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4話 アルベルトという人<ノワール視点>
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温かな体温をしっかりと腕に抱きしめる。
甘くて柔らかな香りが鼻腔を満たす。
昔と変わらぬその香りが、心の奥深くにまで染み渡っていく。
「無理やり婚約者にして、キスを迫った俺の腕の中でこんなに安心して体を預けるなんて……」
眠りの深いアルベルトは、一度眠りにつくとなかなか目を覚まさない。
朝も寝起きは悪く、ぽやぽやとした様子が、今では愛おしい。
頼めば眠そうな目をこすりつつ、頬にキスをくれる。
目が覚めてしまえば絶対してくれないし、口には断固拒否されるが、その頑固さもまた愛しい。
ふわふわで柔らかな赤い髪、エメラルドのように輝く瞳には生命力と強い意志が宿っている。
幼さを残しながらもその芯には揺るがぬ強さがある。
「こんなに無防備で、何かされても文句は言えないんだぞ?」
そう言いながらも、腕の中に収まっているアルベルトの意思を無視してまでしようとは思わない。
アルベルトは他にもっと相応しい人がいると言うけれど。
「そんなもの、いるわけがない」
なぜなら、俺は黒髪赤い目をもって生まれた俺は女神の愛し子だからだ。
王宮の治癒師、メイド、使用人。
家族である父、母、兄でさえ俺を「女神の愛し子」と特別視した。
その視線はいつも優しく温かいはずなのに、俺の心に孤独を生み出していた。
女神の魔力は俺の身体に絶え間なく流れ込み、そのたびに生命を削りながら、この国の平穏を守り続ける。
俺の魔力が感知した国の災いの種は、内なる力が勝手に排除へ向かう。
けれどその過程はあまりにも苛烈だった。
体に染み込んだ魔力を無理やり引きはがされ、その痛みは焼けるように体中を焦がす。
排除が終われば、力が足りなくなった体へ強制的に魔力が注ぎ込まれ、その暴力的な循環に俺の身体は悲鳴を上げている。
それなのに、大人たちはその苦しみの様子を「国の危機が去った」と喜ぶだけだった。
災いの種をどう認知し、どのように滅したのかなんて誰も知らず、結果も見えず。
ただ俺だけが毎回不快感と苦痛に耐える。
週に何度もこの苦痛に襲われることもあれば、間が空いてもせいぜい一カ月ほどの間隔だった。
この平穏な世界のどこで問題が起きているのだろう。
救ったという実感もなく、誰かを助けた証もないまま、ただじっと堪え続ける。
孤独で、痛くて、辛い。
誰か、誰でもいい。
俺の心に寄り添ってくれる人が、欲しい……。
なぜ俺だけがこんな重荷を背負わねばならないのか。
何度も何度もそう胸に問い続けた。
人の身には過ぎた力を宿す俺の体は、苦痛を受けるたびに壊れていく。
けれど、長く生きれば生きるほど、この国は安らかになるという宿命のもとに、治癒師は懸命に俺の体を修復し続けた。
いっそ死なせてくれと何度思ったかわからない。
けれど、生まれてきてくれて嬉しいと感謝されると、生きなくてはと思わされた。
この国の俺以外の人間の幸せのために生かされる。
そんな絶望の淵で、俺は出会った。
十歳の俺の前に現れたのは、王である父が紹介してくれた公爵家の次男だった。
同じ年の彼に少しだけ期待をした。
だが初対面の彼は貴族としてのきっちりとした挨拶をして、よく知る大人たちのように形式的で面白くない態度を見せた。
正直、すぐに興味は失せてしまった。
こいつもまた、俺の知っている「大人の世界」の一部なのかと、冷めた目で見ていた。
しかし二人きりになった途端、その印象は一変した。
「俺はアルベルト・バーラント! 友達になろうぜ!」
彼の言葉は、あまりにもまっすぐで勢いがあった。
可愛らしい顔立ちからは想像できないくらい、砕けた口調で手を差し伸べられた時、驚きと共に胸が高鳴ったんだ。
「……ともだち?」
「そう、友達!」
友達とはどういうものかと尋ねれば、アルベルトは楽しそうに笑って俺に教えてくれた。
「一緒に遊んだり、勉強したり、それからちょっと悪いこともしちゃうんだ」
その言葉に俺は初めて心が踊った。
それから頻繁にアルベルトは俺の元へ来た。
勉強をして、遊んで、それからちょっと悪いこともした。
二人でこっそり厨房に忍び込んでつまみ食いをしたり、夜更かしをしたり、メイドの目を盗んでお菓子を隠して寝る前に食べたり。
