレッチの効果なのか、足も腰もカクカクはしていたが、何とか意識を飛ばさずに済んだ。

相変わらず服を脱がないフェリウスだが、イリエは初めて彼が浴室に向かおうとする姿を見ることができた。もう少し頑張って起きていられたら初めての見送りもできるかもしれないと思いながら上の服を着ていたイリエは、伝えたいことを思い出してフェリウスに声をかけた。


「あの、冷蔵庫の中に使い捨ての器に入ったクリームスープがあるんです。寮への持ち込みに問題ないのなら良かったら持って帰りませんか?必要なければ明朝の私の朝ご飯になります」


人の家の冷蔵庫は開けづらいかなと思ったイリエは緩慢な動きで寝台から下り、お尻まで隠れる上着だけの姿でとてとてと歩き冷蔵庫に向かう。その間二度フェリウスから受けた精液が股の間から淫靡に滴っているのだが、イリエは冷蔵庫からスープを出すことに気を取られていた。

取り出したスープを簡易な袋に入れたところで、急に腕を掴まれた。

驚いたイリエは掴んだ本人、フェリウスを見ようとするが、その前に向きを変えられて近くの壁にフェリウスに背を向けた状態で縫い付けられる。


「っ、え、何…?レオダッドさ――――」
「煽ってるのか?」


耳元で掠れた低音にぞくりとする。カチャと金属の音が耳に届き、些か乱暴に上着を捲られて腰を少し持ち上げられたかと思ったら、先程までぐずぐずに蕩けていた蜜口に、いつの間にか熱く滾ったフェリウスの切っ先がずぶぶぶと一気に侵入してきた。


「っ!ぁ、ぁあっ…!!んん…っ」
「まだ足りないか」


立ったまま後ろから貫かれたイリエは殆ど足が着いていない状態で何とか壁に手をつく。それでも比重が埋め込まれたフェリウスの屹立にかかっていて余計に感度がそこに集中する。


「ひぁっ…煽って、な…ぃ、ぁ、ぁ、んー、っ…!」
「…歩きながら俺の精液滴らせているのに?」


腰を上げられ胸を弄られながら律動を止めないフェリウスに、イリエとしてはただスープを飲んでみて欲しかっただけの行動だったのだが勘違いさせてしまったようだった。


「ん、ん、んんっ…!ふ、はぅっ」
「貪欲」


そう言いながらフェリウスはぎりぎりまでエラの張った杭を抜いてから勢いをつけてずちゅん!と最奥まで到達させる動きを繰り返してイリエの中を蹂躙する。

何度も突かれ足がガクガクと震え、ガクンと力が抜けてしまったイリエのお腹を支えていたフェリウスが、猛る雄を一度抜いた。





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