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第19話 一つの嘘※
天井まで届く書架の森は、昼間でさえ薄暗い。
そこは、ひっそりと息を潜める場所。俺は気配を押し殺して、侵入していた。
王城の奥深くに長らく使われていない、古びた図書室――静寂だけが満ちる空間で俺は埃をかぶった羊皮紙の束を黙々とめくっていた。
神殿の儀式記録。聖女の任命文書。そして、古い手記――それらはこの歪んだ世界の真実を暴くための、わずかな手がかりだ。
そして、その中に――明らかな違和感を放つ一冊を見つけた。
「……この字……」
小さな帳面――紙質は異様に良く、王城に収蔵されている他の資料とは明らかに異なる。
筆跡を見た瞬間、指先が止まってしまった心臓が静かに跳ね、呼吸が浅くなる。
「……りり、す」
それは――リリスの字だった。
――セドリックは、聖女を信じていない。
――あの人の言葉には、いつも底が見えない。
――私が私であるうちに、本当の神に祈りたい。
――兄さま、ごめんなさい。
走り書きの文字は滲み、インクのかすれは乱れ、ページの端は小さく折れている。
書かれたのは、きっと――最後の数日。彼女が恐れを抱きながらも、何かを信じようとしていた、その痕跡。
そして、俺の謝罪が最後の文章だ。
「リリス……お前……」
喉の奥から、思わず声が漏れる。一瞬だけ俺は【兄】としての顔を見せてしまった。
怒りか。悔しさか。それとも、ただの哀しみか。
もはや、自分でも識別できなかった。
ただ――彼女の遺言めいた言葉が、心に刺さって抜けない。
――セドリックは、聖女を信じていない。
ならば、なぜ彼は【クララ】を担ぎ上げたのか?
【真の聖女】とは誰で、誰がそれを捨てたのか?
(……この手記が真実であるのなら、セドリックは神に仕える者ではない……)
聖女という【偶像】を操り、何かを――企んでいる。
静かに、だが確実に、俺の中に憎悪が芽吹いていく。
それと同時に、瞳から微かに流れる水――それは、間違いなく涙だった。
胸が微かに苦しく感じながらも、唇を噛みしめて俺は静かに悲しみを殺したその時だった。
「――君は、そこで何を探している?」
不意に、扉が開いた。陽の光が細い線となって、床に斜めの影を落とす。
声を聞くだけで、分かる――ルーカスだ。
振り返らずとも、彼の足音が静かに近づいてくる。迷いのない、しかし獲物を追い詰めるような歩みで。
「アリス」
その名を呼ばれるたび、胸の奥が冷たく痛む。
――お前が、俺の正体を知った時も。その声で、そう呼ぶのか?
俺は、仮面のような微笑を浮かべた。
完璧に作られた【アリス】の笑顔。けれど、その裏で、口角はわずかに凍えていた。
ルーカスの足音が、背後で止まる。まるで何かを察したかのように一瞬止まったが、すぐにいつもの顔に戻る。
「随分と熱心だな。こんな場所で何の文献を?」
彼の視線が、机上の羊皮紙に滑る。
「……神殿の歴史に興味がありまして。わたしはこの国にはまだ不慣れなものですから」
柔らかく微笑み、聖女の仮面を被ったまま、答える。
しかし、ルーカスは逃がそうとしてくれない。
「君の興味が【歴史】のような退屈なものだとは、僕は思わないけどな」
低く抑えられた声が、耳元で囁かれた――扉に手が届く、その寸前だった。
腕を、掴まれる。
「逃げるな、【アリス】」
その声が、すぐ背後で囁かれる。
熱い吐息が耳にかかるほど、近い距離。
「っ、はな……っ!」
振り払おうとするが、今の身体では力が足りない。背中を引き寄せられ、硬い胸板に押しつけられた。
「……ずいぶんと警戒するな。まるで、正体を見破られたみたいだ」
言葉の端に、何かを悟っているような気配があった。
けれどルーカスは、それを深くは追及しない。寧ろわざと【誤解】したまま、手を這わせてくる。
「……っ、どこに……触れて……」
震える声が漏れる。
ルーカスの手が腰をなぞり、背に回る。
「こんなに細い身体で……本当に、あの【聖女】になれるのか?」
耳元で囁かれながら、緩やかにドレスの背を探られる。紐を一つ解かれた瞬間、肌に冷たい空気が触れた。
「だ、め……それは、だめだ……っ!」
