愛せないですか。それなら別れましょう

「俺はお前を愛せないが、王妃にはしてやろう」

 婚約者バラド王子の発言に、 侯爵令嬢フロンは唖然としてしまう。

 バラド王子は、フロンよりも平民のラミカを愛している。
 そしてフロンはこれから王妃となり、側妃となるラミカに従わなければならない。
 王子の命令を聞き、フロンは我慢の限界がきた。

「愛せないですか。それなら別れましょう」

 この時バラド王子は、ラミカの本性を知らなかった。
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