大好きな人に番が現れたので潔くセフレ離れします

きるる

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フェリウス 4

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フェリウスは二月ぶりの遠征の任務で、イアンと共に隣国に来ていた。

度々イリエとのことを聞かれ無視し続けていたが、あまりにしつこいので、都合の良い性欲処理相手でお互い外ではいつも通り、打診したのはイリエ側だと伝えると、「セフレ希望…あの可愛い顔からは想像つかない」とイアンの可愛い発言にもやっとし、同時にあれだけ乱れる姿を知っているのはフェリウスだけなのだという昏い優越感も感じた。


「ねーねーどんな感じ?清楚に見えて喘ぎ声大きいとか――――」
「黙れ。――――――来るぞ」
「あれ、情報通りだね。はいはい」


ふと遠くを見たイアンは即座にフェリウスから離れ、襲い来るだろう敵の裏側に素早く移動した。

今回の任務は主に諜報のみだったが、小賢しい隣国の暗殺者が襲撃に来るかもしれないとの情報は入っていたので、フェリウスは久々の実践に少し高揚しながら迎え撃つ。

暗殺者は面白いくらい無能で、迎撃のフェリウスと後方から襲撃したイアンによって五分も経たないで終了した。

屠した暗殺者は十人ほどで、イアンが辛うじて虫の息の一人を引き摺りながら、情報持ってないか拷問してくるねと楽しそうに林の中へ連れて行った。

隣国からすればそれなりの手練を寄越したのかもしれないが、冷徹無表情と優男に見えるこの二人は、特殊部隊暗部の筆頭だ。更には高位の獣人で能力にも秀でているので、この程度の暗殺者は軽い運動程度の扱いとなる。

嬉々として戻ってきたイアンは、「すぐ終わっちゃったけど、久しぶりに血が騒いだねー」と言いながら今夜滾りそうだから地方の娼館行こうよと誘われた。

フェリウスも少し興奮してはいたが、不意にイリエの顔を思い出し、あの小柄な体をあれこれ責めた方が楽しいと判断して、「あれで良い」と断り帰路に向かった。

さっさと戻っていくフェリウスに「…あれで良い、じゃなく、あれが良い、の間違いだよねー」と相方がぼそっと聞こえないように呟いた。


バロアス国に到着したのは夕方過ぎだった。
イリエはもう帰っているだろうが連絡無しに家に行くことは、何となく癪だったので明日の楽しみにしようと、寮に戻り自慰で何とかやり過ごす。

イリエの我慢する声と痙攣する蜜壺を想像したらいつもより早く達した。


翌日家に行くと扉が開いた瞬間に良い香りが鼻腔に届く。ミルク系の濃厚だがくどくない匂いに、内心好きな類のスープだと思い何となく聞いてみると、やはり好物のクリームスープだった。食べるかと聞かれ咄嗟に断ってしまう。

それに対しイリエはしつこく言うでもなく了承し避妊薬を持ってフェリウスの元に来る。昨日発散できなかった分、二回性交することは確実だなと思いながらも、少しだけあの香りのスープが食べられないことを残念に思った。

元々身内以外に人を慮ることを知らないフェリウスは、イリエへの散々な態度をどうしたら上手く切り替えられるかわからなかった。

そしてそんな気持ちになる自分の心境にも戸惑い、それをぶつけるべく一度目は激しく、二度目をゆっくりと嬲るように時間をかけてイリエを高め責め続けた。

白濁をイリエの最奥にたっぷりと放ち塗り込めた後、シャワーを浴びようと立ち上がったフェリウスに、イリエが持ち帰りスープがあると、ふらつく足取りで冷蔵庫から取り出している。

長めの上着に下は何も履いていない状態の格好。

細い脚の間からフェリウスの精を淫靡に垂れ流している姿に、刹那に煽られて我慢出来ずに壁に小さな体を押し付けて後ろから一気に滾った雄を再度捩じ込んだ。

そして声をいつも我慢していることと、伸ばそうとする手を必ず止め、拳を握る仕草が今日はやけに気になる。

背中を壁に押し付けて両足を上げてやり、フェリウスの硬い杭で縫い止めても不安定な状態は完全に緩和されないのに手を伸ばさないイリエ。

命令しても首を振り、言葉を変えてフェリウスが望んでいると伝えると、おずおずと手を伸ばしてくる姿に何とも言えない満足感と初めての温かい感情が滲み出る。

ご褒美に口付けをやると、必死に吸い付いてくる小さな唇に更に満足感は増した。

三度目の精をイリエの蜜壺の中に全部残さずぶち撒けたフェリウスは、ぐったりとしたイリエの額に汗でこびり付いた髪を流してやる。

ベージュの柔らかい髪を暫く弄っていたが、いつの間にか日付が変わっていたのでシャワーを浴び身支度をしている時、テーブルの上に置いてあったスープに目が留まる。


(仕方ないから持って帰ってやるか)


内心大好物なのをイリエが用意したからしょうがないと言い訳してフェリウスはスープを持って帰った。少し焦げ目を付けたベーコンの旨味が存分に出ていたクリームスープはとても美味しかった。





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