61 / 239
60.小学校編23
しおりを挟む王城につくと、いつもどおり、テスラさんと一緒に訓練場に向かう。ウェンさんは魔道士団の団員のところに行って、様子を見てくると言うので、そこで一旦別れた。今日はいつもと違ってなんだかバタバタしているみたいだ。一応王族主催の訓練になってるから大々的にやらないとなんだって。面倒くさいよね…。
「あ!父さん!!」
「ナルア!リオネル!来たんだね!」
「うん、何かてつだう?」
「いや、大丈夫だよ。でも団長が会いたいって言ってたから顔見せてあげて」
「「うん!」」
「ツェルトか。どこにいる?」
「あちらで指示を出しています。」
「ああ、わかった。ナルア、リオネル行くか」
「うん」「はい」
「じゃあまた後でね!父さん!」
「またね」
「ああ!またな。パパは準備終わったら帰るから。今日は夕方までテーネと出かけてくる」
「うん!楽しんでね!」「行ってらっしゃい」
「ああ、二人ともありがとう」
友達たちが来るにはまだ時間があるから、大丈夫だね。取り敢えずツェルト団長に会いに行こう!すごく久しぶりかも。楽しみだなー。良い人だったし!
大きな声でみんなに指示を飛ばしているツェルト団長。そこに近づいていって、テスラさんが代表して声をかける。相変わらず、おっきい人だなぁ。
「それはそっちに運んどけ!!…あとはあれもだ!…」
「ツェルト」
「ん?おう!テスラじゃねえか。わりぃな。もうすぐで終わるからよ。」
「いや、急かしに来た訳ではない。むしろこちらが手伝ってもらって助かっている」
「おう!…ってんじゃあどうした?」
「お前が会いたいと言ったんだろう?」
「…?…お?…お前ら!!ナルアとリオネルじゃねぇか!!久しぶりだな!と言っても半年ぶりくらいか?」
「はい!お久しぶりです!ツェルト団長!」
「お久しぶりです団長」
「おう!ちょっとデカくなってんな!どうだ?強くなったか?」
「はい!」「…はい」
「お?リオネルは元気ねぇなぁ。どうした?」
「ナルアに勝てない…」
「お、おう…そうか。それは頑張らねぇとな。」
「兄として負けられない!」
「まぁ、それはさておき、今度は騎士団の訓練場にも顔出せよ?」
「はい!」「はい」
「おう!待ってるからな!」
「父に予定聞いて伺います!」
「僕も。ツェルト団長にまた稽古してもらいたいし」
「いつでも歓迎だからよ!」
「ではそろそろ行くか。ナルア、リオネル」
「はい!」「はい」
「おう、じゃあまたな」
「また!」「また」
丁度そのあたりで、魔道士団の様子を見に行っていたウェンさんが戻ってきた。
「ウェンさん、おかえり!」
「ただいまっす。魔道士団の準備も順調そうだったっすから。大丈夫そうっす」
「ああ、わかった。」
「あとはナルアくんたちのお友達っすかね?」
「うん!迎えが行ってるはずだから、大丈夫だと思うんだけど…まだみんな居ないみたいだから…いつ来るんだろう?」
「まぁまだ時間あるっすから。」
「そっか。それもそうだよね。」
「取り敢えず、ナルアとリオネルも魔道士団の打ち合わせに参加するように。」
「はい!テスラさん」「はい」
打ち合わせに参加させてもらって、聞いたところによると僕達も王族への指導に加わっていいんだって。とはいえ、そんなに生意気なことを言うつもりはないけどさ。
どういうつもりでこの会を主催してるかによるよね。本当に強くなりたいのか、ちやほやされたいだけなのか。テスラさんに惚れているらしい兎王子が言い始めたことらしいから…うーん…。
テスラさんは、あの兎さんのこと完全に嫌いみたいだし…。どうなるんだろ…。
129
あなたにおすすめの小説
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
女神様の間違いで落とされた、乙女ゲームの世界で愛を手に入れる。
にのまえ
BL
バイト帰り、事故現場の近くを通ったオレは見知らぬ場所と女神に出会った。その女神は間違いだと気付かずオレを異世界へと落とす。
オレが落ちた異世界は、改変された獣人の世界が主体の乙女ゲーム。
獣人?
ウサギ族?
性別がオメガ?
訳のわからない異世界。
いきなり森に落とされ、さまよった。
はじめは、こんな世界に落としやがって! と女神を恨んでいたが。
この異世界でオレは。
熊クマ食堂のシンギとマヤ。
調合屋のサロンナばあさん。
公爵令嬢で、この世界に転生したロッサお嬢。
運命の番、フォルテに出会えた。
お読みいただきありがとうございます。
タイトル変更いたしまして。
改稿した物語に変更いたしました。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。
【Amazonベストセラー入りしました】僕の処刑はいつですか?欲しがり義弟に王位を追われ身代わりの花嫁になったら溺愛王が待っていました。
美咲アリス
BL
「国王陛下!僕は偽者の花嫁です!どうぞ、どうぞ僕を、処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(笑)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王子のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?(Amazonベストセラー入りしました。1位。1/24,2024)
【完結】冷酷騎士団長を助けたら口移しでしか薬を飲まなくなりました
ざっしゅ
BL
異世界に転移してから一年、透(トオル)は、ゲームの知識を活かし、薬師としてのんびり暮らしていた。ある日、突然現れた洞窟を覗いてみると、そこにいたのは冷酷と噂される騎士団長・グレイド。毒に侵された彼を透は助けたが、その毒は、キスをしたり体を重ねないと完全に解毒できないらしい。
タイトルに※印がついている話はR描写が含まれています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる