29 / 117
第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「勇者様修行してください」「え、やだ」
しおりを挟む
兄はケイトさんが肩を貸そうとするのを見て慌てて立ち上がりました。私も兄の元へ駆け寄ります。
ケイトさんはお兄ちゃんに怪我が無いことを確かめると再度ナルルと呼んだ人を睨みつけます。
「な、なにって、ちょっとガキのお守りをしてただけで……」
たじろいでいます。おっきな男の人をケイトさんが睨みつけて怯ませています。可愛いのにすごい!
「ロットはまだ子供なのよ。あっ、ロットどこいくのよ!」
気づくと、兄は人混みをかき分けて走り去ってしまいました。ケイトさんはまだ文句を言い足りていないようでしたが、私の手を引きその場を離れます。
兄を追いかけていくと大きな建物が目に入り、その建物の前で、兄が座り込んでいるのが見えました。
「ロット、いきなり駆け出したら危ないわよ。初めての場所なのに!」
ケイトさんが心配しながら声をかけますが、兄は無視してただ座り込んでいます。すねていますね。ケイトさんもそれ以上何も言わず、私たちも座り込みました。
目の前の建物はギルドのものです。入り口の両脇に立つ剣士や魔法使いの石像がとても威風堂々としていました。兄はその石像や行き交う人にときどき視線をぶつけながらも、しょげていました。どのくらい待ったでしょう。
「お、待っててくれたのかい」
その時、ギルドの入り口から勇者様が現れました。勇者様はギルドに用があると言っていたのを思い出します。兄が勇者様に何をしたいのか、気になるところです。
勇者様を見つけるや否や、兄は立ち上がり駆け寄りました。
「勇者様、お願いがあります。俺に修行をつけてください!」
兄は勇者様に真剣な顔で頼み込んでいます。いじけていたので心配でしたが、まだ強くなりたいという気持ちが消えていないようで、私は少し安心しました。
「えー、やだよ」
えぇぇええ!?断るんですか?
「どうしてですか!俺はもう子供じゃない!強くなりたいんです!」
そうです勇者様、兄は子どもですが強くやりたいのは本当ですよ!
「でも僕こう見えて勇者だから忙しいんだよねえ……」
兄はその気持ちを勇者様にぶつけますが、勇者様は相変わらずのヘラヘラした表情です。
でも確かに、旅の途中でも猛ダッシュでどこかに行ってることがあったり、今もギルドに行ったりしているので忙しいの嘘ではないかもしれませんね。
でもそれだと兄が可哀想ですよお。
しばらく考えたのちに勇者様が指を立てると、兄の期待が一気に高まります。
「この街の東の洞窟、その奥に住むトワというおばあさんが住んでいるんだけど、人の才能を見抜くのが抜群にうまくてさ。会いにいってみる?」
「行きます!行きたいです!」
兄はとても乗り気です。前のめりに詰め寄る兄を勇者様は手で制します。
「でも僕も一応勇者だからね。ちょっと仕事をしなきゃいけない。片づけて戻ってくるには一月ほどかかるから、それまでは素振りや魔法の鍛錬でもして待っててね。ぜーったい僕がいないのに行っちゃだめだよ?」
じゃあね、と勇者様はそのまますごい速さで去っていってしまいました。兄は何も反論する暇なく、呆然としました。
「ということで私があなたたち兄弟の保護者になったわけだから、勇者様の言う通り鍛錬に励んで待っていましょうね」
どうやらケイトさんは事前に事情を聞いていたようです。街についてからは別行動でしたからその時にでもケイトさんにだけ伝えていたんでしょうか。
まあ兄は勇者様についていくと聞かなさそうですもんね。そしてそんな兄は一ヶ月待てをされてもどかしい思いをぶつける矛先がケイトさんにしか残っていないことを理解したのかケイトさんに向き直ります。
「ということでってなんだよ!なんで教えてくれなかったんだよ。俺も勇者様についていきたかったのに」
だからだと思います。
「だからよ。正直勇者様の仕事内容によったらあなただけじゃなく、私でも足手まといになることもあるんだから」
明らかに冒険慣れしているケイトさんでも足手まといになることがあるんですね!でもそんな危険な仕事って魔王を倒したりとかでしょうか?
