推しアイドルに認知されてました!

おーか

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63.友達は大事です。

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昨日は二人で一緒に寝るだけにとどめて、朝早めに家を出る。藍月くんの作ってくれたご飯は美味しかった。和食っていいよな。味噌汁と鮭が相性バッチリで美味しかった。


「いってらっしゃい!リンさん」

「ん、いってきます」

「リンさん、ん!」

!?

推しのキス待ち顔愛しい!写真撮っていいか…?いや、流出とか怖いし撮らないけど…。というか、俺からするのね…?あー!もう!

チュッ

「いってきます!」

「ふふっ!いってらっしゃい!」

バタン!

ドア前で座りこむ…。あー…恥ずかしい。キスするのって照れる。ドキドキが収まるまで、数分ドアにもたれて深呼吸したりしていた。毎日したら慣れるのかな…。

とりあえず一旦家によってから、大学に行くか。持っていくグッズを鞄に丁寧に入れていく。っと、そろそろ行かないと大学遅れる。バイト着も持ったし。ん、オッケー

今日の2限は彼方と一緒の授業か。話せるかな?藍月くんのことで迷惑かけたみたいだしな。一応ちゃんと話せるといいんだけど。

んー…居ない。まぁいいや。とりあえず座ろ。そのままスマホを触ったりして時間を潰す。ん?横に誰かきた?珍しいことも…ってなんだ彼方じゃん。声もかけずに珍しい。

「はよ、彼方」

「……」

ん?返事なしかよ。マスクをしてコクコクと頷く仕草。風邪でも引いてんのか?

「風邪か?」

また頷く。なるほど…喉風邪でも引いたんだな。一切話さないとは、中々症状も重いんだろう。返事がないのは不便だな。俺は普通に話してもいいが、そろそろ先生も来る時間だしスマホで会話するか。

「スマホで話すぞ。」

コクリ

(遠野:まじで喉いてぇ)

(臨也:どんまい。ところで迷惑かけたみたいで悪かったな)

(遠野:イイ感じになったのかよ?それくらいおしえてくれるよな?もう巻き込まれてんだし)

(臨也:まぁ、付き合えたよ。)

(遠野:とりあえず、おめでとうと言っておく)

(臨也:ありがとう)

(遠野:サイン会でいきなりアイドル君に絡まれたときはまじでびびった)

(臨也:あー…納得した。俺の名前でバレたか。)

(遠野:ま、そのおかげでお前も元気になったみたいで良かったな)

(臨也:まぁうまく行ってるしな。)

(遠野:俺には惚気無しで。聞きたくねぇし)

(臨也:りょーかい)

ここらへんで本格的に授業が始まったので、ノートを取るのに集中する。明日、彼方の好きなもんとかのど飴とか渡してやろ。何も言われなかった…けど…偏見ないやつで良かった。

たった一人の友達をなくさなくて良かった。彼方がそういうことを気にするタイプではないと知っていてもその状況に直面すれば、変わるということもあるだろう。普通に接してくれて安心した。

次の授業も一緒だったので、体調の悪そうな彼方には帰るように言って、また明日ノートを見せることを約束して別れる。

よし、バイトも頑張ろ。



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