必死に身体をねじるが、ルーカスの手は止まらない。寧ろ、その必死さにどこか愉悦を覚えているような眼差しが注がれる。
「……やっぱり、君の瞳は嘘がつけない」
ルーカスは、ゆっくりと俺の顎を取り、無理やり顔を向けさせた。
「っ……!」
その瞬間、唇が重なる。
荒々しく、情熱などではなく、暴くようなキス。
「ん……っ、ふ……んんっ……!」
口を塞がれたまま、腰を捕まれ、背を撫でられ、そして舌が侵入し、躊躇なく口内を蹂躙してくる。
逃げられない――背中が壁に押しつけられ、ルーカスの体温に包囲されていく。
唇が離れた時、細い吐息がこぼれた。
「は……っ……く……ぁ……っ」
「……こんなふうに、震えて。本当に【聖女】になるつもりか?」
その言葉に、心臓が跳ねた。
「俺は……聖女など、じゃ……なくて……っ」
かろうじて出せた言葉も、声になっていない。
この身体では、もう、否定する声すら弱々しく響く。
その隙に、ルーカスの手が胸元にかかる。
「ふ……ぁ、ん……っ、や……っ!」
声を抑えようとしても、うまくいかない。
思わず出てしまった喘ぎが、ルーカスの耳に届いた瞬間――彼の瞳が、ぞくりと細まった。
「……いい声だ、アリス」
まるで、女として悦んでいるとでも勘違いされたように。否、彼の目には、最初から【そう】としか映っていないのだ。
この身体が、性別を偽って、そして禁術で作った身体だと言う事を知らないまま。
「……まだ、聖女には早そうだ。けど、もっと……君を知りたくなった」
「ま、まってく……やぁ……」
耳元で囁かれた言葉が、体内を這うように響いた。
(このままでは、すべてを奪われるっ……!)
けれど、身体が動かない。
この甘美と恐怖の入り混じった感覚に、思考も曖昧になっていく。
「はっ……や、だめ……お願い……っ」
ルーカスは微笑を深くするだけだった。
まるで、これが【当然】であるかのように。
「……はっ、あ……っ、や、やめ……て……っ」
掠れるような声で懇願しても、ルーカスの手は緩まない。
ドレスの背を撫でる指が、まるでその内側に隠された【何か】を確かめるようで――その瞬間、危機の感覚が俺の脳を貫いた。
(だめだ、このままじゃ)
その目は、明らかに衣を剥ごうとしていた。
ほんの一歩でも踏み込まれれば、この秘密は――終わる。
「やめろっ!!」
声が、図書室に響いた。
その瞬間、ルーカスの動きがわずかに止まる。その隙を見逃さず、俺は全身を震わせながら、ルーカスの胸を両手で押し返した。
「っ……!」
想定以上の力があったのか、ルーカスの身体がわずかに揺れる。
たったそれだけの隙間――だが、俺にとっては充分だった。
スカートをたくし上げ、足元を気にする暇もなく、扉へ駆け出す。
(ダメだ、声が震えても、心まで奪わせるな。ここで【屈した】ら俺はもう二度と【騎士】としては戻れない!)
乱れた髪、ずり落ちかけたドレス、そして火照った頬をそのままに俺は階段を駆け下りる。自分の心臓の音が、痛いほど響いていた。
「アリス――!」
背後で、ルーカスの声が追ってくる。だが振り返るわけにはいかない。
もし今、あの金の瞳を見てしまえば――また心まで呑み込まれてしまう。
重たいドレスの裾を掴みながら、図書室の扉を突き抜け、冷たい石畳に足を取られそうになりながら、廊下を走る。
(頼む!誰にも……見られないでくれ)
乱れたこの姿も、震える声も、胸をなぞられた名残すら、【アリス】でいる限りは、全部偽りのはずだった。
それでも、あの時感じた震えは――確かに【本物】だった。
(くそっ……! 俺は、復讐のために来た。なのに……)
走るたび、指先がまだルーカスの感触を思い出してしまう。
キスされた唇が、熱を残したまま消えない。
廊下の奥に、小さな扉が見えた。
掃除用具室――この時間は誰もいない。
身を滑り込ませ、扉を閉じた瞬間、全身から力が抜ける。
「……はっ、はぁっ……く、そ……っ」
しゃがみ込んで、両手で口を覆った。
胸の奥で脈打つのは、恐怖か、それとも――悔しさなのか?
そしてほんのわずかに、自分でも認めたくない……あの男に触れられた記憶が、否応なく刻まれていることへの、戸惑い。
「……これで、俺が男だと知ったら……あいつは……どうする」
そして、自分は――どうなる?
