学校1のイケメン♀️から逃げ出した先には地獄しかありませんでした

山田空

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第63話 キスとデート

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ぼくはそのあといつも通り過ごしていた。

雄平くんと一緒にゲームをしたり一緒に買い物をしたりしていた。

そんないつもの日常を過ごしているなかで雄平くんに今日もデートをしてほしいといわれる。

ぼくはそれを快く了承したのだが5分前についてしまって早かったなと思いながらぼくは駅前に向かう。

そして待ち合わせた場所の駅前にはすでに雄平くんがいた。

ぼくは腕を広げて走っていく。

「おっ」

ぼくのことに気がついてくれた雄平くんは腕を広げてくれる。

そしてそのままぼくは雄平くんに抱きつく。

ギューと力強く抱きついたことで雄平くんはよろける。

「あはは早かったね」

「そっちこそ」

そういいながらぼくたちはまた手を繋ぐ。

手を絡めて恋人繋ぎにする。

「えへへ暖かいね」

「おう」

ぼくはブンブンと腕を回す。

「あはははしゃぐなよ」

「だって嬉しいんだ久しぶりのデートだからさ」

そういつもは他の人がいてふたりきりのデートは久しぶりなんだ。

確かにみんなで買い物をするのも楽しいけどやっぱり二人きりのデートの方が楽しいからね。

ぼくたちは最初に映画館に向かった。

「どの映画をみようか」

「うーんぼくはこれがいいかな」

ぼくはアクション映画を指差す。

「そっかじゃあそうしよう」

ぼくは雄平くんに腕を絡めながら一緒に歩く。

みんなぼくをみてくれる。

えへへなんだか嬉しいのと恥ずかしいと言う両方の気持ちがぼくの心に渦巻く。

やがてぼくたちは映画のチケットを買って隣同士の席にすわる。

「この映画がどんな映画か知ってるの?」

雄平くんがそんな質問をしてきてぼくは答える。

「いや知らないよだけど雄平くんと一緒に見る映画ならどんな映画でもきっと面白いから」

「あははそっか嬉しいことを言うね」

ぼくの頭を撫でてくれる。

雄平くんはすごく嬉しそうな顔を浮かべていた。

やがてぼくの頭を撫でるのをやめてしまう。

「ねえもっと撫でてくれないの?」

「えっ……」

雄平くんがやめようとしたその手はまたぼくの頭を撫でるために動いてくれる。

好きな人がぼくのためしてくれることがすごく嬉しい気持ちで一杯になる。

まるでコップに溢れんばかりの水と言う名前の愛情を注がれているようなそんな気持ちになる。

だからぼくは雄平くんの肩に頭をのせる。

「あはは近くて緊張しちゃうなあ」

「ごめんなさいいやだったなら離れる」

「いやではないよ」

「そっかそれならよかった」

「それじゃあそろそろ映画がはじまるから喋らないようにしようね」

そしてぼくは映画に集中する。

でも時折雄平くんのことを見る。

映画を見終えたらどんな話をしようかなそんな考えが浮かんでしまう。

ダメなのに見てしまう。

そしてそのまま映画が終わる。

ぼくたちは映画館を出て行き先もなく歩く。

「あはは楽しかったね」

「うん主人公がヒロインをかばって死ぬシーンはありきたりだけどやっぱりくるものがあった」

「そりゃありきたりになるってのはそれだけ面白いことだからな」

「あははうんそうだね」

「なあ次はどこにいく?」

「ううんそうだなあ」

ぼくは少しだけからかってやろうと雄平くんの腕をつかみぼくの方に引き寄せる。

そしたらぼくと雄平くんの唇が密着してしまう。

は?今なにが起こってえ?キスをしてるのかヤバいヤバいどうしようどうしよう

ごまかせなんかてかっぼくのファーストキスじゃん。

うばわれたってことだよねいやこれは正確にはぼくが奪ったのか

「わっわるい」

慌てて雄平くんは離れる。

ぼくはあわあわと唇を震わす。

偶然の事故だからやはり驚いてしまう。

ぼくは唇をさわる。

今ぼくは彼とキスをしたのだ。

そう考えるとヤバい顔が真っ赤になってしまう。

嬉しいすごく嬉しい。

このドキドキはきっと忘れられない思い出に気持ちに感情になったんだ。

ぼくは胸をおさえる。

嬉しすぎて苦しい。
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