王宮侍女は穴に落ちる

斑猫

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アルフォンス、寄り添う

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父親が危篤と知ったアイリスは震えていた。
アニエスがずっと手を握っている。
アニエスも不安そうだ。

ともかく二人を連れ、マクドネルと四人で
カルヴァン団長の所へと急いだ。
カルヴァン侯爵邸。初めて来る。
アイリスが育った家。

「アイリスお嬢様!」

泣きながら家令がすっ飛んできた。

「ポルド―久しぶりね」

「大変な事になりました。ああ、なんで
こんな事に。お嬢様、早く旦那様の所に!」

家令に案内され団長の休む部屋へ通される。
ベッドに横たわるカルヴァン団長の顔は
土気色だ。ひどい汗。吐血したのか、口の
回りに血がこびりついていた。
毒が回った指が腫れて紫色になっている。

意識はないが時折唸るような声を上げる。
側に控えていた王宮医師と目が合うと
首を横に振る。

アイリスに頭を下げると部屋から出て
行った。もう施す事がないという事だ。

アイリスが俺の方を見る。

「背中の傷はあらかた塞げた。でも、毒が。
ワイバ―ンの血が回ってしまっている。
即死しないのが不思議なくらいの重症だ」

アイリスが膝から崩れる。俺はとっさに
抱き止める。十二年ぶりに、触れる。
こんな時でなければ喜べたのに。

グレンからの救援信号を受け駆けつけた
現場の惨状。無念さを隠し現場の指揮を
執るグレンとオ―ウェン様からカルヴァン
団長を託された。

すでに浄化魔法はしてあり、簡単な止血は
グレン達が施していた。
治療魔法を施すが、浴びただけで腐蝕する
ような毒。絶望的だった。

意識のない団長の口がわずかに動く。

「アイリス」

声にならなくとも分かった。

団長が助けた女の子は無事に家族の元に
戻った。アイリスと同じプラチナブロンド。
女の子にアイリスを重ねたのか。
団長、あなたは本当にアイリスが
大事だったのですね。

自分の無力さを噛み締める。


「あの私、ちょっと。ここを離れます!
アルフォンス様、アイリスさんをお願いし
ます。すみません、マクドネル卿は私と
一緒に来て下さい」

「え?私ですか。一体どちらへ?
いや、二人きりは不味いような気もするの
ですが緊急ですよねぇ。
殺されたら骨を拾って下さいね」

「……誰に殺されるというのです。
馬鹿な事を言ってないで急いで下さい!」

「心の狭い上官に本当に殺される気がする
のですが……お急ぎですね!お供します」

「もう早く、早く!すみません失礼します」

アニエスが突然声を上げると困惑する
マクドネルを無理やり引っ張ってどこ
かへ行った。
なんだ?こんな状態のアイリスを放っておく
アニエスじゃないはずだが。
何かあるな?

アニエス達が出て行った事にすら気付かない
悄然としたアイリスを椅子に座らせる。
しばらく、何も言わずに団長を見つめていた
アイリスが団長の額の汗をタオルで拭く。
そしてまた黙ってただ団長の顔を見ていた。
部屋には、俺とアイリスだけ。

二人きり。
会話もなくただ、部屋には団長の荒い息づか
いが聞こえるだけだ。

「アル?」

十二年ぶりに愛称を、呼ばれる。
驚いてアイリスを見る。なんとも言えない
微笑。どうした?

「私、あなたに話してない事があるの」

「うん?」

「私、あなたと別れさせられた後。
お見合いをしたの。………その時にね」

「アイリス。言わなくていい」

「え?」

「ごめんな。知ってる。あいつを殺して
公爵家を燃やしたのは俺だから」

アイリスの顔が驚愕に歪む。

「なんで……知って、ウソ。私、あなたに
知られるのだけは嫌だったのになんで?
殺したって、ウソでしょう?」

「うん。だから今まで俺も黙っていた。
なんでってオ―ウェン様だよ。あの人の所
に集まらない貴族の情報はない。
とても、怒っていたな。
俺も……。
側にいられなくて、ごめんな。
実際に手を下したのは俺だけど、
事後の隠蔽はオ―ウェン様とアルバ―トが
したんだ。噂とかも気にしなくていい。
聞いた奴の記憶は消した。
もう、誰も知っている奴はいないよ」

「……そう、そうなの。私の知らない所で
そんな事。人殺しに人の記憶をいじる
なんて……アル、どうしてそこまで……」

「許せなかったから。アイリスを傷付けた
奴らが……どうしても」

「ごめなさい。私、知られたくなくて
アルからずっと逃げてた。
……始めは父を恨んだわ。
でも、私が最初からもっと強く見合いを
断れば良かったのよ。
あなたと別れてもう、どうでも良かった。
父と話すのが面倒で見合いを断らなかった」

「アイリスが悪い事なんて何もないよ。
アイツらがクソなだけだ」

見合いの席で薬を使って凌辱する。
あり得ない。
しかも鬼神のカルヴァンの娘を。
俺が殺さなくとも団長が殺したはずだ。
アイリスにやたら執着していたあの男。
いつも、舐め回すようにアイリスを
見ていた。
もっと前に殺しておけばよかった。