闇に沈む小さな部屋の中で、ヨシュアは震える肩を押さえた。
それでも、泣くことはなかった。
涙は、もう――過去に置いてきた。
だって今の俺は、【聖女】ではなく、復讐する側なのだから。
そこは、ひっそりと息を潜める場所。俺は気配を押し殺して、侵入していた。
王城の奥深くに長らく使われていない、古びた図書室――静寂だけが満ちる空間で俺は埃をかぶった羊皮紙の束を黙々とめくっていた。
神殿の儀式記録。聖女の任命文書。そして、古い手記――それらはこの歪んだ世界の真実を暴くための、わずかな手がかりだ。
そして、その中に――明らかな違和感を放つ一冊を見つけた。
「……この字……」
小さな帳面――紙質は異様に良く、王城に収蔵されている他の資料とは明らかに異なる。
筆跡を見た瞬間、指先が止まってしまった心臓が静かに跳ね、呼吸が浅くなる。
「……りり、す」
それは――リリスの字だった。
――セドリックは、聖女を信じていない。
――あの人の言葉には、いつも底が見えない。
――私が私であるうちに、本当の神に祈りたい。
――兄さま、ごめんなさい。
走り書きの文字は滲み、インクのかすれは乱れ、ページの端は小さく折れている。
書かれたのは、きっと――最後の数日。彼女が恐れを抱きながらも、何かを信じようとしていた、その痕跡。
そして、俺の謝罪が最後の文章だ。
「リリス……お前……」
喉の奥から、思わず声が漏れる。一瞬だけ俺は【兄】としての顔を見せてしまった。
怒りか。悔しさか。それとも、ただの哀しみか。
もはや、自分でも識別できなかった。
ただ――彼女の遺言めいた言葉が、心に刺さって抜けない。
――セドリックは、聖女を信じていない。
ならば、なぜ彼は【クララ】を担ぎ上げたのか?
【真の聖女】とは誰で、誰がそれを捨てたのか?
(……この手記が真実であるのなら、セドリックは神に仕える者ではない……)
聖女という【偶像】を操り、何かを――企んでいる。
静かに、だが確実に、俺の中に憎悪が芽吹いていく。
それと同時に、瞳から微かに流れる水――それは、間違いなく涙だった。
胸が微かに苦しく感じながらも、唇を噛みしめて俺は静かに悲しみを殺したその時だった。
「――君は、そこで何を探している?」
不意に、扉が開いた。陽の光が細い線となって、床に斜めの影を落とす。
声を聞くだけで、分かる――ルーカスだ。
振り返らずとも、彼の足音が静かに近づいてくる。迷いのない、しかし獲物を追い詰めるような歩みで。
「アリス」
その名を呼ばれるたび、胸の奥が冷たく痛む。
――お前が、俺の正体を知った時も。その声で、そう呼ぶのか?
俺は、仮面のような微笑を浮かべた。
完璧に作られた【アリス】の笑顔。けれど、その裏で、口角はわずかに凍えていた。
ルーカスの足音が、背後で止まる。まるで何かを察したかのように一瞬止まったが、すぐにいつもの顔に戻る。
「随分と熱心だな。こんな場所で何の文献を?」
彼の視線が、机上の羊皮紙に滑る。
「……神殿の歴史に興味がありまして。わたしはこの国にはまだ不慣れなものですから」
柔らかく微笑み、聖女の仮面を被ったまま、答える。
しかし、ルーカスは逃がそうとしてくれない。
「君の興味が【歴史】のような退屈なものだとは、僕は思わないけどな」
低く抑えられた声が、耳元で囁かれた――扉に手が届く、その寸前だった。
腕を、掴まれる。
「逃げるな、【アリス】」
その声が、すぐ背後で囁かれる。
熱い吐息が耳にかかるほど、近い距離。
「っ、はな……っ!」
振り払おうとするが、今の身体では力が足りない。背中を引き寄せられ、硬い胸板に押しつけられた。
「……ずいぶんと警戒するな。まるで、正体を見破られたみたいだ」
言葉の端に、何かを悟っているような気配があった。
けれどルーカスは、それを深くは追及しない。寧ろわざと【誤解】したまま、手を這わせてくる。
「……っ、どこに……触れて……」
震える声が漏れる。
ルーカスの手が腰をなぞり、背に回る。
「こんなに細い身体で……本当に、あの【聖女】になれるのか?」
耳元で囁かれながら、緩やかにドレスの背を探られる。紐を一つ解かれた瞬間、肌に冷たい空気が触れた。
「だ、め……それは、だめだ……っ!」
必死に身体をねじるが、ルーカスの手は止まらない。寧ろ、その必死さにどこか愉悦を覚えているような眼差しが注がれる。
