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しおりを挟む出したばかりでまだ緩く勃っている僕のモノに触れているタカミの少しカサついた手。まさか舐めてくれるなんて思わなかったし、イニシアティブを取られて攻められるのも、積極的なタカミが見られて悪くない。というか良かった。すごく良かった!またして欲しいなぁ。おねだりさせられたのは恥ずかしかったけど。触るのも上手だし気持ちいい…。
僕の出したもの飲んでくれたし…舐め取るとか…エロ過ぎ…。そんな姿見せつけられたら、またすぐ勃ったんだけど…。
けど、そろそろ限界。1回出してるから少しだけ治まったけど、直ぐに硬さを取り戻している。正直、挿れたい。タカミの中に入りたい。でもタカミがしてくれるのも捨てがたい。もうこんな機会無いかもしれないなら…。
うぐぐ…もう少し我慢、我慢。
「あ?勃つの早えよ。性欲魔神が…そんなに俺が魅力的か?なぁ?」
タカミが格好良い。
好きだ…。いつも可愛いのに、こんなに格好良いのずるい。魅力的だよ。当たり前じゃん。鍛えられている引き締まった肉体に柔らかく包み込んでくれる。跨られてキスをされる。技術的には拙いのだろうが、それでも好きな人からしてもらえるキスは気持ち良くて…ずっとしていたいくらいだ。
柔らかい唇…タカミの舌が入り込んでくる。甘い体液に頭がふわふわする。もっとタカミの体液欲しい。ちゅうっと舌を吸うとタカミから高い声が漏れる。タカミも感じてるの?
「…んん…」
「ん…はっ…きもち?」
「ん…いい…」
快感に目がとろんと蕩けてきてる。少し掠れたような喘ぎ声が可愛くてたまらない。口を離すと、僕とタカミの間にツゥと伸びて繋がる唾液。
「ふぅ…良い子にしてなって言ったろコクヨウ」
「んん…でも…タカミも気持ちよかったでしょ?」
「まぁ…ってそれとこれとは別だろ。」
「えへへ、ごめん。タカミが可愛くて我慢できなかったや」
「バカ…取り敢えず解すから良い子に待ってろ。」
「えぇ…僕がやりたい」
「駄目だぜ?大人しく俺が解してるとこ見てろや。ちんこおっ勃てて…興奮してろや」
「うぐっ…わかったよ…」
僕の上に跨って足を開き、見せ付けるように自身の指を舐める。そして唾液に濡れた指で後ろに触れる。あぁ…これやっばい…。すごい見せ付けられて煽られてる。でも…我慢しなきゃ。
くちゅりと水音をたててタカミの小さな穴にタカミの少し太い指が押し込まれる。無理に割開かれた穴が収縮しながらも指を受け入れていく。タカミの苦しそうな息づかいが聞こえる。
息を吐き、苦しさを逃すようにもう片方の手で前に触れるタカミ。何度かシているけれど、やっぱり慣れないんだろうな…。それでも僕を受け入れてくれている、その事実に胸が熱くなる。
こうして身体の関係を持てた…それだけでも…昔から考えたらありえないことだったと思うし、恋人のように振る舞っても許してくれて、ずっと一緒にいてくれる。
それだけで…良かったんだけどなぁ…。
人間って欲深いよね。手に入れたらもっと欲しくなる。タカミの全部が欲しい。苦しいくらいに求めてしまう。タカミは好きにしていいって…全部やるって言ってくれた。けれど、それは身体の話であって心までは奪えない。
心だけは無理にどうにか出来るものじゃない。
「…っ…おい…どうした…コクヨウ…余計なこと考えてんなよ?…俺がここまでしてやってんだ。ちゃんと見とけ。」
「…ッ…うん…タカミ…タカミ…大好き…」
「フッそれでいい。…っと…そろそろいけそうだな…挿れるぞ。」
「うん…」
寝転んでいる僕の上で穴に僕のものをあてがってゆっくりと腰を沈めていく。暖かくて柔らかいところに入って包み込まれる。途中でタカミの良いところに当たったらしく、きゅっと締め付けられる。きもちいいけど…焦れったい。
「タカミ…」
「んぐっ…ふぅ…ん…」
「はぁ…動いたら駄目?」
「駄目…はぁ…もう…すこし……んああっ…」
「っ…ふっ…んんっ…」
姿勢を崩したタカミが僕の上に座り込んで、一気に奥まで全部入った。そのときにイってしまったみたいで、タカミの中が収縮してる。僕の胸の上に白濁が吐き出されている。
締め付けに我慢できなくなって緩く腰が動いてしまう。イっているタカミが止めようとするけど、そんな弱々しい抵抗では止まってあげられない。感じているタカミはとっても可愛い…。もっと可愛がりたい。
「ごめん…もう我慢できないよ…タカミ…はっ…はっ…」
「あ…あああ!…んあっ…だめって…ああああっ!!…ん…っ…まじで…また…んんんっ…いっ…く…」
腰を打ち付ける音と水音…それからタカミの喘ぎ声。最高に気持ちいい。先程イかせてもらったけど、直ぐにイきそうかも…タカミの中良すぎる…。タカミも中が動いてるからナカイキしそうなのかも。今までは前触ってあげないとイけなかったのに…。
「うん…いっぱい…イっていいからね…ん…」
「ふかっ…いつもより…んああっ……おく…んんんっ…ん…ああ"あ"っ!…」
「っ…はっ…くっ……」
自重で何時もより奥まで入ってしまっているらしくて、タカミは僕のものを締め付けながらイってしまったらしい。その締め付けで僕もイかされた。僕の上でびくびくと身体を震わせて感じているタカミを上半身を起こして抱き締める。
「ん…ナカイキ出来たね…?タカミ…ふふっすっごい中動いてる…」
「あ?…なんか…やばい…んんっ…イくの…とまんな…んんっ…あっ…あっ…」
「そっか…じゃあもっとしよっか…」
勿論そんな可愛いタカミをみて我慢なんて出来るわけなかったよね。心ゆくまでタカミを貪って、終える頃にはタカミは息も絶え絶えになっていた。…うん…今回のはタカミも悪いと思う…。あんなに煽られたもん…。
心の中でそう言い訳して、タカミの体やベッドを清めて大好きな人の隣で眠りについた。
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