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発展した幻の大地

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「いやいや。確かにラガーオークの建築技術はすごいとは思いますが1年でここまでできるとは我も驚きです」
「そうは言われましてもこの幻の大地で住みはじめて数週間で何故かみな活力に満ち溢れていましてな。気づけば私達もここまで町を作ってしまっていたのです」

 キスキルは俺とチドラに言うとチドラは

「おそらく主人の魔力で大地が繁栄するだけでなくこの幻の大地に住む住民達に活力まで与えているのだな。いやぁ。流石は我が主人!」

 え、俺魔力注いだだけでそこまでいくの?やばない?それならもしかしてこの大地にいる間住民達は病気とかにはかからないんじゃないか?それはかなりいいことだな。

「主人は既に予測済みだとは思いますがこの幻の大地に住む住民には常に健康の加護がかけられています。この加護は魔力を大地に注ぎ込み続けなければすぐ効果は無くなるほどに強力かつつかいにくい加護でございます。我の場合はこの幻の大地をひろげているさいこの空間に魔力を注ぎ込み続けることしかできませんだが主人は魔力量は我がみきれないほどに溢れていますゆえ」

 まぁそれは女神様のおかげで人間として最高の状態でこの世界に転生したからな。しっかしこの幻の大地も魔力さえあれば意外となんでも出来るんだな。
 俺は考え事をしているとシュラ達はキスキルに近づき

「今日からここに住まわせてもらうザオーガをひきいらせてもらっている。名はシュラ・ザオーガという」
「これはどうもご丁寧に。噂に名高い戦闘種族ザオーガにあえて光栄です。私の名はキスキル。ラガーオークの代表を務めさせていただいております」

 2人は自己紹介して頭をさげあうとシュラが

「キスキル殿。俺らはどの辺りに住めばいいのかな?」
「どこでもいいですよ!土地はいくらでも空いてますから。家を建てて欲しいなら私達ラガーオークに頼んでくれればよいですよ」

 キスキルはシュラに言うとシュラは

「ありがとう。ではこちらはラガーオーク達で強くなりたいものがおれば俺と師匠のホワッツで鍛えてあげよう。武器がほしいものはクロックに頼むといい。奴は鍛冶士としてはかなりの腕だぞ。怪我をしたものはシルキーに治療してもらうといい。後・・・」

 シュラはマムラを見るとマムラは腕を組みながらシュラを睨む。おー。こわ!

「若。私のことは紹介してくれないんですか?」
「マ、マムラはそうだな。俺たちと鍛えてもらいたいラガーオークを鍛えるか?」
「はい。鍛えさせていただきます。ただし私の場合は若とは違う感じに行きたいので別で鍛えさせていただきます」

 マムラはシュラに言うとシュラは立っている姿は普通に見えたが足元ががっくがくだった。
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