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第7話 契約の指輪
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それは、雪がやみ、久しぶりに青空が覗いた日のことだった。
朝日が白銀の庭を照らし、エルシャルト邸の石壁を金色に染め上げる。
長い冬のあいだ凍てついていた世界が、ほんのひととき息を吹き返したようだった。
リリアナは中庭のベンチに腰を下ろし、手のひらの上の紅茶の湯気を見つめていた。
この地に来てからすでに二週間。
落ち着いた生活を送っているものの、王都から持ち込んだ心の痛みはまだ消えていない。
彼女の耳に、雪を踏む軽やかな足音が近づいた。
振り向くと、銀の髪を風に揺らしてセドリックが立っていた。
いつもの黒い外套ではなく、今日は深緑の上着を羽織り、手には封筒を持っている。
「公爵様……おはようございます。」
「おはよう。少し話がある。」
その声には、昨日までと少し違う響きがあった。
無機質な冷たさではなく、何かを決意した者の静けさ。
リリアナは姿勢を正した。
セドリックはベンチの隣に腰を下ろすと、手にした封筒を差し出した。
「これは王都から届いた公式文書だ。」
受け取って開けば、そこには見慣れた紋章――アルベルト王太子の署名が押されていた。
『リリアナ・フォン・アーデルハイトの国外永住を認める。帰還を希望する場合、王家の許可を必要とする。』
つまり、名誉ある貴族から名を失い、“国外人”として扱われる通達。
どれほどの屈辱か、リリアナにはすぐに理解できた。
胸の奥が痛みで軋む。
「……つまり、私はもう王国の人間ではないということですね。」
「そういうことになる。」
セドリックの声は淡々としているが、その瞳にはかすかな怒りが漂っていた。
「しかし、君が王都で何をした? 罪も明らかでないのに、一方的な破棄と国外追放。あれは不当だ。」
「けれど、王族の決定には逆らえませんわ。」
「ならば、俺が逆らう。」
その一言にリリアナは目を見張った。
「え……?」
セドリックは彼女を真っ直ぐに見据え、静かに言葉を継いだ。
「エルシャルト領は王国の属国ではあるが、内政においては独立の権。俺が望めば、君を〈客人〉ではなく〈庇護民〉として迎えることができる。」
「庇護……民?」
「そうだ。ここで暮らす限り、王国は君に一切の干渉ができなくなる。」
リリアナは言葉を失った。
それは救いの申し出に近い。だが同時に、彼女にとって新たな決断でもある。
「でも……私などのために、そこまでのことを?」
「俺には利もある。」
セドリックは懐から小さな箱を取り出した。
黒革張りの細工箱。指の間で軽く開くと、中には銀の指輪が光っていた。
「これは……?」
「契約印だ。庇護民として登録するためには、形式上、私の名のもとに〈契約〉を結ぶ必要がある。婚姻ではないが、それに近い保護の印となる。」
リリアナは息を詰めた。
銀の細工は繊細で美しい。それがまるで冷たい鎖のようにも見える。
「つまり、この指輪を受け取れば、私は貴方の庇護下に……?」
「そうだ。形式だけのものだ。君の自由は奪わない。だが、それでも嫌なら拒んでもいい。」
静かな沈黙が二人の間に流れた。
外の雪解け水が静かに流れ、陽光が彼の横顔を照らす。
その顔は真剣で、偽りがない。
リリアナは拳を握り、ゆっくり息を吸った。
「公爵様。ひとつ、お訊ねしてもよろしいですか。」
「なんだ。」
「なぜ……そこまでしてくださるのですか。私を救っても、貴方には何の得もないはず。」
セドリックは目を細め、しばし考えるように間を置いた。
「……俺は、かつて誰も救えなかったからだ。」
その声は途切れ途切れだった。
リリアナは息を呑む。
「十年前、この国は戦乱に巻き込まれた。俺は当時まだ若く、軍の指揮官を務めていた。だが判断を誤り、村を一つ失った。民も仲間も死んだ。俺の命令ひとつで。」
「……そんな……。」
「それ以来、俺は“命を守る”ことを誓った。どんな理不尽にも、目を逸らさぬと。君の姿を見て、昔の子供たちを思い出した。だから、放っておけなかった。」
