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172.魔術学園1年生8
しおりを挟むツェルトさんが先生になってて吃驚したり、その後も他の授業を受けたりしてお昼になっていた。ウェネルとククルを捕まえて、お昼ご飯を食べているとき、ふと思い出した。学園祭のことについて、問題なく参加できそうだと分かって…それは良かったんだ。けど報告してない…
うーん…フェルノさんとコンタクトを取った時っていつも向こうからだったから、俺から伝えたいことがあるときってどうすればいいんだろ?担任のミミス先生に言えばいいのかな?
「うーん…ユニ?」
「はい、ここに」
「うぇっ?!なんでいるの?」「っ!」「なっ…」
「ふふっなんとなくそろそろ呼ばれる気が致しましたので」
「びっくりしたぁ…返事あると思ってなかったよ。」
ふと口にしてしまったユニの名前。斜め後ろから返事が返ってきて本当に心臓が跳ねた…。ククルとウェネルも一気に警戒して、殺気を放った。
「申し訳ありません。驚かせてしまいましたね。」
「いや、いいんだけど。あのねユニ、報告がある。手紙とかでもいいのかな?」
「そうですね…このあと10分ほどならお時間お取りできますが、どうされますか?」
「んー、じゃあ行くよ」
「ええ、それでは食事が終わりましたら参りましょう」
「うん、ありがと」
多分ご飯を食べ終わった頃にまた来てくれるんだろう。さっと立ち去っていった。
「おい、誰だったんだ?」
「ん?ククル見たことない?」
「知らんな」
「俺も知らねぇ…それに殺気に動じ無さすぎだろ…」
「あはは!ククルもウェネルも凄い殺気出してたね」
「質問に答えろよナルア」
「あぁ、ごめんごめん。ユニはフェルノ学園長の秘書みたいな人だよ。」
「秘書?…ふーん…なるほどな…」
「それで、ナルアは学園長の秘書になんの用があるんだ?」
「あー…ちょっと色々あってね。だから報告しないとなんだ。」
「そうか、まぁ困ったことがあるなら力になる。」
「うん、ありがとククル」
ご飯を食べ終わって一服したところでユニが現れた。そんなユニについて学園長室へと歩く。何時もは静かな場所なんだけど…ちょっと騒がしい?
「はっはっは!!テスラは強ぇよな!!」
「はい!あの方ほど素晴らしい方は他におりません!」
「……ユニ…これは?」
「まぁ見ての通りです。」
学園長室に入れば、意気投合しているらしいツェルトさんとフェルノさんが肩を組んで語り合っていた。テスラさんについて…
「お二人とも!言っておきますけどテスラさんは俺のですからね!!最高なのもめちゃくちゃ格好いいのも、めちゃくちゃ強いのも、全部俺のテスラさんなんですから!!!」
……咄嗟に叫んでいたけど…後悔はしてませんたとえユニに白い目で見られたってな!
だってテスラさんが褒められて嬉しいけど、俺のテスラさんだっていう独占欲もあって…胸が一杯で、そのまま気持ちが口から溢れていた。フェルノさんとツェルトさんはニヤニヤと楽しげに見てくるし…揶揄われそうだ。
「愛されてんなぁテスラの奴!」
「いいですねぇ、ラブラブですね?ユニもこれくらい言ってくれていいんですよ?」
「…勘弁して下さい…」
「って違うんです!!こんなことを言いに来たんじゃなくて!学園祭について話に来たんです。ツェルトさんがいるならもう知ってるかもですけど、国とのゴタゴタは大丈夫みたいなので、出られると思います。」
「うん、わかったよ。報告ありがとうナルア君」
「はい、じゃあこれで失礼します」
「待て待て!つれねぇなナルア、もっと話そうぜ?」
「駄目です!絶対玩具にされる…ユニ、送ってください」
「はい」
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