推しアイドルに認知されてました!

おーか

文字の大きさ
24 / 104

23.推しのイベントがあります。

しおりを挟む


推したちのライブ配信があってから匂わせのような、ロケ写真などが公式SNSから発信されていた。

その情報がついに今日発表された。ずっと楽しみにしていただけあって、期待も高かったけれど、発表はその期待を裏切らないものだった。

推したちグループの写真集が出されるとのことだった。それに伴い、購入者に向けたサイン会を開催するという予告が出された。

「またニヤけてんぞ」

そう声をかけてきたのは大学の友達、遠野彼方だった。相変わらず辛辣な奴だ。けれどそれくらいでちょうどいい。けれどニヤるのも仕方がないと思う。

「いいんだよ!」

「よくねぇだろ、周り見てみろ。引かれてんぞ」

「いいんだよ、どうせ俺に声掛けてくるのなんて彼方だけだし。」

「寂しいやつだな…」

そんないかにも俺が可哀想みたいな目を向けなくてもいいだろ…別にいいんだよ俺は推しが居れば幸せだし。

「ほっとけ…俺はこれでも幸せだしいいんだよ」

「そうかよ。ま、それはいいけど今度の日曜出かけねぇ?見たい映画あんだよ」

「他のやつ誘えよ」

「無理だろ、俺の趣味知ってんだろ?」

…そうなのだ。この遠野彼方という男、イケメンなのにスプラッタ好きなのだ。普段のイメージを崩さない為に、俺にしか趣味を明かしていないらしい。

「…わかったよ…日曜な」

「サンキューじゃ、また連絡するわ」

日曜日ならまぁ、大丈夫だよな…

ん?藍月くんから?

(藍月:すみません、会うの日曜にできませんか?仕事の予定がずれちゃって…)

なんだと…?!俺の癒やしの時間…藍月くんに会いたい。でも…約束…。

うぐぅ……

でも先にした約束を優先しないわけにもいかないよなぁ…

(臨也:日曜は友達と出かけることになってて…ごめんね)

(藍月:そうなんですね…リンさんに会いたかったです…。俺の方がズレてるので仕方ないですけど…)

(臨也:俺も会いたかった…他の日は忙しい?)

(藍月:公表された写真集関連で少し忙しくなってて…)

(臨也:そっかぁ…友達にずらせるか聞いてみるね。)

(藍月:はい!ありがとうございます!)

彼方と次会うのは、四限の講義か。一応聞いてみるか。会えるなら会いたいし。
あ、居た、今は一人だな。よし、チャンス

「彼方、さっき言ってた映画土曜とかじゃ駄目か?」

「は?なんでだよ?」

「んーちょっと日曜やりたいことあってな。」

「お前そんなこと今まで無かっただろ?変だぞ」

怪訝そうな顔でそう言われる。まぁ確かに俺に友達なんて居なかったし、そう言われても仕方ないけど。

「うるさいぞ、俺にだって予定がある事もあるんだよ。」

「ふーん…まぁ、いいぜ…その代わり飲み物奢りな」

「わかった、じゃあ土曜でよろしく」

「おう」

よし!これで藍月くんと会える!

(臨也:日曜空けれた!)

(藍月:やったー!!嬉しいです!お仕事頑張ります!)

(臨也:うん、写真集楽しみにしてるね)

(藍月:はい!頑張ったので自信あります!)

(臨也:もっと楽しみになった、送られてきたらすぐ見るね)


そっかぁ…写真集自信あるんだ…相当いいの出来たんだ…普通でもすごいビジュ良いのに。3冊ぐらい…買おう。でも3冊じゃあサイン会当たらないかな…。

うーん…。いや彼方に選ばせれば多分当たるな。彼方は、くじ運振り切ってるからな。

きっとサイン会に行くぞ!



_______________
感想、ブックマーク、お気に入りなどありがとうございます!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

隣の席のイケメンに懐かれた

しょうがやき
BL
隣の席のイケメンに懐かれた平凡男子の話

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

処理中です...