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第4話
雷神とラブレター
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ファァアとあくびをしながら寝室の扉をガチャっと開けた。
今日は私が朝ごはんを作る日。なんだけど、、、。
めんどくさい。
なので想のところに行って朝ごはんをお裾分けしてもらいます。購買行き忘れちゃった。
想の部屋に行く途中で後ろからダダダッと走る音がした。振り返ると、茶色い髪でそばかすの女の子。
「あ、あの、女神さん!これ雷神くんに渡しといてください!」
「え、ちょっと!」
驚いて声をかけたが、ピューーっとどこかに行ってしまった。渡されたものを見た。
「手紙??」
、、、私は少女漫画のヒロインじゃないからわかる。これはラブレターだ。(多分)
急いでドタドタと廊下を走り出した。
「ラブレター??」
雷神が苦虫を潰したような顔で言った。
「そう!絶対そうだよ!雷神って特待生でしょ?そりゃモテるよ!」
キラキラと目を輝かせて雷神に言った。
それに続いてヴォルクも、
「すごいですね、雷斗さん。ラブレターなんか貰っちゃうなんて。」
チョロチョロと紅茶をティーカップに注ぎながらいった。
「開けてみないとラブレターかどうかなんてわかんないだろっ。」
恥ずかしくなったのか、顔を赤くして言った。それにヴォルクはすみません。とかえしたが、全然反省はしていない様子。
そしてピラっと封筒から手紙を出した。すると雷神の顔が引き攣っていった。
「え、マジで?」
私とヴォルクで覗き込むと、わぁっと2人で声をあげた。そこにはこう書かれていた。
雷神くんへ
いつも頑張っていてこんな私にも優しい雷神くんが好きです。
一回だけのわがままです。
今日、中庭の初代校長の像の前・放課後に待ってます。
「本当に、ラブレターだった、、、。」
一同ポカンとしながら十数秒が経った。
「で、行くんですか?」
ヴォルクも私と一緒で気になるのか、キラキラと目を輝かせて聞いた。珍しい。いつもトロンって感じだよね。
「、、、これ書いた人って、だれ?」
「えーっと、名前はわかんないけど、クラスで見たことある気がする。でも、茶色のストレートヘアで、そばかすがある子だよ。」
私が答えると、うーんと少し考え込んで、
「兎神さんか?」
「そう!」
さすが特待生。記憶力いいね。
「、、、でも、答えがどうだろうと行かなきゃ失礼だよな、、、。よし、行く!」
キッパリと決意して、くるりと私の方を振り返り、ものすごい迫力で、
「で、朝ごはんは?」
と聞いてきた。
私のおかげで雷神と私は遅刻。ま、お腹痛いとか言って誤魔化しといたけど。
そして席につき、雷神もだが、私も兎神さんに目を向けた。
兎神 兎羽歌。友達はいるに入るけどそんなに中心って感じじゃない。そしてやっぱり雷神のことをチラチラと見ている。
「ねぇ、兎神さんとなんか話したことあるの?」
「うーん、あ、でも先生になんかパシリにされて荷物めっちゃ持たされてたから『俺が持ちます。』って言った。特待生に持たせるのもなんかあれだったんじゃないか?そしたら治った。」
「それだよシンプルイケメン行為!」
ビシッと雷神を指して言った。
「何?そのシンプルイケメン行為って。」
小声でくすくすと笑い、すぐに授業に戻った。
そういや雷神はなんて答えるんだろ。気になって横顔をチラリとみたが、何を考えているのかわからない。どうなるんだろうな。
寮に戻ってすぐに、
「じゃ、行ってくる。」
と言った。行ってらっしゃーいといい見送って、自分の部屋で宿題をしようとすると、
「雷斗さんがなんて答えるか気になんないんですか?」
急にヴォルクが聞いてきた。
「い、いやそりゃ気になるから聞きたいけど戻ってきてからでもいいかなって。」
「付き合うことになったらどうすんですか?」
「めでたいじゃない。お祝いするよ。」
「本当に?」
「ほんと!」
そうすると肩をすくめて立ち去った。どこかホッとした様子で。
な、なんだったんだろ、、、。別に、雷斗には恋愛感情はない。でも、ちょっと寂しいかも。ま、どうせ今の生活は変わんないからいいや。
宿題をやろうと勉強机に向かった。でもやっぱり気になって手がつけられない。こっそりと窓から中庭の様子をのぞいた。すると2人の姿があった。
何話してるかは聞こえない。あぁ、ここが魔界なんだからそう言う魔法ないのかな。耳が良くなる魔法とか。
はぁ、とため息をつき、もう一度見ると、2人の姿はなかった。もう帰っちゃったのか。窓から離れ、勉強机に向かった。
あ、この前ヴォルクが教えてくれたのと同じようなのだ。やった。
ギィィィと扉の開く音がした。私はガチャっとあわてて部屋を飛び出した。
「な、なんて言ったの?」
私が急に聞いてきたため、びっくりした様子。そして、
「断ったよ。そんなに話したことないし。」
と言った。なんか、ホッとした。いや、そういうんじゃないけど、なんか雷神が離れちゃうような気がしたから。
夕飯購買で買って来たよー。って言ったら、お前やっぱ料理できないんだな。って言われた。ワイワイと楽しく話していた。
