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四章
ノワール、がんばるっ!
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晩餐の最中は、アーテルの豪快な食いっぷりが注目を集めていたし、グリペン侯爵家の人間という事でヨシュア君も多くの人と交流を重ねていた。おかげでノワールが消えた事に気付いたのはシェラ公女とお付きの侍女さんのみ。
僕は所詮冒険者なので、ドラケンの家臣達とは最初に挨拶を交わした程度で会場の片隅で佇んでいただけ。そんな晩餐も終わりを告げる時が来た。
僕とアーテルはノワールが戻って来るまで別室で待機。ノワールの為に料理をたくさん影収納に確保してある。そんな気を利かせてくれたのはアーテルなんだけどね。
「ねえアーテル。君はシェラ公女をどう見た?」
「うむ、確かに彼女も闇属性への親和性は高い。だが、体内に保有する魔力は並だな。どんなジョブを授かるのか分からぬが、魔力を放出して戦うような真似はちと厳しいだろう」
そうか。ならばダンジョン内で戦力として見込む訳にはいかないね。
「そんな心配をせずとも、主人がストックしてある数万発の魔法を叩き込めば問題なかろう」
アーテルがそう言ってクスクスと笑う。
「あれは対精霊王用の奥の手だから」
「分かっているよ。仲間を成長させるためにも苦労をさせようとする主人、嫌いではないぞ?」
「そりゃどうも。ところでヨシュア君はどこへ行ったか分かるかい?」
その質問に、アーテルは鼻をクンクンと動かして何かを探り始めた。
「ふふふ。あんまり野暮な事はしない方が良さそうだ。少し離れた所に公女と共にいるようだ」
「ははは。なるほど。頑張れヨシュア君」
△▼△
「わっ、びっくりした! どうしたのよ急に」
「失礼しました。ルークスを貸して欲しいのですが。至急」
レベッカと談笑していたあたしの目の前に、いきなりノワールが浮き出てきた。それはもうびっくりよ。レベッカなんて驚きすぎて口をパクパクしてるわ。
「ちょっと待って、事情が全然掴めないのだけど?」
「ちっ……面倒ですね」
舌打ちした!?
ホントにこの子、ショーン以外には塩対応なんだから。
「シェラ公女がダンジョンに行きたがっています。ドラケン侯爵の病気を急ぎ治します。だからルークスです」
「分かんないわよ」
「では、また」
「ちょっ!?」
あたしの後ろに控えていたルークスの腕を掴み、ノワールは影へと消えて行った。ホントに何が何だか分からないわ。
△▼△
「十年程前の事です。王都の土産物屋でクリーム色の髪、褐色の肌、黒曜のような瞳を持った、神秘的な少女と出会いました。侍女と共に買い物に来ていたらしいその少女に見とれてしまった私は、声を掛ける事も忘れ、ただひたすらに見つめるだけだったのです」
「……」
満月の光が差し込むテラス。涼しい夜風が緊張で強張った私の頬を心地よく冷やしてくれる。私はシェラ公女の黒曜の瞳を正面から見つめ、思いの丈を綴った。
「その少女とふと目が合った時、彼女は微かに微笑みかけてくれました。私はその瞳にやられてしまったのです。どこの誰かも聞く事さえ叶わず、あれからずっとその少女を思い、手がかりを探してきました」
「まあ……」
「しかし手がかりは一向に掴めず……」
「……」
私はシェラ公女の手を取り跪いた。
「しかし漸く願いが叶いました。私は貴女に巡り合う為に今まで生きて来たのです。どうか私のこの思いを――をぉ!?」
「あ、ごめんなさい、間違えました。どうぞ続けて下さい」
今一瞬頭が出たのはノワール? そしてあのイケメンはルークス?
「は、ははは……」
「うふふふ……ヨシュア公子。その少女は私で間違いありませんわ。その思い、嬉しく思います。ダンジョンではちゃんと守って下さいましね?」
「この命に代えて!」
△▼△
「ただいま戻りました」
「ただいま連れて来られました」
影から二人の姿が浮かび上がる。褐色の少女と輝かしいイケメンだ。凄いな、本当に王都とドラグーンバーグを一時間足らずで往復しちゃったよ。
「ありがとうノワール。ルークスも済まないね」
お礼を言いながらノワールの頭を撫でると、んふふ、と嬉しそうに目を細める。ルークスの方は特に表情を変える事なく僕に訊ねてきた。
「ショーン様、事情を聞かせてもらっても?」
「ああ、実はね……」
僕はルークスに今までの経緯を話して聞かせる。
褐色の肌は呪われた者との作為的な噂を払拭する為に、シェラ公女には何等かの実績を上げさせたい。例えば彼女自身が僕達のパーティの一員となってダンジョンを攻略するとかね。
だけど今の彼女の立場はたった一人のドラケン家の後継者である上、当のドラケン侯爵は病床の上。なのでまずは侯爵の身体を回復させ、その上で説得を試みる。そのためには癒しの力が必要だ。
「それで私の出番ですか」
「ああ。しかもヨシュア君がシェラ公女といい感じになれば、侯爵も安心するんじゃないかなってさ」
「ああ、そちらの方は中々いい感じでしたよ?」
「えっ! 見て来たの!?」
びっくりする僕を見たルークスが、ジト目でノワールに視線を移す。
