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最終戦争
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「じゃあ行ってくるよ!」
「頑張ってください! 我が主!」
俺はゴブくんに目配せをしてから隣で座り込んでいるドラの首根っこを持つ。
「俺は絶対に行かない! プリンを食べるまで絶対に行かないぞ!」
俺がどうにか立たせようとするも、ドラはまるで子供のように意地を張っている。
正直プリンに関しては俺に非がある。いや、俺にしか非がない。
何故先にプリンを買っていなかったのだろうか。ってかそもそもプリンってオースガイアにあったっけ?
「まぁ油揚げも美味しいからさ」
俺はそう言ってドラの手中にある油揚げを食べさそうとする。
まぁ何も食べないよりはましだと思ったのだろう。
ドラは渋々油揚げを口にした。
「…………え? 美味しいかも」
「…………だ、だよね? プリンはまた買っとくからさ」
「しょうがない。今はこれで我慢する」
と拗ねた様子も見せながらドラは一気に大きい油揚げを食べ終えた。
ちょっとだけその様子が可愛いと思ってしまうのは病気だろうか。
「じゃあ行くよ」
「分かった」
俺が呼びかけると今度は素直に立ち上がった。
そして、俺の手を握ってくる。
俺は神獣が通ったはずの魔力残滓をもう一度確認してから魔法を行使した。
「【テレポート】!」
その瞬間視界から色が失われ真っ暗に染まっていった。
視界に色が取り戻され、一番最初に視界に映ったのは神獣だった。
「あ~。まさかここまでやってくれるとはね」
神獣は気だるそうに俺たちを見て言った。
その表情からは少し疲労が垣間見える。
そして、あたりを見渡すが神獣以外に生命反応は見つからない。
「ラン君はどこだ!」
「ラン君? あぁランドロフな。それはそこにいるじゃん」
「…………ん?」
俺は神獣が指をさした後方へとゆっくりと視線を移す。
だが、そちらの方向には誰もいなかった。あるのは花畑だけだ。
「誰もいないじゃないか!」
「主…………アレじゃないか?」
俺は神獣にそう言い返すと隣にいるドラが神獣と同じように指をさした。
俺はゆっくりとその場へと近づいていく。
「…………ら、ラン君!?」
花で覆いかぶされていたため認識することが出来なかった。
ランドロフは立っていたのではない。花畑の中に寝かされていたのだ。
その容姿を見ただけで分かる。
「お前…………ラン君を殺したのか?」
ランドロフの右腕と左腕はなくなっていた。止血はされているものの、万能薬がなければ再生しないと思われるほどえぐれている。
更に上半身に深く刻まれた跡があった。内臓にも余裕で達するほどの
「息がない…………お前、ラン君をいつ殺した?」
「えっとね。三十分ぐらい前かな? 結構粘ったからめんどくさかった」
俺の問いに神獣は呆気なく答える。その表情は殺人をこなした奴の表情ではなかった。
俺はすぐにドラに命令を出す。
「ドラ! 結界を張って!」
「了解! 火の加護のもとに………………………………【火炎地獄】!」
俺の命令通り、ドラはこの花畑周辺に領域結界を張った。
この場所は花畑に真っ青の空が広がっていた。
しかしドラの魔法によって一瞬で地獄とかす。
周りを見れば火、火、火。
俺たちにはダメージが入らないが見ているだけで熱い。本物の地獄のようだ
神獣には持続的に熱風と灼熱が襲っているはずなのだが、余裕の表情を浮かべている。
火炎耐性か無効でもあるのだろう。
もし、ランドロフの魂がこの世界に引き留めれていなかったら蘇生は不可能だ。
そのため、結界を張ってランドロフの魂の粒子をこの世に留める。まぁ応急処置でしかない。
あのランドロフの父に引き続いて息子が死ぬなんてことはあってはいけないのだ。
「お前…………俺に殺されても文句言うなよ?」
「ふんっ。お前みたいなガキに俺っちが殺されるわけないだろ」
こうして世界大戦の最後の戦いの火蓋が切られようとしていた。
「頑張ってください! 我が主!」
俺はゴブくんに目配せをしてから隣で座り込んでいるドラの首根っこを持つ。
「俺は絶対に行かない! プリンを食べるまで絶対に行かないぞ!」
俺がどうにか立たせようとするも、ドラはまるで子供のように意地を張っている。
正直プリンに関しては俺に非がある。いや、俺にしか非がない。
何故先にプリンを買っていなかったのだろうか。ってかそもそもプリンってオースガイアにあったっけ?