その様子を、ヴォルクが見ているとも知らず、、、。
今日は私が朝ごはんを作る日。なんだけど、、、。
めんどくさい。
なので想のところに行って朝ごはんをお裾分けしてもらいます。購買行き忘れちゃった。
想の部屋に行く途中で後ろからダダダッと走る音がした。振り返ると、茶色い髪でそばかすの女の子。
「あ、あの、女神さん!これ雷神くんに渡しといてください!」
「え、ちょっと!」
驚いて声をかけたが、ピューーっとどこかに行ってしまった。渡されたものを見た。
「手紙??」
、、、私は少女漫画のヒロインじゃないからわかる。これはラブレターだ。(多分)
急いでドタドタと廊下を走り出した。
「ラブレター??」
雷神が苦虫を潰したような顔で言った。
「そう!絶対そうだよ!雷神って特待生でしょ?そりゃモテるよ!」
キラキラと目を輝かせて雷神に言った。
それに続いてヴォルクも、
「すごいですね、雷斗さん。ラブレターなんか貰っちゃうなんて。」
チョロチョロと紅茶をティーカップに注ぎながらいった。
「開けてみないとラブレターかどうかなんてわかんないだろっ。」
恥ずかしくなったのか、顔を赤くして言った。それにヴォルクはすみません。とかえしたが、全然反省はしていない様子。
そしてピラっと封筒から手紙を出した。すると雷神の顔が引き攣っていった。
「え、マジで?」
私とヴォルクで覗き込むと、わぁっと2人で声をあげた。そこにはこう書かれていた。
雷神くんへ
いつも頑張っていてこんな私にも優しい雷神くんが好きです。
一回だけのわがままです。
今日、中庭の初代校長の像の前・放課後に待ってます。
「本当に、ラブレターだった、、、。」
一同ポカンとしながら十数秒が経った。
「で、行くんですか?」
ヴォルクも私と一緒で気になるのか、キラキラと目を輝かせて聞いた。珍しい。いつもトロンって感じだよね。
「、、、これ書いた人って、だれ?」
「えーっと、名前はわかんないけど、クラスで見たことある気がする。でも、茶色のストレートヘアで、そばかすがある子だよ。」
私が答えると、うーんと少し考え込んで、
「兎神さんか?」
「そう!」
さすが特待生。記憶力いいね。
「、、、でも、答えがどうだろうと行かなきゃ失礼だよな、、、。よし、行く!」
キッパリと決意して、くるりと私の方を振り返り、ものすごい迫力で、
「で、朝ごはんは?」
と聞いてきた。
私のおかげで雷神と私は遅刻。ま、お腹痛いとか言って誤魔化しといたけど。
そして席につき、雷神もだが、私も兎神さんに目を向けた。
兎神 兎羽歌。友達はいるに入るけどそんなに中心って感じじゃない。そしてやっぱり雷神のことをチラチラと見ている。
「ねぇ、兎神さんとなんか話したことあるの?」
「うーん、あ、でも先生になんかパシリにされて荷物めっちゃ持たされてたから『俺が持ちます。』って言った。特待生に持たせるのもなんかあれだったんじゃないか?そしたら治った。」
「それだよシンプルイケメン行為!」
ビシッと雷神を指して言った。
「何?そのシンプルイケメン行為って。」
小声でくすくすと笑い、すぐに授業に戻った。
そういや雷神はなんて答えるんだろ。気になって横顔をチラリとみたが、何を考えているのかわからない。どうなるんだろうな。
寮に戻ってすぐに、
「じゃ、行ってくる。」
と言った。行ってらっしゃーいといい見送って、自分の部屋で宿題をしようとすると、
「雷斗さんがなんて答えるか気になんないんですか?」
急にヴォルクが聞いてきた。
「い、いやそりゃ気になるから聞きたいけど戻ってきてからでもいいかなって。」
「付き合うことになったらどうすんですか?」
「めでたいじゃない。お祝いするよ。」
「本当に?」
「ほんと!」
そうすると肩をすくめて立ち去った。どこかホッとした様子で。
な、なんだったんだろ、、、。別に、雷斗には恋愛感情はない。でも、ちょっと寂しいかも。ま、どうせ今の生活は変わんないからいいや。
宿題をやろうと勉強机に向かった。でもやっぱり気になって手がつけられない。こっそりと窓から中庭の様子をのぞいた。すると2人の姿があった。
何話してるかは聞こえない。あぁ、ここが魔界なんだからそう言う魔法ないのかな。耳が良くなる魔法とか。
はぁ、とため息をつき、もう一度見ると、2人の姿はなかった。もう帰っちゃったのか。窓から離れ、勉強机に向かった。
あ、この前ヴォルクが教えてくれたのと同じようなのだ。やった。
ギィィィと扉の開く音がした。私はガチャっとあわてて部屋を飛び出した。
「な、なんて言ったの?」
私が急に聞いてきたため、びっくりした様子。そして、
「断ったよ。そんなに話したことないし。」
と言った。なんか、ホッとした。いや、そういうんじゃないけど、なんか雷神が離れちゃうような気がしたから。
夕飯購買で買って来たよー。って言ったら、お前やっぱ料理できないんだな。って言われた。ワイワイと楽しく話していた。
その様子を、ヴォルクが見ているとも知らず、、、。
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