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しおりを挟む返事をしようにも、もう私から発する言葉は喘ぎ声にしかならなかった。気持がちいい……気持がちいい……。こんな快感は初めてだ。
「…っ!ああぁっ♡やぁ、らめぇ…っん…っ!ん、ん゛ぅう゛っ!♡こえッ!♡れちゃ、うぅ…っ♡きもち、い゛っ…からぁ!!!♡んんッ…!?!?♡♡♡あ゛ッ、ん、ふぅっ♡♡やっ、な、んんん゛っ、なんかァ♡♡く、る゛…ッ♡♡♡くる、きちゃ…ッッ♡♡♡」
もっと欲しい。もっとだ。
頭が働かなくなった私はどんどん勇者に対する嫌悪感が薄れていき、快楽を与えてくれる相手にもっと欲しいとねだるように勇者の唇に手を伸ばすと、勇者は嬉しい顔をしてキスをしてきた。
それからの記憶は殆どなかった。
勇者は結局5日間程私の家に居座り続け、私とずっとセックスをしまくった。
微かな記憶の断片には、勇者の母から貰った貴重な薬草を煮詰めて薬湯として私に飲ませたり、高級な干し肉を食べさせてくれたり、風呂に入ってまたセックスしながら身体を洗ってくれたりと甲斐甲斐しく私の世話をしていた。
「もう好きにしてくれ……」
5日目に私が勇者に完全敗北した事で屈服してみせると、勇者は喜んで私を担ぎ、自分の家がある村の中心街に連れて行った。
そこでは何やら村祭りだったかなと思わせる様な綺麗な飾り付けが施されており、村の皆んなが出迎えてくれた。
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