まっすぐな言葉。
その無骨な告白に、リリアナの胸が強く震えた。
王太子に嘲られ、愛という名の裏切りを受けた彼女にとって――これほど正直な言葉を聞くのは初めてだった。
「……公爵様。」
気づけば、リリアナの声が震えていた。
「私……もう誰の支えも信じられないと思っていたのです。でも貴方の言葉を聞いて……もう一度、生きてみたいと思いました。」
静かに差し出されたその手のひらへ、セドリックは指輪を置いた。
「それが君の答えか。」
「はい。この指輪――お受けいたします。」
彼は小さく頷き、リリアナの左手の薬指に指輪をはめた。
冷たい金属が肌を撫で、次の瞬間、まるでそれが体温を吸い込むようにじんわりと温もる。
「これで、君は正式にこの国の人間だ。」
「……ありがとうございます。」
言葉の代わりに、涙がひとすじ頬を伝った。
セドリックはその涙に何も言わず、ただハンカチを差し出した。
「泣くな。泣けばせっかくの誓いが曇る。」
「……でも、うれしくて。」
「なら、泣くのも悪くない。」
ふと笑う彼の表情が、これまで見たどんな表情より穏やかだった。
その微笑が、夜明けのように優しかった。
***
その後、リリアナは屋敷の書斎で簡単な署名手続きを終え、正式に“庇護民”として登録された。
身分欄には「エルシャルト公爵家従属」と記されている。
文字を見た瞬間、少しだけ心が落ち着いた。
「これで、王都の誰も貴方に手出しできません。」とロイが言った。
「はい……。けれど、少し不思議です。自由を得たはずなのに、まるでどこかへ帰ってきたような気がします。」
その日の夜、リリアナは寝台に身を横たえながら左手を見つめた。
小指の横で銀の指輪が淡く光っている。
それは契約の証であり、同時に彼女を再びこの世界へつなぎ止める絆でもあった。
――もう、逃げなくていい。
――もう、過去に縛られなくていい。
胸に響くのは、彼の声。
「強く生きろ。」
あの日言われた言葉が、今ようやく意味を持つ気がした。
窓の外では、長く閉ざされていた雲が流れ、星がひとつ顔を出す。
その光を見上げながら、リリアナはそっと微笑んだ。
これが再生のはじまりであることを、彼女はまだ知らない。
続く
朝日が白銀の庭を照らし、エルシャルト邸の石壁を金色に染め上げる。
長い冬のあいだ凍てついていた世界が、ほんのひととき息を吹き返したようだった。
リリアナは中庭のベンチに腰を下ろし、手のひらの上の紅茶の湯気を見つめていた。
この地に来てからすでに二週間。
落ち着いた生活を送っているものの、王都から持ち込んだ心の痛みはまだ消えていない。
彼女の耳に、雪を踏む軽やかな足音が近づいた。
振り向くと、銀の髪を風に揺らしてセドリックが立っていた。
いつもの黒い外套ではなく、今日は深緑の上着を羽織り、手には封筒を持っている。
「公爵様……おはようございます。」
「おはよう。少し話がある。」
その声には、昨日までと少し違う響きがあった。
無機質な冷たさではなく、何かを決意した者の静けさ。
リリアナは姿勢を正した。
セドリックはベンチの隣に腰を下ろすと、手にした封筒を差し出した。
「これは王都から届いた公式文書だ。」
受け取って開けば、そこには見慣れた紋章――アルベルト王太子の署名が押されていた。
『リリアナ・フォン・アーデルハイトの国外永住を認める。帰還を希望する場合、王家の許可を必要とする。』
つまり、名誉ある貴族から名を失い、“国外人”として扱われる通達。
どれほどの屈辱か、リリアナにはすぐに理解できた。
胸の奥が痛みで軋む。
「……つまり、私はもう王国の人間ではないということですね。」
「そういうことになる。」
セドリックの声は淡々としているが、その瞳にはかすかな怒りが漂っていた。
「しかし、君が王都で何をした? 罪も明らかでないのに、一方的な破棄と国外追放。あれは不当だ。」
「けれど、王族の決定には逆らえませんわ。」
「ならば、俺が逆らう。」
その一言にリリアナは目を見張った。
「え……?」
セドリックは彼女を真っ直ぐに見据え、静かに言葉を継いだ。
「エルシャルト領は王国の属国ではあるが、内政においては独立の権。俺が望めば、君を〈客人〉ではなく〈庇護民〉として迎えることができる。」
