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221.2回目の学園祭9
しおりを挟む竜人国ねぇ、あの国仲間思いで絆強めだし、その上最強種族っていう面倒な国だから喧嘩売るのは辞めといたほうが無難だね。このままナルアくんと仲良くなれれば俺としては満足。
兄たちもナルアくんのこと知らないから、無理矢理でも連れてこいとか言われてないし。話してみて良い子なの分かっちゃったしね。ノックスも強引に連れ帰るとかは、絶対反対って言うし。
だからこのまま学園祭の間は仲良くしてほしいなぁ、と思ってたんだけどねぇ…ことごとく邪魔してくれるんだよね、このクソガキ…確か名前はホノだったかな。
「ねぇ、退いてくれる?俺ナルアくんと話したいんだよね」
「いやです!!ナルア先輩は僕が守ります!」
「はぁ…馬鹿だねぇ、君みたいな子が一人で守れるわけ無いでしょ。…ノックス」
「…はぁ…」
ため息を付きながらもホノを拘束するノックス。呆れられてる気がする。まぁそれも今更だよねぇ。
「…抵抗出来ないでしょ。」
「くっ…離せ!!」
「このくらい簡単に拘束することが出来るくらい君って弱いんだよ。わかる?」
「…そんなの…分かってる…それでも!ナルア先輩の力になりたいんだよ!!」
「はぁ…本当に馬鹿だねぇ。もし君がこうして路地裏とかで危ない目にあったらナルアは悲しむと思うけど?」
「…っ…そ、れは…でも…」
「わかったらもうこんなこと止めな。」
「…じゃあ…僕を強くしてよ…」
「なぁんで俺がそんなことしてやらないといけないの?」
「…強くなったらサンディーテに行く!」
「ふぅん。」
その覚悟を持った目は嫌いじゃない。それに俺達の国に来るって?それが俺達の利になると本気で思ってるのかな?まぁいいや。面白いし。
「ノックス、暇なときにでも鍛えてやったら?」
「はぁ?お前のほうが強いだろうが…」
「えー?なんのことぉ?」
「すっとぼけやがって…お前、俺と稽古するか?」
「はい!!お願いします!ノックスさん」
「おお、じゃあまた今度な。」
「はい!」
まぁこれで、邪魔者は居なくなったし、ナルアのところ行こっと!
と思ったら次の邪魔者が来たよ…障害多すぎない?全く、これは手を出すなって言われるけど、手を出すまでもよっぽど苦労あるよ。
ノックスが反応できない程のスピードと影の薄さで俺の首元に刃物を構えるなんて流石だよね。
「ウェネルくん、だったかな?なんの用?」
「お前、なんの意図があってナルアに近づく?」
「あぁ、それは去年見て、その強さに惚れたから、だよ。初めは国に引き込もうと思ってたけど…今は普通に仲良くなりたいだけ。下手なことするつもりは無いから安心して」
「…今は信じてやる」
「ふふっほんとに何もしないよ。大丈夫だって」
「…」
無言でまた風のように去っていったけど、ありゃあ信用されてないね。当然といえば当然なんだけど。
「大丈夫か?」
「ん、ヘーキ」
「…すまん…護衛なのに何も出来なかった…」
「んー、じゃあこれから頑張ろー」
「ああ…」
あらら…ノックス凹んじゃって…
ノックスって暗殺者の類について訓練されてないからなぁ。仕方ないんだけど、本人にやる気があるみたいだし今度受けさせるか。まぁ随一過酷なものだからやる人あんまり居ないんだけど…。ノックスなら出来るよね!
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