ターンオーバー

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その2

2−3

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 ショウちゃんの服を脱がせ、テーブルの上に寝かせる。ショウちゃんが抵抗するなら大変だけど、彼は私のするままだから簡単なものだ。
「後ろに下がってくれますか?」と頼めば「はい」と下がってくれるし、シャツのボタンを外す時は緊張して指が震えたけれど、彼は知らん顔していてくれた。
 ただ、パンツを脱がせるときは恥ずかしくて、つい目を伏せてしまった。

「ちゃんと顔を上げていてくださいね」 
 初めて信夫さんが注文をつけてきた。

「はい、すいません」と私は目を開けて前を向くと、アレが、女には付いていないお肉の突起物がぶらんぶらんと目の前で揺れていた。まわりの毛は剃ってあって、見た目は子どものお〇んち〇と同じだ。ただし、お〇んち〇の後ろにある〇マ〇マの垂れ下がり具合が違うような気がする。あれ、こんなんだったかな?と私は記憶を辿ったけれど、若い時に見たはずのアレ、ぶらんぶらんを思い出せなかった。

「ショウちゃんは毎日、剃ってるからツルッとした感じですよね。わしの頭とおんなじだ。ところで真知子さん、あなたそれを何て呼びますか?いろんな呼び方があるんだけど」 

 ぶらんぶらん・・「そうですね。ペ〇ス、ですかね」

「本当に?他に思いつくのは?」

 ぶらんぶらん・・・「うーん。口にするのはちょっと」

「その人に似合う単語を使うといいと思うんですよ。お〇んち〇、じゃちょっと男を馬鹿にした感じです。チ〇ポ、というのはスレた女性が使いそうな言葉、真知子さんには合いませんね。どうです?好きに名付けたら?あなただけのオリジナルワードで呼べばいいと思うんですよ。」

「失礼ですけど、名付ける必要があるんですか」

「必要というより、楽しいじゃないですか。仕事は楽しくやらなくちゃ。嫌々やってたら、お客さんはわかりますよ。それとここは健全な創作物投稿サイトですからね。脆出しワードはマズいんですよ」

「そうなんですか。わかりました。考えますね」

「名前が決まるまで、それ、握っててくださいね」

 私はショウちゃんの顔を見て、一礼してから、
「失礼します」と声を掛けて、ぶらんぶらんを握った。ふにゃっとした不思議な感覚。発熱している。ショウちゃんの体温なのね、熱いわ。
 少し慣れてきた私は握ったものをあちこち角度を変えてガン見した。

「うーん。これは何と言えばいいのでしょうか。温々(ぬくぬく)のモッコリさん?顔出し亀さん?肉茄子(にくなすび)?」

「ずいぶん面白い言葉、考えつきますね」
 ショウちゃんが笑って言った。するとその振動が握ってるアレを通して私に伝わってきたの。
 私はそれに応えようと、一瞬ギュッと強く握って、次にふわりと力を抜く、それをリズミカルに繰り返した。
 すると手の中の熱いものが、お肉の中に芯でも出来たのか、むくむくとそれっぽいカタチになってきたじゃないの。


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