「庇護……民?」
「そうだ。ここで暮らす限り、王国は君に一切の干渉ができなくなる。」
リリアナは言葉を失った。
それは救いの申し出に近い。だが同時に、彼女にとって新たな決断でもある。
「でも……私などのために、そこまでのことを?」
「俺には利もある。」
セドリックは懐から小さな箱を取り出した。
黒革張りの細工箱。指の間で軽く開くと、中には銀の指輪が光っていた。
「これは……?」
「契約印だ。庇護民として登録するためには、形式上、私の名のもとに〈契約〉を結ぶ必要がある。婚姻ではないが、それに近い保護の印となる。」
リリアナは息を詰めた。
銀の細工は繊細で美しい。それがまるで冷たい鎖のようにも見える。
「つまり、この指輪を受け取れば、私は貴方の庇護下に……?」
「そうだ。形式だけのものだ。君の自由は奪わない。だが、それでも嫌なら拒んでもいい。」
静かな沈黙が二人の間に流れた。
外の雪解け水が静かに流れ、陽光が彼の横顔を照らす。
その顔は真剣で、偽りがない。
リリアナは拳を握り、ゆっくり息を吸った。
「公爵様。ひとつ、お訊ねしてもよろしいですか。」
「なんだ。」
「なぜ……そこまでしてくださるのですか。私を救っても、貴方には何の得もないはず。」
セドリックは目を細め、しばし考えるように間を置いた。
「……俺は、かつて誰も救えなかったからだ。」
その声は途切れ途切れだった。
リリアナは息を呑む。
「十年前、この国は戦乱に巻き込まれた。俺は当時まだ若く、軍の指揮官を務めていた。だが判断を誤り、村を一つ失った。民も仲間も死んだ。俺の命令ひとつで。」
「……そんな……。」
「それ以来、俺は“命を守る”ことを誓った。どんな理不尽にも、目を逸らさぬと。君の姿を見て、昔の子供たちを思い出した。だから、放っておけなかった。」
まっすぐな言葉。
その無骨な告白に、リリアナの胸が強く震えた。
王太子に嘲られ、愛という名の裏切りを受けた彼女にとって――これほど正直な言葉を聞くのは初めてだった。
「……公爵様。」
気づけば、リリアナの声が震えていた。
「私……もう誰の支えも信じられないと思っていたのです。でも貴方の言葉を聞いて……もう一度、生きてみたいと思いました。」
静かに差し出されたその手のひらへ、セドリックは指輪を置いた。
「それが君の答えか。」
「はい。この指輪――お受けいたします。」
彼は小さく頷き、リリアナの左手の薬指に指輪をはめた。
冷たい金属が肌を撫で、次の瞬間、まるでそれが体温を吸い込むようにじんわりと温もる。
「これで、君は正式にこの国の人間だ。」
「……ありがとうございます。」
言葉の代わりに、涙がひとすじ頬を伝った。
セドリックはその涙に何も言わず、ただハンカチを差し出した。
「泣くな。泣けばせっかくの誓いが曇る。」
「……でも、うれしくて。」
「なら、泣くのも悪くない。」
ふと笑う彼の表情が、これまで見たどんな表情より穏やかだった。
その微笑が、夜明けのように優しかった。
***
その後、リリアナは屋敷の書斎で簡単な署名手続きを終え、正式に“庇護民”として登録された。
身分欄には「エルシャルト公爵家従属」と記されている。
文字を見た瞬間、少しだけ心が落ち着いた。
「これで、王都の誰も貴方に手出しできません。」とロイが言った。
「はい……。けれど、少し不思議です。自由を得たはずなのに、まるでどこかへ帰ってきたような気がします。」
その日の夜、リリアナは寝台に身を横たえながら左手を見つめた。
小指の横で銀の指輪が淡く光っている。
それは契約の証であり、同時に彼女を再びこの世界へつなぎ止める絆でもあった。
――もう、逃げなくていい。
――もう、過去に縛られなくていい。
胸に響くのは、彼の声。
「強く生きろ。」
あの日言われた言葉が、今ようやく意味を持つ気がした。
窓の外では、長く閉ざされていた雲が流れ、星がひとつ顔を出す。
その光を見上げながら、リリアナはそっと微笑んだ。
これが再生のはじまりであることを、彼女はまだ知らない。
続く
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