大好きな人に番が現れたので潔くセフレ離れします

きるる

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番外編:お酒と獣化は程々に 5※

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馬車から降りたフェリウスはまたもや颯爽とした動きでイリエを抱き、危なげない足取りで屋敷内に入った。

何やらレリエルが呼び止めるのを聞く耳持たずに部屋に向かったフェリウスは、自分の部屋に入り寝台へ直行する。二人してぼふんと倒れ込むように寝台に倒れ、フェリウスはそのままイリエに巻き付くように腕と足を絡めている。


「わ。フェス?掛布掛けないと風邪引いちゃうよ…、けほっ」
「…イリエ?」
「大丈夫。ちょっと喉がいがいがしているだけ」


酒をいつも以上に飲んだからか、身体がぽかぽかしていたイリエは喉を擦りながらフェリウスとの間で挟まっていたイアンからもらったものをフェリウスに見せた。


「イアンさんからもらったの。フェスと一緒に開けてだって」


その言葉に首を傾げたフェリウスが袋を受け取り中身を取り出した。


「……」
「…ねこ、耳?」


イアンからの贈り物はなんと猫の耳がついたカチューシャだった。
イリエの言葉にすっとフェリウスの表情が能面になる。そしてイリエを抱いたまま共に起き上がった。


「イリエに付ける」
「私?フェスじゃないの?黒豹だし」
「イリエに付ける」


何故かイリエ一択らしい。フェリウスは直ぐ様イリエの頭にカチューシャを付けた。
頭に付けられたカチューシャはしっくりと馴染み、何だか元から付いているような感覚さえ感じる。

そしてイリエの頭と顔を全体を見たフェリウスはゆっくりと瞬きをしてから、首を傾げ「何この可愛い生き物」と手を伸ばしてねこ耳に触れたのだが。


「っ、んっ!」


フェリウスが触れたのはねこの耳のはずだ。
それなのに身体を触れられたようなぞくりとする感覚にイリエは驚いて後退りしそうになる。

それを酔っ払っていても見逃す筈のないフェリウスが即座にイリエの腰を抱え、ねこ耳を今度は摘んでみる。


「フェ、ん!…ぇ、え、何…?」
「これ多分性交時に使うおもちゃ」


身体が粟立つようなチリっとした快感が迸ったイリエはフェリウスからの言葉に瞠目した。


「おもちゃ…?」
「うん。付けると体内の魔力に応じて身体が少しだけ敏感になるって代物」


まるで頭にねこ耳が生えたような感覚のカチューシャをすりすりと触り続けるフェリウスにイリエはぞくぞくと身体に小さな快感の粒が弾けるように身悶えていく。


「ん、ん、フェス。あの、も、う止め―――」


ここでフェリウスの顔を見ると、どろりとした銀色の瞳とぶつかる。

そして何故かイリエから少し離れたフェリウスからふわりとした淡い魔力が顕現したかと思うと、なんと黒豹に獣化したのだ。


「…フェス?」
「クルル…」


黒豹フェリウスはイリエから離れた位置で首を傾げている姿が悶えるほどに可愛らしい。きらきらと目を輝かせたイリエが近づき、顔周りを撫でると「クルッ」と鳴きながら横たわるのでイリエは萌えながらも傍に座って撫で続けていたのだが。

不意にフェリウスが前脚を使いイリエを横に倒してきた。


「フェス?これだと上手く撫でてあげられな―――ひゃっ…!」


前脚で抱えるようにしたフェリウスはイリエのねこ耳をさりりと舐めてきた瞬間、じゅわっとした快感が身体中に広がる。

フェリウスは前脚だけならず後ろ脚も使いイリエをしっかりと抱えて動けない状態にしていた。

その合間にもひたすらイリエの耳をさりさり舐めながらグルグル喉を鳴らしながらじゃれ始めたフェリウスにイリエは悶えながらも何とか言い聞かせようと努める。


「ぁ、ん、ふぇ、フェス…!ね、ちょっと、これ―――ぁ、んぅ…!」


ねこ耳の裏や中までを舐めるフェリウスの舌が段々とイリエの身体中の五感に小さな快感の粒が弾けていき、イリエも徐々に動きが鈍くなっていく。

するとフェリウスがイリエの首元をざりっと少し荒い舌で舐めた瞬間、今までにない獣の舌の感触にイリエは息が乱れていく。


「ふ、んん、フェ、ス…ぁ、……ゃぅ…っ!」


前脚がイリエの胸をまるで獣の赤ちゃんが乳を吸う時のように肉球でもみもみと揉み始め、徐々に上着が開け首元にあったフェリウスの顔が胸元に移動した。

ざりりっと胸当ての中に滑り込ませた黒豹フェリウスの舌にイリエは刺激が強すぎて思わず大きな声を出してしまう。


「ぁあっ…!ゃ、ゃ、…」


フェリウスの耳や顔周りを押さえても動きは一向に止まらない。フスフスと鼻をご機嫌に鳴らしながら前脚を器用に動かしてイリエの下履きを下にずらそうとしてくる。


「え、フェス…!待って、ねえ待って、それ――っんぅ!」

胸の突起をざりっと舐められたイリエは今までに無い快感にびくりと身体を戦慄かせ、力が抜けてしまう。

その隙にイリエの下履きを下着ごと脱がした黒豹フェリウスは胸を舐めながら徐々にざらつく舌を下に移動させていった。





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