「まぁ油揚げも美味しいからさ」
俺はそう言ってドラの手中にある油揚げを食べさそうとする。
まぁ何も食べないよりはましだと思ったのだろう。
ドラは渋々油揚げを口にした。
「…………え? 美味しいかも」
「…………だ、だよね? プリンはまた買っとくからさ」
「しょうがない。今はこれで我慢する」
と拗ねた様子も見せながらドラは一気に大きい油揚げを食べ終えた。
ちょっとだけその様子が可愛いと思ってしまうのは病気だろうか。
「じゃあ行くよ」
「分かった」
俺が呼びかけると今度は素直に立ち上がった。
そして、俺の手を握ってくる。
俺は神獣が通ったはずの魔力残滓をもう一度確認してから魔法を行使した。
「【テレポート】!」
その瞬間視界から色が失われ真っ暗に染まっていった。
視界に色が取り戻され、一番最初に視界に映ったのは神獣だった。
「あ~。まさかここまでやってくれるとはね」
神獣は気だるそうに俺たちを見て言った。
その表情からは少し疲労が垣間見える。
そして、あたりを見渡すが神獣以外に生命反応は見つからない。
「ラン君はどこだ!」
「ラン君? あぁランドロフな。それはそこにいるじゃん」
「…………ん?」
俺は神獣が指をさした後方へとゆっくりと視線を移す。
だが、そちらの方向には誰もいなかった。あるのは花畑だけだ。
「誰もいないじゃないか!」
「主…………アレじゃないか?」
俺は神獣にそう言い返すと隣にいるドラが神獣と同じように指をさした。
俺はゆっくりとその場へと近づいていく。
「…………ら、ラン君!?」
花で覆いかぶされていたため認識することが出来なかった。
ランドロフは立っていたのではない。花畑の中に寝かされていたのだ。
その容姿を見ただけで分かる。
「お前…………ラン君を殺したのか?」
ランドロフの右腕と左腕はなくなっていた。止血はされているものの、万能薬がなければ再生しないと思われるほどえぐれている。
更に上半身に深く刻まれた跡があった。内臓にも余裕で達するほどの
「息がない…………お前、ラン君をいつ殺した?」
「えっとね。三十分ぐらい前かな? 結構粘ったからめんどくさかった」
俺の問いに神獣は呆気なく答える。その表情は殺人をこなした奴の表情ではなかった。
俺はすぐにドラに命令を出す。
「ドラ! 結界を張って!」
「了解! 火の加護のもとに………………………………【火炎地獄】!」
俺の命令通り、ドラはこの花畑周辺に領域結界を張った。
この場所は花畑に真っ青の空が広がっていた。
しかしドラの魔法によって一瞬で地獄とかす。
周りを見れば火、火、火。
俺たちにはダメージが入らないが見ているだけで熱い。本物の地獄のようだ
神獣には持続的に熱風と灼熱が襲っているはずなのだが、余裕の表情を浮かべている。
火炎耐性か無効でもあるのだろう。
もし、ランドロフの魂がこの世界に引き留めれていなかったら蘇生は不可能だ。
そのため、結界を張ってランドロフの魂の粒子をこの世に留める。まぁ応急処置でしかない。
あのランドロフの父に引き続いて息子が死ぬなんてことはあってはいけないのだ。
「お前…………俺に殺されても文句言うなよ?」
「ふんっ。お前みたいなガキに俺っちが殺されるわけないだろ」
こうして世界大戦の最後の戦いの火蓋が切られようとしていた。
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