そんな時間が、俺にとっては「本当の友達」と過ごす初めての時間となった。
振り返ると、あの頃の笑顔が今でも鮮やかに蘇り、自然と笑みがこぼれる。
「俺に悪いことを教えたのは、全部アルなんだよな」
大人の前では品行方正で、まるで貴族の鑑のように見えるアルベルト。
けれど俺の前ではずっとただの友達だった。
彼が教えてくれる「新しい世界」はいつも輝いていた。
こんな風に自分を楽しませてくれる存在は初めてだった。
アルベルトの髪を優しく撫でると、甘えるようにすり寄ってくる。
「……こういうとこ、本当にダメだと思う」
可愛すぎる。
抱きしめると無意識なのだろうけれど、アルベルトから温かい魔力が流れ込んで来る。
「寝てるときまで俺を癒そうとしてくれなくていいんだが。アル、お前はどこまで優しいんだ」
アルの優しさを知るたび、愛しさが募っていく。
初めてアルベルトの目の前で発作が起きた日、戸惑いながらも彼は迷わず治癒の術を施してくれた。
どんな名のある治癒師よりも温かくて、体だけじゃなく心まで癒されるような気分だった。
俺の苦しみを知ると、他の誰とも違って彼は怒ってくれた。
なぜお前だけがそんな目に合わなければいけないのかと涙を流し、女神へ怒りをぶつけてくれたのはアルベルトだけだった。
そして過ごしていくうちに俺は気づいてしまった。
もうただの友達なんかじゃいられない。
俺はアルベルトを心から好きになってしまっていると。
アルベルトだけが、俺をただ「ノワール」として、真っ直ぐに見てくれている。
他の誰もが俺を「祝福された運命の子」として見て、家族ですら彼のようには愛してくれなかったのに。
「アル、好きだよ」
俺は長くは生きられないことを知っている。
いくら治癒術で延命しても残された時間はあと数年。
だから、せめてその間だけでも愛しい人の傍にいたい。
死ぬ前に、君の全てが欲しい。
俺という存在をアルベルトに刻み付けたい。
とんでもないエゴだって分かっている。
けれど、俺はアルベルトの思い出になりたくない。
俺が死んだ後、悔しくてすごく嫌だけど、別の誰かと幸せになっても構わない。
けれど、俺のことを忘れないで。
そして、生きている間は俺だけを見ていて欲しい。
「俺の寿命が尽きるまで傍にいて……」
どうか、俺を好きになってくれ、アル。
女神じゃなくて。
お前の愛が欲しいんだ。
甘くて柔らかな香りが鼻腔を満たす。
昔と変わらぬその香りが、心の奥深くにまで染み渡っていく。
「無理やり婚約者にして、キスを迫った俺の腕の中でこんなに安心して体を預けるなんて……」
眠りの深いアルベルトは、一度眠りにつくとなかなか目を覚まさない。
朝も寝起きは悪く、ぽやぽやとした様子が、今では愛おしい。
頼めば眠そうな目をこすりつつ、頬にキスをくれる。
目が覚めてしまえば絶対してくれないし、口には断固拒否されるが、その頑固さもまた愛しい。
ふわふわで柔らかな赤い髪、エメラルドのように輝く瞳には生命力と強い意志が宿っている。
幼さを残しながらもその芯には揺るがぬ強さがある。
「こんなに無防備で、何かされても文句は言えないんだぞ?」
そう言いながらも、腕の中に収まっているアルベルトの意思を無視してまでしようとは思わない。
アルベルトは他にもっと相応しい人がいると言うけれど。
「そんなもの、いるわけがない」
なぜなら、俺は黒髪赤い目をもって生まれた俺は女神の愛し子だからだ。
王宮の治癒師、メイド、使用人。
家族である父、母、兄でさえ俺を「女神の愛し子」と特別視した。
その視線はいつも優しく温かいはずなのに、俺の心に孤独を生み出していた。
女神の魔力は俺の身体に絶え間なく流れ込み、そのたびに生命を削りながら、この国の平穏を守り続ける。
俺の魔力が感知した国の災いの種は、内なる力が勝手に排除へ向かう。
けれどその過程はあまりにも苛烈だった。
体に染み込んだ魔力を無理やり引きはがされ、その痛みは焼けるように体中を焦がす。
排除が終われば、力が足りなくなった体へ強制的に魔力が注ぎ込まれ、その暴力的な循環に俺の身体は悲鳴を上げている。
それなのに、大人たちはその苦しみの様子を「国の危機が去った」と喜ぶだけだった。
災いの種をどう認知し、どのように滅したのかなんて誰も知らず、結果も見えず。
ただ俺だけが毎回不快感と苦痛に耐える。
週に何度もこの苦痛に襲われることもあれば、間が空いてもせいぜい一カ月ほどの間隔だった。
この平穏な世界のどこで問題が起きているのだろう。
救ったという実感もなく、誰かを助けた証もないまま、ただじっと堪え続ける。
孤独で、痛くて、辛い。
誰か、誰でもいい。
俺の心に寄り添ってくれる人が、欲しい……。
なぜ俺だけがこんな重荷を背負わねばならないのか。
何度も何度もそう胸に問い続けた。
人の身には過ぎた力を宿す俺の体は、苦痛を受けるたびに壊れていく。
けれど、長く生きれば生きるほど、この国は安らかになるという宿命のもとに、治癒師は懸命に俺の体を修復し続けた。
いっそ死なせてくれと何度思ったかわからない。
けれど、生まれてきてくれて嬉しいと感謝されると、生きなくてはと思わされた。
この国の俺以外の人間の幸せのために生かされる。
そんな絶望の淵で、俺は出会った。
十歳の俺の前に現れたのは、王である父が紹介してくれた公爵家の次男だった。
同じ年の彼に少しだけ期待をした。
だが初対面の彼は貴族としてのきっちりとした挨拶をして、よく知る大人たちのように形式的で面白くない態度を見せた。
正直、すぐに興味は失せてしまった。
こいつもまた、俺の知っている「大人の世界」の一部なのかと、冷めた目で見ていた。
しかし二人きりになった途端、その印象は一変した。
「俺はアルベルト・バーラント! 友達になろうぜ!」
彼の言葉は、あまりにもまっすぐで勢いがあった。
可愛らしい顔立ちからは想像できないくらい、砕けた口調で手を差し伸べられた時、驚きと共に胸が高鳴ったんだ。
「……ともだち?」
「そう、友達!」
友達とはどういうものかと尋ねれば、アルベルトは楽しそうに笑って俺に教えてくれた。
「一緒に遊んだり、勉強したり、それからちょっと悪いこともしちゃうんだ」
その言葉に俺は初めて心が踊った。
それから頻繁にアルベルトは俺の元へ来た。
勉強をして、遊んで、それからちょっと悪いこともした。
二人でこっそり厨房に忍び込んでつまみ食いをしたり、夜更かしをしたり、メイドの目を盗んでお菓子を隠して寝る前に食べたり。
そんな時間が、俺にとっては「本当の友達」と過ごす初めての時間となった。
振り返ると、あの頃の笑顔が今でも鮮やかに蘇り、自然と笑みがこぼれる。
「俺に悪いことを教えたのは、全部アルなんだよな」
大人の前では品行方正で、まるで貴族の鑑のように見えるアルベルト。
けれど俺の前ではずっとただの友達だった。
彼が教えてくれる「新しい世界」はいつも輝いていた。
こんな風に自分を楽しませてくれる存在は初めてだった。
アルベルトの髪を優しく撫でると、甘えるようにすり寄ってくる。
「……こういうとこ、本当にダメだと思う」
可愛すぎる。
抱きしめると無意識なのだろうけれど、アルベルトから温かい魔力が流れ込んで来る。
「寝てるときまで俺を癒そうとしてくれなくていいんだが。アル、お前はどこまで優しいんだ」
アルの優しさを知るたび、愛しさが募っていく。
初めてアルベルトの目の前で発作が起きた日、戸惑いながらも彼は迷わず治癒の術を施してくれた。
どんな名のある治癒師よりも温かくて、体だけじゃなく心まで癒されるような気分だった。
俺の苦しみを知ると、他の誰とも違って彼は怒ってくれた。
なぜお前だけがそんな目に合わなければいけないのかと涙を流し、女神へ怒りをぶつけてくれたのはアルベルトだけだった。
そして過ごしていくうちに俺は気づいてしまった。
もうただの友達なんかじゃいられない。
俺はアルベルトを心から好きになってしまっていると。
アルベルトだけが、俺をただ「ノワール」として、真っ直ぐに見てくれている。
他の誰もが俺を「祝福された運命の子」として見て、家族ですら彼のようには愛してくれなかったのに。
「アル、好きだよ」
俺は長くは生きられないことを知っている。
いくら治癒術で延命しても残された時間はあと数年。
だから、せめてその間だけでも愛しい人の傍にいたい。
死ぬ前に、君の全てが欲しい。
俺という存在をアルベルトに刻み付けたい。
とんでもないエゴだって分かっている。
けれど、俺はアルベルトの思い出になりたくない。
俺が死んだ後、悔しくてすごく嫌だけど、別の誰かと幸せになっても構わない。
けれど、俺のことを忘れないで。
そして、生きている間は俺だけを見ていて欲しい。
「俺の寿命が尽きるまで傍にいて……」
どうか、俺を好きになってくれ、アル。
女神じゃなくて。
お前の愛が欲しいんだ。
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