ケイトさんの言葉に兄の勢いは収まりました。ただでさえさっき、ケイトさんの元パーティーメンバーの人にコテンパンにされたので言い返すことも出来なさそうです。
「でも、おれ……強くならなきゃ……」
尻すぼみに声が小さくなる兄はそのまま宿屋に戻っていきました。
残されたのは私とケイトさんです。目がバッチリ合いました。うちの兄がご迷惑かけてます。
「もう、ロットもまだまだ子どもね」
ケイトさんがつぶやきました。そういえば勇者様が宿のお金を払ってくれていましたがこれからはどうなるんでしょうか。一か月も宿に泊まるお金なんてありません。私には銅貨4枚……。
「あの、お金……」
私は有り金を差し出します。
「ソイルちゃんお金なんて出してどうしたの?」
ケイトさんは私と話すときはとっても優しい顔になってくれます。
うう。ケイトさん。私も兄もお金はありません。兄は剣を買わずに済んだので多少余っていますが、私のお金のほとんどがクマの形の飴細工に変身してしまいました。
宿屋一か月分も絶対ありません。私たち働かないと。九歳の私と十三歳の兄を雇ってくれるところなんてあるんでしょうか?
怪しい仕事しかなかったらどうしましょう?ああ、こんなことならもっとお小遣いを貯めておくんでした!
「えらく悶々としているのね。もしかしてお金のこと気にしてる?」
全力で頷きます。そうです!その通りです!ケイトさんも勇者様の人の気持ちを読むヘンテコな技を使えるようになったんですか!?
「なんか失礼なことを思われているような気もするけど、お金なら心配無用よ。勇者様適当に見えて既に宿代向こう一か月分支払ってくれているのよ。
それに食事代も。さすが勇者様というべきか太っ腹よね」
ああ、勇者様、人の心を勝手に読む変な人だと思っていましたが、見直しました!
「今度は勇者様にとても失礼なことを考えていないかしら」
「そ、そんなこと、ないですよお」
私そんな失礼な顔をしていたんでしょうか?
少し引き気味のケイトさんと私は兄を追いかけて宿に戻りました。
ケイトさんはお兄ちゃんに怪我が無いことを確かめると再度ナルルと呼んだ人を睨みつけます。
「な、なにって、ちょっとガキのお守りをしてただけで……」
たじろいでいます。おっきな男の人をケイトさんが睨みつけて怯ませています。可愛いのにすごい!
「ロットはまだ子供なのよ。あっ、ロットどこいくのよ!」
気づくと、兄は人混みをかき分けて走り去ってしまいました。ケイトさんはまだ文句を言い足りていないようでしたが、私の手を引きその場を離れます。
兄を追いかけていくと大きな建物が目に入り、その建物の前で、兄が座り込んでいるのが見えました。
「ロット、いきなり駆け出したら危ないわよ。初めての場所なのに!」
ケイトさんが心配しながら声をかけますが、兄は無視してただ座り込んでいます。すねていますね。ケイトさんもそれ以上何も言わず、私たちも座り込みました。
目の前の建物はギルドのものです。入り口の両脇に立つ剣士や魔法使いの石像がとても威風堂々としていました。兄はその石像や行き交う人にときどき視線をぶつけながらも、しょげていました。どのくらい待ったでしょう。
「お、待っててくれたのかい」
その時、ギルドの入り口から勇者様が現れました。勇者様はギルドに用があると言っていたのを思い出します。兄が勇者様に何をしたいのか、気になるところです。
勇者様を見つけるや否や、兄は立ち上がり駆け寄りました。
「勇者様、お願いがあります。俺に修行をつけてください!」
兄は勇者様に真剣な顔で頼み込んでいます。いじけていたので心配でしたが、まだ強くなりたいという気持ちが消えていないようで、私は少し安心しました。
「えー、やだよ」
えぇぇええ!?断るんですか?
「どうしてですか!俺はもう子供じゃない!強くなりたいんです!」
そうです勇者様、兄は子どもですが強くやりたいのは本当ですよ!