「……何も、覚えてないの。気がついたら
何も着ていなくて、体中に……。叔母様は
これで、あなたも公爵夫人だって言ったわ」

アイリスの肩が震えている。
なんで話す気になったんだろう。
ずっと固い殻にとじこもっていたのに。

「私の顔を見ると父がね。とても、辛そうな
顔をするのよ。それが嫌だった。
以前は私の顔を見ると本当に幸せそうに
笑ってくれたのに。
あの日以来、私の顔は
父には針だった。私の顔を見るたび辛そうに
歪むの……だから会いたくなくて避けたの。
父からも逃げたの。
弱い自分が嫌。
どうして、
もっと強くいられなかったんだろう」

「強いとか、弱いとか関係ない。
アイリスはアイリスだ。
どんなアイリスでも、団長にとっても、
俺にとっても宝物だよ。
アイリスと…意識のない状態でも団長は
君の名前を呼んでいた。いつも気にかけて
いたんだろう」

「なんで逃げたんだろう。……父が笑える
ようになるまで側にいれば良かった。
このまま……もう二度と父の笑顔が見れない
かもしれない。私、私は……」

ポタポタと涙をこぼすアイリスを
抱き寄せる。
そのまま、すっど内に閉じこめていた
気持ちをアイリスは話し続けた。
俺は静かに耳を傾けた。
大丈夫とは言えない。
ただ、寄り添う事しかできなかった。




夜になってアニエスが一人で戻ってきた。
マクドネルは王宮に戻ったとの事。
代わりに義兄のマルクがアニエスを送っ
て来たようだ。


「すみません、遅くなって。これ。辺境で
使われる薬草です。
ワイバ―ンの毒に効くはずです。ただ毒が
回ってから時間が経ってしまっているで、
どこまで効くか分らないのですが」

そう言って煎じた薬湯を持ってきた。
ワイバ―ンの毒に効く薬草?
聞いた事がない。
どこで手に入れたんだ。

「……薬?……助かるの?」

アイリスがふらふらと立ち上がる。
アニエスの表情は固い。
難しいって事か。

すぐに団長に飲ませ様子を見る。

「アニエス、どこで薬草を?」

「王都の商会を片っ端からあたりました。
なんとか一軒、扱っている店があって。
手に入って良かったです」

「ワイバ―ンの毒に効く薬草なんて聞いた
事がない。辺境では、よく使うのか?」

「……使うには使いますが。
これはうちの家しか作れない薬湯なんです。
数代前の当主が考案したのですが、
偏屈な人で、作り方を他の奴らに教えるなと
囲い込んでいるのです」

「うちの家って生家の?」

「ええ、他の人に知られるとワイバ―ンに
腕試しに挑む奴らが増えるというのです。
辺境の男は馬鹿だから
薬があると無茶を助長すると。
まあ、確かに毎年、技量もないのに
ワイバーンに挑んで血を浴びるお馬鹿さん
が出ますから。
うちが技量を認めて許可を出さないと狩り
をさせないようにしているんです。
じゃないと死人がゴロゴロ出るので」

「よく、そんなものが王都で手に入ったな」

「最初、薬を扱う商会を探して見つから
なくて焦っていたら、三番目の兄が王都の
古書店で見かけたと話していたのを思い出
したんです」

「古書店?なんでそんな所に?」

「あの薬草、実は毒草なんです。
本を食べる虫を避けるために使うようです。
古書を扱う商会でやっと見つけました」

「え?アニエス。それって防虫剤って事?」

アイリスが話しにのってきた。
いいぞ。アニエス、本当に面白いよ。
防虫剤って……。
こんな時なのにアイリスも俺も笑った。

「笑い事じゃないですよぅ!煎じるにも
コツがあって、上手くいかないと薬に
ならないんですから!!」

頬を膨らませて怒るアニエス。
リスが頬袋にヒマワリの種を頬張ってる
みたいだ。

なんか、場が和んだな。
アイリスの表情も和らいだ。
なんだろうなこのは。
何にでも一生懸命なんだけどなんか面白い。

さっきまでの重い空気が嘘のようだ。
アイリスも、アニエスがいるだけで
体の力が抜けている。
貴重な存在だよな。本人はまるで自覚ない
けれど。

それから団長の様子を見ながら一晩中、
アニエスの辺境話しを色々聞いた。
王都と辺境の違いは面白かった。


『ワイバーンに挑んで血を浴びる
お馬鹿さん』

さっきのアニエスの話しを聞いていて
思い至ったことがある。

王女宮に入れる俺にアイリス、アルマ。
それにアニエスの共通点。

俺達は皆、竜の血を浴びるか、飲むかして
いる。

俺とアルマは背中に、アイリスは脇腹に、
竜の血を浴びている。
俺達は……死にかけた。
今でも痕が残っている。

そして、アニエスは竜の毒が回った
男の血を赤子の時に飲まされた。

王女宮の結界には白竜が関係している。
姫様から聞いた事だ。

もし、他に竜の血を飲んだり、浴びた者が
いたとしたら。
もし、その者が悪意ある者だったら。
もし、それが帝国の人間なら……。

誰も入れないと高を括っていたが、王女宮
の警護を見直さなければならない。

ただでさえ『穴』の事がある。
いつ、どこに『穴』ができるか分からない。
『穴』を通して帝国の手の者が押し入る事
になったらお手上げだ。





一夜明け。薬湯は効いた。


カルヴァン団長は、一命を取り留めた。











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