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しおりを挟む自分から跨っておいて何だが…したあとの朝はいつも恥ずかしい…。コクヨウが俺としかシないなら、俺が頑張るしかねぇもんな。色々経験させてやりたい…と思ったんだが…。ぐうぅ…もうしねぇ。コクヨウには悪いが、もう普通でいい。
俺ヤバいくらいに乱れてたし、何よりケツだけで…。いつから俺の身体はこんなに雌にされちまったんだ。くっ…やめよう。精神的ダメージがでかい。それにしてもコクヨウは甲斐甲斐しいよな。俺の体もベッドも綺麗になってるし。
それにしても…コクヨウのやつ、ヤってる時になに他ごと考えてやがったんだか。あんな切なそうな顔しやがって。もしかして他に好きな奴が…?今まであんな顔見せたことなかったよな。
ま、俺が気にしても仕方ねぇな。俺が出来る事はコクヨウの側にいてやることだけだ。コクヨウが俺の側にいたいと思ってくれてる限り、もう絶対に離れたりしねぇ。
「ふぁぁ…今日はギルドに顔出すか。」
「んー、いいよ。ついでに依頼も受けてくる?」
「おう、薬草とか取りに行くか。」
「うん、そうしよう。森の様子も見たいし。」
それからも時々スールエの街に行ったり、森に入ったりしながら、久々に家での二人きりの時間を過ごしていた。そのゆったりとした時間は、冒険者として殺伐とした日々を過ごしていた俺達に癒やしを与えてくれていた。
しかし、時折俺を見てコクヨウが悲しげで切なそうな…辛そうな顔をするようになった。何も言ってくれないコクヨウに…俺もそれ以上立ち入ることが出来ずにいた。
俺達の間には少し気まずい雰囲気が流れつつあった。コクヨウは俺に思うところがあるようなのだが、聞いてみたところで何もないとしか言ってくれない。俺はどうすればいいんだか…。相談出来る相手も居ねぇし。
「はぁぁ…ただいま。つっかれたぁ…」
「おかえり…ねぇタカミ、そろそろ冒険、しにいこっか?」
「ん?おう、そうだな。結構長居したしな。」
「うん、僕行きたいところあるし。」
「ふーん。どこ行きたいんだ?」
「魔術の技術が集まってる都市」
「ん?魔法の勉強でもするのか?」
「ううん、ちょっと作りたいものがあってね?」
ニッコリ笑ってそういったコクヨウに背筋がゾクッとした…。なんというか、圧のある笑みだったな…。コクヨウは一体何作るつもりなんだ…?聞かないほうがいいこともある、よな。追求は避けよう。
「っ!…そ、そうか。」
また旅に出て、変化があれば今の現状だって変えられるかもしれねぇ。いいきっかけになりゃいいんだが。コクヨウとは良い関係でいたいからな。最近コクヨウのことよく見てたが、別に他のやつを好いてるとか、そんな様子は無いんだよな。
ずっと俺の側にいるし、俺と目が合うだけで嬉しそうに笑う。コクヨウは俺に沢山好きだって言うし、これで好かれてないって方がおかしい。だからその点では心配してないんだがなぁ…。
「タカミ、準備できた?」
「おう」
「それじゃ、出発しよっか!」
「おう、そうだな。」
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