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第3の異世界ー死にたい魔王
第23話 トレーニングとキス
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デュロリアンから異空間の部屋に戻った俺はソファーへと座る。
「次の異世界へはどのくらいで着くんだ?」
「前と同じで3日じゃ。しかし次の異世界はいろいろと危険なことが多いところでの。準備をするから行くのは2週間後じゃろうな」
「準備って?」
「それはまあいろいろじゃ」
「いろいろ……」
きっと聞いてもわからないことなんだろうな。
「けど、危険な場所か。俺もなにか準備したほうがいいかな?」
このアンドロイドアームがあれば大抵の危険は乗り越えられるだろうが、2週間もの時間をなにもせず過ごすこともない。できることがあるならばやろうと思う。
「そうじゃな。では身体でも鍛えればよい」
「わかった。どこでやればいい?」
「ちょっと待っておれ」
イスに座ったツクナは部屋のパソコンを操作する。と、
「うおっ!?」
部屋の隅に扉が出現した。
「トレーニングルームを作ってやったぞ」
「トレーニングルーム?」
「ほれ着いて来い」
「うん」
ツクナに続いて俺はその部屋へ入る。
「おー」
中はすごく広い。
「なんかいろいろ置いてあるけど、これはなんなんだ?」
「トレーニングマシンじゃ。これらを使って身体を鍛えれば、効率良く筋肉がつけられる」
「へー」
俺はトレーニングマシンのひとつに近づいてじっくりと見てみる。
「どうやって使うんだ?」
「それはあそこのモニターが教えてくれる」
ツクナの指差す方向には巨大なモニターがあった。
「マシンにあるこの赤いボタンを押せば、そのマシンの使い方があのモニターに映るのじゃ。腹が減ったらあそこのテーブルで食え。壁のボタンを押せば筋力トレーニングに適した食事が出てくる。シャワー室はあそこじゃ。睡眠はあそこのベッドを使うといい」
「えっ? ずっとここで過ごすのか?」
「うむ。2週間、この部屋から出てはいかん。この2週間は肉体を鍛え上げることに集中して過ごすのじゃ。1日のトレーニングメニューはあそこの表に書いてある。あの通りにマシンを使って身体を鍛え上げるのじゃ。よいな?」
「わかった」
危険な世界に行くならば、やはりそれなりに鍛え上げた肉体はあったほうがいい。いかにこの右腕が優れた武器とはいえ、それを使うのはこの肉体なのだから。
「じゃあツクナは研究室に戻るからの。しっかり鍛えるのじゃぞ」
「ああ」
部屋を出て行こうとするツクナだが、
「おっと、今回の褒美をくれてやらねばならんな」
「褒美?」
「沢木福来の不幸な人生を修正できた褒美じゃ」
戻って来たツクナが俺を見上げる。
「屈むのじゃ」
「うん」
言われた通り屈む。と、
「ん……」
頬に口づけをされる。
「ツ、ツクナ……」
俺の手は自然と彼女の腰を抱く。
「ん……ふう。どうじゃ? 絶世の美女による口づけは嬉しいじゃろ?」
「ああ……」
正面に捉えて見つめ合うツクナの人差し指が俺の唇に触れる。
「理想の男になるまでここはお預けじゃ」
俺の手から離れてツクナは悪戯っぽく微笑む。
「い、いや俺は……その」
「焦ってはいかん。ツクナがほしければしっかりと努力をするのじゃ」
そう言い残してツクナは部屋を出て行く。
俺は口づけされた自分の頬を指で軽く触れつつ、しばらくその場で呆けていた。
「次の異世界へはどのくらいで着くんだ?」
「前と同じで3日じゃ。しかし次の異世界はいろいろと危険なことが多いところでの。準備をするから行くのは2週間後じゃろうな」
「準備って?」
「それはまあいろいろじゃ」
「いろいろ……」
きっと聞いてもわからないことなんだろうな。
「けど、危険な場所か。俺もなにか準備したほうがいいかな?」
このアンドロイドアームがあれば大抵の危険は乗り越えられるだろうが、2週間もの時間をなにもせず過ごすこともない。できることがあるならばやろうと思う。
「そうじゃな。では身体でも鍛えればよい」
「わかった。どこでやればいい?」
「ちょっと待っておれ」
イスに座ったツクナは部屋のパソコンを操作する。と、
「うおっ!?」
部屋の隅に扉が出現した。
「トレーニングルームを作ってやったぞ」
「トレーニングルーム?」
「ほれ着いて来い」
「うん」
ツクナに続いて俺はその部屋へ入る。
「おー」
中はすごく広い。
「なんかいろいろ置いてあるけど、これはなんなんだ?」
「トレーニングマシンじゃ。これらを使って身体を鍛えれば、効率良く筋肉がつけられる」
「へー」
俺はトレーニングマシンのひとつに近づいてじっくりと見てみる。
「どうやって使うんだ?」
「それはあそこのモニターが教えてくれる」
ツクナの指差す方向には巨大なモニターがあった。
「マシンにあるこの赤いボタンを押せば、そのマシンの使い方があのモニターに映るのじゃ。腹が減ったらあそこのテーブルで食え。壁のボタンを押せば筋力トレーニングに適した食事が出てくる。シャワー室はあそこじゃ。睡眠はあそこのベッドを使うといい」
「えっ? ずっとここで過ごすのか?」
「うむ。2週間、この部屋から出てはいかん。この2週間は肉体を鍛え上げることに集中して過ごすのじゃ。1日のトレーニングメニューはあそこの表に書いてある。あの通りにマシンを使って身体を鍛え上げるのじゃ。よいな?」
「わかった」
危険な世界に行くならば、やはりそれなりに鍛え上げた肉体はあったほうがいい。いかにこの右腕が優れた武器とはいえ、それを使うのはこの肉体なのだから。
「じゃあツクナは研究室に戻るからの。しっかり鍛えるのじゃぞ」
「ああ」
部屋を出て行こうとするツクナだが、
「おっと、今回の褒美をくれてやらねばならんな」
「褒美?」
「沢木福来の不幸な人生を修正できた褒美じゃ」
戻って来たツクナが俺を見上げる。
「屈むのじゃ」
「うん」
言われた通り屈む。と、
「ん……」
頬に口づけをされる。
「ツ、ツクナ……」
俺の手は自然と彼女の腰を抱く。
「ん……ふう。どうじゃ? 絶世の美女による口づけは嬉しいじゃろ?」
「ああ……」
正面に捉えて見つめ合うツクナの人差し指が俺の唇に触れる。
「理想の男になるまでここはお預けじゃ」
俺の手から離れてツクナは悪戯っぽく微笑む。
「い、いや俺は……その」
「焦ってはいかん。ツクナがほしければしっかりと努力をするのじゃ」
そう言い残してツクナは部屋を出て行く。
俺は口づけされた自分の頬を指で軽く触れつつ、しばらくその場で呆けていた。
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