「でも僕こう見えて勇者だから忙しいんだよねえ……」
兄はその気持ちを勇者様にぶつけますが、勇者様は相変わらずのヘラヘラした表情です。
でも確かに、旅の途中でも猛ダッシュでどこかに行ってることがあったり、今もギルドに行ったりしているので忙しいの嘘ではないかもしれませんね。
でもそれだと兄が可哀想ですよお。
しばらく考えたのちに勇者様が指を立てると、兄の期待が一気に高まります。
「この街の東の洞窟、その奥に住むトワというおばあさんが住んでいるんだけど、人の才能を見抜くのが抜群にうまくてさ。会いにいってみる?」
「行きます!行きたいです!」
兄はとても乗り気です。前のめりに詰め寄る兄を勇者様は手で制します。
「でも僕も一応勇者だからね。ちょっと仕事をしなきゃいけない。片づけて戻ってくるには一月ほどかかるから、それまでは素振りや魔法の鍛錬でもして待っててね。ぜーったい僕がいないのに行っちゃだめだよ?」
じゃあね、と勇者様はそのまますごい速さで去っていってしまいました。兄は何も反論する暇なく、呆然としました。
「ということで私があなたたち兄弟の保護者になったわけだから、勇者様の言う通り鍛錬に励んで待っていましょうね」
どうやらケイトさんは事前に事情を聞いていたようです。街についてからは別行動でしたからその時にでもケイトさんにだけ伝えていたんでしょうか。
まあ兄は勇者様についていくと聞かなさそうですもんね。そしてそんな兄は一ヶ月待てをされてもどかしい思いをぶつける矛先がケイトさんにしか残っていないことを理解したのかケイトさんに向き直ります。
「ということでってなんだよ!なんで教えてくれなかったんだよ。俺も勇者様についていきたかったのに」
だからだと思います。
「だからよ。正直勇者様の仕事内容によったらあなただけじゃなく、私でも足手まといになることもあるんだから」
明らかに冒険慣れしているケイトさんでも足手まといになることがあるんですね!でもそんな危険な仕事って魔王を倒したりとかでしょうか?
ケイトさんの言葉に兄の勢いは収まりました。ただでさえさっき、ケイトさんの元パーティーメンバーの人にコテンパンにされたので言い返すことも出来なさそうです。
「でも、おれ……強くならなきゃ……」
尻すぼみに声が小さくなる兄はそのまま宿屋に戻っていきました。
残されたのは私とケイトさんです。目がバッチリ合いました。うちの兄がご迷惑かけてます。
「もう、ロットもまだまだ子どもね」
ケイトさんがつぶやきました。そういえば勇者様が宿のお金を払ってくれていましたがこれからはどうなるんでしょうか。一か月も宿に泊まるお金なんてありません。私には銅貨4枚……。
「あの、お金……」
私は有り金を差し出します。
「ソイルちゃんお金なんて出してどうしたの?」
ケイトさんは私と話すときはとっても優しい顔になってくれます。
うう。ケイトさん。私も兄もお金はありません。兄は剣を買わずに済んだので多少余っていますが、私のお金のほとんどがクマの形の飴細工に変身してしまいました。
宿屋一か月分も絶対ありません。私たち働かないと。九歳の私と十三歳の兄を雇ってくれるところなんてあるんでしょうか?
怪しい仕事しかなかったらどうしましょう?ああ、こんなことならもっとお小遣いを貯めておくんでした!
「えらく悶々としているのね。もしかしてお金のこと気にしてる?」
全力で頷きます。そうです!その通りです!ケイトさんも勇者様の人の気持ちを読むヘンテコな技を使えるようになったんですか!?
「なんか失礼なことを思われているような気もするけど、お金なら心配無用よ。勇者様適当に見えて既に宿代向こう一か月分支払ってくれているのよ。
それに食事代も。さすが勇者様というべきか太っ腹よね」
ああ、勇者様、人の心を勝手に読む変な人だと思っていましたが、見直しました!
「今度は勇者様にとても失礼なことを考えていないかしら」
「そ、そんなこと、ないですよお」
私そんな失礼な顔をしていたんでしょうか?
少し引き気味のケイトさんと私は兄を追いかけて宿に戻りました。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる