【俺は期間限定だった幸せを掴み取ったらしい】

In・san・i・ty=DoLL

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≪番外編≫

【お約束】

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十夜さんの誕生日を終えて、次の日の朝。

一旦起きたのでリビングに連れてきたものの、十夜さんは寝足りなかったのか、ソファーでうとうとしていた。

ですよね。

昨日は美味しく頂きましたからw

「十夜。飯が出来たぞ」

竜也さんが声をかけて、唸りながらも目を開けた。

俺はそのタイミングで昨日から泊まりに来ていた夜弌さんに土下座をする。

「夜弌さん!お願いします!お孫さんを下さい!必ず幸せにします!」

まあ、やっとかないとねw

「…なるほど。よし」

夜弌さんは俺の土下座を見て一瞬目を丸くしたけど、すぐに意味が解ったのか立ち上がって腕を組み、俺を見下すフリをする。

「何だと!お前みたいな馬の骨に孫娘をやると思うか!」

夜弌さんもノってくれる。

って、孫娘って言っちゃ駄目じゃないですかw

すぐバレちゃいますよw

「そこを何とか、お願いします!」

俺は相変わらず頭を下げて懇願する。

「えぇい!駄目だ、駄目だ!」

夜弌さんも、頑固親父っプリがすごい。

「え?えっ!?」

起き抜けに始まったやり取りに十夜さんは目を丸くしている。

可愛いw

孫娘って言われた事にもまだ気付いてないw

「清純朝ドラかなぁ?」

「王道月9だろ?」

「火サスかも?」

「誰が容疑者だ?」

竜也さんと高千穂さんも笑いながら成り行きを見ていた。

「大体、お前さんまだ高校生で未成年じゃないか!」

おっと、それ言われるとキツイですよ?

迫真の演技…だよね?

もしかして、本気入ってますか?

いや、本気ですね?

「高校を卒業したら籍を入れます!それまでに親…にはもう了承済みです!保護者枠では夜弌さんだけなんです!だから、結婚を前提にお付き合いを認めて下さい!」

なら、こっちもちゃんと答えないとね。

両親には了解を貰った。

兄ズには一応話した。

上の兄は義姉と共に応援してくれた。

問題は下の兄だけど、なぜか連絡が取れないのでメールに詳細だけ入れておいた。

事件後に夜弌さんにも一応許可は取ってあるけれど、ちゃんとした確約が欲しいと思ってる。

「むぅ…そこまで本気なら仕方が無い。確実に孫娘を幸せにすると誓え!」

おっと、許可降りちゃいました。

頑固親父を突破しました!

「はい!」

俺は元気良く返事をした。

「十夜、そろそろ気付け。お前は孫娘か?」

いい加減気付かないまま、オロオロした十夜さんに竜也さんがヒントを出した。

「………あ!ちょっ!くそじじぃ!誰が孫娘だ!お前もお前だ!ふざけんなぁぁぁ!!」

やっと茶番に気が付いた十夜さんは今日も元気に暴れている。

夜弌さんに突進しようとして高千穂さんに捕まり、ジタジタしてるのも可愛い。

というか、俺は勿論ですが、たぶん夜弌さんも本気でしたよ?

まぁ、孫娘と言ってたから気付かなかったかもしれないけど、夜弌さんの目が笑ってなかったから。

でも、もう了承貰ったので返しませんよ?

俺はそっとポケットのスマホに手を伸ばす。

みんなは十夜さんを弄るのに夢中で気付いていない。

俺は、画面を見て操作し、保存ボタンを押す。

よし!

言質はしっかり録音させて頂きました!

後は、俺が18になる頃には日本でも同性結婚が認められてるといいんだけどな。

あれ?

日本も地域によっては認められてるんだっけ?

…後で調べよう。

†††††゚・*:.。. .。.:*・゜†††††

チョロイン十夜再びww

というか、言質を取る為に録音とか秀臣がヤバイ子になりかかってる?

お約束過ぎてお蔵入りになりかかってたけど、手直しして世に排出w

彼らはまだまだどたばたします♪
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