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しおりを挟む今日決めるのは行く場所だそうだ。候補は3つあって、山にあるキャンプ場、グランピング場、海方面の別荘地だそうだ。とはいえ、グループ的な兼ね合いで、GRACEはグランピングかキャンプ場だそうだ。大体は、グランピングを選ぶみたいだね。というかそもそもキャンプ場行く人ってほとんどいないらしい。rionが海方面の別荘地だってさ。
というわけでほぼ決定済みなんだよね。
「香夜はどこがいい?」
「えっと…キャンプ場かグランピング場ですよね。どっちでも良いですけど…」
「っていうか、その体制のまま話すの?かぐちゃん」
「うん…えっとそうだよね…秋夜さん離れませんか?」
「やだ」
「…ですよねー」
「はぁ…まぁいいや…そう言えば、サクちゃん去年はどうだったの?」
「んーと、グランピング場行ったけどまぁ、楽しかったよ?」
「そっか、それで今回は三野瀬さんどこの引率なんだっけ?」
「今年もグランピングだよー」
「じゃあグランピング場でいっか。誰かキャンプ場行きたい人居る?いるなら多数決するけど」
「いや、俺等は構わねぇよ。なぁ藍。」
「ああ」
「俺も!秋夜さんは?」
「俺も別にいいよ」
「じゃあグランピング場に決定で!」
「じゃあ茜、報告頼んだよ」
「はい」
グランピングのほうにするなら準備とかも向こうの人がやってくれるから、手ぶらで行けるし楽なんだって。キャンプ場を選ぶと、食材調達や火起こしとかから自分でやることになるから、人気がないんだそう。まぁそれでも二、三組は行くみたいだけど。川遊びとかするんだって。あと純粋にキャンプ好きな人たちが選ぶんだそうだ。人も少ないから、やりたい放題できていいんだそうで。
「あ!そう言えば聞きたかったんですが、俺料理担当ですよね?」
「ん?そうだね。秋夜が料理担当がいいと思うって言うから。もしかして嫌だった?」
「あ!いえ、いいんですが…その、俺秋夜さんと自分の分しか作らなくていいって言われて…」
「ああ、そのことね。いいよそれで!全然大丈夫!!むしろそうして欲しいくらい!!」
「……はい…そうですよね…みなさん俺の料理なんて食べたくないですよね…」
「香夜、他の奴に食べさせたいの?」
「駄目ですか?」
「駄目」
「うぅ…」
悲しげな顔をする香夜だが、茜達の思いは一つだった。何故なら鋭い眼光がこちらを睨んでいるんだから。香夜の手料理を食べようものなら殺される…。αっていう生き物は、自身の番に対する独占欲が半端じゃない。佐久間にもう番として認識されている香夜に近づく訳にはいかない。香夜がどれだけ悲しげな顔をしようとも、な。藪蛇をつついて鬼を出す訳にはいかないのだ。
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