「君、さては間違えたふりをしてわざと現場に浮上したね?」
「間違えちゃいました☆」
あざとい。
ノワールあざとい。
しかも急にウサギに変化して膝の上に乗ってくるとか、ノワールあざとい。
僕は所詮冒険者なので、ドラケンの家臣達とは最初に挨拶を交わした程度で会場の片隅で佇んでいただけ。そんな晩餐も終わりを告げる時が来た。
僕とアーテルはノワールが戻って来るまで別室で待機。ノワールの為に料理をたくさん影収納に確保してある。そんな気を利かせてくれたのはアーテルなんだけどね。
「ねえアーテル。君はシェラ公女をどう見た?」
「うむ、確かに彼女も闇属性への親和性は高い。だが、体内に保有する魔力は並だな。どんなジョブを授かるのか分からぬが、魔力を放出して戦うような真似はちと厳しいだろう」
そうか。ならばダンジョン内で戦力として見込む訳にはいかないね。
「そんな心配をせずとも、主人がストックしてある数万発の魔法を叩き込めば問題なかろう」
アーテルがそう言ってクスクスと笑う。
「あれは対精霊王用の奥の手だから」
「分かっているよ。仲間を成長させるためにも苦労をさせようとする主人、嫌いではないぞ?」
「そりゃどうも。ところでヨシュア君はどこへ行ったか分かるかい?」
その質問に、アーテルは鼻をクンクンと動かして何かを探り始めた。
「ふふふ。あんまり野暮な事はしない方が良さそうだ。少し離れた所に公女と共にいるようだ」
「ははは。なるほど。頑張れヨシュア君」
△▼△
「わっ、びっくりした! どうしたのよ急に」
「失礼しました。ルークスを貸して欲しいのですが。至急」
レベッカと談笑していたあたしの目の前に、いきなりノワールが浮き出てきた。それはもうびっくりよ。レベッカなんて驚きすぎて口をパクパクしてるわ。
「ちょっと待って、事情が全然掴めないのだけど?」
「ちっ……面倒ですね」
舌打ちした!?
ホントにこの子、ショーン以外には塩対応なんだから。
「シェラ公女がダンジョンに行きたがっています。ドラケン侯爵の病気を急ぎ治します。だからルークスです」
「分かんないわよ」
「では、また」
「ちょっ!?」
あたしの後ろに控えていたルークスの腕を掴み、ノワールは影へと消えて行った。ホントに何が何だか分からないわ。
△▼△
「十年程前の事です。王都の土産物屋でクリーム色の髪、褐色の肌、黒曜のような瞳を持った、神秘的な少女と出会いました。侍女と共に買い物に来ていたらしいその少女に見とれてしまった私は、声を掛ける事も忘れ、ただひたすらに見つめるだけだったのです」
「……」
満月の光が差し込むテラス。涼しい夜風が緊張で強張った私の頬を心地よく冷やしてくれる。私はシェラ公女の黒曜の瞳を正面から見つめ、思いの丈を綴った。
「その少女とふと目が合った時、彼女は微かに微笑みかけてくれました。私はその瞳にやられてしまったのです。どこの誰かも聞く事さえ叶わず、あれからずっとその少女を思い、手がかりを探してきました」
「まあ……」
「しかし手がかりは一向に掴めず……」
「……」
私はシェラ公女の手を取り跪いた。
「しかし漸く願いが叶いました。私は貴女に巡り合う為に今まで生きて来たのです。どうか私のこの思いを――をぉ!?」
「あ、ごめんなさい、間違えました。どうぞ続けて下さい」
今一瞬頭が出たのはノワール? そしてあのイケメンはルークス?
「は、ははは……」
「うふふふ……ヨシュア公子。その少女は私で間違いありませんわ。その思い、嬉しく思います。ダンジョンではちゃんと守って下さいましね?」
「この命に代えて!」
△▼△
「ただいま戻りました」
「ただいま連れて来られました」
影から二人の姿が浮かび上がる。褐色の少女と輝かしいイケメンだ。凄いな、本当に王都とドラグーンバーグを一時間足らずで往復しちゃったよ。
「ありがとうノワール。ルークスも済まないね」
お礼を言いながらノワールの頭を撫でると、んふふ、と嬉しそうに目を細める。ルークスの方は特に表情を変える事なく僕に訊ねてきた。
「ショーン様、事情を聞かせてもらっても?」
「ああ、実はね……」
僕はルークスに今までの経緯を話して聞かせる。
褐色の肌は呪われた者との作為的な噂を払拭する為に、シェラ公女には何等かの実績を上げさせたい。例えば彼女自身が僕達のパーティの一員となってダンジョンを攻略するとかね。
だけど今の彼女の立場はたった一人のドラケン家の後継者である上、当のドラケン侯爵は病床の上。なのでまずは侯爵の身体を回復させ、その上で説得を試みる。そのためには癒しの力が必要だ。
「それで私の出番ですか」
「ああ。しかもヨシュア君がシェラ公女といい感じになれば、侯爵も安心するんじゃないかなってさ」
「ああ、そちらの方は中々いい感じでしたよ?」
「えっ! 見て来たの!?」
びっくりする僕を見たルークスが、ジト目でノワールに視線を移す。
「君、さては間違えたふりをしてわざと現場に浮上したね?」
「間違えちゃいました☆」
あざとい。
ノワールあざとい。
しかも急にウサギに変化して膝の上に乗ってくるとか、ノワールあざとい。
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