「……やっぱり、君の瞳は嘘がつけない」
ルーカスは、ゆっくりと俺の顎を取り、無理やり顔を向けさせた。
「っ……!」
その瞬間、唇が重なる。
荒々しく、情熱などではなく、暴くようなキス。
「ん……っ、ふ……んんっ……!」
口を塞がれたまま、腰を捕まれ、背を撫でられ、そして舌が侵入し、躊躇なく口内を蹂躙してくる。
逃げられない――背中が壁に押しつけられ、ルーカスの体温に包囲されていく。
唇が離れた時、細い吐息がこぼれた。
「は……っ……く……ぁ……っ」
「……こんなふうに、震えて。本当に【聖女】になるつもりか?」
その言葉に、心臓が跳ねた。
「俺は……聖女など、じゃ……なくて……っ」
かろうじて出せた言葉も、声になっていない。
この身体では、もう、否定する声すら弱々しく響く。
その隙に、ルーカスの手が胸元にかかる。
「ふ……ぁ、ん……っ、や……っ!」
声を抑えようとしても、うまくいかない。
思わず出てしまった喘ぎが、ルーカスの耳に届いた瞬間――彼の瞳が、ぞくりと細まった。
「……いい声だ、アリス」
まるで、女として悦んでいるとでも勘違いされたように。否、彼の目には、最初から【そう】としか映っていないのだ。
この身体が、性別を偽って、そして禁術で作った身体だと言う事を知らないまま。
「……まだ、聖女には早そうだ。けど、もっと……君を知りたくなった」
「ま、まってく……やぁ……」
耳元で囁かれた言葉が、体内を這うように響いた。
(このままでは、すべてを奪われるっ……!)
けれど、身体が動かない。
この甘美と恐怖の入り混じった感覚に、思考も曖昧になっていく。
「はっ……や、だめ……お願い……っ」
ルーカスは微笑を深くするだけだった。
まるで、これが【当然】であるかのように。
「……はっ、あ……っ、や、やめ……て……っ」
掠れるような声で懇願しても、ルーカスの手は緩まない。
ドレスの背を撫でる指が、まるでその内側に隠された【何か】を確かめるようで――その瞬間、危機の感覚が俺の脳を貫いた。
(だめだ、このままじゃ)
その目は、明らかに衣を剥ごうとしていた。
ほんの一歩でも踏み込まれれば、この秘密は――終わる。
「やめろっ!!」
声が、図書室に響いた。
その瞬間、ルーカスの動きがわずかに止まる。その隙を見逃さず、俺は全身を震わせながら、ルーカスの胸を両手で押し返した。
「っ……!」
想定以上の力があったのか、ルーカスの身体がわずかに揺れる。
たったそれだけの隙間――だが、俺にとっては充分だった。
スカートをたくし上げ、足元を気にする暇もなく、扉へ駆け出す。
(ダメだ、声が震えても、心まで奪わせるな。ここで【屈した】ら俺はもう二度と【騎士】としては戻れない!)
乱れた髪、ずり落ちかけたドレス、そして火照った頬をそのままに俺は階段を駆け下りる。自分の心臓の音が、痛いほど響いていた。
「アリス――!」
背後で、ルーカスの声が追ってくる。だが振り返るわけにはいかない。
もし今、あの金の瞳を見てしまえば――また心まで呑み込まれてしまう。
重たいドレスの裾を掴みながら、図書室の扉を突き抜け、冷たい石畳に足を取られそうになりながら、廊下を走る。
(頼む!誰にも……見られないでくれ)
乱れたこの姿も、震える声も、胸をなぞられた名残すら、【アリス】でいる限りは、全部偽りのはずだった。
それでも、あの時感じた震えは――確かに【本物】だった。
(くそっ……! 俺は、復讐のために来た。なのに……)
走るたび、指先がまだルーカスの感触を思い出してしまう。
キスされた唇が、熱を残したまま消えない。
廊下の奥に、小さな扉が見えた。
掃除用具室――この時間は誰もいない。
身を滑り込ませ、扉を閉じた瞬間、全身から力が抜ける。
「……はっ、はぁっ……く、そ……っ」
しゃがみ込んで、両手で口を覆った。
胸の奥で脈打つのは、恐怖か、それとも――悔しさなのか?
そしてほんのわずかに、自分でも認めたくない……あの男に触れられた記憶が、否応なく刻まれていることへの、戸惑い。
「……これで、俺が男だと知ったら……あいつは……どうする」
そして、自分は――どうなる?
闇に沈む小さな部屋の中で、ヨシュアは震える肩を押さえた。
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