転生したら猫獣人になってました

おーか

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220.2回目の学園祭8

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そんなこんなで、1年ぶりに父さん、母さん、ヨルク達も魔術学園都市にやって来ていた。元騎士団長のツェルトさんにも挨拶に行くって父さんとリオネルで会いに行ったり、ヨルク達は久しぶりに会ったからってロウくんも連れて出かけていった。

結局のところ、来たと思ったらすぐに去っていって母と俺、ティナさん、ウェンさん、テスラさん、ティアウェルが残った。いつもの面々+母だね。まぁそれもそれでいっか。

「お邪魔します。」

「あ!ウェネル!いらっしゃい」

「ん、ティアウェル…久しぶり。」

「きゅーん!」

うんうん、仲良しで微笑ましい。と思っていたら隣で絶対零度の視線でウェネルを見てるウェンさんがいた。まぁこれも見慣れたものだ。そもそもククルとウェネルをみんなに会わせようと思ったけど、ククルも国の人たちを出迎えなくてはならないので来れなくて、ウェネルだけでもと呼んだのだ。

まぁ、みんな居なくなっちゃったんだけど…ウェネルもティアウェルも会えて嬉しそうだからいっか。

「母さん、今度俺達ダンジョン探索するんだ!」

「そうかそうか、楽しんで来いよ!でも気を付けて行けよ!」

「うん!ダンジョン行くまで頑張って修行する!」

「おう。」

「ナルアは私が守るから問題ない。」

「うん、頼りにしてるテスラさん!」

「相変わらずのバカップルで安心したぜ。仲良くやってるんだな」

「うん。えへへ」

兄貴もナルアも幸せそうで何よりだな。特に兄貴は詰まらなさそうに生きてるの見てきてるから余計にそう思うのかもしれない。最近はトワとの二人の生活に慣れてきて、家が静かなことが当たり前になっていた。

こんなふうに騒がしくも暖かな空間が懐かしく、そして寂しくも感じられた。慣れたと思っていたが、やはり子どもたちが独り立ちしたのが寂しかったのかもしれない。去年はまだあまり実感もなかったしな…。

「…ん…母さん?」

「ん?どうしたナルア」

「ぼーっとしてどうしたの?疲れてるなら部屋で休む?」

「いや、平気だ。ちょっと考え事をな。」

「そう?…えっと、ここ行かない?絶対母さんが好きな味だと思うんだ!」

「おう、いいな!」

「じゃあ明日ね!」

「おう」

俺の好きな味か…ちゃんと覚えててくれてんだな。息子の優しさに嬉しくなる。そして兄貴に呼ばれ、二人きりで話すことになった。

「どうしたんだ?」

「……お前から…お前たちから息子を奪ってしまったこと…申し訳ないと思っている。」

「…いきなりなんだよ」

「正直な気持ちだ。これを。」

「なんだよこれ?」

「ナルアといつでも話せる魔導具だ。」

「は…?なんでそんなすげぇ物…」

「お前は昔から寂しがりだからな。トワがいても寂しいだろうと思ってな。アイツも騎士団長になって忙しいだろうからな。」

「…ありがとう…兄貴…」

「ああ。会いたくなったらいつでも来い。それか呼んでもいいぞ」

「うん…」

はぁ…バレバレかよ。全く敵わねぇよな…
我が兄ながらイイ男だぜ…。ナルアも幸せな訳だ。こんなにも愛されたらそりゃあ惚れるわ。俺はもうトワが居るから、別だけどさ。





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