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しおりを挟む放課後になって秋夜さんがいるという、GRACEの溜まり場に向かう。茜くんと藍くんと鳴海が一緒に行ってくれるらしい。秋夜さんには溜まり場で待っているって昼に言われている。
茜くんや藍くんは普段から放課後には溜まり場にいるんだって。絶対に集まらないといけない訳でもないみたいだけど、幹部候補はほぼ強制的に招集なんだってさ。茜くん達って幹部候補なのね…。知らなかったとはいえ…偉い人に護衛させちゃってたんだ…。
「ねぇ、茜くん達って幹部候補なのに俺の警護なんて…」
「他でもない佐久間さんの命令だよ。」
「そーだぜ。佐久間さんの言うことは絶対だ。」
「ええっと…秋夜さんって…」
「あの冷酷野郎はGRACEの副総長だよ?かぐちゃん知らなかったの?」
「ええ!?ほんとに?!…」
副総長…秋夜さん…やっぱり凄い人だったかぁ。この学校を二分するグループのうちの一つであるGRACEの2番目…。ということはよっぽど優れたアルファなんだろうなぁ…。
「あぁ…言っちまった…佐久間さんが知られたくなさそうだったから教えなかったんだよ…」
「俺も…知らないから…」
「ええっ!僕が悪いの?」
「ついた…入りなよ、如月」「おう、入れ」
「なんで無視なのさ!」
「鳴海…どんまい」
「かぐちゃんまで…」
なんで秋夜さんが俺に知られたくなかったのかは分からないけど。態度が変わるのが嫌だったとか、そういう理由かな?秋夜さん、意外と寂しがりやさんみたいだもんな。
藍くんたちが開けてくれたドアの中に入る。中にはかなりの人数がいたけれど、こちらを一瞥してまた普通に話し始めたので、大丈夫だったみたいだ。良かったぁ…不良みたいな人ばっかりだったからちょっと怖かった…。
「香夜…おいで」
「あ!秋夜さん!」
「ん、良い子。ちゃんと来れたね。」
「はい!茜くん達が一緒に来てくれたので!」
「ふふっそっか。よかったね。」
「はい!」
「お前らありがと」
「「はい!」」
俺が秋夜さんに近づいて話していると、周りがザワザワしている。あ…さっき秋夜さんが副総長だって聞いたばっかりだったな…。いきなり知らないやつが秋夜さんと話してたらびっくりするよね…。
「おい…マジかよ…佐久間さんが笑ってる…それにΩ側においてんのなんて見たことねぇよ…」
「噂だけは聞いてたけどガチだったのか…」
「下っ端にまでは情報来ねぇしな…」
「でもなんか…幸せそうで良かったぜ…」
「だな!佐久間さん、最近楽しそうだしよ。」
「騒がしい…香夜のこと見てんじゃねぇ…」
「「「「「「「すみません!!」」」」」」」
「ん、静かにしてろ。」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「香夜、なんか飲む?」
「えっとじゃあ紅茶を」
「ん、座ってて」
「かぐちゃん、こっちこっち!」
「鳴海、勝手に…いいの?」
「いいのいいの!」
鳴海に連れられて秋夜さんが座っていたよりも奥のソファに座らされていた。茜くんたちも来たからまぁいいのかな?それから紅茶を待っている間に神谷さんや咲人さんがやって来た。
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